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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年7月富士山特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大塚 善弘 議員
質疑・質問日:07/14/2009
会派名:平成21


○大塚委員
 少しだけお願いします。
 まず一つ、富士山の登山者が年間43万人いらっしゃっているということなんですけれども、それらの分析というか、ルートとか、ルートは当然わかるんでしょうけれども、交通手段とか、年齢層ですとか、どういう目的なのか、いろんな分析ができると思うんですけれども、そういったことがされているのかどうか。それと、富士山の周辺の入り込みの観光客なんかについても、そういう分析が、――富士山があるからその周辺に来ているという人たちが多いと思うんですけれども、その辺の分析が――もしされていたら、ちょっと教えていただけたらと思います。
 あともう1点、環境局の方で湧水調査がされておりましたけれども、その結果、わかっていることというのはどういうことなのか、ちょっと御説明いただけたらと思います。
 あと1点、先ほど6番委員の方から出ていましたけれども、全国で富士と名のつく山が300近くあるそうなんですけれども、そういったところとの交流といいますか、その辺とのネットワークをつくることによって、そちらから富士山の方にお客を引っ張ることができないかなということを考えるんですけれども、その辺の考えはどうなのか、ちょっとお聞かせいただけたらと思います。

○出野産業部観光局長
 観光客の流動実態ということだと思いますけれども、富士山に限った形では行っておりません。
 平成15年度に観光流動実態調査というのを行いまして、例えばどこからお見えになっているとか、どういう手段を使っているとか、あるいは幾らぐらい使っているということは調査をして、その後18年度に行いました。3年に1回行っておりますので、本年度、21年度にやる予定となっております。
 18年度のときの調査につきましては、例えば旅行消費額が全体としては6267億円で、その生産波及効果は8323億円、いわゆる1.59ぐらいの経済波及効果があるとか、あるいは具体的に満足度としてどうだというような話もお聞きしております。そういう中では、官公庁の自然景観であるとかというのは、47%以上が「大変満足している」というような数字もございます。
 こういった流動実態調査を3年に1回ずつ行いながら、観光客の動向、あるいはニーズ、あるいは交通手段等も含めて、研究・分析をしているところでございます。以上です。

○森委員長
 観光を引き続いてやってしまいたいと思いますが、全国の富士山との観光交流だとか、そういうような趣旨の質問だけれども、それについての答弁は観光局じゃないのかな。全国に300の富士山があるというんだけれども。

○出野産業部観光局長
 申しわけございません。
 確かに、富士山は全国に、例えば鹿児島ですと、開聞岳の薩摩富士、あるいは北海道まで行きますと、利尻島の富士とかということがございます。
 富士山サミットというのは、いろんな各地に行って富士山の話をお聞きしています。そうしますと、やはり本物の富士山でやってみたいというような意見は多々ございます。こういったものも一つの誘客の要因となりますので、それについてはまた前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。

○西澤県民部水利用室長
 昨年度実施いたしました富士山地域地下水湧水調査事業の結果でございます。
 まず初めに、昨年度実施した調査でございますが、このような自然現象の調査に当たりましては、測定誤差とか季節変動などの修正を考慮するため、数年から10年以上のデータを分析するのが通常でございます。昨年度やりましたのは1年間のみで、非常に短期間でデータを出しておりますので、あくまでも科学的な推定だということで、御承知おきのほどお願いいたします。
 昨年度、まず成果の1番目といたしまして、今まで過去の調査とか、市町の聞き取り調査により、富士山周辺の335カ所に湧水があることを確認し、現地調査をいたしまして、湧水、水の流れを確認したところが271カ所ございました。それにつきましては、地理情報システム―GIS―による電子マップを作成してございます。
 それから、湧水・地下水の酸素と水素のそれぞれの安定同位対比を測定いたしまして、各場所の湧水や地下水がそのどこの地域に降った降水に由来するかを推定しております。
 例えば、富士山西の山ろくでは白糸の滝、あるいは東山ろくでは棚頭の湧水が大体富士山の標高1700メートル程度の高いところで降った降水によるものと推定されております。
 それから、富士山系、愛鷹系、箱根系による水質の違いを利用いたしまして、黄瀬川下流域の柿田川湧水、寿楽園の地下水の混合割合を推定しております。柿田川は、富士山系が7割、愛鷹系が
3割でございます。寿楽園の地下水は富士山系が5割、それから箱根系が5割です。
 それから、降雨等の気象データや水利、地理データから三次元モデルを構築いたしまして、白糸の滝など富士山ろくの湧水として湧水するまでの滞留時間を推定いたしました。大体、20年ぐらい滞留して出てくるという結果が出ております。以上です。

○大塚委員
 観光客、登山客も含めて、入り込みの分析ですけれども、多少関連する資料がありましたら、また資料提供をお願いしたいということで終わります。

○森委員長
 出野局長、何かそういう資料がおありになれば、後ほどまた。じゃあ、答弁をどうぞ。

○出野産業部観光局長
 委員長と相談して、後ほど提供したいと思います。

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