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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年2月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:03/10/2008
会派名:自由民主党県議団


○落合委員
 おはようございます。
まず、3月2日に開催した豊橋市と甲府市の見学ツアーの定員が各120人に対して応募者が1,786人と1,871人、いずれも15倍の高倍率であったと新聞に載っておりました。非常に関心が高いと。そして、なおかつ今月――3月16日に行う見学ツアーは4,081人の応募と聞いております。非常に関心が高いんですが、11月8日、9日に行われるエアポートフェスタ&スカイ・レジャー・ジャパンin静岡ですね、5万人の規模の予定でありますが、特に盛大に行ってほしいんですが、5万人の予測で大丈夫なのかなっていうぐらい、関心が高いと思うんですが、その辺、人数が多くても対応できるようなものなのか伺いたいと思います。
 
 次に、2年前に開港した神戸空港でございますが、同じ3種空港で2,500メートルの滑走路でございます。需要見込みが開港当初で年間319万人、22年度には403万人ということで見込んでおりましたが、実績は18年度274万人、19年度約300万人ということでございます。で、7路線あったものが昨年の7月から新潟と熊本を廃止して石垣島を新規に入れているということで、利用率が低いとどんどん廃止をしてしまうということが出ております。
 106万人の国内の関係、海外もそうですが、静岡空港としてエアポートセールス――アウトバウンド、インバウンドを今一生懸命やっておりますが、やはり路線の確保の感触、今は本当にまだまだ少ないわけですね。全然見込みにいかないわけですが、その辺のいろいろ促進活動をしてもらっているその感触をもう少し、もう1年後に迫っていますので少し伺いたいなと。見込みがどうなのか伺いたいと思います。

 そして、神戸空港では18年9月から国際ビジネスジェット機の受け入れを行っておりますが、静岡空港でもこれが可能なのか伺います。

 次に、49号議案、資料の7ページに載っております。先ほど説明がございましたが、繰越明許費の34億6500万円の内容について、用地交渉がおくれてるよということですが、もう少し具体的に教えていただきたいと思います。

 そして、関連して資料には8月末に空港が完成するということで載っておりますが、先日、たしか24時間体制で工事を行っているというようなお話もちょっとあったんですが、8月末に完成するのかどうか、工事が完了するのかどうか、大丈夫かっていうことを私何回も委員会で言っていますけど、再度伺いたいと思います。

 次に、69号議案、資料の8ページに載っております静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例でございます。
第4条の運用時間、午前8時半から午後8時までの11.5時間ですね。これが一般的だっていうことなんですが、神戸空港は最初から午前7時から午後10時まで15時間なんですよね。ですから、11時間半が一般的なのかなって思うんですが、最初からそれは思い込んで11時間半にしたのかどうか伺います。

 次に、第6条に載っております航空機等級番号、63を超える航空機は許可が必要ということでございますが、これ、インターネットで調べたんですが、なかなかわからなかったもんですから、具体的にどんな航空機なのか伺います。

 次に、第22条〜26条までの条文で規定している指定管理者に管理に関する業務を行わせるとしていることについて5点伺います。
 まず1番目として、県は今まで空港運営会社による空港基本施設とターミナルビルを一体的に管理運営することを目指してきたと理解しておりますが、第22条第2項第2号に空港の管理に関して、知事が必要と認める業務とあるが、どのような業務を想定しているのか伺います。あわせて、第1号の空港の維持管理に関する業務とはどのような業務か伺います。

 2番目、第24条に指定管理者の指定について規定されていますが、旅客ターミナルビルを建設中の富士山静岡空港株式会社以外が申請してくるとは思えないんですが、募集は公募とするのか伺います。
 3番目、事業計画の内容が適切であるかどうか審査する必要があると思いますけど、申請内容の審査はどのように行うのか伺います。
 4番目、指定の期間については特段の事情がない限り3年〜5年と伺ってますが、どのぐらいの期間にするのか伺います。
 5番目、平成21年3月開港に滞りなく空港の管理業務が開始されるためには、ある程度準備期間が必要と思いますが、指定管理者の指定はいつごろ行うのか、その辺のお考えを伺いたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。

○松永総務室長
 御質問のうち、イベントのスカイ・レジャー・ジャパンについてでございます。
来場者の目途が5万人ということでございますが、実は過去に全国で19回開いておりまして、ものによっては20万人ぐらい来る場所もあったんですが、航空協会のほうと議論しまして、1日最低2万人は来ますねと。地の利がいいということで5万人以上になるという予想であります。
 現在、地元市町村と協議をしているんですが、こういうイベントを開催するときに必要なのが、まず駐車場、それからバス・鉄道の公共輸送機関、それからトイレとごみと食べ物ということになります。今飛行場の本体のほうにエプロンができておりまして、約5ヘクタールございます。来場者が大体5万人から8万人ぐらい、多くて10万人でも、そこを全部イベントのブースにして、それから、滑走路と誘導路がございまして、例えば駐車場を誘導路のほうに設けるとか、大井川の河川敷に設けてバスでピストン輸送するとか、今いろんな具体策を考えております。それから滑走路も幅が60メートル、長さは2.5キロメートルあります。スカイ・レジャーというのはビジネスジェット機とか普通言うセスナとかそういうような小型機でございますので、旅客機ではございません。そう広さは必要ないということで、その部分に観覧席も含めてほぼいけるんではないかと、5万人から10万人までは対応できるんではないかと思っております。

 それから次に、3点目のビジネスジェットの受け入れが静岡空港では可能かどうかということでございますが、ビジネスジェット、日本ではまだまだ使い勝手が悪く国籍ですとかいろんな航空法の制限がありますから大企業は外国籍で持っておりまして、利便性の向上から考えれば産業の進出等において非常に有効な方法でありますが、小型機の場合空域調整の問題がございます。静浜基地と浜松基地がございますので、その辺の問題がクリアできれば積極的に受け入れたいと思っております。
 具体的なビジネスジェット、それからヘリコプター等の民間企業からの提案は数社から来ておりますけれども、それらについても前向きに検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

○犬丸利用推進室長
 さらなる路線の確保の感触及び見通しについてお答えいたします。
 まず、議員から御指摘がございましたとおり、神戸空港では新潟路線、熊本路線が廃止されたということですが、神戸空港に限らず全国的には地方間の路線が相次いで廃止されているという極めて厳しい現状がございますが、そういった中にもかかわらず開港の1年以上も前から航空3社による就航表明がなされまして、1日4路線7往復が確保されたということは、富士山静岡空港の持つ潜在力が高く評価された結果であるというふうに考えております。
 さらなる路線の確保についてでございますが、まず国内線につきましては主要4路線のうちまだ就航表明をいただいていない鹿児島が最重要の路線ということになりますが、去る2月上旬に静岡空港利活用促進議員連盟の方々を初めとして関係者が鹿児島県を御訪問いたしまして、鹿児島県知事からも両県が協力して路線開設に取り組むということで御表明をいただきましたので、これまで静岡県側が鹿児島路線を要望しているという状況であったのが、今回の訪問団の派遣の成果によりまして、鹿児島県、静岡県両県がともにこの路線を必要としていると、要望しているという状況になりましたので、今後は両県が一致協力して航空会社に働きかけを強化してまいりたいというふうに考えております。
 次に、国際線でございますが、国際線は韓国の定期便就航が決まりましたが、次いで中国の定期便就航が最重要の課題だと認識しております。本年1月の日中航空政策対話の際に、知事と中国民用航空総局の楊副局長との間で会談が行われまして、楊副局長から中国の航空会社が静岡に就航することを支持するという力強いお言葉をいただいております。
 日中間の航空当局の協議も必要となりますので、まだ時間はかかるかと思いますが、開港までには中国との間の定期便就航、具体的な路線・便数を含めて決まるように、最優先の課題として努力していきたいと考えております。
 また、台湾、香港につきましても各航空会社からチャーター便運航に向けた計画をいただいておりますので、現時点では県内の旅行会社とも連携をいたしまして、チャーター便運航の実現に向けて具体的な検討をしております。台湾、香港につきましてもできるだけ多くの就航が実現するように引き続き努力をしていきたいと考えております。
 今回、当初予算案の中で航空会社への就航促進のためのインセンティブにつきましても予算案として計上させていただいておりますので、これを議会に御承認いただきますれば、それも効果的に活用してさらなる路線の誘致に努めたいと考えております。
 また、議員御指摘のとおり、神戸空港で路線の廃止ということもございましたけれども、静岡空港につきましても、現在表明のあった4路線、7往復をしっかりとその需要を拡大してさらに増便につなげていくといった努力も必要でございますので、引き続き県民一丸となって需要拡大にも取り組み、既に就航表明のあった路線が廃止されることのないよう、逆に増便、拡大へとつなげていくように努力してまいりたいと考えております。以上です。

