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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:10/07/2008
会派名:平成21


○岡本(護)委員
 それでは隣接する立ち木について質問したいと思います。できるだけ5番委員の質問に重複しないようにしたいと思いますが、まず第1番目に、先ほどのお答えの中で、立ち木が課題というか、問題になるというのは平成19年あたりから認識をされたということですが、これ比較的安易に考えているというふうに思わざるを得ないという認識を私自身しています。つまり、地すべり防止で何とか処理できるだろうというふうに思ったことは事実でしょうし、そこは一たん合意したわけですからそれは理解するとしても、その後ここが問題だということがはっきりした後、今日までの取り組みを見ても、比較的軽く考えているんじゃないか、安易に考えているんじゃないかというふうに思えてなりません。
 例えば、この9月議会の知事の提案説明にも、このことについては一切触れていませんでしたね。しかし、今ここへ来て詰まってきているわけでしょう。県全体、空港部全体としてこの問題を解決して、何が何でも3月に飛ばそうという気持ちが感じられない。3月開港は難しいので、対応策のほうに目が向いている、考えられているというふうに思えてならない。それはやはり地権者にしてみれば、真剣に受けとめて話し合いをするという気持ちも余計に薄らいでしまうんじゃないかという気がしてなりません。
そんなことで、まず、その辺の意識、認識をもう少し経過も含めてしっかりとした中身を教えていただきたい、お聞きしたいと思います。

 先ほどの説明の中でもう1つ。意識という意味では、現地の見学者が2.5倍と言いましたね。そのくらい20年間いろいろ紆余曲折がありながらも、時間とともに理解をされ関心が高まってきていることだと思うんですね。だからこそこの2.5倍もの人が見学、視察に来ているということだと思います。今県民の意識はどこの辺にいるかというのははかり知れませんけれども、例えばこの件について県民から空港部、県にあるいは現地にそれぞれの意見と言いましょうか、投げかけがあったかどうか、これを少しお聞かせをいただきたいと思います。
もし、これが本当に予定どおり飛ばないということがあったとすると、今までずっと続けてきた今日までの活動と、それからもう1つは、空港に限らず県政全体の信頼はまさに失墜してしまうというふうに思います。その辺のまず県民がどう今感じているか、県民側から具体的に何かアプローチがあったのかどうか、あればお聞かせをいただきたいと思います。

 それから先ほどの対応策で、今検討中でということですが、最悪の場合での対応策ももちろん考えなきゃいかんでしょうけども、仄聞するに、例えば滑走路を2,500メートルから2,000メートルにという話も聞こえてくるわけですね。そういうことが本当にあり得るかどうか。もちろんまだ決定していないところですから、そういうことが言えないかもしれませんけども、具体的にどういうふうな検討をしているのか。我々は、あるいは県民はいろいろと検討していますというだけで、来年の3月までじっと待っているということだけなのか、そういう意味では非常に不安だと思うんですね。そこのところを何か検討の課題があるなら少し具体的に話をしていただきたい。聞かせていただきたいと思います。

 それから、内々3月12日というのは皆さん方が予定されている日だと思いますが、逆算をしてどこでどういうことをやればいいかということは、やはりおのずと答えが出てこなければいけない。ここで完成検査の申請をする、完成検査を終える、あるいはまた立ち木の話し合いをこの辺でめどをつけなければ、対応策のほうを検討しなきゃ3月12日――3月には飛べない、飛ばせられない、こういう状況だと思いますので、その辺をいわゆるフローチャートと言いますか、そんなことが出せるのなら、もう少し細かくお聞かせをいただきたい。こんなふうに思います。
 とりあえずお願いします。

○石田地域共生室長
 最初に、立ち木の問題について比較的に安易に考えていたのではないかということでございますが、我々としましては、やはりこの問題の重要性については、昨年の7月に同意が調ってからですが、非常に重要なものということで地権者に対しましても非常に精力的にお話をしてまいったところでございます。やはり先ほども申しましたが、所有者のほうでも条件やさまざまなことがございまして、そういった中で同意に至らなかったということで、認識につきましては非常に重要なことだということは思っておりました。

 それから、検討中の対応策ということでございますが、できるだけ速やかにこの対応策については検討していくことを考えておりますので、決定し次第とにかくすぐにでも県民の皆様には公表していきたいということでございます。

