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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 澄美 議員
質疑・質問日:03/07/2017
会派名:自民改革会議


○鈴木(澄)委員
 委員会説明資料の27ページで、歴史的公文書の選別、保存、公開機能の充実についてお伺いします。
 歴史資料としての価値のある公文書の選別については、国立公文書館の助言を得ることは非常に権威のある判断ということだと思います。
 まず、その基準がどうなっているかということと、国が関与するような非常に厳格なものであるとすれば、県内市町の同じような歴史的公文書がどのようになっているのか、これをどのように判断しているのかについて、まずお聞きします。

○藤法務文書課長
 歴史的公文書の選別の基準ですけれども、平成3年に国立公文書館の指導を受けまして、その選別基準を定めました。これは重要な県の計画だとか、条例の制定過程だとか、そういういろいろな十幾つの項目がございまして、それに基づいて選別しておりました。ただどうしても抽象的で人によっては判断が随分変わることがございましたので、今年度は選別体制の強化ということで、それをもう少し細かくわかりやすく具体的な事例を挙げた選別のマニュアルをつくりました。誰がやっても同じというわけにはいかないでしょうけれども、なるべくばらつきがないマニュアルをつくって選別の精度を上げることにしております。
 加えて、その選別基準だけでなく今度は外部の目、第三者の目も――これはもちろん我々がなれていないこともありますし専門的な知識が不足しているところもあります。そういう外部の専門家のお知恵をかり、選別をやりながらマニュアル自体をグレードアップしていく。あるいはそういうノウハウを得ていくために国立公文書館の方に御協力いただいて、御助言をいただいた上で、マニュアルをつくり、実際の選別の場にも来ていただいて御助言をいただこうと思っております。
 それからもう1点、県内の市町ということですが、申しわけありませんが、市町がどういう状態にあるのか情報としては詳細を持っておりません。ただ、我々もマニュアルをつくってある程度のノウハウを身につければ、いずれは市町ともそういう窓口をつくりながら一緒にやっていこうとは考えてはおりますが、具体的にはまだ明確にはなっておりません。

○鈴木(澄)委員
 市町の生い立ちも決して新しいものではなくて、非常に価値観のあるものがあると思います。県として捉えた中での歴史的公文書の考え方でいけば、当然県が国とのかかわりの中でいろいろな支援を受けて対象をつくっていることになれば、市町はそこまで意識があるのかないのかを含めながら、彼らはきっと悶々としているんじゃないかと思うんです。
 今のお話だと、そういうところで県の果たす役割がよくわからないんです。県は県で独自でやっていますよ、市町は市町でやっているんでしょうかの話ではなくて、やっぱり県全体でやるべきだと思います。委員会説明資料の2行目のところに、生涯学習を支える社会づくりとありますが、生涯学習というのはまさに県民一人一人の生活の場の中にあるものだと考えていますから、そういう意味では、今の御答弁の中では歴史的公文書の考え方が少しどうなのかなという感じがいたしますが、いかがでしょうか。

○藤法務文書課長
 まさに御指摘の点、もちろん我々がイニシアチブを持って指導していかなければならないところがあると思います。いかんせん静岡県自体が、他県と比べて歴史的公文書については少々おくれた部分がありました。今年度はそういうところを取り戻そうと、委員会説明資料の27ページにあるような取り組みをやりまして、ある面、一番下の検索機能の強化は国立公文書館と連携することができました。連携している県は今10都府県だったと思いますが、その中に静岡県は入ることができましたので、そういう意味では随分進めることができました。皆さんに見ていただく公開文書自体は全国でもまだ最低レベルですから、我々としてはそちらをもう少しふやして、アピールして皆さんにごらんいただくのがまずやるべきことかなと考えております。
 正直言って、まだ市町を指導するところまでなかなか手が回らないところがございますが、いずれはそういうこともやっていかなければならないとは考えております。

○伊藤経営管理部長
 若干補足させてもらいます。
 来年度、経営管理部の組織改編の中で、市町に対する支援部分の地域振興局が設立されることになります。そういった意味で市町に対する支援も必要だと思っていますので、今回、県が持っているノウハウである基準、マニュアル等につきましては、まず必要な情報提供をしたいと思っています。

○鈴木(澄)委員
 了解しました。
 状況的には厳しいところにあるけれども、これから一生懸命頑張っていこうという話だと思います。
 公開のところに、昨年度の取り組みの中では展示は県庁内と県立中央図書館だったんですが、先ほどの質問に絡めて、例えば市町の博物館などに出張的に、将来はそういう展示ができるような場も必要じゃないかと思うんですね。県庁や図書館に来られる人たちは限定されますし、ここにわざわざ生涯学習を支える社会づくりという言葉が出てくる以上は、もっと県民の近いところで見やすく、理解できるような環境をつくるべきだと思います。これからの取り組みだということは了承しましたけれども、ぜひともそういうことも関連して、先ほどの伊藤経営管理部長からお話があった中に、将来こんなふうに県と市町で連携してやっていこうではありませんかという提案があってもいいのかなと思います。ぜひともそこは御検討いただきたいと思います。以上で終わります。

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