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委員会会議録

委員会補足文書

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平成28年12月定例会文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/14/2016 会派名:


○西田文化・観光部長
 それでは、文化・観光部関係で12月県議会定例会への提出議案及び所管事項につきまして、私と林空港担当県理事から、お手元に配付いたしました文化観光委員会説明資料及び議案説明書等により御説明いたします。
 では、初めに議案についてであります。
 今回お諮りしております案件は、議案3件でございます。
 文化観光委員会説明資料の1ページをごらんください。
 第136号議案「平成28年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 文化・観光部の補正予算は、第5款文化・観光費3412万1000円であり、この結果、予算累計額は472億1400万6000円となります。
 続きまして、補正予算の事業内容につきましては、議案説明書の款項目の目単位で説明させていただきます。
 議案説明書の9ページをごらんください。
 財源及び節の内訳につきましては、それぞれ目の欄に記載のとおりであります。
 第5款文化・観光費第1項文化・観光費第1目文化・観光総務費の(1)職員給与費3212万1000円は、文化・観光部職員の給与改定に伴う補正であります。
 第4項観光交流費第1目観光費の(1)海外誘客特別強化事業費200万円は、中国からのマラソンツアーの受け入れ環境整備に要する経費の補正であります。
 なお、別冊資料といたしまして、主要事業参考資料をお配りしてございますので、あわせてごらんください。
 次に、議案説明書の23ページをお開きください。
 2繰越明許費でありますが、下から2つ目の空港政策費2億2200万円は、富士山静岡空港機能強化・魅力向上事業において、計画、設計に関する諸条件の調整に日時を要したことにより年度内に事業を完了することが困難と予測されるため計上するものであります。
 次に、議案説明書の28ページをお開きください。
 3債務負担行為のうち、一番上の静岡県コンベンションアーツセンターと次の段の静岡県舞台芸術公園の管理運営に係る協定、その次の小笠山総合運動公園エコパスタジアム施設整備事業工事契約(人工芝整備)、その次の県内スポーツイベントへの中国人旅客誘客・受入業務委託契約の債務負担行為4件の設定につきまして議決を求めるものであります。
 説明資料にお戻りいただきまして、3ページをお開きください。
 次に、公の施設の指定管理者の指定についてであります。
 第161号議案及び第162号議案、公の施設の指定管理者の指定について(静岡県コンベンションアーツセンター及び静岡県舞台芸術公園)についてであります。
 静岡県コンベンションアーツセンターと静岡県舞台芸術公園の2施設につきましては、今年度末で第3期の指定期間が終了することに伴い、次期指定管理者の選定作業を進めてまいりました。
 本県の文化、学術、芸術振興の拠点施設でありますグランシップにつきましては、県の文化振興施策の推進を担い、県全域で事業を実施している現指定管理者の公益財団法人静岡県文化財団から、また舞台芸術公園につきましては、すぐれた舞台芸術を通じて本県の文化的魅力を世界に発信する役割を有し、当該公園内の施設の専用使用者で現指定管理者である公益社団法人静岡県舞台芸術センターからそれぞれ申請を受け付けることといたしました。
 5のとおり、10月31日に学識経験者等から成る指定管理者選定委員会において、全委員一致で両財団が指定管理者候補者として適格であるとされたところであります。
 このため、今議会に両財団を指定管理者とするための指定についてお諮りをするものであります。
 次に、4ページをお開きください。
 オリンピック文化プログラムの推進についてであります。
 現在、2に記載の実践的な専門家であるプログラムコーディネーターの助言、支援などもいただきながら、3に記載してある10のモデルプログラムを進めるなど他県に先行して事業を展開しております。