 それから最後の御質問のスケジュール、フローチャートですね。これにつきましても、実は対応策とセットと言いますか、含めて現在検討しているものですから、これにつきましても同じように決定し次第速やかにお示しをいていくというふうに考えております。

○豊岡委員長
 県民からの意見はあったのかどうかということと、それから飛べないことになった場合どう考えるかということは。

○芝田総務室長
 県民からの声はどうかという問いかけでございますけれども、県民からの声と言いますと、私ども今の仕組みの中では、県民のこえというチャンネルを通して、文章またはメール等でいただく問いかけでございます。
 それと、直接私どもの職場にお電話等でいただく、こういったものが多いかと思うんですけれども、この立ち木の問題につきましては、昨今いろいろ新聞もしくはテレビ等で報道されている渦中ということもあろうかと思いますけれども、具体的にどうだこうだというような問いかけの形では、現在いただいておりません。
 今後そういうことは考えられますけれども、今現在の状況はどうかということでございますと、直接にはそういう端的な形ではいただいておりませんのが現状でございます。以上です。

○岡本(護)委員
 石田室長、同意っていうのはどの辺まで重みがあるんですか。せっかく同意しても一方的に簡単にそれは嫌だよというふうに逃げられるんですか。そこのところが、信頼関係が物すごく希薄だというふうに思えてならないんですね。そこが1つ。

 それから、対応策も全体の日程に含めて速やかにということは、それだけで本当にみんな納得しますか。今この件について、一切まだ皆さんのほうから、県のほうから発信してないでしょう。新聞にはいろいろ出ていますよ。裁判の結果も出ています。ただ、今そういう課題を抱えているということを皆さんのほうから、例えば県民に何か発信してますか。来れば答えるという範囲。それでそのうち、これがもし立ち行かなくなれば、いきなり対応策がぼんと出るでしょう。県民にしてみれば本当にこれはわかりにくいことだと思いますよ。せっかくここまでみんな一生懸命協力をし、努力をし、理解しているわけですから、やっぱり課題なり問題があるなら、それはちゃんと発信してどうするかということをもっともっと流さないといかんと思うんですね。それがやっぱり信頼に結びついてくる。そういう姿勢が県民にも、地権者に対してもないじゃないですか。だからこういう問題もせっかく同意したのに、だめになっちゃうということになりかねない、そう思えてならないんです。もう一度その辺をお願いします。

○石田地域共生室長
 同意につきまして、その同意の重みですけれども、一応同意の文書を交わしまして、そしてお互いに誠意を持って進めていくという形でお話し合いをしてきたけれども、できなかったということでございます。

 それから、対応策について、県民に発信していくべきだということでございます。当然のことでございまして、我々先ほども申しましたが、対応策についてこれができた場合に、速やかにこちらから発信していくということで考えて、今やっております。

○岡本(護)委員
 最後にしますけれども、せっかく法治国家でありながら、お互いに約束してもそれが守られないというのは、そこはなかなか理解しにくいわけですが、それは今までの経過があってなかなかこちらも強く出られないというところあるかもしれませんが、非常にそこは理解しがたいところです。何としても来年の3月には開港しなければいかんわけですから、そこはまさに部長、これは本当にそれが部長の最大の課題というか、仕事なわけです。その辺をもう一度、今度は最後にまとめて決意をいただきたいと思うんです。本当に部長もみずから、あるいは知事もみずからお願いに上がるというぐらいのことがなければ、相手もやっぱり納得、理解してくれないと思いますよ。その辺を含めてお聞かせいただいて終わりにしたいと思います。

○岩ア空港部長
 立ち木の所有者の方に対しまして、これまで私どもとしても、誠心誠意やってきたつもりではございますけれども、それが伝わっていないというようなおしかりを受けるのは当然だというふうに思っております。
 いずれにしてもこれは――県民がこれだけ望んでおります空港でございます――これをしっかり立ち上げるのは県庁の責任でありますし、また重大な決意を持って当然取り組んできたところでございます。
 こういう状況の中で、私どもは立ち木の所有者の方と今後とも粘り強く誠意を持ってお願いに上がりたいと思っておりますし、また県民の皆様が期待をされております空港でございますので、所有者の方に御同意いただけないような事態が引き続き続くようであれば、それに向けての対応策というものをしっかり検討いたしまして、速やかに県民の方々にも御説明をさせていただきたいというふうに思っております。

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