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委員会会議録

質問文書

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平成21年2月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:03/02/2009
会派名:自由民主党県議団


○伊藤委員
 再質問が必要ないように、最初からばんばんやりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 まず1つ目なんですが、先ほど5番委員からもありましたように、ターミナルビル内の混雑状況に関しまして、これからかなりの詰めをやるというふうな白井室長の答弁がございました。何とかしてくださるんだろうとは思いますが、あそこを実際に見てみますと大変に不安を感じるわけですね。というのは、特に10時半から11時半の時間帯というのは、あの1時間で、そのときの様子をイメージしてみますと、まず満席であの時間帯にあそこにいらっしゃるお客様が615人ですよね。ざっと70%で400人なんですね。そうすると、その400人があの狭いところに押しかけて、まだフジドリームエアラインズと中国東方航空は入ってませんよ。全然入れないで、この時間帯は現段階でざっと70%で400人です。今度はその中の国際線だけ勘定してみますと、ざっと200人〜210人がCIQに関係するわけですね。そうしますと、果たして本当に大丈夫かなという気がいたします。
 そこのところ、先ほどから出てますように最初の印象というのはとっても大事だろうと思うんですね。何だ、あそこはとにかく飛行機で幾ら早く行っても、着いてからがもうだめなんだよという、または、先ほどから出てる、その後の道路の関係でも、あそこはとにかく飛行機に乗れば早くは着くんだけれども、その後がぐあいが悪いという話になったんでは、まことにぐあいが悪いことで。そうすると、実際、現段階でアシアナ航空と大韓航空の2つの国際線があそこの時間に集中してるわけですよね。そこの調整はどういうふうになっているのか、その進捗状況についてお伺いしたいと思います。ここには資料を見ますと、まだこの時間が決定したわけではないという注意書きがございますので、幾ばくかの期待を寄せてお伺いするわけなんですが、この関係、時間調整はどうなっているのでしょうか。

 それから、今度は第2点目なんですが、駐車場についてお伺いいたします。
 先ほど、これも5番委員から出されましたけれども、これも検討するということで安心はしてますけれども、例えば私のところに来た、先ほど写真を見せました札幌の雪まつりに出かけた方のメールなんですが、実際札幌に行くために4日間パーキングにとめて、一番安いところをインターネットで探したところ6,500円だったそうです。空港内のパーキングなら倍はするだろうというふうに書いてあります。実際調べてみますと、倍まではいかなくてもそれに近い金額がかかる――それで、その後今度はパーキングから空港まで30分かかったそうですよ。それで出かけていって、うちを10時に出て、それで千歳に着いたのが5時だったそうです。というふうなことを考えますと、これはもう富士山静岡空港に対する期待というのは非常に高いと。特に駐車場については期待がますます大きくなっていくわけですよね。
 そこで、実際行ったら――このあいだも視察のときに申し上げました――行ったらとめられなかったというふうな状況をどうやって防ぐのか。途中で、今の駐車場の状況というのを情報として流していただけるのかどうか。合わせて飛行機の遅延状況を流していただけないのかどうか。例えば、あそこのエリアでラジオで流していただくのが一番よろしいわけですが、SBSとかコミュニティーFMとかを使って、今こういう状況ですよと、それなら車がとめられるなとか、飛行機がおくれてるとか、それから車がとめられないなら一体どうするのかとね。途中での判断ができないことには、空港まで行ってしまってから駐車場がなかったというので、えーどうするのよというのでは、これは困るわけなんで、その点をぜひ御配慮いただきたいと思うのですが、現段階でどういうふうにお考えなのか、それについてお伺いしたいと思います。

 それからもう1点は、先ほどから出ている17ページの件なんですが、これについて2つお伺いいたします。
 まず、教育旅行の定義についてお伺いしたいわけですよ。教育旅行というのは学校教育旅行というふうに限定なんでしょうか。それが1点です。

