• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年8月富士山静岡空港活性化特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大池 幸男 議員
質疑・質問日:08/04/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○大池委員
 8番、大池でございます。
 私は当委員会の委員長、副委員長ともども、空港の地元の議員でございますので、空港の設置が島田榛原と言いますか、榛原島田に決まってから20数年間、これにはかかわっておりますし、その間、市内のいろんな思いを持っている方たちの中で、賛成、反対、そして地域を分断するようなあつれきとか、そういうものを見てきた中で空港がスタートした。そういう現実のもとに、当初、市民が思い描いていた空港ができて、地域にさらなる発展と言いますか、にぎわいと言いますか、そういうものを求めた大きなプロジェクトが終わったわけでございますが、実はなかなか思いえがいたとおりになっていないという中で、今回、県当局を中心にこの空港周辺の整備を完成以降の筋道を立てるために、ティーガーデン構想という具体的な構想をお示しになって、先ほど具体的ではないという話かもしれませんけれども、筋道をつくって、それを今から具体的な施策に落とし込んでいくと、これに関しては非常に応援をさせていただきたいと思いますし、期待をさせていただきたいと思っております。地元の議員としての思いを述べさせてもらいました。

 若干質問をさせていただきますけれども、まず細かい話になっちゃうんですけれども、各定期便とか国内、国外、チャーター等の実績も2年間、出ていると、なかなか思い通りにいかないというところがあるんですけれども、その中で最初敷かれた路線が撤退するというような現実も出ている中で、それは経済情勢とか大変厳しい、本県自体、より意外なそういうファクターで起きていることもあると思います。努力してもなかなか届かない点もある。ただ、チャーターに関しましては、今回モンゴルにもチャーター便で県の代表団が行かれていると。これはしっかり仕掛けていけばそれなりに成果が出るものではないのかなと私は思っていますし、そういった中で、先日、日本航空さんがチャーター便を静岡空港から出すという計画を発表をされたというのを情報で聞いたんですけれども、ここの真意をどういう形でとらえているかお聞きしたいと思います。特に日本航空さんとは、搭乗率保証の問題でこじれてああいう形で撤退なさったエアラインでございますので、それがチャーターを入れてくれるというのはどういう背景で、今後どうなっていくのか、そこら辺含めて、当局としてのお考えをお聞きしたいと思います。

 次に、石雲院の展望デッキ、この間、私たち委員会メンバーであの絵をいただきました。まるでおおわれていたウッドデッキ、そういう基本設計なのかな、イメージ図をいただきましたけれども、それが10月までにしっかりとした詳細設計ができ上がるとお聞きしておりますけれども、見るからに冬はあそこは冷たい風も吹くでしょうし、夏は炎天下の中でと、展望とはいえそれなりの配慮も必要でしょうと思いますし、かつ静岡県も木材の関係で県内産の木材を使おうと一生懸命やっている中で、あれだけの量のウッドデッキを敷くという中で、当然ながら国内の、県内の県産材の木を使ってくれるんだろうなというのは、当たり前のようにいろいろな形、人から御指摘を受けますけれども、そういう面で設計に対する御配慮はどのようになさっているのかをお聞きします。

 次に、先ほど交流局長からも新幹線新駅の話が若干出ましたけれども、これは静岡空港の将来において、これができる、できない、これは大きな問題だと思います。できればすばらしい空港になるということは知事もおっしゃっているし、知事の国に対する活動、働きかけというのは本当に心強く思っているというところでございますけれども、それの絡みの中で、リニア新幹線の話もありまして、リニアの南アルプス直下のトンネルが建設されると、その建設に当たっては、本県の県の地層の中を通って、かつ立て坑を2本もつけて、そこに工事をするためのそういう県としての応援もしなければいけないでしょうし、搬出された土砂の問題も、あれだけの国立公園と言いますか、公園内の話ですので、応援も県はJRに協力をしていくということを考えれば、そのお返しをJRは静岡空港の近い設置ということで求めるということが絶対必要だと、私は地元の議員として考えますよ。ですので、リニア新幹線の建設にはもう絶大なる応援を県はしていただきたいと思います。
 そういう中で、ちょっと話、ずれるかもしれませんけれども、リニア新幹線のJRから本県に求められている支援というのは具体的にどういう形で、今現在求められているか、教えていただきたいと思います。