○勝山整備室長
 お尋ねがありました49号議案のうち、繰越明許費に関するお尋ねでございますが、繰越明許費34億6500万円の内訳でございますが、主なものは空港本体の整備事業費が10億300万円、それから空港周囲部整備事業費が11億9000万円、アクセス道路整備事業費が8億5800万円、空港本体関連施設整備事業費が3億4700万円となってございます。
 繰り越しの理由でございますが、12月の議会のときにも御説明いたしましたように、本体の用地造成の工事で不良土が多く発生したために、それに伴って予算そのものも変更をお願いしたわけですが、工事工程が我々の当初見込んでおったものよりも若干おくれておりまして、それがほかの関連する施設整備等にも若干影響を及ぼして、当初私どもが見込んでいた工期よりもちょっと時間がかかりそうだということでお願いしておるものが一番主な要因でございます。
 それ以外にも、周囲部におきましては西側制限表面部の立木伐採について権利者の方に自主伐採をしていただいたわけですが、これについても当初私どもが見込んでおりましたよりもちょっと時間がかかったものですから、それに伴って周囲部の工事もおくれているところがございます。
それから、アクセス道路に関しては、やはり新幹線の橋梁工事のJR東海に委託する分がちょっと時間がかかるということでございましたが、これらの調整等に若干時間がかかっていること、それから本体部の造成工事にあわせてアクセス道路の工事もやらなければならないことから、本体部が若干おくれてくることによってアクセス道路もおくれているという点もございます。
 それから、本体関連では空港ビル運営会社ですとかアクセス道路の事業者等ですね、これらとの事業の協議がございまして、それらによっていろいろ、例えば駐車場の整備の仕方とかそれらを協議をしていくところなんですが、その協議に若干時間がかかったというような点が主な理由でございます。

 それから、もう1点あわせてのお尋ねでございますが、私ども――先ほど部長からも御説明いたしましたように――今年の8月末を工事の完成目標ということで工事をいろいろ進めておるところでございますが、繰り越しがこのぐらいあって、それが大丈夫かというお尋ねだったかと思います。
 基本的な本体の用地造成工事、一番クリティカルになるのは最後に土地収用法によって権利取得しました部分の用地造成の工事、そのうち――滑走路についてはかなり早い段階ででき上がってきたんですが――誘導路側が一番クリティカルになると考えておりました。
 前回の委員会でもお尋ねがありましたように、盛り土の沈下とかそういうものが基本施設に非常に大きな影響を与えますので、その部分が一番クリティカルかなと思っておりましたが、その部分についてはもう既に誘導路の高さまで盛り土が終わりましたので、あと残っているのり面の工事、それから排水溝とかそういうような施設工事をこれからやることによって、工程的には確かに余裕はなかなかないですが、8月末までに終えることができるかと思っております。
 それから、お話に出ました24時間施工というのも実際昨年末から地元の御協力をいただいてやっておりましたが、それについても2月末で終わりまして、3月からは通常の時間帯、日中の工事だけの時間帯で施工を現在やっておるところでございます。以上でございます。

○白井経営管理室長
 69号議案についてお答えをいたします。
 まず初めに、第4条の運用時間の問題でございますけども、富士山静岡空港の運用時間につきましては、第3種空港の開港時の運用時間が11.5時間というものが一般的であるということと、就航表明をしております航空会社からの聞き取り等によりまして11.5時間に定めたものでございます。
 御指摘のありましたような第3種空港の神戸空港では開港時に11.5時間を上回る時間で運用を開始されておりますけれども、神戸空港におきましては開港前に就航表明している航空会社の状況、さらには伊丹空港との関連等の特殊性があり、一般的な11.5時間を上回る時間で開港をされたものというふうに理解をしております。
 なお、今後将来的に増便とか、夜間駐機とかですね、そういうダイヤの改正等で新たに航空会社からの要望等がありますれば、地元との協定で御了解をいただいております13時間、これを基本に11.5時間の時間からの若干の拡大ということも可能であるというふうに考えております。