 それからもう1つは、先ほど岩瀬部長代理からお話があった、富士山静岡空港サポーターズクラブ、現在1,700人ということですね。私は搭乗率に関しては日本航空に対する県の配慮はわかるわけですよ。というのは、困ったときに助けてもらったのに、その恩義というのも考えなきゃならないだろうなと。県を一つの人格として考えた場合、それから日本航空を一つの人格として考えた場合、これは恩とか仁義とかそういうものを考えますと、やはりここはそのつもりでかからなければならないだろうと。ただし、いつまでもいつまでもというわけではないので、その歯どめについてはこれから相談しなくちゃいけないとは思うわけなんですが……。
 そうして考えたときに、このサポーターズクラブというのの、この補助対象を見て、私は本当にびっくりしたわけですね。というのは、このサポーターズクラブというのは、団体で所属することができるのかどうか検討してくださったんでしょうか。
 あくまでもサポーターズクラブというのは、個人を対象にしてるのかどうか。もし個人を対象にしてる、団体は対象にしないということであれば、これは今までこの空港のために随分努力してきた県民レベルの団体ですね、例えば1番機に乗る会、2,000人いらっしゃいますよね、それから空港友の会ですね、1,000人いますね、はいばら女性の会、それから空港応援隊という、それぞれの県民レベルの団体が今まで随分この空港の開港のために努力してきた、それに対する恩義というのはどういうふうになるんですか。日本航空に対する恩義はわかります。でも、今まで県民レベルで一人一人がこれだけ努力してきたのに対する恩義というのは、丸っきりこれを見た限りはないじゃありませんか。そうすると、県が感じている恩義なんていうのは、これは一体本当なのか、うそなのかというふうなことになりますよ。
 実際、これインターネットができる人しか対象にならないわけでしょう。だとすると、実際今まで頑張ってきた人たちの1番機に乗る会のあの2,000人の所属会員の年齢層を見てくださいよ。あの中でインターネットができる人なんて一体何人いるんですか。そうすると、彼らに対する旅行代金の還元なんていうのは丸っきりないわけですよね。その点、どういうふうにお考えなんでしょうか。やはり、県民公平に還元できるというのでないと、私は納得できませんよ、これ。
 以上です。よろしくお願いします。

○白井経営管理室長
 まず、ターミナルビル内の混雑状況ということでございますけれども、御指摘のとおり確かに10時半から11時半ですと日本航空の札幌便、全日空の沖縄便、それから韓国の2本が集中をしている時間帯ということで、今各社が公表されているダイヤではそのようなことになってございます。
 それで、特に国際線のほうについて公表されているダイヤ、韓国線のアシアナ航空と大韓航空の時間差が10分差ということになっております。これについては、先ほどの答弁で小型機なので何とか対応ができるというふうには考えていると言いましたけれども、さすがにこの10分差というのは相当きついなという認識は持っております。
 それで、先ほども御答弁いたしましたけれども、1月にこの各社も集まっていただいた中で、入国管理局のほうから、国際線の10分差というのは、日本全国どこの地方空港を見てもそんな時間差で飛んでるところはないよと、相当苦労しますよということで、その結果がお客様へのしわ寄せになる。果ては空港の設置管理者である静岡県としては空港の評判を落とすようなことになっては困るものですから、県といたしましても就航されるエアラインさんに対して、お客様ひいては空港の利用者の利便を最優先にした運航計画を最終的に決定していただくようにということで、お願いをしてきているところでございます。
 最終的には、航空法に基づく運航計画を変更するという手続を各エアラインが国に対して行うわけですけれども、今のところ私どもの認識としては、6月4日富士山静岡空港が開港するということが確定をすると、各航空会社から正式に国に対して計画の変更の申請が出るというふうに理解をしておりますので、完成検査が終わり無事に合格をし、国に空港の供用開始の届けを出すまで余り時間はありませんけれども、ぎりぎりまでエアラインの皆様方に、とにかく利用者の利便を最優先にしたダイヤの決定をお願いをするように働きかけをしているところでございます。

 それから、駐車場についてでございますけれども、先ほど開港時の見学者が集中したときの対応につきましては、総務室長のほうからお答えをいたしましたけれども、私ども開港後、約2,000台の無料駐車場の中で、飛行機に乗るお客様が車を置くところがなかったなんていうことが、絶対発生しないように、まず何とか取り組まなければいけないというふうに思っています。
 2,000台の駐車場、駐車場誘導につきましては、指定管理者に委託をして誘導をしてまいりますけれども、メーンの駐車場からとめていき、駐車場の混雑状況によりまして、さらにはその日の残りの出発便の状況等も考えて、ある一定の時刻からは、例えば見学の方には御遠慮いただき、搭乗の方だけ駐車場に入っていただくような、そういうふうなことというのも今後考えていかなければならないなというふうに思っております。
 いずれにいたしましても、空港内の駐車場の混雑状況とか、さらには就航する便の早着とか遅延の情報につきましては、県と運営会社のほうで今空港のホームページの立ち上げも検討しておりますので、そういう中で御紹介をするとともに、携帯電話等でのホームページへのアクセス、そのようなことができるような方法というのも当然検討します。さらには、地元のFM局等へそのような情報をお流しをするようなことを検討をいたしまして、空港へお見えになって飛行機に乗る前に駐車場を探して時間をロスするようなことがないように努めてまいります。よろしくお願いします。