 次に、最後でございますけれども、この資料でエプロンが小型機用と及びリージョナルと、小さな飛行機だと思いますけれども、年末までにできます。それはビジネスジェットとかリージョナルのそういうニーズを受けてつくると。当然、私たちも予算を通したわけですからできて、じゃあ本当にできた暁には来てくれるんでしょうかねというのが実はすごく心配でございます。もう工事が始まろうとしているわけですから、その要請があったビジネスジェット運航会社とかリージョナルのそういう各社から具体的にそのできた以降の運用に関する話し合いと言いますか、情報交換と言いますか、セールスと言いますか、そこら辺、どうなっているのか、教えていただきたいと思います。以上です。

○渡井文化・観光部理事
 私からチャーター便につきましてですけれども、チャーター便につきましては、定期便と合わせまして県民の皆様の利便性を図っていくということでは、非常に重要なものと考えております。また、特に海外からの誘客を図ると、インバウンドのチャーター便も非常に重要と考えております。
 チャーター便につきましては、幾つか基本的には考え方がございまして、今回のモンゴルのように友好提携を図っていく上での県が主体的に飛ばすもの、あるいは定期便化に向けて継続的に飛ばすものと、加えまして、今回JALがアラスカへ飛ばしましたように、ほかの空港からでもなかなか定期便が飛んでいないところであって、県民の皆様が出かける、行っていただく機会があるものということで分けられようかと思います。
 今のアラスカにしましても、またスペイン、スイス、それから秋、冬にハワイのチャーターありますけれども、こうしたのはそういうものですけれども、基本的にはこういうものは県が主体的と言うよりも、民間の旅行社が進めていくものと、県は促進協議会の制度を利用しまして、広告宣伝費等を側面的に支援するということで行っております。
 ですので、今回のJAL便がアラスカへ飛んだということと、またJALの系列会社のJTAという会社が専ら沖縄方面へ飛ばしておりますけれども、開港1年目、2年目も引き続いて石垣島、宮古島へはチャーター便が飛んでおりますので、こうした取り組みについては訴訟は抱えておりますけれども、ニーズがあるものについては県も側面から支援していくということで、行っているところであります。

○君塚文化・観光部長代理
 今の渡井理事の話を補足させていただきます。
 今、チャーターを飛ばす考え方等については今、渡井理事が申し上げたとおりでございますが、先ほど委員御指摘のいかなるメッセージかということでございますけれども、搭乗率保証にかかる訴訟自体は、JALの撤退、搭乗率保証という覚書がございましたので、これとの関係で、私どもとしては突然の撤退、一方的な撤退という中で協議がなかったことと、その後の協議もないということでお支払いできないという主張を申し上げております。それに対してJALさんとしては覚書があるから支払ってくれと、そういう主張のやりとりを今している状況でございます。これはその問題として訴訟の場で解決していくことだと思っております。
 ただ、チャーター便の運航、だからといってチャーター便の運航をしないとか、あるいは一切空港に協力しないということではなくて、それはその問題として訴訟の場で解決していくべきと思っておりまして、その委員御指摘のメッセージということよりは、やはりそれは峻別して訴訟は訴訟のこと、また実際空港利活用の中でJALさんが飛ばすということもございます。実際、今、FDAが定期便、飛んでおりますけれども、コードシェアとして実際JAL便として飛んでおりますので、それは考え方としては分けて、逆に訴訟のメッセージということではなくて、あくまでその訴訟の問題として解決することと、実際エアラインとして利活用するということとは分けて考えるという意味で、今、理事の申し上げたとおり、チャーター便の運航につきましてもほかのエアラインと同様に取り扱っているということでございます。

