• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 卓也 議員
質疑・質問日:10/06/2009
会派名:平成21


○伊藤委員長
 休憩前に引き続きまして委員会を再開します。
 質問等を継続します。では発言願います。

○阿部(卓)委員
 それでは、本日の資料と10月2日の会見の内容に基づいてお聞きをしますが、9項目11問と質問数が多いので、わかりやすく時系列的にいきます。簡潔な設問もあるので、設問ナンバーを言いながらいきますので、メモを軽くとっていただいて、簡潔にお答えいただけると思います。
 まず、1項目め1番。平成21年1月の件をお聞きします。
 今回の事案の地権者の会見によると、平成21年1月、県職員3名と地権者が現場において強制収用の際の決裁書のコピーをもとに、国勢調査に基づくプラスチック杭をお互いに確認したということがありますが、これは事実に相違ないかどうか確認をします。

 2項目め、2−1です。平成21年2月13日に空港部がこの事案の伐採を行ったということです。
 この事案のエリアの立木は、伐採しなくても開港に支障がなかったと聞いてますが、たとえ県有地部分だけとしても、この時期に伐採を決断した理由は何なんでしょうか。またその伐採を決断したのは、決断をした責任者はだれなのか、お答えをいただきたいと思います。

 2−2、同じ2月13日です。この誤伐採をした面積が291平方メートルというのは、かなり広範囲でありますが、なぜここまで広範囲のミスが起こったのか。この現場の指揮をした責任者の過失は多大だと言わざるを得ませんが、1月に立ち会った職員が、この伐採現場にいたのかどうか確認をします。

 3項目め、これは期日にすると3月31日から4月1日ということになると思いますが、藤田所長は前任の小松所長からどんな引き継ぎを受けたか、確認をしたいと思います。
 まずこの地権者の所有地の件、どのような引き継ぎを受けたか。2つ目、8月に起こったササ竹の土地の件についてどのような引き継ぎを受けたか。そしてその他の調整事項があったのであれば、その調整事項についてどのような引き継ぎを受けたか。そして4点目は、周辺地権者とのあり方について、どういうあり方であるべしという引き継ぎを前任の小松さんから受けたのか。そして最後に上層部への報告体制のあり方、どうあるべしと受けたのか、その5点の引き継ぎ事項について、どんな内容であったかお聞きをしたいと思います。

 4項目め、5月26日から28日の件をお聞きします。
 4−1、5月26日に地権者から誤伐採の指摘があって、27日、28日に藤田所長と県職員1名が現地を確認したということですが、この職員は、先ほどと同じように1月の確認の際にも2月の伐採の際にもいた人間なのかどうか、それを確認したいと思います。

 続いて5項目め、6月23日の件をお聞きします。
 地権者立ち会いのもと、現地立ち会いにより境界についての了解を受けたと、きょうの文書にありますが、この地権者からの9月14日の申し入れ書によると測量図面等文書の提出が要請をされています。この作業がこの期間余りにも滞っているのはなぜなんでしょう。少なくても8月3日から7日に立木の調査を実施してますが、この間の6月23日から丸々7月いっぱいは、何を考えて何をしていたのか、お答えをいただきたいと思います。

 6項目め、これは7月中旬ということになると思うんですが、岩ア部長、前任の岩ア俊一部長からの引き継ぎの内容についてお伺いをします。
 現地事務所についてはどのような引き継ぎを受けられたのか、1つ目。2つ目、空港周辺地権者との交渉事についてどのような引き継ぎを受けられたのか。3点目、情報公開のあり方についてどのような引き継ぎを受けられたのか。4点目、立木問題の反省点についてどのような引き継ぎを受けられたのかお聞きをします。

 7項目めです。9月14日地権者からの申し入れ書についてお伺いをするんですが、こちらに添付されているこの申し入れ書を見ると、回答期限が9月20日となっています。ところが実際に回答したのは9月24日ですね。なぜ回答期限を守れないのか。これは信用を失う大きな問題だと思います。なぜおくれてしまったのか、お答えをいただきたいと思います。

 8項目め、9月24日の回答についてお伺いをするんですが、この回答後10月2日に申し入れ書が再度返ってきていますが、この間地権者ないしは弁護士さんとの間でやりとりがあったと思うんです。そこでどんなやりとりがされたのかお伺いをします。

 最後9項目め、10月2日の会見について2点お伺いをするんですが、9項目めの1、地権者の申し入れ書の中に、先ほど3番委員からも出ました小松前所長とのくだりについての問いかけがあります。このあたりの事実関係は委員会としてもつかんでおかないといけないと思いますので、どのような事実があったのか、これは事実なのか事実でないのか確認をいたします。

 それから、地権者によると、今回の件については公表しないつもりであったという一部報道がありましたが、もし水面下で交渉が進展していたのであれば、公表に至った経緯は何なんでしょうか。すなわち交渉決裂ということになるのでしょうか。
 ここまで地権者に不信感を大きくさせてしまった理由というのが、必ずあるはずです。やっぱり何らかの大きな問題ないしは障害が内包されてたと思うのですが、心当たりがあれば申し述べていただきたいと思います。以上です。

○岩ア空港部長
 まず、6−1の関係でございます。
 現地事務所との関係もしくは地権者の関係について、どのように引き継いだかということでございますけれども、現地事務所の引き継ぎにつきましては、昨年の議会にも大変御迷惑をおかけしました例の立木の問題につきまして一応経過説明を受けました。
 その間における事務所の役割、事務執行のあり方、これらについて前部長なりの見解を私自身がお聞きし、発生に至った経緯もしくはその後の対応について引き継ぎがございました。
 それから、地権者の引き継ぎにつきましては、主には支障物件のあった地権者とのやりとりについて、引き継ぎがありました。そのこと自体、私自身がこちらに平成21年4月1日着任した際に、前部長代理からもその点については引き継ぎをし、5月に合意に至ったといういきさつでございますけれども、その時点としてはそんな形で引き継ぎがございました。
 情報公開につきましては、やはり監査のほうで大分やりとりがございまして、前部長のもとで、今年度に入って報告をしてございます。その後の事務引き継ぎになりますので、それに対する前部長の情報公開のあり方についての引き継ぎはいただきました。

 それから、7−1の9月2日の申し入れ書の回答期限がなぜおくれたのかということでございます。
 これにつきましては、私のほうで9月24日に回答書案をお渡ししておりますけれども、仲介者のほうで9月20日と記載はされているが、9月20日は厳密な締切期限ではないというような趣旨の御発言をいただいてましたので、一応9月24日に素案を取りまとめてお送りいたしました。
 作業そのものは、この間たしか連休だったと思うんですけれども、その間作業をして素案が成ったのは24日。これ素案とはいえ空港部長単独で提案するというわけにはまいりませんので、当然のことながら上司である副知事の了解をいただいた上で回答案をお示ししてますので、そんな形で時間的にも24日が、私どもとすれば精いっぱいの期限でありました。
 その2つの理由で24日になった次第でございます。

○藤田静岡空港建設事務所長
 まず1つ目でございます。平成21年1月の境界の確認の件でございますが、現地に赴いて境界について調べましたところ、渡邉用地管理監につきましては平成20年4月に転勤をしておりまして、したがって平成21年1月には事務所には在籍をしておらなかったわけでございます。
 では、地権者とこの地域の立ち会いについて、いつ行ったのかと言いますと、平成19年6月4日に当地区の立ち会いを、渡邉用地管理監ともう1名の職員が、地権者と立ち会った事実がございます。

 それから、2つ目の1ですか伐採の理由ということになるわけですけれども、これにつきましては、管制塔からの見通しを改善するために伐採を行ったということで、責任者は当時の所長でございます。

 それから2−2、2月13日の伐採につきまして、291平米が広範囲であるということでございますが、全体面積1,100平米の中の部分でございまして、支障となる物件が存在した範囲が291平米だったということで、必ずしもこれが広範囲であったという認識は持っておらないところであります。
 それから、立ち会いをしていたかということでございますが、当時工事課長が現地において立ち会いをしておりました。

 次に、所長引き継ぎということ、3項目めとなりますけれども、そのうち3−1でございますが、今回の件につきましては、引き継ぎの中にはございませんでした。
 3−2ササ竹の件につきましても、5月の伐採以降でございましたので引き継ぎはなかったものです。
 それから、周辺地権者との関係につきましては、現在の交渉を続けている地権者については経過報告があったことと、今後についても丁寧な対応をすべきだという引き継ぎでございました。
 それから3−5、上層部への報告ということでございますが、特段項目を挙げての引き継ぎではありませんでしたけれども、この間の空港事務所への御指摘が、監査初めいろんなところからあったわけでございます。そういった点についても、今後十分な対応をするようにというような引き継ぎだったと思っています。

 それから次の4番目でございますが、5月26日に御本人からお電話をいただき、27、28日に私が御本人とお会いしておりますが、そのとき同行した職員は用地の職員でございまして、伐採時の立ち会い者と同一ではございません。

 次に5番目でございますが、6月23日以降ほぼ7月いっぱいはどういう活動、交渉をしたのかという質問だと思いますが、それにつきましては、7月に資料をまとめる作業は一方では進んでおりましたけれども、この間御本人のお留守の時期もございましたし、天候不順のために立木調査を実施することができなかったということがありまして、実質上、空白期間となったわけでございます。

 次に、最後の9番目の9−1、小松前所長とのやりとりの件でございますが、9月3日に現地の測量データの中間報告図面を本人にお見せをして、それまでの経過をお話をしたところでございます。

 それから9−2、公表した経緯につきましてでございますが、記者会見をやることになった経緯につきましては、県だけの判断ではなくて、関係者の方々に伺った上で公表することとしたわけでございます。御本人にもこの日に公表することを、電話で私のほうから当日のお昼過ぎだったと思いますが、お伝えをしたところでございます。以上です。

