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委員会会議録
質問文書
令和３年５月臨時会総務委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 田口 章 議員 |
| 質疑・質問日： | 05/20/2021 |
| 会派名： | ふじのくに県民クラブ |
○田口委員
それでは、一括質問方式で大きく２つお尋ねいたします。
総務委員会説明資料の４ページを見ておりますと、基金残高が非常に減少していることが懸念材料の１つかなと思っています。
当初予算策定後53億円だったものが今の見込みで52億円で、これはリーマンショック以来の非常に財政が悪化している状況であると懸念しております。
そうした中で、これからその必要な財源がどのように確保されていくかについてお尋ねいたします。
今６番委員からもありました新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金ですけれども、先ほど平塚財政課長の答弁の中で４月末に83億円余あったとのお話がありました。今回300億円余を計上しておりますので、恐らく当初予算分か何かがあるだろうなと思ったのですけれども、そのあたりの全体像を教えていただければと思っています。
それから２点目は、アフターコロナの話をするのはいささかまだ早いかもしれませんけれども、ワクチン接種が進めばだんだんそういうフェーズになってくると思います。この収束に向かった後に県内経済を立て直していくことが必要となってまいります。私はそのときに必要な財源が本当に確保できているのかどうか非常に心配なのですけれども、そのあたりの財源の考え方についてお尋ねしたいと思います。
○平塚財政課長
１点目、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の関係についてお答えいたします。
この国の交付金につきましては、いくつか種類が分かれております。先ほど６番委員にお答えしましたのは事業者支援分で83億円配分されております。それ以外に地方単独分で比較的コロナ対策に地方公共団体で自由に使えるお金があります。これにつきましては昨年度から国から数次にわたり合計で423億円の配分が本県に来ておりまして、昨年度の補正予算、あるいは本年度の当初予算に計上させていただいております。
さらに、今回の５月補正予算でも22億2600万円を活用させていただいております。具体的には病院の空床補償で基本的には厚労省の交付金が当たるんですけれども、県の単独の上乗せについては今回の臨時交付金を充てさせていただいております。
その結果、昨年度配分頂いた423億円のうち残額が４億円程度になっている状況です。
今後の財源ですけれども、先ほど御説明した臨時交付金につきましては今後も当初予算で計上した部分の数量の増額補正なども見込んでおりまして、臨時交付金についてはほぼ全て実質的には終わっている、使い果たした状況になります。この交付金以外としましては非常に厳しい状況ですけれども財政調整基金があと52億円あると。それから予備費につきましては当初予算で20億円計上させていただいておりまして、今約１億円充当しておりますので残り19億円と。それ以外には年度当初から事務費につきまして各部局にお願いして約10億円の執行留保をしております。このほか現在コロナ禍で執行を予定していたいろいろな事業が中止、縮小していることもあります。こういったものについては今後順次減額補正をする、あるいはそれでも財源が足らなければ事業の見直しをして財源を捻出することで、９番委員からお話のありました収束後の経済対策については当初予算でも考え得るものについては計上しておりますけれども、さらにとのことであればそういった財源を活用してまいりたいと思っております。
○田口委員
ありがとうございます。分かりました。
昨年も早い段階で執行留保のお話がありましたけれども、今年度も既に10億円くらいを予定していると分かりました。
昨年度の場合はコロナが始まる前の当初予算だったものですから、今年はウイズコロナの中での当初予算なのであまり余力はないと心配しています。そういった中では今お話がありました事業の見直しやそれぞれ事業部門でしっかりとその事業の精査をしていただくことが大変重要になってくると思いますので、ぜひ財政当局としてそのあたりをサポートしていただければと思っています。
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