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委員会会議録

質問文書

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平成23年7月観光資源活用促進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:橋本 一実 議員
質疑・質問日:07/25/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○橋本委員
 幾つかお聞きしたいと思いますが、まず、初めに、常任委員会もありますけれども、この特別委員会は観光に特化した誘客等の問題に取り組むということで、県の最新の計画停電の回避の状況で情報がいただけたらなというふうに思うのが、まず1点。

 それと、海水浴の水質の検査をしていただいたのですけれども、海水浴のシーズンになりまして、安全宣言をしたということなのですけれども、地域では既にもう海水浴の放射能調査などに取り組んでいる地域もあったかと思うのですが、さらに、この海水浴場の安全宣言のPRをしなくてはいけないなというふうに感じているのですが、そのあたりの取り組みについて教えていただきたいと思います。

 それと、「ゴーゴー!キャンペーン」につきまして、この取り組みの参加施設数が、伊豆が569軒、全体では746軒、利用者数が861人ということで、ちょっと少なかったような気が、私は個人的にはしているのですが、このことについてはどう判断されているのか。それと県の観光情報のホームページ内のキャンペーン専用ページの訪問数、これも最初からこういうところに注視しながら取り組まれたのかどうか、そこを教えていただけたらと思います。
 あと、簡単で結構なので、「ゴーゴー!キャンペーン」に取り組まれた経過・経緯を私ちょっと存じ上げないので、そこを少し教えていただけたらと思います。

 そして、大商談会で先ほど出野部長からですね、大きな手ごたえというふうな表現があったのですが、どんなところで大きな手ごたえ――来場者ということもあるのかもしれませんけれども――そこを少し教えていただきたいと思います。

 それと、海外へのプロモーションなのですけれども、安全を情報発信をしていくということで、それで誘客につなげていきたいよということなのですが、現状そういう発信の中で海外ではどのような反応があるのか、そこもちょっと教えていただきたいと思います。

 それと、富士山静岡空港の関係ですが、県内の主要観光地への具体的な誘導策、それから誘客策、これについての状況を簡潔で結構なので教えてください。とりあえず以上です。

○植田観光振興課長
 「ゴーゴー!キャンペーン」につきましては、746軒参加いただいたのですが、6月現在で今1,600人程度ということです。これは少ないと思います。ただ、電話とかホームページのアクセス、こういったところで反響が非常に大きかったです。というところで、うちのほうも各旅館にいろいろ問い合わせました。その結果なのですが、県の「ゴーゴー!キャンペーン」のホームページ、そこからキャンペーン以外にもある各旅館が個別に持っているキャンペーン、そういったところにもリンクをはりました。そのため、「ゴーゴー!キャンペーン」のホームページから、各旅館の個別のさまざまなキャンペーンにリンクされていますので、そちらのほうの予約もかなり来たというお話がありました。
 これは御質問にもあったのですけれども、はじめからそういう考えか、ということなのですが、今までそういった県の観光協会のホームページから、各旅館のホームページに飛ぶというのはありませんでした。それをかなりたくさんの旅館に載せていただいて、各ホームページに飛ぶというのは、はじめからそういってやろうということで、それがうまくいって「ゴーゴー!キャンペーン」自体は余り伸びなかったのですが、かなり宿泊については寄与したのではないかと考えております。最近、主要の40施設程度に今の状況というのを聞きましたけれども、今、大体6月時点で前年の2割ぐらい低い水準だという話です。夏の予約ですが、これは前年の9割ぐらいではないかということですが、ただ、直前の予約もあるものですから、前年並みにいくのを期待しているという声がたくさんありました。ということでですね、これからもそれだけではなくて、ほかの取り組みも含めまして、なるべく前年を超えるようなことで取り組んでまいりたいと思います。
 あと、海外のプロモーションについてです。
 海外でも商談会等を行ったのですが、反応はですね、まず1つは、静岡県と福島ということで、どの辺の位置関係かが全然わからないというのが、もう一般の人だけではなくて、観光関係者の方々もそうおっしゃっていました。これは韓国、台湾、その2つで座談会と説明会をやったのですが、同じような反応でした。ですので、例えば、台湾については、静岡と福島が台北と高雄までくらい離れている、韓国ではソウルと仁川まで、ほぼ国を縦断するくらいに離れているというお話をしましたら、ああなるほどというお話をしていました。県内の観光地の状況についても映像も交えまして、普通に安全に暮らしているということで発信してまいりました。それを見ると報道と大分違うというお話を聞いたところです。そういったところで、なるべく現状をこれからも海外に向けて発信していきたいと考えております。
 また、もう1つ、ちょっと先に飛ばしてしまいましたが、大商談会についてです。
 大商談会につきましては、うちの予想している人数――こちらからも相手方も100名以上くらいということで取り組んだのですが、予想よりも大分多くなりまして、こちらからも相手側からも150人以上ということで、かなり反響がありました。また、観光の商談会だけではなく、説明会も行ってですね、静岡県内の観光地をかなり時間をかけて紹介しました。また、交流会では、その商談会でかなりたくさんの方が来られましたので、名刺交換できなかった方々についても、いろいろ交流をしていただきました。そういった中で、静岡のいいところも情報発信できたと思いますし、また、これからの富士登山などの情報などもかなりいろいろな提供もできました。そういったところで非常に反響がよくて反応がよかったということで、今後も中京圏などでも、どういったことにするか、今、企画中ですけれども、ほかの地域にもこういった商談会等を行っていきたいと考えております。

