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委員会会議録

質問文書

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平成22年1月富士山特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 榮 議員
質疑・質問日:01/12/2010
会派名:自由民主党県議団


○遠藤委員
 私は地元中の地元というか、トイレに入っても、おふろに入っても富士山が見える。まして富士山の恩恵を受けてきて、そして富士山というものは常に自分たちの近くにあるという自負を持っているものでございまして、富士山の恩恵というものは限りなくあるわけであります。もちろん水の問題、美しさというのは一番大きい問題でありますが、水をたくさん持ってくださっている。富士山の手前側では台風があがることはないんですね。かつて1回だけ富士川に上がったことがありますが、そういうことで気象的にも恵まれていまして、私たちはいいところに生まれて育っているなと思っております。
 そういう中で、富士山の美しいポイントという形で7番委員からかなり話しがあったわけでありますが、今、私は桜の雪をいただいた富士山が一番きれいだと思っております。そういう中におきまして、いろいろ富士山の日の問題もありますが、2月23日ということも納得をして私どもも賛成してきたわけであります。それから、富士山が私はこの年になるまでに一番きれいだなと思ったのは、桜の富士山ももちろんそうでありますが、かつての沼川の田子の浦港のところに六つめがねという水門がありまして、その手前側に映る逆さ富士が、何といってもいまだに脳裏に焼きついているわけであります。そういうことを考えてみますと、各地にそういうところがあり、またあったと思います。
 そういうことで、富士山の美しさとかいうものを見直してここがいいぞということのコマーシャルをもう少しやった方がいいかなという感じはいたします。それから、私が一番皆様方に訴えたいことは、九州の方へいきますと、富士山は山梨県だと言われてショックを受けたこともあるわけであります。そういうことで表富士は三角に見えて、そして横に宝永山があることが、まさに正面だと思っております。そういう中におきまして、富士山のいろいろなものを国民というか、外国人にもこの地域に来た人たちに知らしめるためには、やはりビジターセンター。これは山梨のビジターセンターも結構かもしれませんが、私はたまたま昨年ニュージーランドのマウントクックから関係しまして、熊野古道の関係では、三重県の熊野古道センター、つい最近和歌山県の熊野本宮のセンターも見てまいりました。
 これらの県は、我々の県よりずっと財政的には小じんまりとしているところでありますが、そういう形でありながら、――マウンテンクックは国立ですが、――これをみんな県でやっているんですね。県の職員を派遣して、世界遺産をいろんな形でそこから発信しているわけでありまして、私は国につくっていただくことも必要かもしれませんが、やはりビジターセンターは表富士の富士市とは言いませんが、そういう形の中でつくっていくことが一番ベターだと思うし、富士山に対する価値観を高くするためにも、私は必要ではなかろうかと思います。
 それから、いろんな事業の問題がありました。今、富士山は既に御殿場口から行っている富士登山マラソンありますし、かつて平成10年かちょっと忘れたのですが、富士山一周の駅伝をやろうということで、相談を受けたことがありました。しかしながら、山中を走るということと、自衛隊の演習場もあったということ、それから山梨県との関係もありまして、なかなかそれは実現しなかったわけであります。いろんな形の中で何かをやりたいというのはたくさんあると思います。
 例えば、富士の田子の浦地区のゼロメートルから3776メートルまでなんていうことをやる方もおられますし、いろんなことを考えたときにかなりそういうイベントはやられてきていると思うのですが、こういうイベントに対する取り組みというのはかなり難しいと思うんですよ。特に富士山というのは、夏でも気候が変わったときには大変な風も吹きますし、我々が想像する以上のものがあるわけでございますので、そういうことを考えながら、いろいろなことをやっていかなければならないと思っておるわけであります。私はこの問題につきまして、もちろん私も体協の関係もやっていますので、できれば富士山に向ってのいろいろなイベントというものは、特にマラソンとか、――マラソンで180キロ走るかどうかわかりませんが、――駅伝でやるとかいう方法もあると思います。いろいろなイベントもやっておくことも大きな宣伝になってくると思います。
もう一度ビジターセンターにつきまして、私も本会議でも質問させていただいているわけでありますが、やはり富士山にはこういうものを、特に新幹線の富士駅あたりから見る富士山というのは、私は一番すばらしいと思います。
 そういうことで、ビジターセンターを静岡県側につくっていただきたい。つくっていきたいと考えておりますが、もう一度7番委員の二番煎じみたいになってしまいましたが、その問題だけ御答弁いただきたいと思います。

○松浦県民部長
 ビジターセンターにつきましては、今、富士山の世界遺産の登録を目指している中で、県民の皆様の機運を盛り上げながら、あるいはさらにそれを静岡、山梨、両県以外のところにもいろいろ広めながらという意味もありまして、これから情報発信をどういうふうにしていくかということが私どもの課題でございます。それで山梨県を含めて、世界遺産になっているところの情報も検討するのは必要だということで、今年度は近県でありますが、文化遺産の世界遺産推進センターで、その遺産についての情報発信をしているところもございますので、そういう施設を今年度から勉強を始めているところでございます。そういった中で、どういった機能をセンターに持たせるか。あるいは場所によって、どういったものになるかということが違ってくるかと思いますので、そこらの課題について、私ども一生懸命勉強するとともに、市町との関係も出てくると思います。市町で既に、富士山に関する資料館を持っているところもございますので、そういったところとも連携しながら、どういった性格にしていくかということは広く御意見を伺いながら、調整する事項もあると思いますので、そういったことも踏まえながら、一生懸命検討をしてまいりたいと考えております。

○遠藤委員
 余り多くは申し上げませんが、既に先ほどお話がございましたとおり、世界文化遺産の決定がされるのが既にすぐそこへ来ているわけでありまして、検討とかなんとか言っているときじゃないと思います。私も熊野古道の関係でずっと見てきたのですが、やはり県が一生懸命になって宣伝をされ、そしていろいろなことに取り組んで、県とそこに所在する市との関係も持ちながらやられているという、まさにこういうことが大切ではなかろうかと思います。できれば国のお金をもらえばもっといいのですが、世界遺産にするためにも、一つはビジターセンターというものは観光面におきましても、非常に大きな資源になると思いますので、ぜひその辺は今のところでどうのこうのと言っても始まらないかもしれませんが、静岡県の場合、県土がほとんど観光資源なんですよね。この間、伊豆へと委員長たちとも行ったんですが、伊豆の観光資源は多過ぎてしまうから、ある程度目玉を絞って仕切ってやった方がいいよという話もしたことがあるわけでありますが、そういうことも含めて、やはりぜひビジターセンターにつきましては、今後検討じゃなくて、そういう方向で進めていっていただきたいと思います。これは要望ですから、答弁は結構です。

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