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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:07/25/2017
会派名:自民改革会議


○深澤委員長
 それでは、休憩前に引き続きまして委員会を再開いたします。
 質疑等を継続いたします。
 では、発言願います。

○落合委員
 一問一答方式でお願いします。
 まず最初に、入札契約制度の改善でございます。
 最近は公募制にすると、1者しか応募しないというのが大分多くなっております。そして20者程度が大枠で各ランクAとかBとかあって、指名しても辞退をしてしまうのが結構あります。やはりそういう中で、業者の数が減ったりとか主任技術者の数が少ないだとか、いろいろ事情があると思いますが、その辺は調査しているのか、現場に合わせた形で対応できているのか。その辺は建設委員会の担当なのかわからないですけれど教えてください。

○名雪建設業課長
 一般競争入札においては20者程度の業者が入札できるように要件を定めておりますが、入札の参加資格の確認を2年に一度行っておりますので、そこで業者の数等を調べております。指名の場合については設計価格によって指名業者数が変わりますが、最高で20者、その下は10者というものもございます。指名でも一般競争入札でも応札される数は7者から8者程度ということで、数年前からそのような状況が続いております。

○落合委員
 ありがとうございます。
 最近は特定のAランクの業者が大分減ったりしています。以前はその区域だけでできたのですが、足らなくなるとよその区域を入れてしまう。そうしますと、相当多くの人が参加してくるわけですね。地域優先的なものがなかなかとれなくなってくる。そういう部分がありますので、やはり20者程度というのももうそろそろ見直して、もっと減らしてもいいじゃないかなと思います。以前は10者程度でしたね。今東京都も10者ですね。熊本県も10者、やっぱりそれくらいですので、静岡県の場合は談合問題とかいろいろあって業者数をふやしてしまったんですが、その辺また検討することも必要じゃないかなと思います。それは参考にしていただきたい。

 次に移ります。
 委員会説明資料33ページの道路施設の維持管理の関係です。橋梁とかトンネルは予防保全の管理に大分工夫しております。そういう中で、横断歩道橋のあり方について伺いたいと思います。
 横断歩道橋は以前はたくさんつくりました。例えば藤枝市において、内瀬戸の交差点のところにある歩道橋ですね、今撤去要望が出ています。というのは老朽化をしていますし、子供の通学路に指定されていないことでほとんど使われていない。お年寄りは大体階段を上りません。歩いて上っている人ってほとんど見たことないということで、地元から署名をもらって要望しております。そういう中でこの横断歩道橋のあり方についてどのように考えているのか、まず伺いたいと思います。

○松井道路保全課長
 横断歩道橋につきましては昭和30年代以降、交通事故対策として設置されてきておりますけれども、社会環境の変化等に伴いまして、利用者の減少であったり、あるいは施設の老朽化等が見られるものが出てきております。そういった横断歩道橋を取り巻く環境の変化の中で、県として横断歩道橋の撤去、存続につきまして的確な検討を行うために、県の考え方を整理して、横断歩道橋の撤去に関する手引きを作成してございます。管理者である県といたしましては、交通事故対策あるいは交通の円滑な確保の点で有効な施設であることから基本的には存続させたい考えはあります。しかし地元からの撤去の要望等があった場合には、その手引きに基づいて地元や市町、公安委員会など関係機関と十分な協議を行い、建設に至った経緯とか建設後の環境の変化、現在の課題等を総合的に検討、勘案して、関係者と合意形成を図った上で撤去、存続について判断をしていくこととしております。

○落合委員
 ありがとうございます。
 例えば今私がお話したのはもと国道1号線、今島田岡部線381号線ですが、もし撤去する場合、地元の自治体なのか、県道なら県がするのか、その辺はいかがですか。

○松井道路保全課長
 撤去は基本的にその道路施設の管理者である道路管理者で、今お話があった横断歩道橋については県で対応することになります。

○落合委員
 ありがとうございます。
 私も確認したら、溶接したところなんてもう赤さびで本当に落ちちゃうんじゃないかなというぐらい傷んでいます。そういう歩道橋が非常に多くなっていますので、見直しを早くしていただいて、撤去なりそういう面でやっていただけたらありがたいなと思います。

 次に移ります。
 津波災害警戒区域等の指定ということで説明資料55ページです。
 先ほど説明がございました津波災害警戒区域イエローゾーン、それから津波災害特別警戒区域オレンジゾーンでございますが、昨年から県は21市町に指定のお話をしていると思います。今指定は伊豆の2町だけでございますので、その辺でデメリットが多分あるんじゃないかと思います。メリット、デメリット、その辺のお話をいただけたらありがたいです。

○太田河川企画課長
 津波災害警戒区域等の指定についてお答えします。
 メリット、デメリットですが、デメリットとして、今各市町でなかなか進まない要因として、津波災害警戒区域という名前そのものが危険であることを強調したかのような捉え方をされることで、それによって人口とか企業の流出とかがあるんじゃないかといった懸念が1つあげられると思います。あるいは今津波対策施設の整備をしておりますが、その整備の効果を反映させた上で指定すべきではないかとか、さらには市町ごとではなくて共通に一連区間として指定したほうがいいんじゃないか等の意見があります。我々が進めていく上のメリットでございますが、これを指定することで警戒避難体制の強化ができることと、それによってお住まいの自分の置かれている状況が、どういった危険がある地域であるかを十分自覚してもらうこと等にメリットがあると考えております。