 今後は、モデルプログラムを次の展開につなげていくため、4のとおり情報発信や報告フォーラムを開催するほか、推進委員会において平成29年度以降の本プログラムや公募要件等の検討を進めてまいります。
 5ページをごらんください。
 富士山世界遺産センター(仮称)の整備についてであります。
 建築工事につきましては、3(1)のとおり10月下旬から鉄骨の組み立て工事に着手するとともに、展示整備につきましては(2)のとおり映像シアター用の素材の撮影や展示紹介文の作成を進めるなど、順調に整備を進めているところであります。
 なお、債務負担行為を設定した建設工事につきましては、11月8日に契約した外構工事をもって発注を完了いたしました。今後は備品の発注などを行ってまいります。
 また、調査研究及び情報発信の推進につきましては、4(1)のとおり徳川日本と富士山をテーマとした連続講座を開催するほか、(2)にある建設現場の状況をお知らせする新聞の発行や、関係市町等の連携に向け(3)のとおり市町担当課長等とセンター開館を見据えた意見交換を実施いたしました。
 来年10月末の完成に向け、引き続きソフト・ハード両面の取り組みに万全を期してまいります。
 次に、6ページをお開きください。
 静岡県教育振興基本計画「有徳の人」づくりアクションプラン第2期計画の評価についてであります。
 平成26年3月に策定いたしました、平成29年度までを計画期間とする静岡県教育振興基本計画「有徳の人」づくりアクションプラン第2期計画の達成状況等につきまして、外部有識者で構成する評価委員会の意見を踏まえて評価を行いました。
 成果指標の達成状況につきましては、3(1)に記載のとおり103の成果指標のうち、目標値以上A、Bの評価を合わせた、おおむね良好に推移している指標は全指標の30.7%となる31項目、Cまたは基準値以下は全指標の69.3%となる70項目となっております。
 主な取り組みにつきましては、(2)のとおり前倒しで実施の取り組み数が12、計画どおり実施の取り組み数は486であり、全体で512ある主な取り組みのうち、97.3%の取り組みが予定どおり進捗しております。
 来年度は最終年度となる第2期計画の総仕上げに向けてさらなる取り組みを推進するとともに、評価結果を来年度策定予定の次期計画に反映してまいります。
 なお、別冊資料といたしまして静岡県教育振興基本計画「有徳の人」づくりアクションプラン第2期計画評価書をお配りしていますので、あわせてごらんください。
 説明資料の7ページをごらんください。
 留学生支援の取り組みについてであります。
 県では、大学等の魅力の向上やグローバル人材の育成、多文化共生社会の実現のため、外国人留学生の受け入れ支援や日本人学生の海外留学の促進に取り組んでいるところであります。
 外国人留学生につきましては、2(1)のとおり徐々に増加している一方で、日本人学生の海外留学は(2)のとおり一時的な増加があったものの、ほぼ横ばいの状況であります。
 こうした中、新たな取り組みとして、3(1)アのとおりモンゴルの高校生8名を招き県内の大学を進学先として選んでもらえるよう県内高等教育機関で研究内容を学ぶ日本・アジア青少年サイエンス交流事業を実施し、モンゴルの高校生、受け入れ機関双方に大変好評を得たところであります。
 また、(2)のとおり、日本人学生の海外留学の促進を図るため、今年度は教育委員会と共催でふじのくに海外留学応援フェアを10月に開催し、昨年を上回る約270名の参加者を集めたほか、地域・大学コンソーシアムを通じた支援事業、中国浙江省との短期留学生交流等の事業実施をしており、今後も引き続き留学生支援に取り組んでまいります。
 次に、説明資料の8ページをお開きください。
 第71回国民体育大会いわて国体の結果についてであります。
 いわて国体は、本年10月1日から開催され、本県は天皇杯で16位となり昨年度より4つ順位を上げました。サッカー成年男子で優勝、バレーボール成年男子準優勝、軟式野球及びソフトボール少年男子では3位に入賞するなど、団体競技において直近10年間で最高の得点を獲得したことが順位の向上に影響したと考えられます。
 今後は、引き続き団体種目に重点を置くとともに、獲得点数の低い少年の部の成績を向上させるべく、ジュニア世代の強化、優秀な指導者の養成にも尽力してまいります。