○藤原観光政策課長
 私からは、海水浴場の件についてお答えしたいと思います。
 海水浴場に関する放射線レベルの基準というのは、6月24日に厚生労働省から通知が出されて、セシウムは水1リットル当たり50ベクレル以下、ヨウスイが30ベクレル以下ということで基準が出ました、6月末に県では調査に入りまして、7月7日に緊急調査結果が出たということで、これそのものは観光ではなくて、くらし・環境部の環境局生活環境課――環境サイドでやってくれました。結果としましては、県が担当する42海水浴場については、すべて検出されなかったということで、そういう意味でよかったと思います。ついては、県内に多くの方が来られますので、静岡の海水浴場は安全ですから、安心して来ていただいて泳ぎくださいというようなことを、生活環境課や市とも協議しまして、例えば、観光ナビのホームページに載せるとか何か至急検討したいと思います。

○加藤観光局長
 「ゴーゴー!キャンペーン」の関係で、経緯ということですけれども、まず、3月11日の発災以後ですね、緊急にいろんな形でホテル・旅館組合の方々から県のほうに要望がございました。まず、計画停電の問題もございましたけれども、それにも増して伊豆に人が来ない。あるいは地域の方々の旅行動機がなくなったということで、大至急何とか手を打たなければならないということで、沼津での会合のときに伊豆観光推進協議会の方々にお集まりをいただきました。どんな対策ができるのかというお話をさせていただきました。そのときに、ともかく要はキャンセルが相次いでいる、これをどうしたらいいか、県としてどんな支援ができるかというお話をされましたので、県が支援するということではなくて、まず、みずからはどんなお考えですかということで、私ども約1日かけてお話をさせてもらいました。そういう中で、ともかく誘客促進をするにはどの方法がいいかということで、まずは県外というよりも県内の方々に交流をしていただこうということを考えて、伊豆も計画停電がこれからありそうだという中で、それでは西部・中部の方にまず伊豆に来ていただこうということを主眼に置いてやったのが、この「ゴーゴー!キャンペーン」でございます。やはり廉価な金額でやらなければお客さんは来ないだろうということで、「ゴーゴー」、いわゆる5,000円、これは国の被災者支援の1泊2食の金額でございますけれども、これに義援金の500円をつけた「ゴーゴー」でまずやろうと。東日本頑張ろうというタイトルをつけまして、それで「ゴーゴー!キャンペーン」。これには旅館のレベルがございますので、一概に5,500円全部ということはなかなかできないので、それではランクづけをしていこうということで、ホテル旅館生活衛生同業組合のほうにお願いをしてそのランクを決めていただく、ただ出発は5,500円から。そうなりますと、やっぱりホテルのほうがなかなか参加ができないと。御存じのようにホテルはB&Bでございますので、それではB&Bの1泊朝食つきの金額をさらにつけようということで、4,500円という数字をつけました。こんな経緯で、いずれにいたしましても、県内の旅館組合が何とかしなきゃいかんという中で出てきた話でございます。
 このPRをいったいどうしたらいいかというふうになったわけですけれども、今からすぐやるためには、やはり皆さんに希望を聞かなければならない。そういう時間もないので、まずは県の「ハローナビしずおか」の観光ページを使って、それで大々的にPRを打とうということで、その中で希望者を募っていくということをやったわけでございます。ですから、リーフレットをつくって配布するという時間がなかったものですから、県のホームページを使って、そしてそこで希望をどんどん聞いていったと。それが今の数字になったわけですけれども、今もやっておりますけれども、基本的には22日で我々は終了いたしました。今後第2弾の手をこれから打っていかなければならないということで、今、旅館組合それから観光協会等お話をしているところでございます。そういう経緯がございます。いずれにしましても、ホームページでの取り組みというのはそんな形でさせていただきました。この2点は以上でございます。

