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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年6月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:赤堀 佐代子 議員
質疑・質問日:08/03/2009
会派名:自由民主党県議団


○赤堀委員
 皆さん、いい質問ばっかり出されるものだから、ちょっと私いいのかなと思いながら質問させていただきます。
 空港整備にかかわる件ですけれども、先ほども出ましたけれども、遠いところからのアクセス道路ということを非常に皆さん質問してるんですけれども、私の地元のほうですので、まだまだ地元のアクセス道が完成されてないんですね。南北道は一本は御前崎のほうから来るわけで、それはもうほとんど完成されたわけですけれども、東西に走る道路、これが菊川を通って空港へ行ったり、また東部のほうから空港へ来るという、それが予定している全体に対してどれくらい完成されているのかお聞きします。

 それから、河川もそうです。国道473号ができまして、それに伴って河川のほうにも影響が出てきておりますので、そういうことに対してのこれからの取り組みをどんなふうに考えているか。

 それから整備の中で、騒音対策ですけれども、まだ飛行機が飛び立つ前に地元との保障的な話し合いをされたわけですけれども、本当に開港してから、地元の人たちの騒音に対する意識というのが非常に変わってきているのか。それとも、そんなに問題なかったのか。
 この騒音対策は個々にやるのか。それとも、どこか何かいい方法で音を集めちゃって小さくするかというようなものがあるのかどうか、そんなことをお聞きします。

 それから中には違う人がいるかもしれないけれども、私たちは待ちに待った開港になったわけでして、開港してから予想もつかない事案があったのか。それとも、思っていた以上にすばらしい成果があったというのはどんなことか。もしそういうのがあったらお聞かせください。

 それから空港利用拡大で、一番機が飛び立とうとしたら、ほんとにこの空港初めからいろいろつまずきが多いなということを感じたんですけれども、これは空港の責任じゃないんですけれども、インフルエンザがはやってしまって、企業によっては海外へ行くなということで指令も出たようでして、それによるキャンセルがどれくらいあったのか。
 私たち議員団でもその空席を埋めるために、私も韓国へ行かせていただきましたけれども、キャンセルがどれくらいあって、その後の経過はどんなふうなのか。学校でも行こうとしていたと思うんですけれども、その影響はどんなふうだったのか、そんなことをお聞きしたいと思います。

○勝山空港部理事兼整備室長
 お尋ねの最初の1点目でございます。
 アクセス道路につきましてでございますが、東西の道路、空港部が所管して整備をしてまいりましたアクセス道路につきましては、榛原・吉田インターチェンジルートがまだ一区間が未完成のままで、今年度から建設部のほうで整備を行っていただいているところでございます。
 6番委員からお話もございました例えば菊川から空港のほうに向けての主要なアクセスになります県道につきましても、現在建設部のほうで整備を進めておりまして、近々これもいわゆる1次改良といいまして改良ができると、このように聞いておるところでございます。
 それから、東部のほうから空港にアクセスする道路につきましては、現在御案内のとおり、大井川に新橋を建設部がかけておりまして、これに接続する道路につきましては地権者の反対というようなこともございまして、現在土地収用法の適用まで考えておるというように建設部から伺っておりますが、これも近々でき上がるというように承知しておりますので、近いうちにそのアクセスも改善されるのではないかと、このように期待しておるところでございます。
 ただ開港して以来、我々としても開港前に道路案内標識については十分注意をして整備をしてきたつもりですが、いろいろ空港の案内のところでわかりづらいというような御批判もちょうだいしておりますので、現在それらについても空港部でできるものはする、それから各土木事務所に管内の標識についてのさらなる整備の依頼をして、それがさらに見やすくなるように、改善の策を進めておるところでございますので、これらをもってできるだけ利便性の高いアクセス道路にしていきたいと、このように考えておるところでございます。

 それから河川整備でございますが、静岡空港の開発に伴う関連する川としましては、湯日川と坂口谷川、それから勝間田川と3つの川がございましたが、いわゆる開発に伴う洪水――開発による水を受け入れるだけの、最低限といっては言葉が悪いですが、そこのレベルでの整備は平成18年度までに完了しております。
 ですので、これから以後例えばアクセス道路とか、周囲のものが開発されることによって整備が進んだ場合には、また改修も必要になるかと思いますけれど、当面空港が開港するに当たって必要な整備は現在までに済んでいると、このように認識しております。以上です。