 説明資料の9ページをごらんください。
 サイクルスポーツ県づくり事業の取り組みについてであります。
 県や関係団体等で組織する静岡県サイクルスポーツ協議会では、2の表のとおり県内6地域において実走調査を行っており、サイクリストの視点からさまざまな意見がありましたことから、調査結果をもとにサイクリストの視点に立った安全、快適なモデルコースの選定や、受け入れ体制の充実に関する指針の策定に取り組んでまいります。
 また、イタリアとのサイクリングを通じた交流につきましては、3のとおり10月1日と2日に本県で開催された自転車大会に合わせ、フリウリ・べネチア・ジュリア州から29名が来訪し、県内サイクリストや地域住民との交流を深めました。イタリア人参加者からは「世界遺産富士山、伊豆半島で太平洋を眺めながらの走りを満喫することができた」、「チェックポイントを少なくし、長い距離を走ることを希望する」などの意見が寄せられました。
 今後も、国際交流の拡大に努め、サイクルスポーツの聖地ふじのくにの実現に向け取り組んでまいります。
 次に、説明資料の10ページをお開きください。
 ラグビーワールドカップ2019の開催に向けた準備についてであります。
 ラグビーワールドカップ2019開催まで3年を切り、大会組織委員会と連携しながら会場の整備などの準備を進めているところです。
 会場整備につきましては、2(1)のとおり大会組織委員会から指摘を受けた内容についてスタジアムの改修を計画的に進めており、表にありますとおりゴールポストの改修、電光掲示板、音響設備等の更新に続き、ピッチ拡張用の人工芝の整備について補正予算案を本議会にお諮りしているところであります。
 また、(2)のとおり開催都市が行う業務となる交通管理計画の策定、ファンゾーンガイドラインに適合した候補地の選定やコンセプトの検討、チケット販売時期等に合わせて公式の看板や横断幕で都市装飾を実施するシティドレッシング、ボランティアの募集や研修等のプログラムの実施など本県開催の成功に向けて着実に準備を進めてまいります。
 説明資料の11ページをごらんください。
 静岡ツーリズムビューローの設置についてであります。
 急増する外国人旅行者を県内各地に呼び込むとともに、県内地域連携DMOの設置、運営を支援するため、静岡県全域を対象エリアとするDMOを県観光協会内に設置いたします。
 具体的には2のとおりインバウンドに係るマーケティング調査、戦略策定、戦略的プロモーション、ワンストップ窓口の設置、運営を行うほか、参考に記載のとおり県内各地で地域連携DMOの設置に向けた動きが進んでいることから、これらのDMOに対し中核人材の育成や専門家の派遣等により支援を行ってまいります。
 現在、総括責任者、マーケティング責任者、ワンストップ窓口責任者の採用選考等を行っており、来年1月初旬をめどに業務を開始する予定であります。
 説明資料の12ページをお開きください。
 伊豆半島ジオパークの推進についてであります。
 伊豆半島ジオパークのユネスコグローバルジオパーク認定について、11月1日付で伊豆半島ジオパーク推進協議会から日本ジオパーク委員会に申請書を提出し、現在ユネスコでの書類審査が行われているところであります。
 今後は、4のとおり来年5月以降に現地審査を行った後、同年9月に認定勧告を受け最短で平成30年春に認定となる見込みでございます。
 県といたしましても、ユネスコグローバルジオパーク認定に向け、今後も引き続き協議会の活動を支援してまいります。
 説明資料の13ページをごらんください。
 凱撒旅遊及び智美体育集団との協定等締結についてであります。
 本年10月の知事団北京訪問において、本県への中国からの誘客拡大のため、凱撒旅遊と覚書を締結いたしました。現在2(1)ウのとおり、県内の体験プログラム等の情報を凱撒旅遊に提供し、静岡滞在型の特別プランとなる商品の造成を進めていただいているところであります。
 加えて、スポーツを通じた相互交流拡大のため、智美体育集団との戦略的連携に関する協定書を締結いたしました。今月11日に開催された袋井クラウンメロンマラソンをテスト事業と位置づけて、モニターツアーを実施したところであります。今後、来年4月開催の日本平桜マラソンにおける中国からの参加者の受け入れに向けて、関係団体と調整を行いながら受け入れ体制を構築してまいります。