○出野文化・観光部長
 何点か答弁漏れもしたようですので、まず、計画停電に対する対応ということでございますけれども、富士川以東が3・11以降、計画停電に入ったということで、特に伊豆地域を中心として非常にキャンセルが相次いだという状況にございました。県内全域では約40万人のキャンセルがあったわけですけれども、内の約30万人が伊豆地域だったと。その主たる理由は、やはり計画停電があるということで、なかなかホテル、旅館等も営業がしづらいという状況。それと、もう1つ大きかったのは、やはり「踊り子」がとまってしまったということが、非常に大きい状況でございました。これに対応して、すぐ東京電力に対しては、計画停電の計画的実施というのも変なのですけれども、とにかく時間を決めてもらわないと、前の日の夕方に言われても対応できないということもございまして、そういう話もいろいろ東電側ともいたしました。
 現時点におきましては、計画停電が何とかなしでいけるだろうということで、そのかわりと申しましてはあれなのですけれども、これは観光関係だけではなく全産業にかかわる話でございましたけれども、いわゆる節電というものを今まで余り考えなかった旅館・ホテルが、計画停電を機に節電というのを非常に考えるようになった。旅館、ホテルの経営者の方とお話をいたしますと、やはり今まで、例えば、旅館とかホテルは非常に極端に言うと寒い夏の状況にあったのですけれども、やはり適切な温度であるとか、あるいは不要なところの電気を消灯させるとか、そういった反面教師ではないのですけれども、非常に省エネ・省電ということでは意義があったかなというふうに考えているところでございます。
 それから、海水浴の関係でございますけれども、先ほど観光政策課長が御答弁申し上げましたように、県内の海水浴には問題はないと。これはもうこの時期ですので早急にいろんな媒体を使いながら、先ほど申し上げた風評被害対策というのは、必ずしも海外ばかりではなくて、実は風評というのは国内にもあるわけですね。例えば、お茶が出たであるとか、そういうことだけでも非常に風評が広がっておりました。当時で言いますと、例えば、今、下田できんめ祭りというのをやったわけですけれども、実は、金目鯛というのは意外と房総沖で採れるんです。房総沖で採れる金目鯛は非常に福島に近いということで、下田であがる、あるいは東伊豆であがる金目鯛が、危ないのではないかというような風評があったわけです。これも、これが東伊豆あるいは下田の近海で採れたものだということをきちっと伝えることによって、安心して食べていただくと。やはり風評というのが非常に怖いということで、海外ではかなりひどい状況だったのですけれども、国内でも同様の状況があったと。これは、やはり安全であるという情報を、いろんな手段を使って出していかなければいけないというふうに考えているところでございます。
 それから、空港から県内各地への誘導ということでございますけれども、とにかく団体でお見えになる方に対しましては、当然のことながら観光バスなり何なりがついておりますからいいのですけが、特に韓国を中心とした最近の個人旅行客の方、この方々が、空港の観光案内所なんかで日報を見ていますと、ほとんどノープランで静岡にお見えになる。要するに空港に降り立って単純に富士山に行きたい、伊東へ行きたい、熱海に行きたいというような、そういうお客さんが結構いらっしゃる。そこで案内所では、きちんとしたルートの御説明をしながら、やはり個人のお客さんですと、金に糸目をつけないというお客さんも中にはいらっしゃいますけれども、安いところで行きたいというお客さんもおりますので、第一義的には空港案内所できちっとした御案内ができるようにしております。空港案内所では、県内各地の情報をすべて網羅しておりまして、各市町の観光協会とも連携しながら、旅行者のニーズに沿った御案内をするようにしているということでございます。

