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委員会会議録

質問文書

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平成23年9月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小野 登志子 議員
質疑・質問日:10/07/2011
会派名:自民改革会議


○小野(登)委員
 よろしくお願いいたします。小野登志子です。
 まず補正予算。雇用創造アクションプラン推進事業費の500万円でございます。
どなたが見ましてもこのアクションプラン推進事業費500万円で何ができるのかと思ってしまうのが普通なのではないかと思います。そして事業目的の中の、なお驚くことに雇用創造3万人に向け産学官が一体となって取り組む雇用創造アクションプラン。これを策定することとして500万円ということで、先ほど伊藤企画調整局長からの説明、ほぼわかったわけでございますけれども、これにつきましては、何と申しましてもこれから希望の持てる職業をつくっていく。そういう事業のお話だったように思います。
成長分野、これにめどをつけていく、そのための500万円ですけれども、リーマンショック以後ではなくて、それ以前からも景気が低迷している時期におきましては、このことについては本当にイノベーションとか産業の構造改革とか、そういう立派な言葉をもちましていろんな取り組みをしてきたわけでございます。このたびの取り組みというのは、それらのことよりももう数段下の、もう必死の状態の雇用、これがね「創出」じゃなくて「創造」になったんですね。ここのところでまず1つお聞きしたいのは、今まで雇用の「創出」、「創出」と言ってた。これは経済産業部の言葉なのか。こちらは雇用の「創造」なのか。ちょっと「創出」から「創造」へどうして変わったのかをまずお聞きしたいと思いますけれども、今回の雇用というのはまた別格の難しさがあると拝察しております。県の職員の皆様方も今までも必死にこれに取り組んでこられた。その最後の取り組みであってほしいと思いますけれども、まず、この「創出」と「創造」の違いを教えてください。何か違うのかと思っています、私は。

 それから次に、先ほど大岡委員が県民だより、例によりまして搭乗率保証裁判の和解についての急遽差しかえの問題を取り上げましたけれども、私もちょっとお伺いをいたしたいと思いますのは、木広報課長さんは、県の広報と同時に県民の声、だから要するに両方の声を出すというすごい重要なところにおられると思います。先ほどもできるだけ透明性を持ってやる。これを心がけてきましたということで内容もおもしろいし、よくおやりになっているということは思っています。
そこでですけれども1つ聞きたいのは、こういうものを発刊する、あるいは発行するときには必ず企画会議、その後編集会議というものが開かれて、その目的のもとにけんけんごうごうの討論が行われる。今回についてもそれが行われたかどうかをお聞きいたします。

 次に自然史資料を活用した生涯学習の実施です。9ページでございます。
 この自然史の、ということは標本資料の収集、整理、保管を実施しているんですけれども、この前の委員会におきまして池谷委員の御質問に、ここにまだこれから身近に体験できる授業や機能を踏まえた、研究活動や生涯学習などに役立つようなもの、そういう施設を検討していきたいというふうにお答えになっておられます、6月の議会におきまして。それで私がここに挙げられたミニ博物館もみんなおもしろいと思いますけれども、ちょっと足りないのではないかなと思ったのが伊豆天城の八丁池。あそこに博物館はございません。ございませんけれども非常に貴重なモリアオガエルの生息地でありますし、これはジオサイトのほうに入るかもしれませんけれども、天城火山群の火口湖でスズに覆われているので別名「アオスズの池」とも呼ばれているこの八丁池、ここに部分のものが足りないと思われるのでありますので、それはお考えになったのか、候補に挙がっているかどうかをお聞きします。
 もう一つは静岡県裾野市にございます富士山資料館。これもジオサイトのほうで挙げられるのかもわからないけれども、自然史資料を活用した生涯学習の中でちょっと拝見しましたところまだまだ不足している箇所があると思いますので、そのあたりをお聞きいたしたいと思います。
 では、とりあえずここまでとします。どうぞよろしくお願いします。

○宮ア調整課長(少子化対策・地域主権担当)
 まず、雇用創造アクションプランのほうの「創造」と「創出」の違いはという点でございますけれども、言葉の意味としては両者とも物事を新しくつくり出すこと、新しいものを生み出すことという意味でございます。しかし雇用創出と申しますと、これまで本県で実施してきました短期間の限定雇用でございます緊急雇用創出事業が、個別の事業名として挙がっておるところでございます。
今回のアクションプランでは全般的に成長産業、新産業の振興等経済情勢の変化に対応できる力強く底力のある労働市場の基礎を築くということも目標としておりますので、そのために総合的な政策推進を行おうと考えております。そういった意味で大きな雇用を生み出すというイメージで「雇用創造」という言葉を使ったところでございます。以上でございます。