 なお、本日追加資料としてNHKパンフレット平成29年大河ドラマ「おんな城主直虎」と広域観光ガイド冊子「井伊直虎の巻」を配付いたしておりますので、後ほどごらんください。
 続きまして、総合計画後期アクションプラン及び地方創生の推進に係る美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生総合戦略の評価についてであります。
 平成28年度静岡県総合計画後期アクションプラン評価書案と記しましたピンク色のファイルと平成28年度美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生総合戦略評価書案と記した青色のファイルをごらんください。
 各計画の着実な推進を図るため、数値目標の達成状況や取り組み等の進捗状況について評価するとともに、計画策定後の社会経済情勢の変化等を踏まえた施策の見直しや改善を図り、お手元の資料のとおり評価書案を取りまとめたところでございます。
 この常任委員会におきましては、評価書案に掲げております来年度以降の施策展開の方向性を中心に委員の皆様から御意見を頂戴し、来年度当初予算に反映するなど計画の効果的、効率的な実現を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、評価書案の所管部局につきましては、資料の冒頭につづっております所管委員会一覧のとおりでございますので御参照ください。
 それでは、まず総合計画後期アクションプランの評価から御説明いたします。
 初めに、全体を通じた評価書の改善について御説明いたします。
 31ページをお開きください。
 表現でございますが、戦略の柱ごと、ここにございますように数値目標の達成状況と主な取り組みの進捗状況を表とレーダーチャートによりわかりやすく整理し評価の概要を簡潔に取りまとめました。
 次に、34、35ページをごらんください。
 施策の方向ごとに数値目標の達成状況、投入資源、主な取り組みの進捗状況を図表で整理するとともに、評価・今後の施策展開を簡潔に記載し個表形式で取りまとめてございます。
 それでは、文化・観光部に関連する主な施策の評価概要について御説明いたします。
 初めに、戦略体系についてであります。
 57ページをお開きください。
 2−1有徳の人づくりについてであります。
 数値目標の達成状況は、Uの表のとおりC評価が多数となっております。文化・観光部の数値目標といたしましても、魅力ある高等教育・学術の振興において目標値を上回ったもののC評価または基準値を下回る傾向にあり、一層の取り組みが必要となっております。
 58ページをお開きください。
 この戦略における今後の方針を御説明いたします。
 2「文・武・芸」三道の鼎立を目指した学校づくりにおきましては、より一層民意を反映した教育行政を推進し、社会総がかりの教育の実現と魅力ある学校づくりの支援、3魅力ある高等教育・学術の振興では、公立大学法人やふじのくに地域・大学コンソーシアムへの支援を通じた大学間及び大学と地域連携に向けた取り組みの促進、59ページの4の生涯学習を支える社会づくりでは、ふじのくに地球環境史ミュージアムにおける博物館活動の充実などに取り組んでまいります。
 次に、当戦略に係る数値目標の見直しについて御説明いたします。
 76ページをお開きください。
 2数値目標の達成状況をごらんください。
 学校施設の耐震化率は100%を目標としておりますが、目標年度を平成30年度に延ばすことといたしました。補助制度を活用した速やかな工事の実施を促してまいります。
 次に、93ページをお開きください。
 2−2「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりについてであります。
 Uの数値目標の達成状況をごらんください。
 この戦略における44の数値目標のうち、文化・観光部が所管する目標が26となっており当部の施策の多くがこの戦略に入っております。状況といたしましては、B評価を中心とした順調な進捗が多くなっております。
 94ページをお開きください。