○石田空港部理事兼空港管理室長
 航空機の騒音対策についてのお尋ねでございますが、平成19年8月に地元と結びました航空機騒音に関する協定に基づきまして、昨年は開港前の対策ということで、対象9戸のうち6戸の住宅の防音対策を行いました。このもとになっておりますのは、県が平成15年に発表いたしました需要予測に基づいてつくった騒音コンター70の中の住宅ということでございます。
 それで開港後のお尋ねですけれども、開港後実はどちらかといえば小型機が多いということで、地元の反応としては、そんなにうるさくないということでございますが、ことし8月――今月のお盆の時期、それからあとは冬休みの時期に地元に入りまして、1週間航空機の騒音を測定して、個々の対策についてはそのデータを基にして、新たに対策が必要かどうかということについてはこれから調査をしていくということで、地元とは調整を今済ませて、調査に入る段取りになっております。以上でございます。

○岩ア空港部長
 開港後予想もつかなかったことは何かということですけども、まず一番頭では理解してたんですけどもFDAが開港されたときに、知事が小松とそれから鹿児島空港を1日で往復して、3県の知事とお会いして帰ってこられたということは、これは従来の考え方でいきますと、4日分の仕事を半日でするというような形だったんで、大変石川県、鹿児島県これが非常に近くなったと。やはりこういうことは、これからの静岡県の発展にとって大変大きなインパクトになっていくんじゃないかなというのがまず1点と。
 もう1つは6月4日に開港いたしまして、1万5000人から1万6000人ぐらいの方に空港に御入場いただいた、あの小さなターミナルビルに御入場いただいたということで、やはり関心の高さをうかがわせるものがあったんじゃないかなということで、こういう方が全員飛行機を使うということはないんでしょうけども、まずターミナルビルに来ていただいて飛行機を見ていただいて、航空文化になれていただくということが、底辺拡大の1つのきっかけになっていくんじゃないかなという形で、そういう意味では、私ども裏方としましては、大盛況で御不便をおかけしたかもしれませんけども、やっぱり静岡空港の今後の発展の可能性を一つ示唆するものであったということで、大変うれしく思いました。以上でございます。

○岩城就航促進室長
 インフルエンザに関する影響はどうかという御質問であります。
 まず全国的な状況が、日本政府観光局――JNTOのほうでつい最近取りまとめられたという記事がございまして、7月28日に発表されたところによりますと、ことしの上半期――1月から6月までの訪日来客数、これは海外から日本を訪れていただいたお客様の数が、対前年比28.6%減ということで約7割にとどまったと。それから逆に日本から海外へ訪れる方が、こちらは9.1%減の719万人であったと。
 ただし、やはりインフルエンザの感染拡大などの影響ですね、ことし6月は最大の下げ幅となりまして、前年の6月に比べて21.3%減っていると。これは数年前、SARSの大流行のとき以来の低い大変な減り方だったという全国的な状況がまずございます。
 本県の影響については、具体的な数字としてはちょっと私ども把握はしておりませんけれど、中国東方航空のほうでは、開港前からの世界的な経済不況とそれから新型インフルエンザの影響という理由で、当初6月に就航を予定しておりました15往復のうち6往復を欠航するというような話もございましたし、またチャーター便で、マンダリン航空が台湾の台中から静岡への旅客を乗せてこちらへお見えになる、インバウンドのチャーター便が6月から7月にかけて6往復する予定だったものをすべて秋に回すというような影響が出ております。航空会社によれば、数百名単位のキャンセルが出たというお話も聞いておりますけど、具体的な数字については把握をしておりません。
 それで今後なんですけれど、今マンダリン航空が秋に延期をしたという話で、そのころ台湾とか中国のテレビを見ますと、日本国内では皆マスクをかけて歩いていると、そういうニュース映像が放映されたということで、日本は非常に危険な国だというような印象が出て、かなり来客数が落ち込んだ時期がありました。
 最近になりまして、先ほどの質問にもございましたとおり、今度は場所は高雄なんですけども、台湾のこちらは好調であるということで、かなり日本は危ないというイメージがおさまってきたのではないかなということで、数字的にも台湾の高雄からのチャーター便については、90%の搭乗率でお客様来ていただいてるということなもんですから、影響は徐々に薄まってきているのではないかなというふうに考えております。
 ただし、日本はまだこれから夏なんですけれど、その先秋から冬にかけて、インフルエンザが流行する時期についてどうなのかなという心配も各旅行業者がしておりますので、そうならないように祈るとともに、根本的にインバウンド、アウトバウンド双方の需要拡大を、県それから航空会社、それから関係の旅行業者等と連携を深め、そういう需要拡大策をとっていきますとともに、検疫体制の強化なども働きかけて適切な情報の提供に努めるなどして、ぜひお客様を呼んでくる。それから県内のお客様にも、海外それから国内各地に行っていただくと、そういう対策をとっていきたいなというふうに考えております。

