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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年6月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:07/25/2017
会派名:無所属


○桜井委員
 1年ぶりでございます。よろしくお願いします。
 1年前と同じような質問をするかもしれませんけれども、かわった方もいると思いますので、その点はよろしく御理解のほどお願いします。
 分割質問方式でお願いします。
 富士山の日ですけれども2月23日。私は語呂合わせだって言っていたけど、知事はそうでもないらしい。語呂合わせでやるとしたらふじのくにだから2月29日のほうがいいと私は思っていたけれどね、4年に1回だし。オリンピックもワールドカップもみんな4年に1回だし、かえって29日は企業も休みやすいと思っているんですけれどもね。
 この2月23日は、各地区のイベントとかに温度差があるんですけれども、その後はどうなんですかね。最初のころは学校も休みにしようだとか、結構いろいろあった。私が島田市長のころは全部反対しちゃって一切やらなかったんですけれどもね。その後の状況はどうなっていますか。

○内野富士山世界遺産課長
 富士山の日の制定後の状況について、お答えいたします。
 富士山の日は、平成21年12月25日に条例で制定されまして、その後2月23日を富士山の日とすることでやってまいりました。
 富士山の日の休業化のお話で申しますと、平成22年度には県内9市町が富士山の日を公立小中学校の休業日としておりました。その後平成26年度には、4市町に減っております。そして平成27年度につきましても、35市町のうちの4市町で推移してまいりまして、平成29年度から県立特別支援学校につきましては、休業化をやめると教育委員会で結論に至ったと聞いております。

○桜井委員
 要するにじり貧ということだ。それ以上言わないけど。

 次に進みます。
 部概要51ページに東京2020オリンピック候補選手の支援があります。
 要するに、オリンピック候補選手を県で支援していこうと。そこに6420万円の予算を組んであるんですけれども、限度額が高校以下60万円、大学以上は120万円と。
 就職試験とか就職後の給与は、大学卒、高校卒で差があるんですけれども、同じオリンピックに出るのに何で高校以下が60万円なのか。大学以上っていうことは実業団もいるんですが、実業団でオリンピックに出ることはその会社の宣伝効果が抜群にいいもんだから、別に県の支援をいただかなくてもそれ以上のことをすると思うんです。
 同じオリンピックで高校生が金メダルをとっても大学生が金メダルをとっても価値は同じだから、その支援に対して限度額を60万円と120万円で差をつけること自体が、私は間違っていると思うんですが、何でこういう形になったのか教えていただきたい。

○都築スポーツ振興課長
 2020東京オリンピック「ふじのくに」スポーツ推進事業について御質問を受けたと理解しております。
 この事業につきましては、2020年の東京オリンピックに本県からより多くの選手を輩出するため、有望選手を指定強化選手として強化育成のための合宿や遠征費用、メディカルチェックに係る経費、トレーニングに用いるハイレベルな器具に係る費用等に補助しております。
 本事業ですけれども、平成26年度から開始しております。制度創設時にいろいろと上限額を検討したんですけれども、日本スポーツ振興センターのアスリート支援制度における五輪入賞級の一般大学生と中高生への支援上限額をまず1つ参考にしたということです。
 もう1点につきましては、スポーツ選手の支援強化費の実情がございまして、県内のオリンピックの対象競技28団体から育成強化に要する経費について確認しました。
 6番委員がおっしゃったとおり、当然企業からの支援もございますが、あくまでもそれぞれの個人負担額という点で調査しまして、一般大学生、中高生の金額を確認し、それを参考に支援額の上限を設定したということでございます。

○桜井委員
 いろんな例を参考にしたと言いますが、それを参考にしてやるんじゃなくて、より静岡県の選手をたくさん出そうという考えであるならば、学歴なんて関係ない。ですから差をつけること自体が間違っている。高校生以下のほうが父兄負担が多くなるから、逆に言えば支援額をふやしたほうがいい。実業団なんか会社が面倒を見る場合が結構多いですから。だから発想がこの件についてはおかしいと私は思っていますけれど、もう一度それについてお答えしてください。