○落合委員
 なかなか進んでいない中で県として必ず指定していくというか、21市町の中でもう全部つくってありますので、それを指定しようとしているのか。それとも自治体が拒否していれば、そのままにしようとしているのか。その辺はいかがですか。

○太田河川企画課長
 この2月に改定したアクションプログラムにおいても、新たな指標として21市町の津波災害警戒区域の指定を目標に掲げております。県としては、これを指定することで一層の津波対策を推進する考えでおります。県としては進めていきたいということでございます。

○落合委員
 わかりました。ありがとうございます。
 続きまして、遠州灘の防潮堤をこの間見てきまして、17.5キロメートルを今やっています。土で盛っているわけです。改良土というのか、その辺が本当に津波で大丈夫なのかなという気がするんですが、その辺は確認されているんですか。

○中野河川海岸整備課長
 遠州灘の防潮堤でございますが、防潮堤につきましては現地発生土といいますか、今は阿蔵山の土を使っていますが、それをセメントと水とまぜまして、一定の強度を持った土に改良してから使っています。その改良の仕方としましては、津波に対してもつかもたないかという安定計算をした上で、要は壊れるか壊れないか計算し、その安全性を確認した上で配合等を決めて、その配合に基づき施工しているので安全と認識しております。

○落合委員
 ありがとうございます。
 岩手県の山田町は防潮堤が倒れたんですね。バタンバタン倒れています。見たら大してしっかりしていなかったんですね。もう倒れたんだけど、私はそのようなコンクリートパネル的な防潮堤はあそこしか見たことがないですが、強度的にはいかがなものですか。
 それと価格的にどうなのか。非常に安くできるのかなという気もしたんですけれど、その辺を教えていただきたいと思います。

○中野河川海岸整備課長
 山田町におきますコンクリートパネルの御心配で、強度的にいかがという話がございましたが、恐らく外力として想定していなかった津波が当初きたことで、その結果としてああいった被災が起きてしまったのではないかと推測しております。
 もう1つ経済的な話でございますが、浜松市の防潮堤につきましても、いろんな工法の中から検討しまして外力にもつというのが一番大事でございまして、外力及び支持地盤というんですか、基礎地盤の強固さも確認しながらつくっております。その結果、今言っているCSGという形の土とセメントをまぜる工法が一番経済的で早期にできるという結論に至ったものですから、現在の工法を選択してございます。

○落合委員
 ありがとうございます。
 私も一般質問で防潮堤の件は質問しまして、課題は非常にいろいろあると思います。これについてはとにかく住民が安心できるように進めていただきたいと思いますし、やはり命を守るためには防潮堤だけではなくて、やっぱりL2の津波は完全に防げるものじゃないですから、やはり安全施設、避難タワーとかそういう施設を、私はできるだけつくってあげることが大事じゃないかなと思っております。

 次に、通学路の安全対策について、平成24年に875カ所の対策が必要だという箇所をあげられました。今年度以降、対策必要箇所は45カ所になっておりますが、この安全対策がどれくらい進んでいくのかについて質問します。

○青木道路整備課長
 通学路の安全対策につきましては、平成24年の沼津市における小学生の死亡事故等を受けまして、毎年度教育委員会及び警察等との連携により緊急合同点検を行っております。これまでの対策実施状況ですけれども、対策が必要な箇所417カ所のうち275カ所を完了しておりまして、今後その他の箇所についても対策を進めていきたいと考えております。

○落合委員
 突然に聞いて済みませんでした。私の資料だと県が今13カ所、市町が30カ所になっておりますが、子供たちが安全に通学していかないといけないものですから、逆に言えば危険な状態がそのままあるものですから、その点もできるだけ早く整備していただきたいと思います。

 続きまして、一般質問で塚本大議員が聞いていたところですが、大井川・焼津藤枝スマートインターチェンジ周辺のまちづくりでございます。
 この辺の開発はですね、農地に対して工業団地をという話でしたが、国から第1種、第2種、第3種の農地は企業向けに開発許可、農地転用の許可を出すという閣議決定が7月にされると、ことしの6月に新聞に出ました。甲種農地はだめだと書いていた。そういう中で、国から県にどのような説明がされてきているのか。その辺をわかったら教えていただきたいと思います。

○花嶋農地利用課長
 5番委員の御指摘は6月20日付の日経新聞の夕刊の農地転用が原則可能にという記事を受けたお話かと承知します。
 この件につきましては翌日、農林水産省でその記事が少し書き過ぎで、今言われた甲種農地は原則だめで、農用地区域は青地と1種農地は原則可能と記事が出たのでございます。日経新聞は産業側の新聞かと存じますので、その辺の書きぶりがかなりそちらサイドになっていまして、農林水産省では、今までどおり丁寧な土地利用調整が行われたものは農地転用が可能になる、その中でも農用地区域外の開発を優先するとか、今まで造成済みの遊休地をまずもって利用する方針については変わりはないところでございます。
 法律につきましては、改正農工法で新しく農村産業法と申しますけれども、その法律は7月2日に公布されまして、7月24日、きのう施行されたところであります。今後具体的な活用方法の基本方針につきましては、8月中を目途に国から示されることとなってございます。県はそれに従いまして、現在の農工法を改正しまして新たな基本計画を策定することとしてございます。

