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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:10/04/2016
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 一問一答方式で、大きく分けて4項目お願いします。
 まず、今議会で監査委員から提出を受けております監査結果についてお尋ねします。
 道路局道路保全課、河川砂防局河川砂防管理課、港湾局港湾企画課、それぞれ答える必要はありません。代表してどなたかが答えていただいたら結構なんですが、平成25年度から27年度までの土木事務所の監査で占用料の事務の不適切な処理が見受けられたと監査委員から報告を受けています。
 人間ミスは必ずあると思いますけれども、何か仕組みが悪いのか、どういうチェック体制だったのか、何をどう変えればこのミスがなくなるのかお答えください。

○鈴木経理監
 占用料徴収誤りについてお答えいたします。
 5番委員御指摘のとおり、占用料につきましては毎年何らかの誤りで指摘を受けている状況でございます。これにつきましては、平成20年度に一度、部内でプロジェクトチームにかけていろいろ対応を考え、根本的に直す議論をしました。あるいは仕組みが難しい。実はどの占用料も基本的に国の制度に準拠しているものですから制度が複雑でございまして、それについて直せないかと検討をしたんですが、やはり県独自に対応するのは難しいという議論でございました。そういったこともあって、現状の占用料の見直しにつきましては、ダブルチェックにとどまっているということでございます。
 今回、また意見としていただきましたので、河川占用料のみならず他の占用料につきましても、今までの見直しの状況とその後の誤りの発生状況を踏まえまして、今後どんなことができるのか改めて考えてまいりたいと思っております。

○竹内委員
 頑張ってください。

 次に移ります。
 6月定例会の我が会派の小楠県議からの質問で、馬込川の河口部の津波対策についてお尋ねします。
 答弁の中で、馬込川の河口部津波対策については、検討委員会から出された3件を含めて、従来型の水門方式及び堤防のかさ上げ方式を比較検討して、信頼性や経済性のほか最大クラスの津波に対する減災効果を総合的に評価した上で、最適な津波対策を選定いたしますとありますが、いつ選定するのか教えてください。

○太田河川企画課長
 ただいまの御質問にお答えします。
 馬込川の河口の津波対策につきましては、先ほど御質問にありましたさまざまな対策工法について、現在、比較検討しておるところでございます。最終的に、事業に向けて河川法に基づく河川整備計画に位置づけることとなっておりまして、本年度中に原案を策定し、来年度には河川整備計画に位置づけていく予定でございますので、今現在、比較検討を実施しているところでございます。

○竹内委員
 ということは、今年度中にその方式は決めるということでよろしいですか。

○太田河川企画課長
 今年度中に我々サイドの意見として、案として決めまして、それを流域委員会にお諮りするつもりでおります。

○竹内委員
 おおよそどのくらい事業費がかかるんですか、幅は。どのくらいからどのくらいという答弁で結構です。

○太田河川企画課長
 事業費についてでございますが、現在、水門方式及び堤防をかさ上げする方式のそれぞれについて比較検討しているところで、まだ詳細な金額については、これから算定する予定でございます。

○竹内委員
 頑張ってください。

 3番目。いただいた委員会資料の21ページになります富士山静岡空港への新幹線新駅実現に向けた取り組みに関して及び中央新幹線に関する動きとその対応についてお伺いをします。
 まず、予備費で10億円積み上げて議会の承認を得ていますけれども、すぐに結論が出ない場合、来年も同じような考え方で予算計上するのかどうか、お答えください。

○和田政策監
 お答えします。
 本年度予備費として10億円を計上させていただいておりますが、これにつきましては、その執行に向けてJR東海と協議をしていくと、今後話し合いをしていく予定でございます。
 来年度以降の対応でございますが、これについてはことしの状況を見ながら、新たに来年度予算への対応について今後考えてまいりたいと考えております。

○竹内委員
 今月末に建設分科会でも決算特別委員会が行われて、予備費と事業費違いますけれども、何で執行できなかったんですかという質問を我々しないといけないわけです。オーケーはしていますけれども、私は個人的には本来の予算の立て方ではないと思っていますので、立てるか立てないかはそちらにお任せしますけれども、議決権は我々にありますので、柔軟なおかつ迅速にやるためにはどうしたらいいかということをよく考えていただきたい。10億円というのは安いお金ではないものですから、よろしくお願いします。