○都築スポーツ振興課長
 上限額設定につきましては、今申し上げましたとおりそれぞれの実績を勘案しています。ただ実情は、企業からの支援がある場合は個人負担が減りますので、120万円の上限額があるとはいえ実際にそこまで負担してない場合もございます。
 逆に、中高生世代につきましては、学校、日々の学校行事等の兼ね合いなどから、なかなか強化遠征とか範囲が広がらないところがございまして、60万円ぐらいの金額等の負担がいっぱいかなと考えています。

○桜井委員
 限度額ですから、実業団の支援があれば限度額以下で済むのかもしれませんけれど、オリンピック選手に対して差をつけるのはいかがなものかと思います。

 次に移ります。
 部概要52ページ、ラグビーワールドカップ。
 私は今まで、国際試合では人工芝じゃだめだよ、天然芝だよと聞いているんですけれども、ここに国際試合開催に必要な人工芝整備と書いてあるんですよ。これは前に聞いた天然芝じゃなきゃだめだというのとどう違うんですか。

○高倉ラグビーワールドカップ推進課長
 人工芝の件についてお答えいたします。
 今回、エコパスタジアムでテストマッチがございました。このときも人工芝を使用したんですが、本来ピッチの上は天然芝の使用が基本になっております。ただ国際マッチを開催する上で、既存のエコパスタジアムのピッチだけでは足らない状況がございます。長さが100メートルと70メートルが天然芝の大きさでございまして、実際には130メートルと80メートルの広さが国際マッチの基準とワールドラグビーが決めています。その大きさを確保するため周辺に人工芝を敷設して対応する案で、昨年度に平成28、29年度の債務負担行為という形で予算をいただきました。
 この人工芝に関しては、2019年のラグビー本大会でも使うことはできるとの確証を得た上で今回整備したんですけれども、あくまでピッチの上で選手がプレーするのは天然芝、周辺のトライをする部分や緩衝エリアは人工芝として今回整備したということです。

○桜井委員
 わかりました。
 以前、競技をやる外側も天然芝でないとだめと言っていたけれども、そこの部分を人工芝にできるように努力しますという話は聞いていたんです。

 次に、部概要53ページの東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ誘致推進事業費。
 海外現地連絡員の設置について、3人ほど北米、欧州、オセアニアに設置すると。これ以外の南米とかアフリカとかいわゆる先進国でない人たちは入っていない。ワールドカップサッカーのときも藤枝市にセネガルがキャンプした。サッカーは1種目だけれども、そういう人のほうが静岡県のよさを知ってくれるし、南米とかアフリカからキャンプの誘致をしたほうが呼びやすいし、もっと力を入れる必要があるかと思うんですけれども、これはどういういきさつでこうなったのか教えていただきたいと思います。

○山本オリンピック・パラリンピック推進課長
 アフリカや南米についてですけれども、オリンピック・パラリンピック事前キャンプ誘致につきましては、まず県内の市町がどこと交流したいのかという意向に基づいてやっています。その中でアフリカや南米につきましては、現在浜松市が南米のブラジルを希望しておりますけれども、それ以外でアフリカ、南米を希望している市町はございません。
 事前キャンプの誘致は、国際交流の観点もございますので、内閣官房が進めているホストタウン制度を利用して、より多くの南米、アフリカについても市町で希望、興味が向くように促していきたいと思います。

○桜井委員
 先ほどの知事直轄組織の所管事務調査でも地域外交の話が出たんですが、やはり静岡県がグローバルにいくんだったら、アフリカ、インド、中南米、南米も重要かと。市町になると近い国のほうがよくて、遠いところは職員を派遣して何だかんだやるのが面倒くさいという気持ちがあるかもしれませんけれど、真の国際交流は近隣の国だけでないので、こういうオリンピックを機会に県がある程度手を差し伸べて、市町を奮い立たせることも検討していただきたいと思っております。

 次に、部概要54ページのサイクルツーリズムの聖地の創造の中で東部、伊豆地区のコンビニ、道の駅等へのバイシクルピットの整備について。
 コンビニ、道の駅というと普通は大体民間で、道の駅や高速道路のサービスエリアは国交省もあるんですが、これは要するに県がコンビニを経営するという解釈でいいのか。それともコンビニを誘致しやすいように、県は整備してやるんだよという意味にとっていいのかお答えいただきたい。

