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委員会会議録

質問文書

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平成21年2月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:03/03/2009
会派名:自由民主党県議団


○小楠委員
 少しだけお伺いします。
 議案の予算の中にあります浜松モザイカルチャー開催支援事業費1億3000万円。これは開催そのものへの経費に対する助成と出展のための2種類の予算が合わさったものでしょうね。その内訳を教えていただきたいのと、出展の内容がどのぐらい詰まってきてるのか、煮詰まってきてるのかなというふうに思いますんで、出展内容について教えてください。

 もう1点目は、天竜浜名湖鉄道ですけれども、経営責任者を遠州鉄道からお迎えすることになったということです。現状は、社長は県のOBが行っておられると。浜松市からというか、旧天竜市のOBの方も社内にたしかいらっしゃると思うんですね。だから5年間の新経営計画に向けた支援等は、今回予算的な面ではきちんと県の支援ができているんですけれども、この人的なことというか、日ごろの連携というか、連絡を密にするという面で、少し疎遠になりはしないかというような心配があるんですけれども、その辺のところをどのようにしていくつもりなのか。直接人を派遣していないけれども、今まで以上に天浜線と連携を密にしていくために、どのようなことを考えているのか、お伺いしたいと思います。

 あとは、国内の就航先との交流ですね。石川県のほうへ今月、議会等でも行きますし、せんだっても谷本知事がお越しになったと伺っているわけですが、小松空港というのは石川県でも南のほうにありますよね。福井県とも非常に近い位置にあって、石川県の県境を越えて福井に入ると、すぐに芦原温泉があったり東尋坊で有名な越前海岸があったりですね、多分小松空港から石川県の県庁へ行くよりも、ほんのちょっとプラスするぐらいで福井県庁まで行けちゃうんじゃないのかなっていうぐらいの距離間だと思うんですよ。この石川県との交流と同時に、福井県との交流について、どのように考えていかれるのか、お伺いしたいと思います。

 それともう1点、せんだって台湾――中華民国の台北駐日経済文化代表処かな、横浜分処の黄処長さんという方が知事のところへお見えになったようです。
 翌日、浜松で隣の席になりまして、いろいろお話をしたんですが、浜松では――実は経済状況が悪くなってからちょっと見かけることが減ったんですけれども――朝8時台の上りの新幹線に私たちが駅のホームで待っていると、多くの台湾の方々が新幹線からおりてくるんですね。浜松駅でバス2台ぐらいに乗りかえて、どうも県西部の産業観光をしながら、だんだん東のほうへ向かっていくというような観光コースが随分あったみたいなんですけれども、そういう意味で今までも台湾――中華民国の方々は日本へ来ることが多かった、特にこの静岡県も多かったんですけれども、今後の旅行商品の開発等も含めて、中華航空が台湾へチャーター便を飛ばしてくれると。あるいは子会社であるマンダリン航空がいろいろ検討をしているというようなことも聞いておりますけれども、台湾担当から、台湾について今後の見通しを改めて聞かせてください。以上です。

○田澤政策推進局長
 天竜浜名湖鉄道は、御承知のとおり地元の鉄道会社であります遠州鉄道に、経営の責任者を補うことをお受けしていただいたわけですけれども、それに対して、今後県市との連携が疎遠になることはないのかという御質問でございました。
 今回のこの新経営計画を策定する背景として、非常に利用者が減っているということもありますけれども、新経営計画にあわせて、県も加入しております市町会議の中で、活性化のための具体的な事業を推進するための連携計画というものをつくっております。この連携計画は、まさしく利用者をふやすための具体的な事業を執行するためのものでございまして、この事業の中には、市町がやるもの、会社がやるもの、それぞれが含まれておりますけれども、こういった事業執行を通じて、まず天浜線を支援していくということが1つございます。
 それから、これは第三セクターとして県も市町も出資者であり、今回多額の基金造成も予定しておりますので、こういった大事な資金、税金をきちんと執行していただく、このためのチェックをきちんとやっていくということでいきますと、これまで以上に、そういった意味でのチェック機能を果たしていく必要があるだろうというふうにも考えております。
 また会社の側からも、利用者の増加、それから執行に対するいろいろなアドバイスなり、あるいは協力関係をするための会社内部の組織をぜひつくりたいという話も伺っておりまして、61年の会社設立以来、実質的にはずっと県のOBが経営に携わってきたんですが、今回そういう会社の事情もあり社会的な事情もあり、大きく変化した中で、実質的にはこれまで以上に関係は深くなっていく、これまで以上に連携を図っていく必要もあるし、またそうなるだろうというふうに思っております。
 また一方で、できるだけ経営については十分に努力していただくということも必要だというふうに思いますので、そういったことも勘案しながら、引き続き支援と連携をとっていきたいと思っております。