○木広報課長兼県民のこえ室長
 県民だよりの訂正においてどんな手続があったのかというお話でございますけれども、普通年間の重点広報テーマというのを4月の段階で、広報広聴会議で知事三役に出ていただいて決める会議がございまして、そこで大まかな広報計画が出ます。その中に当然県民だよりもございますので、大まかな日程表をつくります。それを踏まえながら、当然突然出てくる重要な事件とか、例えば新しく伝えなければいけない情報もございますので、そういった点を踏まえて大体2カ月か1カ月半前ぐらいに差し込みをつくってくる。それを例えば私、それから局長までが協議しながら決定という形になっています。
今回、先ほど差しかえがあったという話でございましたけれども、大体半月から1カ月の間に原稿を差し込むものですから、今回につきましては先ほどお話ししましたように知事の記者会見が9月12日にございました。それを受けまして今回新たに、当然議案にも出ておりますけれども、改めて県民に伝えたいという話がございましたものですから、その中でまず間に合うかどうかの議論がございました。十分に間に合うという議論の中で、今回この和解についての記事を載せました。当初は1ページ程度というお話でございましたけれども、陳述書とか何かのそういう関係もございまして、もう少しふやそうということで2ページ。なおかつ県民にわかりやすくするために、いわゆるこの訴訟の経緯とか内容とか、そういったものを内容も加えて、先ほどちょっと見づらいという話もございましたけれども、ただ工夫をしながら決定して今回の10月号に掲載となりました。そういった手順を踏んで今回は訂正しました。以上でございます。

○山口企画課長
 自然史資料の活用の関係で天城の八丁池、あと静岡県裾野市の自然史博物館の活用についてということでございますが、この自然史資料、今現在27万点ほどございまして、今後約50万点にふえると言われているこの自然史資料を活用しまして、県民の方々にこの自然史資料直接触れていただきまして静岡県の持つ、美しくまた多様な自然を広く県民の方々に周知していただくとともに県全体が博物館であると、そういった機運の醸成にも役立っていきたいということで、ここに資料にも出させていただきましたミニ博物館、出前博物館というのに積極的に取り組ませてもらっているところでございます。今年度、このミニ博物館におきまして新たに浜北森林公園バードピアとか、さらに言うのでしたら浜松科学館、そういった大勢の方々が来ていただけるようなそういった施設におきましてもミニ博物館、出前博物館を実施させてもらっているところでございます。そういったところから確かに委員御指摘のとおり裾野市にあります自然史系の資料にも静岡県の持ったこの資料を活用してミニ博物館、出前博物館をやることによって、それぞれの相乗効果のもとにより充実した博物資料館になってくるのではないかと思っているところでございます。
 また、この天城八丁池のほうは博物館とかそういう施設ではなくて、まさに自然そのものでございまして、この八丁池の自然を十分楽しむためにも、この自然史資料を活用していろんなことを勉強してもらうとそういう機会をつくっていきたいと思っております。また自然史資料の直接の活用ではございませんが、この自然史資料を活用してもらっているところでNPOの方々が十分協力をしていただいていますが、その中で自然環境学習というのもやっております。これは直接この場所へ出向きまして、それでこの自然史資料を活用しながら自然環境等について勉強するという場でございますが、そういったような場にやはりこの天城のすばらしい八丁池も活用するような取り組みも大事ではないかなと思っております。

○小野(登)委員
 では、今のところからもう一つお聞きしますけれども。相乗効果というものをねらってよりいいものをつくっていくというお答えありがとうございます。
そうしますと、その自然博物館系でございますと、今伊豆で取り組んでいるジオパーク構想、それからこのジオパークの中に取り上げられるジオサイト。こういうものは一緒にやっていく、一緒にやっていくと言うのは変ですけれども、同様に大事にしていただけるということでしょうか。そこをちょっとジオサイト、ジオパークとの関係。先ほどのお答えにもあったんですけれども、もう一回聞きます。

 それから県民だよりについてでございます。
普通編集会議で決まった、企画会議で決まったことの差しかえとなりますと、これは物すごい大変なことであったわけですね、まずそこを聞きます。それだけです。社がひっくり返るほどのことなんですよ、差しかえということは。そういう意味において、そういう自覚がおありでしたかということをお聞きします。

 それから次です。産業の力強い動き、躍動を求めて創造アクションとしましたということですので、すごく期待したいと思います。
実はちょっと話させていただきますけれども、本当に30代から40代の仕事がなくて困っておりました。一生懸命見つけてあげました。就職できました。それはよかったんですけれども、三・一一後、観光の関係ですからがくんと下がってしまいまして、今後は1日3時間しか働けないから、これを何とかしてくれと言うけれども、これはちょっと日本じゅうがみんなこういう状態だからもう少し待ってくださいねと言ってあるんですけれども、1日3時間1,000円ずつで3,000円でどうして子供を養っていけるでしょうかということ。3,000円の半分、1,500円は使ってはいけない。1日1,500円でやるように頑張ってちょうだいと、そんなふうに話しながら皆さんに頑張っていただいているわけでございますけれども、その先ほどの成長分野にめどをつけるということはそういう末端のこれは末端と言うとお仕事にはそういうものはございませんけれども給与体系などからして末端で働く方たちにも必ずや光が差し込むような政策であってほしいと思いますけれども、そういう自信はございますね。その3つをまずお聞きいたします。

○山口企画課長
 ジオパークとジオサイトとこの自然史系資料との関係ということでお答えいたします。
 ジオパーク、ジオサイトは今伊豆半島を中心に行っていることで、特にジオパークにおきましては、世界ジオパークの申請等も目指してやっているところでございます。この自然史系資料、先ほど言いました27万点のうち、化石とか岩石のほうもかなり貴重な資料が多くあります。またこの自然史系資料の活用におきまして、静岡大学との連携のもとでこの自然史系資料の活用を進めているところでございます。そういったところから、この岩石の活用、また静岡大学には小山教授というジオパークの教授もいらっしゃいますので、そういった方々との連携もこれからしっかりやりながらこの自然史資料からこのジオパークについて関心を持つ人を育てるとか、またこの自然史資料によってこの地質等に関心を持ってこのジオパーク、ジオサイトに貢献する人々を育てるとか、そういったようなことに大いに役立つと思っております。
それと先ほど言いました県全体を博物館とする機運。そういったことにも積極的に取り組んでいるところでございまして、これら自然史系資料、岩石、化石などに大いに関心を持ってもらうことによって、そういった方々が伊豆半島のほうに行かれまして、このジオパーク、ジオサイトについても大いに楽しめるようなそういった基礎知識。そういったものも与えることも十分できるのではないかと思っているところでございます。

○木広報課長兼県民のこえ室長
 差しかえというのは本当に大変かどうかという認識の話でございますけれども、やはり途中で変えるということは大変な労力が必要です。
今回は時間的余裕があったということで、2週間ございましたので、まずそういった面では余裕がございました。それから通常では、例えば取材とか何かという過程が並行して大変だったのでございますけれども、今回は空港利用政策課の御協力もあり、まさにこれこそ連携ができたと思っておりますけれども、その中で間に合ったということで、そういった中では多分委員のおっしゃるとおり差しかえは本当に大変なんでございますけれども、何とか時間内にできたと思っています。そういった面ではスタッフも頑張ってくれましたし関係する部局の皆さんも連携できたということで理解しています。以上です。

○宮ア調整課長(少子化対策・地域主権担当)
 アクションプランにつきまして、30代、40代の方が非常に困っていると、短時間労働になってしまって困っていると。こういったことの改善も目指していくのか、その自信はあるのかというふうなことでございます。
アクションプランの中の基本的な方向に書かせていただいたとおり、誰もが就業できる環境の実現を目指すというものがこのアクションプランでございますので、そういったものを実現できるよう、全身全霊といいますか、精いっぱい努力してまいりたいということでございます。以上でございます。

○小野(登)委員
 雇用創造アクションプランについては、よろしくお願いします。

 また、ジオサイトのお答えありがとうございました。

 さて、最後になりましたけれども、私、仕事の大変さを言ったわけではなくて一応県民だよりといえども出版物だと。出版に関しては編集長が最大の権限を持つ。そこの意味で御自身の中で大変だった思いはありませんかとお聞きしたわけですけれども、でもこれは広報という性質上、知事の声を書くということはよろしいのですけれども、そこのところでやはり悩みはしませんでしたかとお聞きしたかったわけです、1つは。これは出版ということの本当に大切なあり方をお聞きしたかったわけです。
 もう一つは、先ほど大岡委員は見えないと言った3ミリメートルぐらいの、その級数、ポイントのことをお話しになりました。私は知事があのときに全面で掲載しますと。質問の答えには2行分ぐらいしか答えないで、そちらでお答えしますからということで。これは何でしょう、新しい手法の答弁なのか逃げなのかと不思議に思いました。これは画期的なことなのかなと一瞬思ったわけですけれども、これは本当に重要なことです。議会に関しまして、質問者に対しては全面掲載しますから、それを読んでくださいというのも、実は変な話だと私は思っております。その掲載文ですけれども、読んで少々がっかりしましたことは逆なんです、大岡委員とね。大岡委員はポイント数が小さくてよく見えなかった。私は同じことです、右上からに大きな字でまさに記して、左2ページ全面にそういうものが出てくると思ったら、かなり編集された美しいものであったわけです。そして何しろ文章が情緒的なんです。こういうときに載せるような文体ではないということで、これは見た方が多分、「なるほど、よくわかりました」というような形に書かれている文章であることは確かです。私どもは何回も御意見は聞いているからわかっていることなんですけれども、そこで3ミリメートルのポイントの小さい字というのは、私は逆に思ったんです。小さい字で書くのは編集者があまり人に読んでほしくないとか、理解しなくてもいいとかそういう意図もあるわけですよね。そういうふうに取り方はいろいろなわけですけれども、しかし一部の県民の皆様、一部どころではないたくさんお読みになると思いますけれども、読んだ方のみが「ああ、よくわかりました」で終わることではないと思っておりますので、今度は逆に県民の声。しかし読んだ人は文章が上手ですから「ああ、よかった」と「わかりました」とそういうふうに言うから、これってなかなか大変なことだということを心に置かれまして、編集を進めていただきたいと思います。以上です。ありがとうございました。

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