○都築スポーツ振興課長
 バイシクルピットについての御質問を受けたと理解しております。
 まず、バイシクルピットでございますけれども、サイクリストが安心、快適にサイクリングを楽しむことができる環境ということで、今回民間事業者の協力を得ましてサイクリストが休憩やメンテナンスを行うスポットとして整備したいと考えています。
 設置場所に道の駅、コンビニとありますけれども、県がコンビニを設置するというより、コンビニにサイクリストが来てもらうためにいろいろと支援してまいりたいと。実際にバイシクルピットに必要な空気入れとか修理工具はコンビニに用意してもらうと。逆に県としては、バイシクルピットの認定の印としていわゆるタペストリーであるとかのぼり旗の提供と、プラスアルファでサイクルラックが必要な場合は提供していく形での役割分担を考えております。

○桜井委員
 コンビニは、市場調査をやって1日に大体これだけの売り上げがここに設置するとあるということですけれども、サイクルの場合は人口密集地とは限らないと思う。自転車競技をする人たちが寄りやすいようにということになると、一般市街地にある売り上げより相当落ちると思うので、ある程度補償してやらなきゃいかんと思うんですが、どうお考えですか。

○都築スポーツ振興課長
 今回、あくまでも民間事業者の協力を得てということでございます。まだ補償までは考えておりません。応募していただいた施設についてお願いしていくということでございます。

○桜井委員
 売り上げが伸びなかったら、なかなかそこへ設置しようというコンビニはないと思うんですが、その折り合いでどういう助成をするかは今後の問題だと思います。結構なことでございますので、ぜひ実現されるように願っております。

 次に、部概要59ページの日本平山頂シンボル施設整備です。
 静岡市と協力して今回入札で不調に終わったと。静岡市の場合は落札できたということで、どうも感ずるところ、要するに県産材を豊富に使って何とかやろうというのはどうしても高くなるだろうし、予定価格よりもコストが高くなり入札不調に終わったと思うんです。再度設計し直して入札すると思うんですけれども、富士山静岡空港の石雲院展望台も最初は県産材を使うこととしていたが外材の利用で落ち着いた。あとのランニングコスト、維持管理の面ではイペ材とかの外材も考えられる。知事の意向でどうしても県産材を使わないとできないということで、制約があって高い単価になったかもしれないけれども、屋内施設なら県産材を大いに使って多少コストが上がっても将来維持管理で腐らないけど、外でいろいろな木材を使ってやる場合は当然雨、風で腐るんです。腐らないイペ材だとかかたい外材だとかいろんなものがあると思いますけれども、あくまでも屋外の展望だとかフロアも県産材を使わなきゃいかんという制約があると、設計を変えるにしてもどういう設計の変え方するのかわからんけれども、私は何が何でも県産材にこだわる必要はないと思う。材木を使うのはいいことですよ。学校の施設もそうですけれども、教室の中に材木があることによって子供たちにいい環境で脳にもいい刺激を与えてくれると聞きます。
 屋外へそういう材木を使うこともいいんだけども、費用対効果を考えた場合、果たして何が何でも県産材を使うのがいいのか、もう少し考えを変えることも必要じゃないかと思っているんですけどどうですか。

○永井観光政策課長
 日本平シンボル施設におけます県産材の活用につきましてお答えいたします。
 日本平山頂シンボル施設の整備の理念は、平成27年8月に策定いたしました日本平山頂シンボル施設基本構想によっております。この中で基本方針としまして、建物は霊峰富士を仰ぐ場として美を重んじ、周囲の絶景に調和した、和をとうとび、品格のあるたたずまいを持った建物とするとしておりまして、施設の内容としまして、施設の内部は県産材を活用し、過剰な機能や設備のない洗練された空間とするとしております。したがいまして建物の施設内部につきましては、これに従って整備を進めているところでございます。
 また、県の施策にふじのくに公共建築物等の木使い推進プランがございまして、全庁を挙げて県産材を使用しようと取り組みを行っておりますので、こうしたことからも日本平山頂シンボル施設の整備におきましては、県産材を使用しているところでございます。
 ただし、3階の展望デッキにつきましては、直接日光や風雨にさらされやすい場所でありますので、6番委員が御提案、御意見いただきましたとおり、耐久性であるとかランニングコストを考慮して南洋材、外材を使う設計を当初からしております。
 このように、用途に応じた資材の活用を行っておりまして、今回本当に御心配をおかけしまして、御提言いただきましてありがとうございました。現在、設計あるいは工事発注を行っている営繕工事課とともにどんな見直しができるか、またさらに検討してまいりたいと思っております。

○桜井委員
 最後の質問になりますけれども、部概要62ページの空港競争力強化事業費について。
 ナイトステイ補助というのは、要するに富士山静岡空港に夜間におりて翌朝までいるための補助という意味に捉えていいのか。

 それから、富士山静岡空港で国際便が少ないのは今のところ仕方ないですけれども、愛知県のセントレア空港で行く場合、富士山静岡空港は駐車場がただですけれど、向こうもやっぱり負けまいとして、浜松市以東の車が来た場合は周辺のホテルに前泊して、1泊でも10日間は無料でとめさせてくれるし、もちろん旅客ターミナルビルの中の駐車場も申請を出せば無料になる形で、あれだけの便数がありながらも静岡県のお客を狙って一生懸命にやっている。
 それで、今度旅客ターミナルビルが増設されて国際便も多分ふえると思うんですけれども、今のところ搭乗者数は大体1カ月5万人かな。年間で六十数万人。国内便3万人対国際便2万人。前に聞いたときには東・中・西で中部、要するに静岡市から島田市あたりまでの乗客は50%ぐらいあるって聞いたんですよ。それ以外の東部は沼津市や伊豆。西部は浜松市、磐田市、袋井市ですけれど、どうしてもセントレア空港に乗客が引っ張られる可能性があるんですね。
 そこで、東・中・西の比率について、志太榛原や静岡市は今でも50%以上が国内便の乗客なのか、それ以外の比率を教えていただければありがたいなと思います。

○田中空港利用促進課長
 6番委員の御質問にお答えいたします。
 まず、ナイトステイにつきましては、夜間駐機に係る費用を補助するものでございまして、ナイトステイによりまして、航空機が夜遅く静岡空港に到着して逆に朝早く出ていくことで、県民の方が就航地で長時間滞在できる利便性が向上するため、ナイトステイの補助を行っているものでございます。

 それから、富士山静岡空港の利用者の比率についてでございます。
 6番委員御指摘のとおり、伊豆、東部地域は約14%、静岡市、志太榛原の中部地域は約60%、中東遠や浜松市の西部地域は約23%で県外利用が約3%になります。人口分布でいきますと、東中西大体30%で同じような状況であるのに対して、中部地域の利用が圧倒的に多くなっているということで、東部、西部地域の利用促進の取り組みを拡充しているところでございます。

○桜井委員
 東部と西部は空港から見ると遠距離ですから、駐車場はただだから別に車で来る方はいいんですけれども、新幹線で来る方もいる。新幹線の場合は掛川駅、静岡駅からバスもありますけれども、在来線で来た場合は島田駅から空港へバスが出ていますね、500円かな。掛川駅と浜松駅はたしか乗り合いタクシーがありますね。藤枝駅もたしかバスが出ていると思うんですけれども、島田駅の場合は一番空港から近いってことなんですけど、空港から一番近いのは島田駅じゃなくて金谷駅なんですよ。島田駅からだと大井川の橋を渡らなきゃいけないから時間がかかるけど、金谷駅の場合は橋を渡らずにそのまま空港へ行ける。以前は金谷駅にバスを運行しようということだったけれども、残念ながらいまだもって金谷駅から発着のバスは私の知る限りでは多分出ていない。
 なぜ出ていないかというと、多分これはJRの東海道線は島田発と島田どまりが多く、30本ぐらいあることもいろいろ考えたときに、金谷駅からのバスが出ないのはJRの関係なのかなと思ったりするんですけれども、どう考えていますか。

○板垣空港政策課長
 空港周辺の空港へのアクセスについては平成26年に有識者とか交通事業者を集めました二次交通検討会議を開きまして、どうあるべきかを検討していただきました。
 6番委員から御指摘のありました東海道線の運行の頻度でありますとか、利用者が島田線については東のほうから利用されている方が多いということなどを含めまして、JR島田駅への接続を選択しようということになったところでございます。
 また、周辺につきましては、御紹介のありました藤枝線につきましても藤枝市で運行していただいておりますので、県で支援いたしまして、より利便性の高い交通アクセスを目指していこうと取り組んでいるところでございます。

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