○橋本空港企画室長
 石雲院展望デッキの今後の実施に当たりましての県産材の使用ということでございますけれども、展望デッキにつきましては、鉄筋コンクリート造りの上にウッドデッキ仕上げということで、基本計画の中には指定がございまして、現在、営繕工事課において実施設計の指名競争入札を進めておりますが、その中の建設設計業務委託特記仕様書におきまして、ふじのくに公共建築物等木使い推進プランに沿って、県産材の使用についてできるだけ活用を図るものという規定がございまして、県としましてもそういった県産材の使用については積極的に推進してまいりたいと思っております。以上です。

○星野管理局政策監
 委員の御質問のリニアにかかわる現状のJRからの要望についてお答えいたします。
 これにつきましては、現在、JRのほうはうちの環境部局としっかりと南アルプスの環境調査に向けて、今その内容について打ち合わせを行っております。ただ、環境調査については協力すると言うよりも、しっかりとした視点から南アルプスを守るという部分がやはり大事になりますので、そちらについては法令に従いながら、しっかりとその部局のほうでやっていただけると思います。ただそれを進めるに当たりまして、窓口を一本化するとか、円滑にそういった打ち合わせを進めるという部分への支援、あとまた環境調査が終わってくれば、例えば現地のトンネルを掘ったり、また作業員が住むスペースとか、作業用道路、そういったもろもろの部分で打ち合わせをして、その協議に乗っかっていくという部分は当然出てくるものですから、そういったものをしっかりと応援するために、県といたしましては副知事を本部長にしました中央新幹線整備推進本部をつくって、この中でしっかりとすべての部局が協力しながら応援をしてまいりたいと思ってます。
 また、当然、リニアがある程度しっかりと見えてこなければ、答申にもありますように、新幹線新駅も含めた現新幹線の利便性の向上に向けた活用方策というのはやはり見えてきませんので、しっかりと今のリニアを応援しながら、かつJRといい関係をつくりながらしっかりと打ち合わせのできるテーブルと言うか、そういった場面をこれから交通政策課とか、そういったところと十分に協力しながら、そういった場面をしっかりと形づくっていきたいと考えております。以上です。

○渡邉空港経営課長
 現在、拡張工事を進めておりますエプロンについてのお尋ねがございました。
 開港してからいわゆる小型機、ちょっと言葉が紛らわしくて恐縮でございますけれども、ビジネスジェットでありますとかプライベートユースのジェット、企業が所有している航空機――こういった機材についてここでは小型機という言い方をさせていただきますけれども――開港後、実績で申しますと21年度で402機、22年度で370機、6月までの数字でございますが、今年度もこれまで90機程度ということで、ほぼ1日1回程度の飛来はいただいているというふうな実情もございます。
 セールス状況というお尋ねでございましたけれども、県といたしましてビジネス機材を扱っております事業所団体がございます。ビジネス航空協会、こちらに県としても加入しておりまして、そういった役員の方々等に、この整備状況については御案内を申し上げ、利用促進のお話をさせていただいております。
 また国際ビジネスジェットに関して申しますと、国内への飛来について、ハンドリング等々の手配、あるいは国内での手配の関係で、取り次ぎを行っております事業者様がいらっしゃいます。そういった事業者様等々に対しても静岡についてもビジネスジェットが飛来できる場所が環境が整っております。こういったお話を御案内申し上げまして、そういった意味ではビジネスジェットを利用される方々にもそういった情報を御提供いただきたいというふうなことのお話は申し上げているところでございます。
 なお、ビジネスジェットにつきましては、国におきましても検討会を設けまして、主として成田空港を中心に、現在具体的なプランが練られているというふうに承知をしておりますけれども、そういった国における取り組みの状況でございますとか、ユーザー様の御要望等々についていろいろと情報を入れながら、拡張の工事が終わりまして供用開始する段階で、なるべくそういった現在課題等々とされている問題についてもなるべくクリアをした形で使い勝手のいい提供の仕方をしたいということで、現在内部的には検討を進めているところでございます。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp