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委員会会議録

委員会補足文書

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平成30年2月定例会建設委員会
中澤 通訓 【 討論 】 発言日: 03/08/2018 会派名: ふじのくに県民クラブ


○深澤委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 初めに当委員会に付託された議案について討論がありましたら発言願います。

○中澤(通)委員
 それでは討論をさせていただきます。
 第1号議案「平成30年度静岡県一般会計予算」を初め多くの議案があり、それぞれの議案に賛成するのでありますが、一言意見を述べさせていただきます。
 限られた財政の中でそれぞれの予算が組まれております。交通基盤部はたくさん仕事をやりたいという気持ちはわかりますが、なかなか皆さん方の思うようにとれなかったかもしれません。しかし、県民の税金を基本とする中での予算執行でありますので、決められた中で精いっぱいの効果が出るように、皆さん方の御尽力をよろしくお願い申し上げたいと思います。その中で私ども先ほど来質疑をさせていただきましたが、第76号議案につきまして意見を述べさせていただきます。
 質疑の中でもそれぞれ発言をいたしました。なかなか難しい案件だなと思ってはおります。基本的にはリニア新幹線建設工事にかかわる偽計業務妨害ということで落札業者である大林組が東京地検から家宅捜索をされ、独禁法違反容疑でこれまた家宅捜索をされました。たまたま大林組はいち早く談合を認め、課徴金減免制度の適用を申告したとの報道しかありませんが、これが報道されて、制度上そのことについて他人への言及が禁じられているということで、当事者からの確認はとれないで今日まで来ております。
 同じ容疑で、独禁法違反で2社の関係者が逮捕されております。近くこれらに含めて公正取引委員会の刑事告発、検察からの起訴が見込まれる報道も過日あったところであります。これらも不確定なところがありますけれども、基本的には現在の県の定めた入札参加停止要件には当たらないということで今回も議案が上程されております。この議会も3月16日に最終的な議決が行われるということであります。もろもろ何かしらの手段がないかと考えましたけれども、仮契約書を見ますと、この契約は県議会の議決があったときに本契約となるものとある。要は仮契約が議決されれば自動的に本契約に移行するということで、改めて議決があって本契約を結ぶものではない仕組みになっています。ですから本当は3月31日まで、年度内執行ということであれば、基本として考えるには3月31日までの間に例えば独禁法違反の告発があったり、そして起訴がされたりということがあれば当然これに該当するんですが、時間切れでそのまま逃げてしまう、時間切れでこれが適用されない形に今はなっております。
 これは過去のいろんな経過の中で内規を決められて、それぞれのところでやっているとは理解をいたします。しかし、これで果たしていいのかなという感じが私はいたします。でき得ればというか、自分たちの気持ちの中では仮契約はあるけれどもこれが本契約に自動的になるのではなくて、やはりこの契約がこれまでは問題なくきておりますけれども、やはり本契約は本契約としてしっかりと契約をする形になっていれば、その期間様子を見て対応することは可能なんですね。可能なんです。ただし、現在の約束事ではそれができておりません。
 また入札公告の条件についても、これを見ますと、要は入札参加停止措置を受けたときは仮契約を解除し、本契約を締結しないことがある形になりますけれども、本来、現実にはそんなことはちゃんとやっていますよと言うかもしれませんが、仮契約を解除し、で本来とまっていいわけですよね。解除し、本契約を締結しないことがあるとわざわざうたうことはないんじゃないかと私はこの入札公告の条件についても多少の疑念があります。また参加停止要件についても、これはこれで中身をチェックするわけじゃありませんけれども、やはりいろいろ書かれていても、今回のような形ですり抜けをしてしまっていくことで果たしていいのかなという疑問は、今回のこの審査をする中で感じております。
 やはり一般の県民の方々の感性、感じからすれば、幾ら時間的なものがあってもその年度内執行ということであれば、せめて3月31日まで延ばせるということがあって、それまで努力したけれども停止条件が上がってこなかったから契約ですよということであれば、ある程度理解はされるんでしょうけれども、今のままだとこれはできないということであります。
 今回改めてこういうことが浮上したわけでありますが、一度これらの内規なり基準なりの見直しがどこまでできるのか、すべきなのかどうか、もう一度よく考えていただいて、せっかくの貴重なお金を使った投資であり、そしてまた契約でありますから、そのことについて賛成はいたしますけれども、強く意見として述べさせていただきたいと思っております。
 最後になりますけれども、先ほど来2番委員から退職される皆さん方にそれぞれの励まし、また御慰労の言葉がありました。私からも皆様方に長い間県庁、県の業務に御努力いただき、それぞれの英知を出していただいて今日までの業務を遂行されてきたこと、心から感謝を申し上げます。これでまだまだ新しい人生がまた開かれていくと思います。それらに向かって、ぜひ健康に気をつけていただき、御努力をいただき、また側面から県政を見ていただき、遠慮なくそれぞれの方々に御意見をまた出していただけると、大変皆さん方がそれぞれうれしく感じるのではないかと思います。
 私が政治をやっているときに常に感じるのは、尾崎咢堂の言葉があるんですけれども、人生の本舞台は常に将来にあれという言葉があります。今がベストじゃないよと。また将来に向かって自分の働き場所があるんだよと。そのために今何をするかを常に考えろという言葉がこの中に秘められているんですが、これで終わりではなく、また新しい世界に向かって大きく羽ばたいていただくことを心から期待をさせていただきます。本当に長い間ありがとうございました。

○深澤委員長
 ほかに討論はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
 発言もないようですので、討論を終わらせていただきます。

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