○犬丸利用推進室長
 まず、説明資料17ページの教育旅行の支援の関係で、教育旅行の定義についてお尋ねがございました。
 これにつきましては、学校が主催する教育旅行ということで考えておりまして、基本的には小学校、中学校、高校を基本に想定していますが、あと専門学校あるいは特別支援学校、そういったような学校を対象に考えているところでございます。

 次に、パック旅行促進事業費補助につきまして、サポーターズクラブの会員を対象ということでございます。
 このサポーターズクラブの会員募集は昨年の11月から仮登録ということで開始しておりますが、それに先立ちまして、このサポーターズクラブの概要について関係している団体にも事前に御説明に行き、相談をしているところでございます。
 御指摘のございました1番機に乗る会ですとか空港友の会といったような団体には、県としても大変お世話になっておりますので、あらかじめサポーターズクラブについては、メールアドレスを持っている方を対象にしてやらせていただくということについて御相談した結果、それぞれ代表者の方からも、そういうことで進めても構わないという反応であったというふうに我々のほうは受けとめております。
 御指摘のとおりメールアドレスが必要でございますので、パソコンを持っていてインターネットに接続ができるということが1つですが、もう1つは携帯電話でもメールアドレスはありますので、携帯電話があれば登録ができるということでございます。また、御本人が携帯電話等でメールアドレスをうまく使えないという場合には、御家族に相談をして御家族がサポーターズクラブに登録していただくと、そういったような形もあり得るのではないかということで、そういった点も含めて御相談をした上で、このサポーターズクラブの会員募集を始めたところでございます。先週から正式募集をしたところですが、現在、1番機に乗る会等の会員も相当の方がサポーターズクラブのほうにも登録をいただいているというふうに聞いております。
 このサポーターズクラブは既存の団体を決して否定するということではなくて、既存の団体はこれまで地元で直接顔が見える関係でいろいろな活動をされてきたというふうに思います。
 サポーターズクラブはメールアドレスを使うということですので、基本的には顔が見える関係というのはなかなかできにくいわけですが、一方でメールアドレスを使うことによって、多数の会員の方に一斉に情報提供ができると。またその情報提供はメールを送るだけですので非常にコストが安いということで、直接会員の方に郵便等で情報提供をすると非常にコストがかかるということもありますので、サポーターズクラブはメールアドレスを利用した多数の会員を対象とした仕組みでありますし、一方で空港の地元を中心に特定の方を対象とする団体というのは、これまでもいろいろと空港の応援という意味でお世話になってまいりましたし、開港後も実際に空港を使っていただくという、そういう応援団という意味では、県としても非常に期待をしているところでありますので、今後ともサポーターズクラブはサポーターズクラブとして運営をしてまいりますが、既存の団体との連携も強化して一緒になって空港を盛り上げると、そういう形を目指していきたいと考えております。以上です。

○伊藤委員
 ありがとうございました。最後の2点についてお伺いいたします。
 まず、教育旅行の件なんですが、教育には学校教育と社会教育とございまして、社会教育関係で、例えば同じ子供たちを対象としたボーイスカウト、ガールスカウト、それからスポーツ少年団。この交流について、例えば沖縄と藤枝のサッカー少年団というのは交流をしているというわけですよ。年3回行ったり来たりするというわけですね。その数たるや100人前後だというわけですよ。彼らが行ったり来たりするときに、これを見ますと、それじゃあ一体どこで援助していただけるのかといったときに、団体利用送迎バスしかないですよね。そうしますと、ちょっとこれって同じ子供たちを、将来この静岡県を担う子供たちを支援するという意味で、社会教育旅行も対象にしていただけないかどうかということを、まず提案しておきたいと思います。
 このあいだ韓国との交流をやってるサッカー少年団を持っているところもありましたよね、どこでした、袋井でしたか。そういうところもありますし。だとすると学校教育だけにこだわる必要はないんじゃないかなと。子供たちの団体、何人以上とか、これから検討すべきだと思うんですが、そういう子供たちも対象とするべきではないのかな。だから、学校教育と社会教育、例えばボーイスカウトやスポーツ少年団、子供会、というふうなそういうのと一体どこが違うんだろうかというふうに考えたときに、ぜひ社会教育旅行も対象にしていただきたいなというふうに思うわけです。
 これについて御意見をお伺いしたいと思います。