 それに伴って、中段のところに現状と課題と書いています。JR東海に今年度の6月に書類を手渡したとあります。次ページの中央新幹線に関する動きの対応は今年2月にJR東海に意見書を手渡したと。それぞれどこの部署の誰に手渡したのか。

○和田政策監
 まず、新幹線新駅の技術検討結果でございますが、これはJR東海の総合企画本部の副本部長にお渡しをしております。中央新幹線の意見書でございますが、これは中央新幹線推進本部の静岡工事事務所の所長に手渡しをしております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 我が静岡県の知事はトップセールスが好きで、台湾に行ったりあるいはモンゴルによく行かれるようですけれども、JR東海のトップの役員とのアポは私の耳には入らないと聞いてますけど、その状況を教えてください。

○和田政策監
 申しわけありません。もう一度、御質問をお願いいたします。

○竹内委員
 川勝知事がJRのトップである社長にアポイントメントを、この新幹線新駅の実現に向けた取り組みの一端として、JR東海にトップセールスをかけようと思っても先方が会っていただけないと私は漏れ伝え聞いております。事実かどうかお答えください。

○和田政策監
 本年1月に川勝知事がJR東海の名誉会長に新年の御挨拶で伺ってお話をした経緯がございます。トップセールスとして、アポイントメントをとって断わられたかどうかについては、把握をしておりません。

○竹内委員
 担当部署として交通基盤部長にお尋ねしますけれども、これだけの大きな事業で、なおかつ予備費10億円を積み上げている案件で、知事自身がJR東海のトップに会わずして前には進まないと私は一般的に考えますけれども、今後、知事がJR東海にアポイントメントをとる可能性があるのか、そしてその取りつける覚悟があるのか、あわせてお伺いいたします。

○村松交通基盤部長
 現在の状況を見ますと、JR東海が入り口のところで新駅の設置の可能性についてなかなか言及していない状況ですから、我々としましては、先ほど和田政策監から話があったとおり、いろんな機会でJRの幹部の方と知事が会う機会があるものですから、そういうあらゆる機会を通じて働きかけるというのが基本的なところでございます。

○竹内委員
 先方も会いたくない方には会わないと思いますので、会ってもいい方をこちらは用意をして、先方と話を進めていただくことを要望したいと思います。

 次です。4番目、遠州灘海浜公園の基本構想についてお尋ねします。
 昨年の常任委員会から6月定例会でもいろいろ議論がありました。大小いろいろありますけど、そもそもこの構想を変更する余地が、議論していただくことがあるのかないのか。

○M田公園緑地課長
 説明が重なるかとは思いますけれども、5月30日に公表いたしました遠州灘海浜公園基本構想につきましては、50年来の未利用地である遠州灘海浜公園の中で、その公園としての活用を図るという意味で、防災・スポーツの拠点として篠原地区の整備を進めるということで進めてまいりました。
 その中で、1つは野球場というものが大規模スポーツ施設として挙げられてきたところでございますので、今現在、県の中の検討におきましては、この公園としての構想は代案を持ち合わせていないと。これから検討というか調査も含めて進んでいくとなった場合には、基本構想が基本計画に変わっていく段階でさまざまな要素を取り込んで、今、基本構想に書かれているものの内容を精査していきたいと考えております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 今、M田公園緑地課長からもあったように、測量と地質調査を発注して、業者が決まってもう実施したと聞いていますけれども、その結果はいつごろ出るんですか。

○M田公園緑地課長
 7月の末から8月の初めにかけて着手をいたしまして、当初の予定どおり10月の末には両方の調査結果が出る予定であると確認をしております。

○竹内委員
 調査結果が出る前に構想を変える余地がないというのは、ちょっと私は疑義を感じるんですけれど。地質だとかあるいは内容が県が思っていたものと全く違う結果が出る可能性があると思います。

 変える余地がないものですから、余り聞いてもしようがないんですけれども、都市公園懇話会がこの構想に関して3月18日と5月19日に行われています。そもそも都市公園懇話会というのは、この遠州灘海浜公園の基本構想のために開かれているわけではなくて、随時継続的に毎年開かれていると承知していますけれども、このメンバーを見させていただいたときに、大変優秀な方が多いんですけれど、この遠州灘海浜公園基本構想の目玉である野球に関しての専門家はいらっしゃいますか。

○M田公園緑地課長
 野球、野球場に関しての専門家ということでは、3月、5月に検討した懇話会のメンバーの中には含まれておりません。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 それを踏まえて、6月の答弁の中で私の質問に対して、県民、市民のコンセンサスがとれなかったからそれを是正するとか、あるいは防災機能の役割分担を話すとか、あるいは2020年のオリンピックに間に合う、間に合わないというお話も答弁いただいています。
 まず1点目ですけれども、懇話会の方々に野球の専門家がいない中で、利用者である方々の意見を、例えば具体的な団体名を出していただいて、いつごろ聴取したんですか。

○M田公園緑地課長
 県といたしましては4月の半ば、これはちょうどパブリックコメントをやっていた時期でございますけれども、静岡県野球協議会という野球の各種団体を統合した県に唯一の組織がございますけれども、そこの高校野球から始まってリトルリーグとか還暦野球とかさまざまな野球団体の皆さんの理事会の中で私どものほうで基本構想について御説明をした経緯はございます。これはちょうどパブリックコメントの最中でございましたので、野球関係者の皆さんの御意見をいただきたいということで説明に上がったところでございます。
 そのほか、野球関係者といたしましては県ではさまざまな機会を通じて、説明会を開くという形ではございませんが、打ち合わせなどで野球場についてさまざまに御意見をいただいているところでございます。浜松市は浜松市で、浜松市の――これは西部地域と申し上げてもいいかもしれませんが、野球関係者の意見を今現在聴取していると聞いております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 実は懇話会の資料をいただきましたが、3月18日に行われた懇話会の資料で、最後のところに、委員長から、いろいろ議論をされたのでこの内容で公表することでよろしいですかと言って異議がないということ。その公表に至ってから、この構想は何も変わってないということになるんですか、大きくは。要は、野球の専門家がいない都市公園懇話会があるならば、余計に県当局としては野球の専門家あるいは実際に使う方々、あるいは指導者等々の意見を聞いて懇話会にかけるのが順序、順番ではないかなと私は思っております。これは、答弁は必要はありません。

 次に、6月定例会で東京オリンピックに間に合わせる云々ということに関して、濱田公園緑地課長は、次の段階に進むことになった段階で、計画設計、実施設計と進めていくスケジュールにつきまして改めて目標を立てて進めていきたいと考えていると答弁されています。2020年の東京オリンピックに間に合わせるという御旗をおろしたのかおろしていないのか、答弁お願いします。

○宮尾都市局長
 当初は2020年という形で皆様にお話をしてまいりました。しかしながら、さまざまな御意見をいただき、まだまだ県議会でいただいた3つの大きなお話についてもクリアできている状況ではございません。そうなると必然的に、これから例えば基本計画をお認めいただいたとしても、それをまた皆様に時間をかけて御意見をいただくという時間もとってまいります。おのずとして先送りにせざるを得ないなという感じは否めないところだと思います。

○竹内委員
 ということは、2020年にこだわらないと。引き続き市民、県民のコンセンサスをとりながら、時期を限定せずにこの構想を前に進めていきたいということでいいのか。時期を具体的に限定しないということでいいのかどうか、再度。

○宮尾都市局長
 この施設自体が防潮堤を御利用になる方々の避難地という、もちろん公園としては利用者の避難地という大きな目的がありますし、そういう形をあわせ持つというのもあるものですから、できる限り早い時期に建設をという認識は持ってございますが、今のところそれはいつまでにとはなかなか言えない状態だと思います。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 若干の時期的な余裕はあると承知させてもらう中で、9月19日に私が住む浜松市中区の静岡文化芸術大学でシンポジウムが行われました。知事は大学へのさまざまな意見を言っており政治的介入だと私は思っていますけれども、県としてシンポジウムに出席しなかった理由を明確にしてください。

○M田公園緑地課長
 その理由につきましては、主催者であります溝口さんに文書で回答しております。文書の中身として理由は、市民の皆さんの議論の場であるということで回答をしております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 基本構想を変更する可能性の余地があるというならば、今の答弁で問題ないと思います。ただし、県は今の構想を変更するつもりはないというような先ほどのM田公園緑地課長の答弁からすると、いかなる場所にも積極的に出て県の考え方を述べるのが県の役割じゃないですか。
 もう一度答弁をお願いします。

