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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:10/01/2021
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 私から、分割質問方式で公園緑地課関係の質問をします。
 まず最初に、コロナ禍における県営都市公園の経営についてお尋ねしたいと思っています。
 8月の萬延防止を受けて、その後の緊急事態宣言等々を受けておりますけれども、公園等の県営施設は昨年のゴールデンウイークの期間中は、ほぼ全ての施設で駐車場も含めて閉鎖されました。しかしながら、県及び指定管理者、県民の新型コロナに対する考え方が昨年と今年ではだいぶ変わってきていると思っています。
 今年の9月に発令された緊急事態宣言下において、またはその前のまん延防止等重点措置に関して、公園緑地課が所管している県営都市公園の施設の運営状況や、今後こういうコロナ禍になった場合、緊急事態等々が発令された場合どういう考え方の下、運営をしていくのか方針についてお尋ねしたいと思います。

○伊東公園緑地課長
 コロナ禍におきます県営都市公園の運営についてお答えいたします。
 県の7公園のうち愛鷹広域公園、草薙総合運動場、小笠山総合運動公園の運動施設につきましては、国の指針及び県の対応方針に基づき閉園時間を通常21時から20時に変更いたしました。またイベントの開催制限といたしまして、施設収容定員の5割以内かつ5,000人以下としております。
 浜名湖ガーデンパークにつきましては、県西部地域のみならず愛知県東部からも多くの来場者が来ている状況です。緊急事態宣言の発令を受けて近隣類似施設である浜名湖フラワーパークが閉鎖を決定したことから、ガーデンパークの開園を継続しますと観光客が集中して密な状況が避けられないため閉鎖しています。
 また、富士山こどもの国につきましては若年層の感染者数の増加や県東部地域の児童クラブにおけるクラスター感染が確認されたことから、子供同士の接触をできるだけ避けるために施設を閉鎖しております。
 今後も、緊急事態宣言等が発令された場合はこれまでと同様、国の指針や県の方針に基づき適切に対応してまいります。

○竹内委員
 昨年2回ぐらい補正予算を組んでその指定管理者に対して――指定管理者から言わせると予定していた売上げが達成できないということで――補塡という言葉がいいか、協力金という言葉かもしれませんけれども予算を組んだ記憶がありますけれども、今年度もそういう考え方に立ってよろしいんですか。

○伊東公園緑地課長
 昨年は国及び県から、どちらかというと要請した状況です。
 今年につきましては、国の方針なり県の方針をお示して指定管理者に判断してもらっています。補塡の話は指定管理者からも出ておりません。

○竹内委員
 出た場合はどうするんですか。

○伊東公園緑地課長
 県としての方針はまだ決まっておりませんので、公園につきましては現段階では補塡するつもりはございません。

○竹内委員
 お互いに苦しい懐事情があるのかもしれません。よくお互いを思いやりながらも、基本的な考え方を大事にしながら、ケース・バイ・ケースだと思っていますんで、お互いの信頼関係を大事にしながら対応をしていただければと思っています。

 次に、昨年も建設委員会に所属させていただいて、12月議会に同じような質問をしているんですけれども、ガーデンパークにドッグランを設置したらどうでしょうかと提案させていただきました。
 そのときにも申し上げたんですけれども、ガーデンパークのある浜松市は愛犬家が多い地域で、わんこ――犬の登録世帯数が2014年から政令市の中で5年連続で1位という統計も出ております。
 場所柄、浜名湖の観光促進等々を考えた場合に浜名湖ガーデンパークにドッグランを造るのも1つ案ではないかと思っています。約10か月間、検討すると回答を頂いていますけれども、その後この事案でどのような協議をされてきたのか。そして今後どうしていく可能性があるのかお尋ねしたいと思います。

○伊東公園緑地課長
 浜名湖ガーデンパークのドッグランの設置についてお答えいたします。
 現在、浜名湖ガーデンパークでは愛犬にリードをつけていれば花の美術館や中央芝生広場の一部を除きまして広い敷地内を花や緑に触れあいながら愛犬と一緒に散策ができるようになっております。休日ですと1日当たり400頭の犬が来園している状況になります。
 また近年、浜名湖周辺では新東名サービスエリアや渚園でドッグランが整備されていることから、浜名湖ガーデンパークにおいても試験的にドッグランを設置し愛犬家や公園の利用者に対してアンケート調査などを実施して導入の可能性を検討するとともに、本格的に設置する場合の規模や課題、運営管理等について検討してまいります。
 今後の利用者の声もよく聞いて、愛犬家の方にはマナーを守っていただきながら、指定管理者と協力し様々な方に浜名湖ガーデンパークをより一層快適に利用していただけるよう取り組んでまいります。

