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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年2月臨時会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:02/12/2013
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○三ッ谷委員
 5分で終わったら申しわけないから質問させていただきますが、もちろん今も2人の委員からお話がありましたとおり、32億円余のうちのほとんどが積立金。今、市町からも要請、要望を聞いてると、聞き取り調査中というお話も答弁の中で聞きましたけど、知事はこういう補正をつけた。実際のところきょうはもう既に2月12日。それで3月の末あるいは出納閉鎖までの時間を考えますと、県としてもいただいた予算を期限内に消化できるという見通し、あるいはそれぞれがなかなか大変だろうと思う。だから、これはとりあえず基金に積み増しをして、しっかり県内のいろんな要請、要望を聞いて反映したいと、こういう基本的な考えでよろしいんでしょうか。それが1点目。

 それから、漁業振興のために漁礁を入れていただく。大変ありがたいことです。それで、特に遠州灘というのは、ここにも書いてありますように、砂と泥のまぜりあいの、正直言ったら海草が生えているような海底域じゃなくてほとんどが砂地と言ったほうがわかりやすいと思うんですが、そういう中で漁礁を入れると。ここにも書いてありますけど、漁礁を入れて、それを数字で対比するのは大変難しいと。これは地形も違うし、入れる漁礁の大きさや種類も違いますから、どうだということは数字では出ませんよと書いてありますけど、この遠州灘の舞阪沖に入れた場合にはどんな魚種が漁礁に集まる可能性があるかということは、わかると思うんですよね。日本一魚種の多い遠州灘と言われていますから、今回のこの事業をすることでどんなことが期待できるのか、その点についてわかっていることがありましたらお願いをしたい。

 それから、企業局に1点伺います。
 太田川の河口から袋井域にかけて断層がありまして、浅羽川は大変軟弱な地盤だということは前々から危機管理部を含めて聞いています。今回布設する管ですけども、鋳鉄管というんですか、地震対応でしっかりしたものを入れるということなんですが、ここの地盤はいかがなんですか。つまり今まで入れたものは軟弱地盤の中――ある程度やっぱり軟弱地盤ということは水をたくさん含んでいるということなんでしょうから――だから傷みも激しかったと思うんですが、それに対して今回手を挙げたら予算がついたよということでおやりになっていただけるようですが、工事方法に何か変化、あるいは今までの布設した条件と違うようなことをお考えで今度入れていただけるのかどうか、その点につきまして伺います。

○吉林経済産業部長
 雇用の基金につきましては、個別の事業そのものはなかなかその時点では決まらないものですから、基金に積みまして市町あるいは県でそれを使うと。今年度の予算の中で平成25年度に使えるものについて平成26年度まで繰り越しできますので、できるだけ基金に積んで来年度当初予算の中で事業を選定していくということと、それから今まで民間提案もやっていただいております。特に起業した今度の事業につきましては、やっぱり実際の企業の方から提案もいただくということも雇用に対しては非常に有効だと思いますので、今回御審議をいただきまして御議決いただければ、すぐに手続等をとりまして――国の予算の関係がございますけども――できるだけ有効にかつ迅速に雇用の基金が使えるように対応してまいりたいというふうに考えています。以上でございます。

○日向水産業局長
 私からは、漁礁のことについてお答えいたします。
 漁礁自体は、委員御指摘のとおり、遠州灘沖というのは砂浜でございますのでなかなか県内の沿岸の漁場として有効に活用されてない部分がございます。そういったところで、今回漁礁を設置することによって、集魚効果を発揮して漁場生産力の向上が図られるということを期待しております。これまでマウンド漁礁だとか、福田の工区などで随時漁礁を設置してまいりました。そういったこれまでのやってきたことがさらにパワーアップできるように今回舞阪沖でやるということでございます。
 具体的な魚種でございますけれども、特に御前崎、それから遠州灘、それから浜名漁協などにおける上位に該当するシラスだとか、マダイ、アジ、スズキ、イサキ、ヒラメ、そういったような魚種の生産力の向上を考えて期待しておるところでございます。以上です。

