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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田内 浩之 議員
質疑・質問日:10/06/2015
会派名:ふじのくに県議団


○田内委員
 分割質問方式でお伺いをします。
 養護教員について2点お伺いをさせていただきたいと思います。
 複数配置基準についてなんですけれども、現在の基準は850名ということで、基準近くの大規模校の養護教員の方は本当に昼御飯を食べる時間もないぐらい忙しいと伺っております。それはたまにですかと聞くと、いやいや、本当に数日続くときもありますというようなぐらいお忙しいということで承っております。複数配置基準、やはり引き下げが必要と考えますけれども、所見をお伺いさせていただきます。

 もう1点。同じく養護教員についてなんですけれども、妊娠にかかわる教員派遣が、小学校の学級担任ですとか、中学校の体育の先生ですとか、あと特別支援学級の担任の女性教員には認められているんですけれども、養護教員の方には認められていないと伺っております。あとは、たしか中学校の体育じゃない女性教員の方も認められていないと聞いているんですけれども、今回は養護教員だけのことをお伺いをさせていただきます。
 やはり養護教員というと、お話を伺っていると、子供が保育園で軽く暴れてしまったりとか、あとは熱でうなだれてしまっているお子さんを抱きかかえなければいけなかったりですとか、ほかの先生方と仕事の内容が違ってくるので、やはり小学校の担任の先生と同じように派遣の検討をしていただいたほうがいいかと思いますけれども、所見をお伺いしたいと思います。

○奥村義務教育課人事監
 養護教諭の複数配置について御質問いただきました。
 養護教諭の配置基準につきましては、今10番委員が御指摘のとおり、義務標準法で規定をされておりまして、小学校は851名、そして中学校が801名以上の学校に複数の配置をすることになっております。県内の子供の数は平成20年、平成21年がピークで45校あったんですが、現在は昨年に引き続き複数配置校が30校になっております。
 それから、このほかに発達障害、あるいはいじめ等の対応のための国加配も措置されておりまして、現在、静東、静西の教育事務所管内に1人ずつ、静岡市、浜松市管内に1人ずつということで、計4名の国加配の措置を養護教諭にはしております。
 子供の数が減少傾向にある中、これまでも出てきましたように、多様化する子供、あるいは保護者の価値観の多様化等々を鑑みまして、先般発表されました平成28年度の予算に向けた文部科学省の概算要求によると、義務標準法を改正して、小学校は今851人と申し上げましたけれども、これを751人、それから中学校は801人から701人、それぞれ100名減じた基準に変更しようということが盛り込まれております。
 したがいまして、県教育委員会としましては、この概算要求を何とか予算化できるように、引き続き国に強く要望していきたいと考えております。

 2点目ですが、10番委員御指摘のとおり特別支援学級、あるいは中学校で体育を担当する女性教諭につきましては非常勤等々の人的な措置をしております。養護教諭の業務を踏まえると、子供が非常に多様化しているということで、現在は人的措置をしておりませんが、これまでの状況を考えてると検討をしていく必要性もあるなということで、今後今のお考えをもとに、安心・安全な教育活動の中で、養護教諭が活躍できるような環境を整えていければなと思いました。検討したいと思います。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 1点、要望とさせていただきたいと思います。
 複数配置基準の件なんですけれど、国で前向きな動きが出ているということで、非常に安心をいたしました。ただ県単でも結構かと思いますので、県でもさらにプラスをしてより配置基準を引き下げられるように御努力をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。要望とさせていただきます。

 次に、2点目の質問をさせていただきたいと思います。
 いじめ対策としてのハロー電話ともしびの活用について御質問させていただきたいと思います。
 県の教育委員会では、ともしびという電話を設けていただいて、教育に関する電話相談を受けていると思います。しかしやっぱりいじめ等で悩んでいるお子さん御本人にかけてきてほしいというPRがまだまだ足りていないかなと感じているところでございます。
 先日、会派の視察で長野県に勉強に行ってまいりました。趣旨はいじめ条例のことだったんですけれど、その中で長野県では無料の子供専用ダイヤルというものを設けて、お子さんたちにいじめ等の困ったことがあったら電話してくださいねと周知徹底をしたところ、お子さんからの電話が急増して、非常に意味があったということでお話をいただいてまいりました。静岡県でも同様の取り組みの必要性を非常に感じたところでございますけれども、所見をお伺いさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○山本教育政策課長
 お答えをいたします。
 ハロー電話ともしびの子供へのPRと、それから無料子供専用ダイヤルを設けたらどうかという御趣旨かと思います。
 まず、最初の子供へのPRでございます。
 このハロー電話ともしびの電話相談でございますけれども、県の総合教育センターの専門支援課の教育相談班というところで受けているんですけれども、県内全ての小中学校、高等学校、それから、特別支援学校に対しまして、A4サイズぐらいのミニポスターを配付をしてございます。それから、全てのクラスに掲示をしてくださいというお願いをしているところでございます。
 それから同時に、これはまた別なんですけれども、電話相談だけではなく、総合教育センターでは面接相談ですとか学習支援等も行っておりますので、それも御案内をいたしましたパンフレットを配布するというのを別途してございます。
 それから、ほかに県民だよりや市や町の広報紙でもこのハロー電話ともしびの取り組みついてはPRに努めているところでございます。
 今後、例えば先ほど申し上げましたミニポスターを各学校で印刷していただいて、全生徒に行き渡るような工夫もいたしまして、情報が全ての子供たちに確実に届くような工夫を検討してまいりたいと思います。
 それから、無料子供専用ダイヤルの関係でございますが、現在総合教育センターでの電話相談には2つのルートがございまして、御指摘のございましたハロー電話ともしびのほかに、0570から始まります全国統一の24時間子供SOSダイヤルもございます。この24時間子供SOSダイヤルについては文部科学省が財務省に対しまして、現在フリーダイヤル化を概算要求していると伺ってございます。県といたしましてはその動向を注視していきたいというところがまず1点でございます。
 それから、ハロー電話ともしびでございますけれども、現在県内4カ所の番号がございまして、こちら相談者の一番近くの局番にかけていただくことによりまして、電話料金ができるだけ安くなるようにという工夫はしているところでございます。このハロー電話ともしびにつきましては、もともともちろん子供、児童生徒を対象にしている電話相談でございますが、青少年一般についての悩み相談にも応じているということがございまして、昨年度の実績を申し上げますと、相談者の約60%が一般成人となってございます。このため、受益者負担ということもちょっと考えなきゃいけないということで、現段階ではフリーダイヤル化については検討してございませんけれども、10番委員御指摘のように、子供自身からの相談がふえるような取り組みというのは非常に必要だと認識してございますので、よりよい方策が提供できるように今後、検討してまいりたいと思います。

○田内委員
 1点要望とさせていただきたいと思います。
 多分いじめられている子供の中で、特にいい子というとちょっと抽象的ですけれども、真面目な子だったりするのは、やっぱり親に言うと親に迷惑がかかっちゃうと。あとやっぱり学校の先生に言うと周りの友達とかにもばれてしまったりとかして、なかなか言えない子供たちも多いかと思います。やはり今、非常に御努力していただいているということを評価させていただきますけれども、ぜひ本当に県内の子供たちが必ず、ああこういういじめ等があったらここに電話すればいいんでしょうと、番号をそらで言えるとまではいわないですけれども、すぐ電話がかけられるような状態にぜひもっていっていただきたいということを改めて要望して質問を終わりたいと思います。

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