○竹内委員
 そのドッグランはいつ頃から、どのぐらいの広さをもって試験的に開設するのか伺います。

○伊東公園緑地課長
 時期につきましては、11月12日の金曜日から14日の日曜日の3日間を今考えております。
 場所につきましては、浜名湖ガーデンパークの駐車場の北側の緑地広場に小型犬のエリアとして225平米、サイズ的に言いますと13メートル掛ける約15メーターぐらいです。
 あと中型、大型犬用に20メーター四方、約400平米と、合わせて625平米を考えております。

○竹内委員
 11月は雨が少ない時期ではありますけれども、試験的にやったらずっと雨でしたということも考えられますよね。期間に関しては少し幅広に考えて、告知をしたほうがいいのか、しないほうがいいのかもまたいろんな考え方があると思いますので、魅力を向上させるためにはどうしたらいいのかという観点に立って、期間や告知も考えていただければと思っています。

○坪内委員長
 ここで、しばらく休憩したいと思います。
 再開は13時30分とします。

( 休 憩 )

○坪内委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開いたします。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○竹内委員
 それでは、遠州灘海浜公園篠原地区における野球場整備につきまして、大きく分けて2項目、一問一答方式でお願いします。
 昨年コロナ禍の中、遠州灘海浜公園篠原地区の構想から計画に対してコロナ禍を踏まえた見直しがありました。このコロナ感染症の拡大を阻止するために野球場の在り方はどのような結果になるつつあるのか教えてください。

○伊東公園緑地課長
 遠州灘海浜公園につきましてお答えいたします。
 現在の見直し作業につきましては、当初は主要な施設への現場調査や関係者との対面ヒアリングを実施する予定でしたが、9月時点で本県が緊急事態宣言下のため実現できなかったことから急遽アンケート調査と電話やメールでの聞き取り調査に変更いたしました。
 現在は、アンケート調査と聞き取りを終えまして、見直し結果を12月議会にお示しできるよう取りまとめ作業を進めているところです。
 調査検討業務の結果を踏まえまして、公園配置計画に関する比較検討プラン原案の見直し案を早急に取りまとめ12月県議会にお示しするとともに、県のホームページや広報誌等で公表いたしまして県民の皆様から御意見を頂きたいと考えております。
 また、見直しに引き続き、基本計画策定に向けた作業を切れ目なく進めるために適切な時期に基本計画策定に関わる予算を計上させていただきたいと考えております。

○竹内委員
 先日テレビを見ていたら、ソフトバンクが新たなスポーツ観戦体験の実証実験で、バスケットBリーグの開幕戦で顔認証ゲートの報道がありました。
 チケットを渡すことなくやるということで、遠州灘海浜公園篠原地区だけではなくてエコパや草薙や様々な公園緑地のイベントを含めた大会にも非常に効果的じゃないかなと思いますけれども、この件は承知しているのか。そしてどのように感想をお持ちか伺います。

○伊東公園緑地課長
 ソフトバンクが、バスケットのBリーグで今年度9月30日から10月2日にかけて沖縄アリーナで実証実験をやっております。
 この顔認証はチケットレス、キャッシュレス、待ち時間の削減であったり非接触によるコロナの感染率の低減といったことに非常に役立ちますので、県有施設でも十分に検討できると思っております。

○竹内委員
 ぜひ様々な情報、訪問ができなくてもできることはあると思っていますので、研究をしていただければと思っています。

 あわせて、平成29年12月に浜松市の大型スポーツ施設調査特別委員会に浜松市側から様々な観点でこの篠原地区に野球場、大型スポーツ施設を造るのが可能であるという結論が議会で出ていますけれども、その項目の中で騒音問題とか気象――風の問題、あるいは塩、砂ということを有識者の方を含めて項目ごとに調査結果を出しています。
 事業主体である県としては、こういう項目ごとの調査を今後するのか、あるいは浜松市が使った調査をそのまま使用するのかにお尋ねしたいと思っています。

○伊東公園緑地課長
 浜松市が平成28年度に自然環境調査を含めて、3番委員がおっしゃった調査をやっていることは存じ上げております。
 その中で、騒音につきましては近くの病院とか、あと塩害につきましては例えば塗装環境のグレードを上げたり、砂も同様だと思います。
 一番問題になりますのが照明で、浜松市の検討の中でも結論がなかなか出ておりません。浜松市の調査報告書ですと、影響はあるものの各種対策を施せば遠州灘海浜公園に野球場施設の建設は可能であると当時はそう位置づけております。
 ですので、照明とかアカウミガメの問題につきましては、今後県としてはもう少し掘り下げて検討する必要があると思っております。

○竹内委員
 質問の趣旨が、塩害とか風とか環境とかそのカテゴリーごとに、県として浜松市から出たものを運用するのか、新たに作成するのか。まずは光の関係以外でお尋ねしようと思っています。