○落合委員
 ありがとうございます。じゃあ日経新聞が出過ぎたわけだ。

 続きまして、委員会説明資料90ページの伊豆地域における公共交通網の再編に関連して質問します。
 藤枝市地域公共交通網形成計画が藤枝市で策定されたと聞いていますけれど、それについて各地区で県がやられていると思うのですけれど、具体的な取り組みと内容、県の支援について伺いたいと思います。

○大倉地域交通課長
 藤枝市が策定しました地域公共交通網形成計画の関係ですけれども、この計画で藤枝市では計画の最終年度を平成32年度と定めまして、これに対して基準年である平成27年度の路線バスあるいはバス停型の乗合タクシーなどの総路線延長、それから年間利用者数を維持することを目標の1つとしておりまして、このうち高齢者の自主運行バスの年間利用者数を25%増加させることなどを目標としております。
 具体的な取り組み内容でありますけれども、人口が多くて路線バスへの需要が見込める地域、そういった市街地や逆に広範囲に住宅が点在して路線バスへの需要が余り見込めない山間地域など、運行形態を皆同じにするのではなくて、その地域の特性に応じた運行形態とか運行経路を導入する、あるいはバス停の上屋の整備などの待合、乗り継ぎ環境の改善などを具体的に実施する予定であります。
 県の支援についてでございますが、バス事業者とか、あるいは自主運行バスを運行します藤枝市の路線維持に必要な財政支援を引き続き行うとともに、地域が主体となって行います公共交通会議に参画しまして、地域の実情に応じた効率的な運行を実現できるよう支援してまいります。

○落合委員
 ありがとうございます。
 ヨーロッパのバス停へ行くと、あと何分でバスが来ますとデジタルで表示されるんですね。ない地域もありますけれど、スペインあたりに行くと大体あります。遠州鉄道では割とそういうものも進んできていると聞いています。静鉄はまだそこまで進んでない。バス停へ行っていつ来るのかわからないよりも、やはりそういう部分でどれくらいで来る、スマートモビリティーみたいな形で進められるようになればバス利用がふえてくると思います。やはりバス会社と連絡をとりながら利用しやすい形でやっていただけたらありがたいなと思います。乗る人が減るばかりじゃないですから、ぜひお願いしたいと思います。

 最後の質問に行きます。
 県道焼津森線でございます。この前、期成同盟会で会合があったんです。これは71.9メートルあります。焼津市から出てきて藤枝市で岡部インターから山越えするんですね。山越えするとちょうどこの手の指のような形で回って、ここに道路がある。こっちにも道路がある。ここをショートカットすれば山越えですから、毎年狭いところを広げてくれているんだけれど、もうそろそろショートカットにすればそんな工事も要らなくなると思うんです。その辺の地元からも要望が出ているんです。県道焼津森線のショートカットについてお考えがあったら伺いたいと思います。

○青木道路整備課長
 県道焼津森線の御質問の区間につきましては、以前には峠をショートカットする案について話題があったけれども、渋滞や大きな災害も起きていないことから、地元の方にも御理解をいただきながら早期に整備効果が発揮される県道の拡幅整備を進めております。
 平成25年度から、特に地元からの要望の強い現道の狭隘な3区間について拡幅整備を行っておりまして、そのうち2カ所は平成28年度に完了し、残り1カ所については本年度の完成を目指して実施しております。

○落合委員
 新東名の岡部インターから西へ向かっていくと、やはりすごい傾斜の勾配で側道がついています。同じ山越えなんですね。その角度で切り通しできるんだから、やれると私は見ているんですけれどね。何で毎年お金がそこそこかかることをやっているのかなと思うんです。もう一度検討していただけたらありがたいなと思うんですが、ぜひ再度検討をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

○青木道路整備課長
 新東名の側道のお話をいただきましたけども、当区間は標高差についておおむね30メートル近くございます。一般的にそれくらいの標高を考えるとやはり新東名の場合には新東名と同時に脇を削って側道がついていると思いますけれども、単独でそれだけ大きな山切りをするのは簡単に行うにはかなり難しいと考えております。新東名も近いということで、今後の交通量、付近の開発等を見ながら様子を見ていきたいと思います。

○落合委員
 ありがとうございます。
 切り通しでたしか30メートル。切り通しでやって、今言ったあそこは本当に山崩れが起きても不思議じゃない場所でございますので、そんなことをやるよりやっぱり切り通しにすればもっと安心して通れる。最近は岡部インターに抜ける通勤の車両が非常に多くなっているわけです。すれ違いできないんですね。そういう場所になっていますので、ぜひ検討していただいたらありがたいと思います。

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