 この戦略における今後の方針でありますが、1多彩な文化の創出と継承におきましては、2020年オリンピック・パラリンピック文化プログラムを視野においた事業の展開、2スポーツに親しみ技量を高める環境づくりでは、一層の環境づくりや競技力の向上及び東京オリンピック・パラリンピック自転車競技開催や、ラグビーワールドカップ2019などを活用した交流促進、95ページの4交流を支えるネットワークの充実では、富士山静岡空港への新規路線の誘致や既存路線の維持、増便による航空ネットワークの充実、96ページにかけての5誰もを惹きつけ、もてなす魅力づくりでは、地域全体の稼ぐ力が一層向上するよう日本版DMOへの支援、6多様な交流の拡大と深化では、観光関係者と連携してグリーンツーリズム関係施設を取り入れた旅行商品の開発などに取り組んでまいります。
 次に、当戦略に係る数値目標及び取り組みの見直しについて御説明いたします。
 109ページをお開きください。
 スポーツを活用した交流促進の4主な取り組みの進捗状況の表をごらんください。
 新たな取り組みとして、ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピック自転車競技県内開催を活用した交流の促進に向け、県内開催への対応や事前キャンプ誘致活動を追加いたしました。
 次に、125ページをお開きください。
 2数値目標の達成状況をごらんください。
 観光地の魅力や特徴に満足した人の割合を、観光地の魅力や特徴に大変満足した人の割合に変更し、より再来訪に結びつけるよう大変満足が半数以上となることを目指すことといたしました。
 次に、129ページをお開きください。
 2数値目標の達成状況をごらんください。
 外国人延べ宿泊者数は極めて好調に推移し、平成29年度目標値については、平成27年度に上方修正した目標値160万人を上回ったことから、目標値を230万人に再度上方修正いたしました。
 次に、263ページをお開きください。
 4−1ヒト、モノ、地域を結ぶ「基盤」づくりについてであります。
 この戦略におきましては、265ページの3陸・海・空の交通ネットワーク機能の拡充をお開きください。
 競争力の高い富士山静岡空港の実現に向けて、利便性やサービスの向上に取り組むことにより順調に進捗しておりますが、今後の方針の3点目に記載のとおり旅客ターミナルビルの増築・改修工事や、ターミナル地区西側県有地の有効活用に向けた取り組みを進めてまいります。
 次に、当戦略に係る数値目標の見直しについて御説明いたします。
 281ページをお開きください。
 2数値目標の達成状況をごらんください。
 富士山静岡空港周囲部における景観形成箇所数は毎年1カ所以上整備することとして設定した目標値を2年前倒しで達成したため、累計10カ所に上方修正いたしました。
 戦略体系につきましては以上でございます。
 321ページ以降は、伊豆半島地域から西部地域までの地域づくりの基本方向でございます。それぞれの地域資源を活用した施策を展開してまいります。
 総合計画後期アクションプランの評価につきましては、以上でございます。
 続きまして、総合戦略の文化・観光部に関連する主な施策の評価概要について御説明いたします。
 最初に、57ページをお開きください。
 戦略3“ふじのくに”ならではの魅力あるくらしを提供し、新しい人の流れをつくるについてであります。
 重要業績評価指標(KPI)は、3−2交流の拡大につきましては、外国人延べ宿泊者数や富士山静岡空港外国人出入国者数等、順調に推移し進捗しております。
 今後は、インバウンド対応機能の強化とともに、国際観光地としてのブランド化を図ってまいります。
 3−3魅力ある教育環境の整備では、「大学の教育内容に満足している」と答える大学生の割合が、前回調査の平成25年度を上回っております。
 今後は、ふじのくに地域・大学コンソーシアムを通じ大学間や地域との連携を促進してまいります。
 次に、当戦略に係るKPIの見直しについて御説明いたします。
 74ページをお開きください。
 上段のKPIの達成状況をごらんください。
 2点目の空港周辺2市1町の観光交流客数でございますが、好調に推移し目標値を上回ったため、520万人から570万人に上方修正いたしました。
 次に、80ページをお開きください。