○松井利用推進室長
 修学旅行等へのインフルエンザの影響でございますが、平成21年度の修学旅行で静岡空港を利用して韓国へ予定されていた学校が2つございましたが、そのうちの1つ県立の修善寺工業高校が、10月の旅行の予定なんですが、インフルエンザの影響を懸念して、韓国への修学旅行を取りやめております。以上でございます。

○赤堀委員
 御答弁ありがとうございました。
 アクセス道ですけれども、ぜひ改良の方向に進めていくということで、早急にお願いしたいと思います。

 それから河川もそうですけれども、先ほど言った3河川以外に、沢水加川っていうのが隣にあるんですけど、沢水加のインターに付随した川ですけど、そこもちょっと一度、あちらのほうへ通る機会がありましたら見ていただいたほうがいいではないかなということを感じておりますので、よろしくお願いいたします。

 それから騒音対策ですけれども、具体的に個々の家庭に対してはどういうふうなことを防音対策としてやってくださるのか。電話なんかが非常に聞き取りにくくなっちゃうということをお聞きしますので、そんなことでちょっとどんなふうなことをしてくださるのかお聞きします。

 それからインフルエンザですけれども、11月ごろになりますと2波が来る。この2波が怖いんだそうです。
 ですから、みんなでとにかく気をつけていかなくちゃいけない。手洗い、うがいそれから栄養状態が良ければ、まずそんなに怖いものじゃないんですけれども、その辺が心配されるところがありますので、2波の情報を早くキャッチしていただきたいなということで、その対策をしっかりとっていただきたいと思います。

 それから平成21年度、キャンセルが2つあったけれども、1つは修善寺の学校は取りやめてるということで、もう1つはこれから計画するんでしょうか。

 それで、先ほど部長からもお話がありましたように予想もつかなかったということは、本当にお聞きすると、ああそうだったんだなということを感じます。
 これも1つは喜びの中にも入るのかもしれない。思った以上の成果があったっていうか、それはインパクトが強かったということかなということを私なりに受けとめましたけれども、あそこの空港を見学に来る方が、本当に非常に多いっていうことを今聞きました。土日は本当に多いんですってね。それで1回来た人が二、三回来ることもあるそうです。
 それぐらい興味があるというか、次はビジターセンターの、あの近くのビオトープのところを見に行こうとか、何かいろいろ計画を立てて来てる人もあるようですけれども、そういったエコ空港との関係をもっとPRするといいんじゃないかなっていうことを感じましたので、お伝えしときます。以上でございます。よろしくお願いします。

○石田空港部理事兼空港管理室長
 徹底的な防音対策ということで、住宅につきましては、家族数によりますけれども、家族によって部屋数を決めまして、まず二重の防音サッシを入れまして、それとあとは空調機を入れる。それから換気扇のところを改良するということで、お宅によっていろいろ古いお宅、新しいお宅あるんですが、一応上限を300万円ということで、それで直接施工していただいた後に、県がその検査をした後で、その業者なりへかわって払うとかあるいはそういった形で、直接的なお金はなくてまず全部施工してもらった上できちんと検査をして払う、そういうようなことになっています。
 それからあと電話はあまり苦情で聞いたことないんですが、テレビなんかにつきましては、一応日本平から、航空機が飛んでいく方向とテレビの電波が交錯するところがあるもんですから、そういうところについては、定点調査を今年度するとともに、各お宅でテレビの映りが悪いようなところについては、直接私どものほうで調査者を派遣しまして事情を聞きまして、それで対策をとっていくというような形でやっております。

○松井利用推進室長
 韓国へ修学旅行へ行かれるもう1校についてでございますが、清水南高校の中等部が10月に予定どおり韓国へ行かれると承知しております。以上です。

○伊藤委員長
 それでは、ここでしばらく休憩します。
 再開は15時00分とします。

( 休 憩 )

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