 それから、第6条の関連で航空機等級番号63を超える航空機は具体的にはどのようなものかという御質問でございましたが、この航空機等級番号といいますのは、航空機が滑走路やエプロン等を安全に利用するに当たって、滑走路、エプロンの舗装の強度と、それから着陸する航空機の荷重、これによりましてその判断基準というものが、国際民間航空機構――ICAOの国際民間航空条約の附属書、こちらのほうに判断基準が出ております。
 富士山静岡空港の滑走路でいいますと、ここで言います等級番号63、この番号が大きくなりますほど、飛行機の荷重が重くなるわけですけれども、この63を超える飛行機につきましては無制限で着陸を許可できるという状況にはございません。63以下の航空機でありますれば、富士山静岡空港のエプロン、滑走路の舗装は十分に耐えられますので使用は問題なくできるわけですけれども、63を超える航空機につきましては、その使用を余り頻繁にしますと舗装強度を傷めるという問題がありまして、許可制度にいたしまして、その使用の頻度について空港の側で管理をしていこうというふうに考えているものでございます。
 ちなみに63を上回る飛行機というのは、航空機等級番号の中で見ますとボーイング747-400というのが航空機等級番号64ということであります。ちなみにボーイング747-300というのは59ということですので、ボーイング747は富士山静岡空港を離着陸できるという飛行機でございます。型式によりまして若干重量が上回って許可制になる飛行機もあるということでございます。

 それから、指定管理者の問題でございますけども、第22条の第2項で言うところの知事が必要と認める業務は何かということでございますけども、これにつきましては、いわゆる空港の維持管理に関する業務という第1号以外の点で知事が必要とする業務ということでございますので、条例に基づいて使用許可とか立入許可、営業許可等の申請があるわけでございますけども、その許可申請書の受付でありますとか許可書の交付等、そのような事務の支援、さらには使用料の徴収、このような業務を想定をしております。
ちなみに、第1号で言います空港の維持管理に関する業務といたしましては、空港施設の安全確保とか緊急時の対応というのはまさに航空法上の県の責務となっておるわけですけども、その県の責務を確保した上で、空港土木施設の点検作業でありますとか、清掃、除草それから航空灯火の点検、さらには警備とか消火・救難、鳥獣防除、このような保安業務、さらには駐車場の管理、このようなものを指定管理者の業務としてゆだねたいというふうに考えております。

 それから、引き続きまして、第23条の申請の関係でございますけども、募集は公募かどうかということでございますけども、県としては公募をせず、富士山静岡空港株式会社、この会社の設立経緯とか、指定管理とすることによるメリット等を考えまして、同社を公募せずに指定をしていく考えでございます。
 それから、引き続きまして申請内容の審査ということでございますけども、この69号議案が可決いただけますと、指定管理者の指定手続に関する規則を制定をいたしまして申請を受け付けます。その申請に基づきまして、第24条に規定をいたしましたような事業計画の内容が、利用者サービスの向上を含め空港の効用を最大限に発揮できるものである、さらには経費の節減、縮減が図られるものであること、また管理を安定して行う能力を有しているものであること等につきまして、外部有識者等で構成をいたします指定管理者審査委員会、これにおきまして多面的に審査をする予定でございます。
 それから、指定管理者の指定の期間ということでございますけども、唯一の先例であります愛知県営名古屋空港の例によりますと、指定管理は10年間ということになっております。名古屋空港の場合には、国営から県営への移管ということで、既に空港の運営状況が安定をしていたという特殊性もありまして当初から10年間ということでございます。
 空港を安定的に保つという意味では指定管理にゆだねる期間は長期のほうがいいという考え方もございますけれども、富士山静岡空港の場合には初めてできる施設でありまして、当初から指定管理者制度を導入をするということでありますので、ある程度運営状況が安定した時点では業務の見直し、体制の見直し、そういうものも必要かと考えておりますので、名古屋空港の例は10年でありますけれども、本県の場合には、それよりも短い期間の中で長期というようなことが考えられますので、おおむね5年程度を1つの目安として検討していきたいというふうに考えております。
 それから最後に、指定管理者の指定はいつかということでございますけども、本議会でこの条例が御議決をいただけますれば、申請、審査の手続を経まして今年6月議会には指定管理者の指定をお諮りしたいというふうに考えております。以上です。

○落合委員
 ありがとうございました。大体わかりました。ただ1点だけ、委員会資料には3月末に完了すると書いてあるもんですから、どうしても、いつごろ終わるのかはっきりわからなかったんですが、本体が10億円、周辺で11億円、アクセスで8億円、非常に大きな金額でございますので、これ、できるだけ早く終えてもらって、全体工事が8月末の完成予定という中で、本当に大変ですけど努力していただきたいと思います。再質問は特別にはありませんので、ありがとうございました。

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