○橋本委員
 御答弁いただきましてありがとうございます。
 幾つか意見と言いますか、御答弁いただいた中でお話をさせていただきますけれども、まず、計画停電について、観光地は真っ暗になってしまうと、やっぱり観光地じゃなくなってしまうのですよね。やはりお子さんとかがせっかく観光地に来ても、そういう心配となるともう予約をしないと。そういうことから大きなキャンセルが、特に伊豆にはあったなというふうに思っているのですが、観光というのは本当に生き物だと思っていますので、スピーディーな情報が必要だということで、観光地だけではないですけれども、できるだけ積極的な情報発信をしていただきたいなというふうに思っております。

 また、6月の定例会でも部長さんから、本当に観光はこれから待ちではなくて攻めていくと、大変頼もしくてうれしいなという発言を私感じました。水質検査のことは、本当に私はもっと攻めると言いますかね、国の指針がということでああいうことになったと思うのですけれども、もっと積極的に県がやらなければいけないのではないかなというふうに思っていました。これ、海水浴の問題だけではなくて、これから夏が終わってピークが過ぎて今度秋に向かって、これから「ゴーゴー!キャンペーン」も第2弾という形でというお話がありましたけれども、すぐに計画をどんどん進めて、なるべく今回の被災の痛手が薄らぐような施策を、積極的にやっていただきたいなと要望しておきます。

 それに関連して、インターネットの使い方なのですけれども、先般私たちの会派でも伊豆半島の被災の状況を視察で回ったのですが、インターネットの整備が非常におくれていると、光に関して。情報発信したくてもなかなかまだ発信できないというような個人の経営者の方たちの意見もありました。今、旅館、ホテルもインターネット予約が非常に多くなってきているということで、直近まで予約がいっぱいにならなくてもですね、ネットで探していろいろ情報収集している中で、料金を勘案しながら予約をするなんてことが多くなってきているということなので、その辺も何らかの県としての補助政策というか、そういうことも考えていただきたいなというふうに思っています。また、インターネットだけではなく、インターネットの1つのやり方ですけれども、ツイッターとか、今、フェースブックですか、こういう使い道も県のほうとしてもやり方はいろいろあると思うので、観光というのはもう地域間競争というか、とにかく積極的に情報発信したほうが勝ちだと私は思うので、ぜひその取り組みもお願いしたいと思います。

 それと、大商談会で大きな手ごたえをという話を伺っているのですけれども、何で今までそういうことをやらなかったのかなと。正直疑問だなというふうに感じたのですけど、ぜひ継続的にやっていただいて、そういう業者さんとのパイプをかなり太くしていただきたいなと。本当に待ちではなくて攻めだなというふうに私は思うので、その辺をよろしくお願いします。

 あと、富士山静岡空港からの具体的な誘導施策と言いますか、県内の主要観光地ですけれども、まだまだやり方はたくさんあるなと私は思っているので、ちょっときょうは余り細かなことは言いませんけれども、個別な提言もしていきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

 それと、ちょっと話はまた戻ってしまいますけど、海水浴場の安全宣言というか安全PR、これまだ知らない方も結構いますので、夏のシーズンに入ってしまっていますけれども、やっぱり直前で情報収集する方は多いので、県内の海水浴場はもうすべて安全だということを、もっと声高らかに言っていただきたい。そういう要望で終わります。

○小野(登)委員長
 それは要望でよろしいですね。
 ちょっと12時に近くなりましたので、ここでしばらく休憩をいたします。再開は13時15分にお願いいたします。

(休 憩)

○小野(登)委員長
 休憩前に引き続きまして、委員会を再開いたします。
 5番委員より遅れるとの申し入れがございましたので、ご了承ください。
 それでは、質問を続けさせていただきます。

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