○岩ア空港部長
 8番目の9月24日の回答後、10月2日の申し入れまでどのようなやりとりがあったかというお尋ねでございますけれども、9月24日の回答後、再申し入れ書があるというお話は、仲介人から伺っておりましたけれども、私どもとしては2日の会見までには入手することができなくて、その内容は承知しておりませんので、再申し入れにつきましては、私どもとしては中身について待っていたという状態でありました。
 現在は再申し入れ書をいただいておりますので、これについて10月5日現在で受け付け処理をしております。この内容につきまして、現在事務所と一緒に内容について調査確認をしているところであります。

○藤田静岡空港建設事務所長
 申しわけございません。先ほどの一部答弁漏れと、それから一部訂正がございます。
 最初に2−2でございますが、21年1月に立ち会った職員が現場にいたのかという御質問に対して答えておりませんで、これにつきましては、21年1月に立ち会った事実がございませんので、その職員は現地には存在していません。

 同様に4番ですけれども、5月27日の現地確認のときに同席をした職員について、21年1月の職員かどうかにつきましても、今と同じことでございまして21年1月の立ち会いがありませんので、存在していないということでございます。以上です。

○阿部(卓)委員
 お聞きします。21年1月はなかったということですが、2月13日の伐採に工事課長のみが立ち会ったということであったならば、5月27日には工事課長が同席をして、こうこうこういう経緯で誤伐採をしてしまったという話をすべきだったと思いますが、それをしなかったのはなぜかお聞きをしたいと思います。

 それから、どうも先ほどからの議論の中で、前任の小松所長の責務、ここまで果たしてきた中での責任は大きいというふうに感じています。少なくとも2月の伐採を決断されたということでありますし、また藤田所長に引き継ぎをされる際に、今回の件の引き継ぎがなかった。それからササ竹の引き継ぎもなかったというのは落ち度であったと感じております。
 特に今回の件については、指摘があったのが5月ではありますが、その前に少なくとも平成19年6月に地権者立ち会いのもと渡邉用地管理監が場所を確認されているわけですから、ここのミスに関しては認めなければいけないと思いますが、いかがでしょうか。
 本人がいないので何とも言えませんが、確認をいたします。

 それから、この資料についている10月2日の再申し入れ書の最後の部分、「平成21年2月下旬ごろ、石雲院の檀家総代役員会で、当時の小松所長が空港の管制塔から見て支障になる樹木を切らせてほしいと発言した事実をお認めになるのでしょうか」というのがあるのですが、現時点で確認がとれていれば御発言を願います。とりあえず以上です。

○藤田静岡空港建設事務所長
 5月27日の本人との現地立ち会いに藤浪課長が居合わせないのはどういうことなのかということでございますが、26日の夜に電話をいただきまして、27日午前中に私と用地の職員と2名でお伺いをしたということでございまして、そのときはとにかく急いで、私がまず行って現場を見させていただくということで動いたためでございます。

 それから、小松前所長の引き継ぎの関係でございますが、今回の案件それからササ竹の案件がなかったことについては、当時はそういった問題が惹起していなかったということから、引き継ぎに上がってきていないと考えております。

 それから、同時に渡邉管理監が19年6月に立ち会っていたことについて報告が引き継げなかったかということですが、個別のそういう立ち会いなどの案件については、所長引き継ぎとして引き継いでいないというのが実態でございます。

 それから石雲院の件、再申し入れ書の最後の部分でございますが、先ほど申しましたように昨夜もらったところでまだ詳細に詰めていませんが、実際、小松前所長は石雲院の説明のときには同席をしていなかったというふうに聞いているところでございます。
 なお、その日にちについても、再申し入れの中で21年2月下旬ごろというふうに書かれておりますが、これについても21年2月ごろに総代会の役員会はもたれていないということも聞いております。いずれにしても現在、そこは調べているところでございます。以上です。

○阿部(卓)委員
 どっちにしろまだ不透明な部分が多いように感じますので、最後に意見と提案を申し上げますが、川の流れというのは、流れようとしていても、清らかな流れで流れようとしているときに自然の摂理や人為的なさまざまな出来事でよどんでしまうことがあります。組織もまたこれ同じだと思いますし、前向きで良心的な取り組みが多くある中で、そういうことが起こっているのであれば、これは余計不幸なよどみだと思っています。
 この一連の空港部関連の事件が起こったという事実を前にして、私は空港部のあり方として、速やかに組織の一新がなされるべきと痛感をしています。また多くの県民の皆様がそうお感じだと、この週末、地元でさまざまな方々からそういう御意見をお聞きしました。
 ぜひ、重く受けとめていただきたいと思います。これは意見といたします。

 それから、委員長に提案をいたします。
 現在、調査中のことも多いということで、今後知事が陣頭に立って調査に当たられるということですが、委員会としても、この事案については現地調査など開かれた調査の一助にくみすることも必要ではないかと思いますが、現地調査に限らず、何らかの形でくみするべきと思いますが、いかがでしょうか。最後に提案とさせていただいて終わらせていただきます。

○伊藤委員長
 提案については、検討させてもらいます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp