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委員会会議録

質問文書

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平成22年9月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:赤堀 佐代子 議員
質疑・質問日:09/30/2010
会派名:自民改革会議


○赤堀委員
 4点ほど、お願いいたします。
 ただいまの7番委員からもありました県立美術館の件ですけれども、今までに購入したいろんな洋画、日本画、彫刻等々あったわけですけれども、一番静岡県民の人気があったのはどれか。
 それから、美術館ができることによって文化度が非常に高められたというか、成果が上がっているという何かそういった特徴があるものがあったら教えてください。
 そして、図書館は本の貸し出しを地域の市町に貸します。この美術館の美術品は、いろいろ高価なものですからそれは難しいといわれるかもしれませんけれども、ここまで足を運んで来られないという人に対して、せっかく県税を使って購入した物ですから、多くの方にやっぱり知っていただきたいし、文化を高めていただくという意味でそういう要望があれば市町への貸し出しはできるか。それをお聞かせください。

 それから、次に事業仕分けのことですけれども、今7番委員からもおっしゃいましたけれども、仕分けと判定員と分けたほうがいいんじゃないかと思いました。この事業仕分けで判定員ですけれども、一般公募の人はどういうことを基準として選ばれたのか、選任されたのか、全然わかってないのに判定のときに手を挙げてね、その判定をしているというのは、私どもどうも納得がいかなかった部分でございます。それをちょっと教えてください。

 それから、昨年国民文化祭がございました。各市でいろいろな催しを行ったわけですけれども、その成果の中から観光につなげられるもの、結びつきの努力をされているところというか、県もそういう方向に持っていったものがあったかどうか、その辺を教えてください。
 それから、観光キャンペーンの展開の中で静岡県全体を見ますと、資源を利用したものが本当に多いなということを感じます。ですけれども、中でも富士宮焼きそばというのは全国的に広められました。これはすごいまちづくりだなということを感じます。静岡県の中でまだ富士宮焼きそばに次ぐようなものが考えられていて、各市町から出ているのか、ほんのわずかなことで非常にまちおこしにつながっているというか、皆さんが遠くからでも来て、ここでなければ食べられないとか、ここでなければ参加することができないとかっていうものでないと、人っていうのはつながっていかないんですね。これを大量にしちゃうとどこでも買えるから行かないってことになっちゃうもんですから、そこできりしか買えない、富士宮焼きそばもこれ冷凍にして全国へ売り出すようにしたら、きっと衰退していっちゃうと思います。ここで頑張って、麺はどこでつくる、どういうものを使っているっていうので、味つけもそうですけれども、そういうことによって人の流れを長くつくっていく関係になりますので、そういう観光的なキャンペーンをしているところがあったら教えてください。

 それから、ことしの11月6日に第64回の全国レクリエーション大会in静岡がございます。私もこれを見せていただいて、ああ、あるんだというのを感じたのですけれども、それぐらい私アンテナが低かったもんで、本当に辛い思いをしたんですけれども、PRが不足じゃないかなということを感じました。これを成功に持っていくんだったら、やっぱりもっとPRの工夫をしていただきたい。28種目も静岡県ではやっていくんだよという説明がございました。今までずっと見ていくと、28種目なんてないですよね。東京が一番多くて21種目ですけれども、これだけレクリエーションが盛んになっている静岡県ですので、県民が知らないでは辛いですので、ぜひ県民の隅々までPRがいくように対策はどういうふうにされているのか教えてください。

 それから、美術館のところで落としましたけれども、この前トリノ・エジプト展がございました。最後に、運搬の時に展示品を落としちゃって、壊してしまいました。これへの静岡県の美術館としての対応というのはどういうふうにされたのか、それはもう違うところであれしたから関係ないよと済まされちゃったのか、その辺をお聞かせください。以上でございます。

○後藤文化政策課長
 県立美術館に関しまして、まず今まで一番人気のあった展覧会は何かということでございますけれども、観覧者数から申し上げますと、平成6年度にロダン館開催に合わせて行いましたロダン大理石彫刻展というのが14万人の観覧者を集めましたので、そういう意味では一番人気が高かったかなというふうに感じております。ちなみに、今回のトリノ・エジプト展は13万7000人で第2位ということでございます。
 それから、次に美術館があることによって、文化度が上がっているというようなのを示すものがあるかというような御質問だったと思いますが、これにつきましては平成18年度から美術館でやっている事業について、外部の目から評価するというような第三者評価委員会を設置しております。毎年毎年いろんな戦略目標を掲げておりますけれども、その中で魅力的な展覧会を開催するということはもちろんでありますけれども、地域だとか、学校教育なんかの連携を深めて、教育普及プログラムというようなものも積極的にやっております。
 学校との結びつきにつきましては、小学生、中学生を対象にいろんな実技教室をやっておるんですけども、地域との結びつきにつきましては、谷田地区の県立大学でありますとか、図書館埋蔵文化財調査研究所、それに含めましてグランシップだとかSPACも入れてムセイオン静岡というようなことで、地域との連携というような取り組みも始めております。
 それで、美術館に行けない方々にとってというような質問でございますけれども、県では毎年西部地区、東部地区を中心に移動美術展を開催しております。昨年度につきましては、浜松市の美術館と三島市の佐野美術館、それから掛川市の二の丸美術館でも開催をしました。今年度につきましては、川根本町の文化会館と島田市の博物館で予定をしております。そういったことで、美術館のコレクションを出前みたいな形でそれぞれの地域にお届けして見ていただくというような試みをしております。
 それから、ぜひ市町へ作品の貸し出しをしていただきたいということでありますけれども、県立美術館とそれから全国の公立美術館との間では、貸し出しのルールができ上がっておりまして、今まで県内の公立美術館に貸し出した実績があるかどうか把握してございませんけれども、他県の公立美術館には当然のごとく館蔵品を貸し出ししているという実績がありますので、県内の市町への貸し出しということも不可能ではないというふうに考えております。

 それから、トリノ・エジプト展の先日の事故につきまして、お答えいたします。
 これにつきましては、8月22日までトリノ・エジプト展がございました。次の日の23日の撤去作業中に発生した事故であります。これにつきましては、主催者の取り決めで朝日新聞社と、それから東映株式会社が搬出、搬入につきましては一切の責任を負うということになっております。ですから、県に責任はないということでありますけれども、先日入った情報によりますと国内で緊急の応急措置をしながら、イタリアのほうに作品を搬送して、これからイタリア国内において修復作業をするというふうに聞いております。以上です。

○芝田総務企画課長(富士山総合調整担当)
 事業仕分けについてお尋ねいただきました。
 今月4日、5日でございますけれども、2日間に分かれまして103事業、事業仕分けが行われました。仕分けの関係につきましては、1班あたり班編制をとっております。1班6人ということで、5班体制で実施されております。その班の仕分け人の構成ですけれども、仕分け専門機関、これは構想日本からでございますけれどもこれが2人、それから選任された県民委員が3人、それから、有識者仕分け人1人、あわせて原則6人でもって5班体制で実施されたということでございます。
 特に、この県民委員につきましては、公募で募集をかけまして、今年度の例をとりますと62名から御応募いただきまして、このうち事業仕分けの県民委員選考委員会というものを経営管理部のほうで設置してございます。この委員会でもって30人を選択したというふうに承っております。
 今年度はこういった形で行われたわけでございます。先ほど委員から御指摘がありましたように、来年度につきましてはあり方について、方法論について検討してまいりたいということを、まだ正式な話ではございませんけれども、経営管理部のほうからもちょっとそういった話を聞いておりますので、推移を見ていきたいなと思っております。以上でございます。

○池谷観光政策課長
 まず、国民文化祭と観光の関係でございますけれども、国民文化祭については140以上の非常に多岐にわたるイベントが多く行われております。これをそのまま観光にということは、例えば羽衣祭りのようなものは通常これまでやっていますので、引き続き観光資源として生かせていけると思うんですが、やはり単発的な美術展とかそういったものが多いようなので直接は観光に結びつくということではないようです。やはり観光は非常に変わっておりましていわゆる名所旧跡を見るというようなものよりも、体験をしていくと。そのために御自分たちの地域にある隠れたものをそれを生かして観光に役立てていくという動きが、非常に出ております。そうした中では、この国文祭の中でお茶を使ったいろんなイベントとか、非常に豊富な資源とそれをイベントに仕立て上げた地域の力がございますので、そういうのをぜひこれから観光に結びつけていくような形で、私たちとしてもいわゆるニューツーリズムという形の支援を行って、力を入れておりますので、そういう形で勉強してやっていきたいと思っております。
 それから、もう1つ御当地グルメの件でございますけれども、富士宮やきそばの話がございましたが、静岡県内にはほかにも有名どころでは静岡おでんとか浜松餃子がございます。いってみれば、静岡県は日本でも一番御当地グルメ、B級グルメが多い地域ではないかと思っています。そうした中で、例えばわざわざ遠くからおでんを食べに来るとか、ギョーザを食べに来るっていうようなそういう方々もふえておりますので、各地域でやはりB級グルメを使ったまちづくりを今行っております。そうした中の1つが袋井で、毎年エコパで県内あるいは近隣のB級グルメを集めたイベントを行って、非常に多くのお客様が訪れているようなこともございます。観光客のいろんな旅行行動の中で、やはり食、特に御当地グルメというのは非常に今重要になっておりますので、その辺についてもこれまで以上に私たちは積極的に支援をしていきたいと思っております。

○石川交流促進課長
 全国レクリエーション大会についてPR不足ではないかというお話、今後どうやっていくのかという御質問いただきました。
 不足しているんではないかという点につきましては、率直におわび申し上げなければいけないかなと思ってございます。
 実は、この大会をやるにあたっては、実行委員会を組織いたしまして、天野会長ということでそちらでやっているのと同時に、さらに上乗せして県でもPRしていくと、こういう体制になってございます。今までにおきましても、例えば就航先のラジオ番組でPRする、あるいはコンビニに協力を求めるというようなことをやってまいりました。今後さらに大会直前の期間で畳みかけるようにいろいろなPRをやっていきたいというふうに思っております。例えば、ケーブルテレビをやるとか、あとは松阪屋に懸垂幕を張るとか、そういったものでさらに県民の皆さんにPRできるような広報をしていきたいというふうに考えております。
 さらに、委員の皆様におかれても、このレクリエーションを御理解賜って、応援団になって一緒に広報していただければ幸いかと思っておる次第でございます。以上です。

○赤堀委員
 ありがとうございました。
 私流に考えると、事業仕分けの県民の公募でする中に1人全然違うところの県の職員が、外部に出ている職員がその中に入るというのはどんなもんかなということを感じたんです。というのは、初めて聞くような言葉の中に入っているというのは苦痛だと思うんですよね。ですから、県の職員だったら経験もあるし、それによって問題も出てくることもあるかなということを考えるんですけど、そんなことも考えたんですけれども、検討していくということですのでそれもちょっと中に入れていただけたらありがたいなと、そんなふうに思います。

 それから、B級グルメ、袋井でやりましたね。私はあれに行けなかったので、残念だったんですけれども。結構人気があったんだろうと思います。ぜひ、こういったのからまちおこし、活気づけできればいいなということを感じますので、その辺の支援をしっかりやっていただきたいと思います。どういう支援をしているのか、ちょっと聞かせてください。
 ほかには、いいと思います。多文化共生もあるわけですけれども、ちょっと終わります。それだけ聞かせてください。以上です。

○芝田総務企画課長(富士山総合調整担当)
 事業仕分けの件でございます。
 ちょっと言葉足らずでしたけれども、昨年度、今年度もそうなんですけれども、仕分け人の方々には事前に資料等をお送りして、その資料をあらかじめ見ていただいて御質問等があれば事務方へいただいて、お返しをするというワンクッション入ってございます。
 ただ、そうは申しましても、委員御指摘のようなお声も私どもも耳にしております。その辺のところを含めまして、きょう御指摘いただいた点を含めまして全体の制度設計につきましては、くどいようですが経営管理部の所管になっておりますので、その辺のところも私のほうから伝えてまいりたいと思っております。以上でございます。

○池谷観光政策課長
 B級グルメ、御当地グルメの支援についてでございますけれども、1つにはやはり静岡のこのグルメを紹介するということで、例えば今回お配りしたこの観光企画のパンフレットの中にも若干掲載しておりますし、今年度末を目途に静岡県内のB級グルメをいろいろ集めた情報誌を作ろうとしておりますので、そうした形での支援。
 それから、これは実例がまだございませんけれども、先ほど言いましたニューツーリズムの補助金の中で、やはり御当地グルメを使ってお客さんに来ていただくような旅行商品を作つくっていくと、そういうものについて一応補助制度も持っておりますので、そういった形をもう少し広報しながら皆さんに頑張っていただきたいと思います。

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