○伊東公園緑地課長
 浜松市が検討した資料につきましては、そのまま使えるものは使います。例えば風ですと、その後の風速であったりいろいろ変わっております。
 ですから、一番最新の情報をもって、もう一度確認、検証する作業は必要だと思います。

○竹内委員
 どのような施設の規模とか仕様という大前提に、自然環境等々は少し整理する必要があると思います。誰もが納得するものを書面化する必要があると思っていますので、よろしくお願いします。

 次に光の問題です。アカウミガメに対する、篠原地区に建設が予定されている野球場の関係についてお尋ねしたいと思っています。
 9月13日に、我が会派の方10名以上と交通基盤部の関係者の方々と一緒に日没後の暗い中、アカウミガメの生まれたばかりの赤ちゃんの亀が砂浜に置いたときにどちらの方面――海に向かって正常に動くのかそうじゃないのかを地元のNPOの方々の協力を得て拝見してきました。
 浜岡から湖西まで続く遠州灘におけるアカウミガメは、静岡県の希少動植物保護条例において絶滅危惧種1A類に指定されています。
 アカウミガメと光の関係は非常に難しくて、この光は影響ありますかと亀と話は当然できませんのでどういう光がいいのかとかいろいろあると思います。私自身もそのNPOの方と直接いろいろな話をさせてもらっています。
 光の研究を県としてもしなければいけないと思っていますけれども、今までどんな調査、あるいは試みをしているのかまずはお尋ねしたいと思います。

○伊東公園緑地課長
 アカウミガメの生態など学術的な知識と照明施設の技術的な対応につきまして調査を始めました。
 まず、先ほど3番委員がおっしゃったように9月13日にNPOと光の調査も確認いたしましたし、優れた光技術を持つ企業で実際に照明を製造しているメーカーにヒアリングを実施いたしました。ヒアリングを実施し始めたところなのでまだ分析まで至っておりませんけれども、やはり光の影響があります。6月の委員会のときに照明にルーバーをつけて光を少し抑えるという説明をさせていただきましたけれども、近年ですとさらに一歩踏み込んだ技術もあると伺っております。
 ですから、県といたしましては関係する新しい技術を使ってもう一歩踏み込んで検討していきたいと思っております。

○竹内委員
 それを受けて、光だけではなくて今後計画を策定するに当たって、担当課としては先進事例として――国内で人の交流も抑制が大分和らいできていますけれども――どちらか視察をする予定等々はありますか。

○伊東公園緑地課長
 緊急事態宣言も解除になって、やっと現場に出向くことができます。今考えておりますのが、岩手県と盛岡市が今実際に野球場を中心とした公園施設を整備しております。そちらに出向いて調査することを今調整しております。

○竹内委員
 光の関係は、この1か月、2か月でこの光源だったらアカウミガメの生態に影響がないという結論を確定するのはなかなか難しいのではないかなと個人的には思っています。とはいえ今年度の早い時期に計画をという発言も当局、あるいは知事からも出ています。
 そんな中で、風、塩、あるいは騒音の問題、何よりも光の問題を解決するには屋根つき――英語で言うとドームの、野球場の上に屋根を張ることも考えなければいけない時期に来ているのかなと思っていますが、その点に関する所感をまずお願いします。

○伊東公園緑地課長
 まだ野球場の規模であったり形態――風を防ぐためにどうするか――も決まっておりません。コロナによる見直しで、大きな配置計画といったものをできれば12月議会でお示ししたい。その後基本計画の残りがございますので、途切れることなく速やかに発注をかける中で全体の建設費用であったり経済波及効果、併せて自然環境対策といったもろもろを検討していきたいと考えております。

○竹内委員
 質問の仕方が悪いんでしょうか。ドームに対する所感をお尋ねしています。

○伊東公園緑地課長
 なかなかドームも予算的なものもかかりますので、全体的に考える中でそういった選択肢も出てくるのかなと考えております。

○竹内委員
 視察先の盛岡は私の記憶によるとドームだと思っていますけれども、ドームに関して見学、視察に行くわけではないんですか。

○伊東公園緑地課長
 現時点では直接ドームの球場の視察は考えておりませんけれども、必要に応じてそういったところもしっかり見ていきたいと思います。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 亀の気持ちというか命を守ることも大事ですし住民の感情もプレーヤーの気持ちも、観戦、魅力ある野球場を造ることも大事です。
 そうすると、あらゆる可能性を否定することなくやっていかないといけないし、ドームにするなら知事が言う3万人等々でやると桁が違う費用がかかるかもしれません。なのでいろいろな可能性を考えて、長く時間がかかっているけれども最後の計画の詰めに来ていますからぜひ全てを否定することなく、そしてかかる費用についてはまた浜松市の行政サイドとも意見交換するべきだと思っておりますので、調整するのは難しいかもしれませんけれども、ぜひ頑張っていただければと思います。以上で質問を終わります。

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