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委員会会議録

委員会補足文書

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平成22年10月就航地交流推進特別委員会
参考人の意見陳述 株式会社フジドリームエアラインズ 取締役副社長 内山拓郎氏、株式会社フジドリームエアラインズ 営業本部営業一部部長 青山修一氏 【 意見陳述 】 発言日: 10/25/2010 会派名:


○内山拓郎氏
 ただいま御紹介にあずかりました内山でございます。御案内のとおりFDAは、去年の7月23日から運行を開始しまして、当初は2機、4便4往復で運行を始めたわけです。その後、ことしになりまして、4月に福岡と札幌を始めまして、6月に松本線を始めました。3機で9便の運行で現在やっているところですが、今月に入りまして、4号機・5号機が、5号機はまだこれから、入ってくる予定をしているんですが、この31日から名古屋、福岡いろいろございまして、なかなか当初見込んだとおりお客さんですとか、それから収入だとか、そういうものが見込んだどおりにいっているわけではないんですが、何とか来年度あたりに少し先が見えるようなオペレーションをやりたいなというぐあいに希望しております。
 それでは、簡単に今やっていることと今までの経緯を営業部長の青山のほうから説明をさせていただきます。

○青山修一氏
 御紹介いただきました営業部の青山と申します。日ごろから先生方には、いろんな御指導御支援をいただきまして、私どももおかげさまで今副社長のほうからお話がありましたとおり、今月の終わりには5機体制でいよいよ路線も拡充して飛んでいくことになっております。
 今から、しばらくお時間をおかりしまして、私どもの会社の説明と現状の状況をお話させていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 私どもフジドリームエアラインズは、もう御存じのとおり鈴与株式会社の100%子会社になります。社長のほうは鈴与グループのオーナーであります鈴木与平が代表取締役社長をしておりまして、その下に、本日出席しております副社長の内山、その下、専務須川、箱崎、浅井の常務と、あと取締役というような形です。本社の所在地は現状、牧之原の坂口のほう、空港から5分ほどのとこですが、そちらに本社は所在しております。ここに、後ほどちょっとお話しますが、シミュレーターも備えております。先生方ももしお時間がございましたら見学等も御案内しておりますのでお越しいただければと思います。
 資本金が4億5,000万円で、100%鈴与が出資しております。今までの経緯ということでは、今さらになるかと思いますが、平成20年の6月24日に株式会社フジドリームエアラインズが設立されまして、その後、国交省の事業許可を受けまして、昨年の7月23日、静岡空港自体は6月4日でしたが、ちょっとおくれまして夏休みに入ってから7月23日から、当初静岡から小松、熊本、鹿児島の3路線でスタートさせていただいております。この時点では、2機体制で始まったんですが、その後、今年の1月に3号機が参りまして、今月4号機、5号機が入り、5機体制が今月末の時点で整うような形になっております。その間、4月1日に日本航空から静岡−福岡線と静岡−札幌線の就航を引き継ぎまして、そのあと6月1日から松本−福岡並びに松本−札幌の路線を引き継いで就航しているという状態でございます。今月の末からいよいよこの静岡の関係でいきますと、静岡−松本便というのを新設しまして、静岡−松本と県営名古屋空港いわゆる小牧空港から福岡のほうに1日5往復、いよいよ今週末日曜日から就航するような運びになっております。今、赤色の1号機と2号機が水色、3号機がピンク、そしてちょっと色がわかりづらいかもしれませんが4号機が緑色、5号機がちょうどあした、大体14時ぐらいに小牧空港にブラジルから到着する予定で、色についてはその時点で発表という。ちまたでちょっと御存じの方もいらっしゃるみたいですが、そういう運びになっております。今、FDAの組織自体は、ごらんのように社長から四つの本部体制になっていまして、私の所属する営業本部、それ以外に業務本部、運行本部、整備本部ということで、特に安全関係が一番航空会社の大切な部分になりますので、これ以外に安全推進室と、事業計画安全の環境をつかさどる経営企画室というのが独立して存在しています。
 拠点数と人数ですが、本社は先ほど言いましたとおり牧之原の坂口にございます。ここにシミュレーター含めたトレーニングセンターと併設して本社機能が坂口、静岡空港のほうに静岡空港支店と運行整備の指揮室、一番現場に近いところにということで運行整備の指揮室が空港支店と一緒に、富士山静岡空港のターミナルビル内にあります。そして、整備の間接スタッフあるいは整備関係の部品庫、機用品、機用品は機内で使ういろんなサービス品等を含めたそういった倉庫が、静岡空港のターミナル別棟と言いまして、空港ターミナルから見ると左手の端のほうにプレハブの建物があるんですが、そこに所在しております。そしてそのほかに営業本部、コールセンター、これが私のいるところになりますが、静岡駅前のちょうど旅行代理店の近畿日本ツーリストと松坂屋のちょうど間ぐらいの、もともとブラザーのビルがあったところの7階にあります。そして、あと就航各地に札幌、松本、小松、小牧、福岡、熊本、鹿児島になりますが、それぞれに空港支店が所在しています。大体全従業員数がことしの9月1日現在で大体300人、内訳がパイロットの関係が57名、客室乗務員が43名、ライン整備士が28名とそれ以外が間接の、私ども営業だったり総務の社員だったり、いろんな間接要員ということになります。
 坂口のところですが、静岡空港が一番手前に大きく写真が出ていますが、ちょうど空港の駐車場の向こうの奥のほうに坂口工業団地というのがありまして、ちょうど奥のほうになりますが、そこのところに私どもの本社が所在しています。
 現在の就航路線ですが、昨年の7月23日に就航しましたのが、小松、熊本、鹿児島と静岡から3路線、ことしの4月1日から静岡−福岡と静岡−札幌。6月1日から松本と福岡、松本と札幌ということで、今度の10月31日から小牧から福岡と静岡から松本という路線が新たに開設されます。
 今までの実績ですが、8月までの実績になっています。若干9月の実績が加わって数字が発表になっているものは変わってきています。おかげさまで就航率は99%とほとんど大きな欠航とかそういったものもなく、今のところ就航できております。定時出発率が91.5%でこれは定刻から15分以内の出発率ということで、これも新規の航空会社としては、手前みそになりますが、まだまだ満足してはいけないんですが、ほぼ順調に運行できているのではないかと思っております。搭乗率のほうは、いろいろ先生方にも御心配をおかけしていますが、静岡−小松が42.2%、静岡−熊本が46.9%、静岡−鹿児島が57.9%、静岡−福岡が54.8%、静岡−札幌が78.1%です。ちなみに松本−福岡が42.7%、松本−札幌が83.7&ということで全体の平均が8月までの分で52.4%という数字になっております。若干、このあと9月について言いますと、静岡−福岡なども少し改善してきていますので、全体的には徐々にですが搭乗率は上がってきています。ただ、残念ながら静岡−小松については、先般発表させていただきましたが、なかなか搭乗率が非常に厳しい路線でございまして余り大きく改善もしないということで、来春の運休を予定しているところでございます。実際、御利用していただいているお客様の傾向としては、もともとはビジネスのお客様が多いのではないかということで想定していたんですが、実際に福岡はちょっとビジネスの方も多かったりするのですが、それ以外の路線についてはやはり観光目的のお客様が多いです。また、就航先と静岡と比べた場合に、圧倒的に静岡から行かれるお客様が多く、路線によっては7割を超す静岡サイドのお客様の御利用というのが実態でございます。
 一応、こういった形になっているんですが、先生方のお手元に補足でこういったチラシと会社のこういった旅行商品をお配りしております。特に、私どもが今力を入れていますのが、静岡空港のアクセスを静岡県と一緒になって、あるいは私ども単独でということで、アクセスをとにかく改善して利用者をふやそうということで、掛川のほうにバスを運行しております。静岡空港から主に福岡便に接続するような形で送迎のバスを新幹線がとまる掛川駅のほうに、私どものお客様を対象にということになってしまうんですが、無料でバスを出しております。あと小松からの最終便が静岡空港到着した際に公共交通機関がない状態になっていますので、今島田までこの小松からのお客様到着時には、島田まで無料のバスを出しているという状態でございます。飛行機のダイヤにあわせてこの無料バスについては、今後もいろいろ検討していきたいと思っております。あと先ほど出ました松本線のパンフレットであったり、静岡線のパンフレット、それといろんな旅行会社様と商品を一緒に展開しているんですが、これは静鉄観光さんで展開していただいている静岡空港からの各路線へのフリープランといいまして、宿泊と航空券がセットになったプランになっています。これ以外のものも就航先から静岡へとか、あるいは観光セットになったようなプランというのも一緒に御案内をしております。そういった形で今、ビジネスマン、あるいは観光客のお客様を対象に静岡からもたくさん行っていただきながら、逆に静岡へもたくさん来ていただくということで進めております。特に今、一番課題になってきていますのが、就航先からいかにたくさんの方を静岡へお呼びしてくるか、双方向の交流を深めていくというのが、1つ大きな私どものテーマになっているところでございます。以上、簡単ではございますが、私どもの今の状況について御報告させていただきました。ありがとうございました。