○宮尾都市局長
 先ほどM田公園緑地課長も答えたとおり、まずは浜松市の中のコンセンサスをとっていただいてということで、今回我々と市に参加の依頼もございました。それに関しては、まずは市民のコンセンサスを得ていただいて、御議論をいただきたいということで。そのときの話とすると、説明をという話も市には来たようですけれども、今回は先ほどM田公園緑地課長も言ったようなお話の中で、出席はしなかったという状況でございます。

○竹内委員
 浜松市民は静岡県民です。そして、この事業主体は浜松市ではなくて静岡県です。今後このような会合があるときに、県はどのような対応をされるのかお尋ねします。

○宮尾都市局長 
 どういう状況でそういうお話があるかちょっとわかりませんけれども、その都度判断をさせていただくことになろうかと思います。

○竹内委員
 知事はよく現場に行くということを本会議で言います。私からすると、京都府で生まれて、長野県に住んでいる人が現場へ行かないで県庁の中にいて何が判断できるのか。言いかえれば当たり前のことなんです。
 我々は皆さんと同じように、この静岡県で生まれて、静岡県に住んでいます。住んでいるからこそわかることもいっぱいあります。ぜひ、これからも県民、市民の声を真摯に受けとめながら、小さな意見を大事にしていただきたいですし、その県民の意見を代弁するのが我々県議会だと思っています。

 最後に教えてください。
 野球場に関してですけれど、先般、桜が丘病院の移転候補地に関して、交通基盤部長の印でJCHOに意見書というか書類が出ています。この参考資料の中に参考までにということで、現地を知る医師の意見というところに、清水庁舎のところにもし建てた場合、病院の敷地のかさ上げを行っても津波による浮遊物や液状化などによりアクセス道路の確保が困難になり、孤立化のために機能低下は避けられないと病院に対してうたっています。
 片や、野球場のことは、発災直後には津波から公園利用者等の命を守る避難場所として、応急活動開始後に警察、消防等の支援活動拠点などの防災機能を導入することが望ましいともうたっています。
 実はこの2つの場所は両方とも津波浸水区域内で、6月の議会でも確認しましたけれども、同じ危険度となっていると承知しています。浜松市の中では最も早く津波が到達する場所です。津波による浮遊物や液状化などが考えられるが、防災の関係上、発災直後に警察、消防等の支援活動の拠点とするためにどうやってあそこまで行くのか、教えてください。

○M田公園緑地課長
 発災直後でございますけれども、これは基本構想の中に書いてございまして先ほど5番委員がおっしゃったとおりでございます。津波から公園利用者及び近隣住民の生命を守る機能ということでございます。
 その後、応急活動開始後におきましては、先ほどの警察、消防、自衛隊などの活動拠点として利用すると書いておりまして、このアクセス道路としては、防潮堤が完成した暁には、国道1号が北側に接しておりますので、浸水が免れるという想定の中で公園にアクセスをして、国道1号を使って活動拠点として利用すると想定をしています。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 知事は本会議場あるいはさまざまな記者会見で、この野球場に関して人助けだ、人の命を守るという表現を使います。6月定例会で申し上げましたけれども、例えばそこで少年野球の大会が開かれたとしましょう。遠州灘海浜公園に野球場ができて、そこで少年野球の大会が開かれたとする。その子たちは本来は津波浸水地域には住んでいない子供たちだと仮定をしましょう。その野球場が海辺の篠原にあるがために大会に参加して被災した場合、これは自然災害でしょうか、人災でしょうか。
 たった一人の命を守るためにも必要なんだと知事は言うけれども、もし、たった一人でもあそこに野球場ができたがために亡くなった方があるならば、一体誰が責任をとるのですか。私はそう思っています。いつ来るかわからない震災かもしれません、津波かもしれませんけれども、この野球場ができて、ここにいる多くの方々、もしかすると県の職員を退職している方もいるかもしれない。そういう先の先まで考えて我々は議論を重ねないといけないと思います。議会はそう思っています。
 知事が言うからこの事業を推進するんだということではなくて、我々も真剣に向き合っていきますから、県の職員の方々も真剣に、真正面からどこにも逃げずに、誰にもこびずに県民と向かい合っていただくことを、議会と向かい合っていただくことを心からお願い申し上げて質問を終わります。

○相坂委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時30分とします。

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