○杉山静岡県理事(国際戦略担当兼空港需要担当)
 これから始まる石川県との交流、そして隣の福井県との交流のお話でございます。
 先日、石川県の知事に経済界の方あるいは議会の皆様方を交えて、これからの交流に期待をするということでいらしていただきました。ちょうどそのとき福井県の方と、それから福井県の経済関係の方が一緒に来ておりました。小松空港といいますと、能登半島に上がっていくわけなんですが、おっしゃるとおりすぐお隣が福井県ですから、恐らく小松空港から能登半島に上がったときには、両県というものは、観光圏域としてまとまってるんだと思います。
 その際両県協力して、その観光圏域の魅力を高めるために、観光PRもやっているし、今度の小松空港と静岡との間に路線が引けたときには連携して当たっていきたいと、そういう姿勢でこちらに見えられたと思っております。
 空港はますます、これからそういう観光PRが必要で、静岡県にたくさん泊まってくださるのはいいんですけども、より魅力を増すために静岡空港から東にあるいは西に、あるいは日本海側にと、そういう外から見て非常に魅力のある点を同時に提案して、連携してやっていく必要があるんだと思います。そういう意味では、これからの小松空港への路線の就航をPRする際には、周辺も含めて魅力ある観光ルートとして紹介していきたいというふうに思っております。

 それから、台湾のお話でございます。
 私もそういう話はよく伺いました。台湾の観光客の特徴はリピーターが多いということで、ソウルとか中国の方と違い、東京や北海道も人気ですが、いわゆる名所旧跡をポンポンと訪ねる旅行から、もう一皮むけて非常に個別的な、日本の田舎を見たいとか日本の農村を見たいとか産業を見たいとか、非常に凝った観光を求めております。そういったことの一端で、新幹線に乗って浜松に来て、それから浜松の一番の魅力である活力ある産業を見てというルートになっているんじゃないかなと思います。
 そういった意味で、ハイキングとか、南アルプスの奥大井の蒸気機関車に関心を持つとか、お茶に関心を持つとか、ちょっと一皮も二皮もむけた観光事情がありますので、そこに的確に対応して、台湾からたくさんのお客をお迎えしたいと思っております。以上でございます。

○小関総務室長
 浜松モザイカルチャーについてお答えいたします。
 まず、1億3000万円の内訳でありますが、1億円が大会経費の助成費であります。3000万円が作品出展に伴う経費でありまして、これは設計費だとか軀体製作費、撤去費も含めております。
 作品の内訳でありますが、静岡県の作品ということでありますので、静岡県の象徴である富士山をデザインの基調に据えたものをということで、今浜松市と調整をしております。以上です。

○小楠委員
 ありがとうございました。1億円は、たしか浜名湖花博のときに浜松市が出してくれたのも1億円だったから、その1億円ってことでしたね。
 3000万円で撤去までということですんで、どの程度の内容のものができるのかちょっと不安はございますけれども、できるだけいいものが展示できるように努力してください。

 天浜線は、今まで以上に緊密にやっていかないかんっていうことはよくわかりました。もう1つ何ていうのかな、交通政策室のほうで直接的にはおつき合いをしていくんでしょうけれども、例えば西部地域支援局とかなんかの役割分担とか、そういうのって何か考えていらっしゃるのかということをもう1回教えてください。

 福井県が一緒に来たっていうのは、たしか新聞にも書いてあったのかもしれませんが、私が見落としました。ただこちらから福井県に対して、どうやってアプローチするかっていうこともね。向こうの石川、福井の方々が一体だっていうことはもちろんだけども、私が本会議でも言ったように、富山まで含めた北陸3県っていうのは、いろんな意味で連携とってやっているところですから、将来的にはFDAも富山まで就航するなんていうことも、既におっしゃってますので、福井への就航はなかなか考えにくいわけですけれども、福井を落とさないようにしっかり対応していってほしいなと思います。

 台湾ですけど、今杉山理事からお話聞きましたが、台湾担当から補足があったらお願いします。

○外山企画監(台湾香港担当)
 台湾について、インバウンド、アウトバウンド含めて今後の見通しはどうかというお尋ねでございます。
 確かに戦前台湾には、40年間日本が統治してたという時代がありまして、そのときに農業かんがい用のダムとか、鉄道とか、道路とか、そういうインフラ整備をすごく一生懸命日本がやりまして、台湾一周の鉄道もそのときにつくったというような歴史もありまして、非常に台湾の方は日本に対する親近感を持っておられます。
 また、日本人が台湾のほうに行きましても、一年間を通じて気候が温暖で、非常に食べ物もフルーツとかおいしくて、また中華料理も大陸で食べるのと遜色ないほど台湾で食べてもおいしいということがありまして、日本人の方も台湾に行かれるのを非常に好んでおられます。そういった意味で非常に有望と思いますので、今後も引き続き、そういう需要開拓のほうをしっかりやっていきたいと思います。以上です。

○田澤政策推進局長
 天浜線の県との関係の中で、西部地域支援局をという考えはあるかどうかっていうお話でした。
 先ほど申し上げました利用者をふやすための連携計画、この策定の中に西部地域支援局もかかわってきております。具体的な計画づくりについて意見を言ったりということをしております。けれどももう1つ、先ほどありました会社の中で県、市町との間の連携をやるための組織を、これから遠州鉄道と具体的な協議をしていきますけれども、天浜線自体、やはり地域課題でありますとか、地域づくりの中でどのような役割を果たすかという観点も重要だと思いますので、その協議の中で提案をしてまいりたいと思います。

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