 先ほど御説明いたしました後期アクションプランの評価と同様に、観光地の魅力や特徴に満足した人の割合を観光地の魅力や特徴に大変満足した人の割合に変更いたしました。
 81ページをお開きください。
 こちらも後期アクションプランの評価と同様に、外国人延べ宿泊者数を上方修正いたしました。
 次に、137ページをお開きください。
 戦略5時代に合った地域をつくり、地域と地域を連携するについてであります。
 140ページをごらんください。
 5−1(1)地域における新しい絆の形成に向けて、全ての県民が自由に参加できる文化活動やスポーツイベント等の交流機会の充実により、地域におけるつながりを創出し、魅力ある地域社会を構築する施策を推進してまいります。
 総合戦略の評価については以上であります。
 私からの説明は以上で終わります。よろしく御審査のほどお願いいたします。

○林県理事(空港担当)
 私からは、空港振興局に係る所管事項について御説明いたします。
 文化観光委員会説明資料の14ページをお開きください。
 富士山静岡空港の利用状況(平成28年11月分)についてであります。
 搭乗者数につきまして、2の表に記載のあるとおり国内線、国際線合わせて4万6293人となり前年同月に比べて中国路線の運休等により5,616人、10.8%減少しました。
 国内線は、全体的に堅調で前年同月比で2.1%、576人増加し7カ月連続で前年同月を上回りました。福岡線及び沖縄線は11月として過去最高の搭乗者数となりました。
 国際線は、中国路線の運航便数の減少等により搭乗者数は減少しましたが、エアソウルが就航したソウル線は、増便等による提供座席数の増加により搭乗者数が増加しました。
 15ページをごらんください。
 富士山静岡空港の県内経済波及効果についてであります。
 今回、中国路線の新規就航が相次いだ平成27年度分の経済波及効果を推計したところ、生産誘発効果は388億1000万円、雇用創出効果は2,708人、税収効果は26億6000万円となりました。生産誘発効果はインバウンド利用客の増加が大きく貢献し、過去最大であった開港6年目を上回る結果となりました。
 今後、富士山静岡空港が本県の発展を支える重要な社会資本であることを県民の皆様に御理解いただくため、今回の結果を県ホームページに掲載するなど周知に努めてまいります。
 説明資料の16ページをお開きください。
 富士山静岡空港における新たな運営体制の構築についてであります。
 公共施設等運営権制度を活用した民間主体の新たな運営体制の構築に向けて、本年5月に基本スキーム案を公表し民間事業者の御意見を伺い具体的な検討を進めているところです。2に記載のとおり富士山静岡空港株式会社の人材やノウハウを最大限生かせるよう現株主と調整の上、公募選定された民間事業者が同社の株式を取得して空港経営を担う事業方式にしたいと考えております。
 民間事業者と意見交換を重ねることで、適切な事業内容や期間等を固めるとともに、3に記載のとおり制度導入に必要な空港設置管理条例の改正案を来年2月県議会にお諮りするなど、平成31年度の制度導入に向けた具体的な取り組みを進めてまいります。
 説明資料の17ページをごらんください。
 富士山静岡空港の環境監視及び環境保全対策についてであります。
 県では、富士山静岡空港の建設及び運用に伴う周辺環境への影響を軽減するため、環境監視計画に基づき空港周辺地域の環境監視及び環境保全対策を実施してまいりました。こうした取り組み成果と環境保全目標の達成状況を踏まえ、平成26年度から平成27年度にかけて監視計画と監視組織の見直しを行い、新たな環境監視体制を構築したところであります。
 平成27年度の調査結果においても、環境保全目標が達成されており良好な生活環境及び自然環境が保たれておりますが、引き続き空港周辺地域の適正な環境保全に努めてまいります。
 以上で私からの説明を終わります。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○田内委員長
 これより質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言願います。

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