○堀井事業課長
 今回の中遠工業水道の布設がえをするところですけれど、委員御指摘のとおり腐食性地盤という形で、含水域も高く管が腐食しやすいということで、実際、腐食も生じていますので、これを早急に更新し、なおかつ耐震化を図るということです。
 更新をする管としましては、従来の管ではなくて、耐震継ぎ手という形で、地震が起きてもまだ被害が生じたことがないという鎖状の継ぎ手を設けること、それから腐食から防護するように周りをポリエチレンスリーブというもので腐食性地盤から守る、そういった対策をする高度なダクタイル鋳鉄管というものを設置する予定でございます。これまで以上の耐用年数を長持ちさせるようなことで考えております。以上です。

○三ッ谷委員
 いろんな答弁をいただきましてよく理解をさせていただきました。
 特にこの基金の積み増しですけど、先ほど吉林経済産業部長の説明がありましたとおり、ものづくり日本一を自負する静岡県として有効求人倍率が全国を下回るような状況の今の厳しい経済状況であります。本来であれば、他県が低くて静岡県が0.5でも高いというのがものづくりの本来の静岡県の姿だろうと思うんです。それがやっぱり低いということは、どこかにてこ入れをせないかん。いろんなことがあるということは、吉林経済産業部長がお話のとおりです。ですので民間の力も借りながら、アイデアも含めて、あるいは県直接の事業でなくても民間で雇用のためになるような事業があれば、これからもいろんな意見を酌み取る中で、ぜひ予算づけをしながらしてほしいなというのがあります。
 また、その理由は、委員会資料8ページの一番下に大学生の就職内定の話がありますけれども、高校生は86.3%でまあまあの数字だろうと思いますが、大学生にふるさとに帰って来いと幾ら呼びかけても就職する場所がなかったらなかなかUターンをして帰って来れるという状況にないということが今の大変厳しい雇用情勢ですよ。だから、こういう点も踏まえてぜひ平成25年度の次の予算と今回の基金の積み増し分を合わせながらそういうことが可能になるような施策を打ち出していただきたいと思いますので、できましたら、決意のほどもお聞かせいただきたい。

 それから、漁礁は大変ありがたい。もう随分前になりますけど、福田漁港の前にも県に漁礁を入れてもらいました。どんなことがあったかと言うと、今までテトラポットの周りにはクロダイとか、そういうものが結構釣れました。やっぱりテトラポットの中に潜り込みますから、すみかとしては大変いいんでしょうね。それがあったおかげにまた漁礁を入れましたから、今度は大型の魚種がすむようになった。逆に大きな魚が釣れるようになりましたから、結構漁礁の周辺に釣り船が行くんですよね。これはこれでいろんな面で漁業者とのいろんな御意見の違いはあるようですが、やっぱり遊漁船で生きている人たちもいるもんですから、漁業振興並びに観光振興という両方の面でいくと大変いいことじゃないかなと思いました。なるべく調整するときに、そういう生業者の漁業者と、それから遊漁船等のトラブルのないように周辺の海域のことを調整しなきゃいかんと思うんです。片一方では、あくまでも漁業振興のための漁礁で、そこに魚が集まることによって、あれだけのプレジャーボートと浜名湖を含めて大変大きな民間船がたくさんありますので、そういうトラブルがないような漁礁を事業化してほしいなと希望します。

 また、配管布設、ありがとうございます。冒頭にも言いましたけど、本当に昔から太田川の河口から袋井域にかけてそういう軟弱地盤が走っていて、東海地震、あるいは3連動の地震なんかを大変危惧する地域です。ですから、今説明がありましたように、せっかく入れていただくなら、そういう震災が来ても耐えられるようなものをぜひ工事現場で頑張っていただいて、せっかくやる事業が次につなげて生かしていけますように。これは再度皆さんにお願いをして質問を終わります。

○吉林経済産業部長
 国が15カ月予算を組むのは10数年ぶりだというふうに聞いております。私どもといたしましても今後平成25年当初予算を議会のほうにお諮りをするわけでございますけども、経済産業部といたしましては、特に経済対策、あるいは雇用対策、特にその中でも新しい産業分野の掘り起こし等について検討しながら、できるだけ県内景気、あるいは経済情勢が早くよくなるような施策を打っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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