• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年2月定例会企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:03/07/2017
会派名:自民改革会議


○田口委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 発言願います。

○落合委員
 一問一答方式で質問させていただきます。
 先ほどの8番委員に続けて、PCBについて伺います。
 今年度、県の施設でも蛍光灯の安定器にPCBが入っているものが見つかったと新聞報道されていました。昭和40年代に使われた蛍光灯の安定器やトランス、コンデンサー関係は県でさえもまだ見つかる状況にあるんですね。これは一般企業にはたくさんございます。先ほど2万社という事業所数がありました。私はもっともっとあるのではないかと思います。
 ただ、トランスオイル――絶縁油のことだけ言いますと、基準が0.5ミリグラムです。1キログラムに対して0.5ミリグラム以下は廃棄処分できるんです。トランスオイルの中のPCBの量は0.5ミリグラムに対して大体5倍から10倍ぐらいです。ですから5ミリグラムぐらいです。ということは10倍に薄めれば廃棄処分できちゃうんですね。この法律では実際に薄めれば処分してもいいんですよ。ところがこれをPCBの処理業者に出しますと、さっきおっしゃられましたように、県だけでも30億円の予算が必要ということです。
 本来は絶縁性があるとか、いい油ができたと売り出したんだけれど、これを使っている人たちに本当に責任があるのかということなんです。なぜ事業者の負担になるのか私としては非常に不信感を持ちます。知らないで使ってこうなった、それを負担しろと言われてどう思いますか。事業者でなくても家庭でも同じことですよ。これは本来、全額、国の負担で処理する問題ではないのかと私は思います。そうしなければこれは片づかない、終わらないと私は思います。平成38年度に終わるとは思えません。なぜなら使用禁止ではないですから使っていいんだから。使えていますからね。そういう問題に対して県はどのように考えているのかお答えください。

○増田廃棄物リサイクル課長
 冒頭、御指摘がありました昨年度にPCBの入った照明器具が判明したのは、平成27年8月に富士宮東高校でそういう事案がありました。確かに3番委員御指摘のとおり蛍光灯の安定器につきましては、まだ大分古いものが使われているのが実態で、各都道府県においても国からの通知に基づいて、こういう事件があると毎回点検をやりますけれど、大体全国で1カ所から2カ所ぐらい、県立高校とかで発見される状態になっています。
 それから、御指摘がありました販売していたものが悪いものだったから、後から廃棄する場合には高額な処理費を払ってくださいという法律が後追いでできています。これにつきましては私どもも3番委員と全く同感で、事業者の負担ができるだけ少なくなるように国への提案活動を春と秋にやっています。そこではPCB廃棄物の早期処理に向けた追加的方策という形で事業者負担ができるだけ少なくなるように財政支援を国で検討してくださいと毎回言わせてもらっています。もちろん膨大な費用がかかることでなかなか進んでいませんけれど、そこについては3番委員と全く同じ考えでございます。

○落合委員
 わかりました。
 助成制度は多少あります。トランス1台当たりに幾らとか、750リットル以上の場合は1台当たり12万円とかの限度額があります。そういう負担をしてくれる助成制度があります。
 実際幾らかかるのか算定はどうしていますか。例えば100リットルの場合の処理費用は幾らを想定しているんですか。100リットルで840万円の上限の補助となっていますけれど、その辺の内容はわかっていますか。

○増田廃棄物リサイクル課長
 助成制度につきましては、国と都道府県で拠出しているPCB廃棄物処理基金を国で持っていまして、そちらで事業者向けの助成を行っております。財源的には国と都道府県が1対1の形になっているものですから、静岡県も人口比割で毎年約2000万円を拠出させていただいております。 
 実際の助成内容につきましては、中小企業者または従業員100人以下の法人の処理費用の70%。もしくは法人の解散とか事業廃止により個人が引き続き保管している場合は、処理費用の95%を助成することで基金を設置しております。
 手元に詳細な助成制度の内容を持っていないものですから、細かいところはわからなくて、このぐらいしか説明できません。

○落合委員
 わかりました。
 処理費用は、実際幾らかかるのかわからないんです。これがわかれば各事業所も申告しようとか処理しようとなるんだけれど、その辺がわからないとなかなか進まないと思います。でも委員会説明資料45ページ2(3)の処理費用の概算を出したときには大体出てきているはずです。この約30億円はどう算定されたんですか。もう1回お願いします。

○増田廃棄物リサイクル課長
 いわゆるコンデンサーですとか安定器、汚染物などの高濃度PCB廃棄物につきましては、国が100%出資しているJESCOという事業所が全国に5カ所ございまして、そこでしか処理ができないことになっております。
 料金ですけれど、処理費として1キロ当たり3万240円が一律価格で決まっております。一般の方はトランスをあけてはいけないことになっているものですから、それは中の油の重さだけではなくて、実際の油はちょっとしかなくても容器の重さも入って1キロ約3万円ですから、10キロ、20キロいけば、もう30万円、60万円と処理費がかかることになっております。

○落合委員
 ありがとうございます。
 これは本当にやらないといけない事業でございます。もう少しわかる形で事業所や県民に知らせて、処理が促進できる政策、対策をぜひお願いいたしまして私の質問を終わります。以上です。ありがとうございました。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp