本会議会議録
質問文書
平成23年10月観光資源活用促進特別委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 池谷 晴一 議員 |
| 質疑・質問日： | 10/27/2011 |
| 会派名： | 民主党・ふじのくに県議団 |
○池谷委員
きょうはありがとうございます。
静岡県と山梨県が共同で富士山世界文化遺産登録ということで、今進めているんですけれども、観光と富士山の世界文化遺産、なかなか保全ということが前面に出てまして、富士山の保全ということがですね。なかなか観光と結びつけるということが、一方では難しいという話も出ているんですが、富士山世界文化遺産登録とその周辺観光というのをどんなふうにお考えなのか、聞かせていただきたいんですけど。
○庄司清和氏
私はね、富士山協会にかかわってますので、あんまり言えないんですけどね。富士山を世界遺産にすることはね、決して悪いことじゃないと思うんですね。でも、その世界遺産の富士山に自衛隊が実弾射撃してですね、その山肌に爆弾をどんどん落として、これを世界遺産というのはね、どうも腑に落ちないなというふうに思います。
同時に、富士山というのは遠くから眺めるもので、中に入っていろいろやるものではないのでね、周りのいろんな施設を充実することは、山梨県のように富士五湖を中心に大きないろんな施設がありますよね。今、富士山の周りだけでも美術館だけで200を超してますよね。こういうことに気がついてですね、もっとそれを利用する方法を考えるべき。
その富士山を世界遺産にしようという県の大きな方針の中で、こういう発言は慎しまなきゃいけないんですけども、私は余り期待をしていない。なったとしても、そんな恩恵をこうむるよりも、御殿場のインターから山中湖まで国道138号を拡幅してもう少し渋滞を防いだほうが、富士山樹空の森に何十億円もかけるよりも道路を整備してくれたほうが。我々は道路をつくるわけにはいかないので。今だったら、138号ですか、あそこを拡幅するのはさほど難しいことじゃない。周りがほとんど山ですからね。ちょっと答えにならないかもしれないけど。
私が子供のころ、オネスト・ジョンという大陸間弾道弾がありまして、もう過去の遺物で博物館にあります。これを東富士から北富士に飛ばす。これに対して、弾が飛ぶ下の市町村は、それの補償をいまだにもらっているわけですよ、年間６億円とか７億円とかね。オネスト・ジョンなんていうのはもうありませんのでね。そのときに補償をもらってですね、そしてその補償金で須走に大きな道の駅をつくって、山梨県の人が経営してますけども、そういう面でもう少し、その辺を考えてほしいなというふうに思いますね。御殿場も観光ハブ都市を宣言しましたけども、御殿場から富士五湖に行くのに、あの道の混みぐあいを見ますと、なかなかその気にならない。これは極めて大きな偏見ですからね。（笑い声）
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