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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:諸田 洋之 議員
質疑・質問日:12/14/2015
会派名:無所属の会・責任世代


○諸田委員
 一問一答方式でお願いします。
 富士山世界文化遺産協議会資料の61ページの外観イメージ図とあわせて以前もらったこちらのもっと大きいものを見ながら質問させてもらいたいと思います。
 これを見ると、人がいて、そして鳥瞰図になっていて、全体像がすごくわかりやすくなっていますね。ここの2ページ目を見てみますと、基本コンセプトというところで、水盤に映し出された逆さ富士で、すごくきれいでイメージできるような内容になっています。きっと審査委員の方々は、このインパクトも評価されたんじゃないかななんて思います。
 そもそもの質問で恐縮なんですけれども、この水盤は本当に必要なんでしょうか。必要であれば、その理由をお聞かせください。お願いします。

○落合世界遺産センター整備課長
 実際の坂茂建築設計から出されたパースにつきまして、私たちも去年見させていただきまして、かなりいいものだと感心しておりました。
 それで、その中で、やはり円錐形の建物につきまして、建物がすごくきれいに映るということで、私たちも幾つか資料を見させていただきました。やはり建物がすごくきれいに映るというのは、よく言っているダイヤモンド富士とか逆さ富士とかと呼ばれるような場所もありますものですから、そこで富士山をいろんな形で見ることができるという1つのコンセプトもあったと思いますので、やはり水盤があって展示棟があって、そういったものが私たちは必要だと感じております。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 今、水面に映るという言葉が2回ほどきれいに映ると強調されていました。ということは、来館者の方々にきれいに映った状況を見てもらうことがコンセプトとして大前提だからこそ、あの水盤が必要だということでよろしいでしょうか。

○落合世界遺産センター整備課長
 そのとおりでございます。頑張ってやっていきたいと思います。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 大前提だということを聞きました。となると、その大前提がもし崩れてしまったら全てが崩れてしまうんですけれども、私はその大前提が崩れているんじゃないかなと思うんですね。
 なぜかといいますと、水面には何かが映ります。一番明るいものが映るんです。日中、来館者が来られる時間帯は、一番明るいのは太陽です。太陽が映るんです。私たちは、これを最初に見せられてしまったので、これですり込みされました。こんなに美しいものができるんだと、これを皆さんに見てもらいたいというところでスタートして、これが大前提で審査委員の方々も進めたと思いますけれども、実際は映らないんです。逆さ富士が写真で撮られているのは早朝か、もう日が暮れる時です。来館者が来られる時間帯には映っていません。そうなると、大前提が崩れている。このパース自体も成立しない、破綻している。極端に言っちゃうとうそ、そういう状況だとしても、それが最初にわかっていたとしたら審査委員の方々は、これを採用したかどうかお答えください。

○落合世界遺産センター整備課長
 坂氏のパースを見ますと、そこの映り込みの部分が実際のところはございませんで、大きなところの水盤に湧水を利用した水盤に映り込む富士山世界遺産センターということで一番大きく載っているのはあります。
 実際ここの部分の模型なども一応見まして、私たちもそういったことで50分の1の模型であったり、そういったのを見ながら映り込みができるような形で今、考えておるものですから、なかなかやっぱりここの部分につきましての映りは水盤の深さによってすごくきれいに見えるということで、今5ミリメートルから4ミリメートル程度の深さにしておりまして、必ずや見えると思っております。

○諸田委員
 今のお話ですと、映るものが必ず見えると思っているとおっしゃいました。それは何か検証されて、裏づけに基づいてお話しされているんでしょうか。

○落合世界遺産センター整備課長
 実際に検証したかと言いますと、今、坂茂建築設計の協力会社としてやっておりますオンサイト計画設計事務所が、そういった水盤外構工事などを手がけております。そういったところからいろいろ情報を得まして、私たちも写真を見せていただいたんですけども、例えばオンサイト計画設計事務所がやっております大阪市福島区のほたるまちであったりとか、東京国立博物館の法隆寺宝物館とか幾つか見せていただきまして、やはり映るだろうということで、検証ではないんですけども、いろいろ写真の中で見させていただきました。

○諸田委員
 となると、昼間であってもこれが成立するという前提で進めているということでいいんですね。ありがとうございます。
 それであるならば、次は、ほんとにもっともっと映りやすい工法とかいろいろ考えるべきだと思うんですね。下は何色がいいかですとか、先ほど5ミリメートルぐらいと言われましたけれども、多分検証されている中で5ミリメートルぐらいなら風が来ても立ちにくいとかいうことをいろいろ考えてのものだと思います。
 私からはそこだけ確実に映る、そしてお客様が来館されたときには見えますよとおっしゃってくれたので、つくってみたはいいけれどもしっかり映らなかった、がっかりだということがないんだと確認しましたので、それであるならば、しっかりと映るような形で進めていっていただけたらなと思います。
 よくありがちなんですけれども、最初のコンセプトと違って10年後になったら水がなくなってしまっているのがいろいろなところでありますから、これはずっと水が満ち、そして、最初のコンセプトである、きれいに映るというのが、いつ行かれる方でも見れるように頑張っていただきたいなと思います。これは要望です。以上です。

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