○赤堀委員長
 ありがとうございました。
○内山拓郎氏
 若干、補足させていただきますと、我々はそもそも静岡ベースの臨場のあるエアライン、地方と地方の空港を結んで、地方のサービスを行っていくというコンセプトで出発いたしまして、それで例えば、大手とは競合はしない、協調はするんだけど競合はしない。それからまた、独立でやっていく。現在ある中小の航空会社の場合は、ほとんどがANAかJAL、どちらかの関連企業になっておりまして、全く独立してやっているのはスカイマークとFDAぐらいのものなんです。我々は当初から独立してやっていきましょうという、コンセプトでやっております。そういうことに基づいて、乗員の訓練だとか、それから整備士の訓練等を自社でやっていると、そういう設備も整えているわけです。
 それともう1つは、やはり飛行機が小型でございまして、小型機というとどうして1席当たりのコストは大型機に比べると高くなってくるわけです。と言いますのは、運航コストで例えば着陸料、それから燃料代、航行援助料というんですが、上空を飛ぶための費用、それからターミナルの使用料、そういうものは例えば737型機の800というのは177人乗るわけですが、我々の機体は76人、半分以下ですね。ただ、そういった直接の運行費用というのは半分になるわけではございませんし、それからいろんな飛行機を運行するに当たっての間接要員というんですが、整備の中でいろんな計画をしたり、要は陸上にいる社員ですね。それから運行にも直接運行しているパイロットほかに陸上にいる社員がいるわけです。こういった間接要員というのは、別に大きい飛行機であろうが小さい飛行機であろうが大体同じぐらい必要になります。それからまた、本当の間接、総務だの人事だのといったところも、大きい飛行機小さい飛行機にかわりなくかかるものはかかりますので、結局1席当たりのコストが大きい飛行機とは対抗できない。そういった意味で大手とは競合しないということを言っているわけです。逆を言えば本当に安い値段ではやっていけないということがございまして、そういうことに関連して、例えば小松便を来年4月から撤退するとか、そういうことも結果的に起こってきております。いずれにせよ、そういうことで、コストそのものは一生懸命切りつめてなるべく安くやっていくんですが、運賃については余り安売り競争には巻き込まれない。そういった方針に基づいて今やってきております。結局、我々も民間の飛行機会社でございますので、ある程度の採算がとれる見込みのあるような路線をやらざるを得ないということがございまして、いろんなところに結果的に展開していっているということになっております。それが、我々の現状でございます。

○赤堀委員長
 ありがとうございました。以上で、内山様と青山様からの意見陳述は終わりました。
 それでは、これより質疑応答をしてまいりたいと思います。御質問、御意見等がありましたら御発言願います。

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