 それからもう1つなんですが、先ほどから犬丸室長の話を聞いてますと、メールアドレスを持ってないのは人じゃないというふうにしかとれませんよ、あなた、これ。あなたの感覚で考えていただくと、じゃあ家族を持ってないお年寄りがふえているという時代状況をみても時代錯誤も甚だしいと私は思うんですが、家族を持ってないお年寄りの方々、若い家族と同居してないおじいちゃん、おばあちゃんだってたくさんいるわけですよ。ですから、若い人の感覚だけで物事を考えるととんでもないことになってしまうと、こういうふうに言いたいわけですよね。
 メールアドレスを持ってる人たちに対してやれば金がかからないからそれでいきたいという、その意図はわかります。だけれども、じゃあそれを使ってなおかつ彼らをも包含するような方法を考えていただけないかというふうに提案しているわけですよ。例えば、じゃあ1番機に乗る会の会長が持ってるかどうかわかりません。でも、その中の事務局かだれか持ってる人がいらっしゃるでしょう。その人がサポーターズクラブの会員になっていれば、この人を通して、じゃあ例えば1番機に乗る会の会員のじいちゃん、ばあちゃん――アドレスを持ってない方々にもその情報が行くわけですよ。行く方法は彼らが自分たちで会費を出して維持してる会ですから、そのお金は会が持たざるを得ないわけですね。でも、それでもなおかつこの情報は会員には行くわけですよね。おわかりになりますか。そうやってメールアドレスを持ってない会員さんも、この補助事業の対象にしていただけないかと提案しているわけです。
 メールアドレスを持ってない人を全部カットしていくと。携帯電話でもつながりますから、携帯電話でメールアドレスなんて、あなた、どれほどのじいちゃん、ばあちゃんがやれるとお思いですか。でも冥途の土産に飛行機に1回乗りたいというふうなじいちゃん、ばあちゃんたちがこの会にいっぱい入ってらっしゃるわけですよ。そういう人たちを何の補助もなく切り捨てると、こういうふうにお考えなんですか。お聞かせください。

○岩瀬空港部理事(路線就航担当)(空港部部長代理)
 教育旅行につきましては、今、補助対象を一応学校にしてるもんですから、制度を少し検討する必要があるかなと思っております。
 それから、サッカー少年団なんかは市町の事業としてやっておる場合もあろうかと思いますので、例えばそうした場合には、先ほどの市町の交流の補助金の対象にはなってまいりますので、ちょっとその辺も合わせてどういう格好でできるのかどうか、少し検討させていただきたいと思います。

 それから、サポーターズクラブの関係でございますが、この制度を考えたときに、やっぱり一番問題に、課題になったのがそこでございまして。結局パソコン、メールを使えない方はどうするかということが大分議論になりまして、広報委員会の中でもその辺を議論した経過がございます。
 ただ個別に情報を発信をいたしますと、それだけで莫大な経費がかかりまして、やはり皆さんの意見は今の時代に即してメールでやりとりしたほうが経費が安く済んでいいんじゃないというふうなことがありましたもんですから、ちょっとそういう格好にさせていただいて、立ち上げに当たっては、やっぱり先ほどおっしゃいました1番機に乗る会、それから友の会の皆さんが地元でいろんな活動をしていただいているもんですから、そうした方をできるだけ受け皿にして入っていただきたいなということもありましたもんですから、御説明に伺って御意見を伺った経過もございます。
 そうした中で、やっぱり一番やりやすいといいますか、できるだけ多くの方に一遍に情報を発信する方法として、今回の形をとっておるわけでございますが、今委員がおっしゃいましたように、――前にもこれは一度御質問を受けたことがございますが――地元で一生懸命やってらっしゃる方に、できるだけたくさん入っていただいて利活用していただきたいというのが我々の考え方でございます。何かいい方法がないか、少し検討させていただきたいと思います。

○伊藤委員
 ですから、私はこういうふうに申し上げているわけですよ。サポーターズクラブの会員の対象となるのは個人及び団体とすれば、その団体のお一方がメールアドレスを持っていれば、全部そこの会員さんは含まれるじゃありませんか。情報はその会員がどうにかして流すでしょう、ということで、個人及び団体をその対象とすれば、このサポーターズクラブの会員というのはもっと膨れ上がって、県民挙げてという形がだんだんとれてくるじゃないかというふうに思うわけなんですが、以上、要望として申し上げておきます。

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