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委員会会議録

質問文書

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平成20年2月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:03/11/2008
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 何点か質問いたします。
 初めに、今回の平成20年度企画部の組織体制について伺います。
 先ほど答弁の中にもありましたが、空港需要担当を新たに設けることによって、各部局が空港開港に向けて総力を挙げて取り組むという、その先頭に空港部、そして企画部が取り組むという意気込みを感じますが、期待できる効果というか、そこをもう一度お聞かせ願いたいと思います。
 ただ、国際戦略は、中国、アジアだけでなく、さらに広く考えるべきであって、これが国際室という位置づけになったことについてもお聞かせいただきたいと思います。

 2点目は、組織別予算額の中で、総務室のところで、新規に空港需要拡大事業費3200万円が計上されておりまして、その事業内容は資料の4ページに載っておりますけれども、ここのところをもう少し詳しく具体的な内容を聞かせていただきたいと思います。

 3点目は、平成20年度当初予算の企画部の主要事業のうち、資料の5ページにあります少子化対策行動計画推進費としてしずおか子育て優待カード、この事業について計上されておりますけれども、平成18年4月から子育て優待カード事業が開始となって、昨年の10月には42市町すべてで事業展開をされてきていると伺っております。この実際の今の実態というか、効果と利用されている方、また協力店の評価というところはどんな状況か伺います。

 もう1つ、企画監の事業の中で、アジアブライダルサミット2009運営費助成として380万円計上されていますが、来年の4月に開催されるアジアブライダルサミット、この内容について教えてください。

 次に、今回、資料でもつけていただきました多極分担型都市圏域形成研究会の報告書が取り上げられております。知事が、以前伊豆地域でこの構想の話をされたときに、ちょうどお話を伺う機会がありまして、非常に先見性のあるお考えだなというところは感銘を受けました。
 この専門家の方による5回の委員会の開催を経て、今回の報告書になったというふうに伺いましたが、これにかかった経費はどういう内訳であったか、教えていただきたいと思います。
 それから実際にこの提言を見ると、各地域を5つの圏域に分けた中で、私の住んでいる東部地域については「地域内では一体的な100万人都市圏を形成するとともに」という文言が入っていて、提言という部分では理想としたいというところもあるんですが、非常に東部地域の場合は難しい課題が多くあるように感じますし、「富士・箱根・伊豆の観光資源の活用による交流人口の拡大」とありますが、私も本会議で質問させてもらいましたが、富士地域はまだまだ観光という部分では、これからかなりてこ入れをしていかないと難しいのではないかなと思っておりますが、その辺の手法についてはこの中では余り触れられておりません。その点について、提言を踏まえて展開していくべき今後の道というか、方向性というものをお伺いしたいと思います。

 あとは、広報について伺います。
 きのうの空港部の委員会でも質問をしたんですけれども、資料2の10ページに今後の広報、特に富士山静岡空港にかかわる広報活動が非常に多角的に展開されるように伺えますが、昨日から始まったテレビCMを見た私の率直な感想は、富士山とそれから桜とウナギをテーマにしたということで映像はとてもきれいだなと。ただ、ウナギを知っている人はウナギだなと思うんですが、ウナギがぴょんとはねてという映像がすごく唐突な印象を受けるという意見もありまして、その辺のところで、特にテレビCMは準備段階がいろいろあったかと思いますが、こちらにかかった経費、それから、どんな形でコンペが行われて採択されたかを伺いたいと思います。
 それから、開港1年前ということで、3月を中心に広報活動を入れられていると思うんですが、それ以降はどんどんカウントダウンで、もっと具体的なものになっていくと思うんですが、それ以降の計画についても伺います。

 あと、資料の2の11ページの重点広報推進費の主な取り組みの国内の遠隔地というところで、既に航路が予定されているところというふうに取り上げて考えると、沖縄が入っていないのがなぜかなという疑問がありまして、そこの理由を聞きたいと思います。

 それと、前後しましてすみません、新聞広告も3月10日から23日までの間に各2回、北海道新聞、それから福岡の西日本新聞に掲載をされるということですが、どのぐらいのスペースで示されているのか、またどんな内容なのか、伺いたいと思います。以上です。

○杉山企画部理事(国際戦略担当)兼知事公室長
 まず、空港需要担当に係る御質問にお答えいたします。
 まず1点目でございますが、需要担当者を設けて期待できる効果でございますが、静岡県の場合は特に製造業が強くてビジネス活動も盛んで、外との交流も非常に活発に行っておりますので、空港が開港した折には、単に観光のみならずビジネス、修学旅行あるいはスポーツ交流とか、さまざまな交流があり、空港はその拠点になるというふうに考えております。
 そのために、各部局のほうで、どうやって空港を活用して振興させていくかというのを具体的に考えて、奨励していただくようなことをやっていただこうと思っています。企画部がかなめとなって、それを空港需要のほうに結びつけていくと、県庁一体となって空港の利用を高度化していくということに取り組みたいと思います。
 そして、インバウンド、アウトバウンドと路線開拓にそれぞれ担当を決めたわけで、空港需要担当はアウトバウンドを担当するわけなんですが、これらは相互にもちろん絡み合って一体的に進める必要があるんですが、曲がりなりにもこういうふうに担当を決めたことによって責任が明確になって、それぞれ難しい決断をするような場面がございますので、各担当はそれぞれ部局長相当を充てて、必要な検討、決断を行って、効果的な事業推進を図りたいと、それが期待できる効果かと思います。
 そして、本来、空港は手段でございまして、空港を活用して静岡県が国際的にどういう活躍ができるのか、あるいは高い位置を保つことができるのかというのが、空港開港のこれからの一番大きな目的になると思います。
 とは言いましても、県としては、活性化、利用拡大が当面の目的でございますので、当面は空港を各部局がどういうふうに活用できるかという事業にまず取り組むと。
 言いかえれば、これまで国際戦略企画監が県庁を代表して国際的な活動を展開していたものを、ここ二、三年は各部局にその具体的な活動の展開をお任せして、それを空港の需要に結びつけていただくと。それが落ちついた段階では、その後の状況を見ながら今後の静岡県の国際戦略、そして体制を改めて考えていくべきだと思っております。以上でございます。

○藤田総務室長
 空港需要拡大事業の内容についてでございますが、富士山静岡空港の実需拡大を図るため、海外及び国内の旅行業者等との連携によりまして就航先等への送客促進等及び国内遠隔地との交流事業を行うものでございまして、その1つは海外路線の実需拡大でございますけれども、就航が見込まれる国・地域ごとに、旅行業者あるいは航空会社等と連携した旅行商品の開発、さらには魅力的な観光スポット、集客が期待できるイベントなどの情報収集などを行うための韓国、中国、台湾、香港へ出張するための経費などとして2200万円を計上しているところです。
 もう1つは、国内路線の実需拡大といたしまして、県内外の主要企業・団体に航空機利用促進のための活動を行うための出張にかかる経費などでございまして、約200万円を計上してございます。
 さらに、富士山静岡空港のPR、相互交流の促進を目的に、就航予定先であります国内4地域に交流団を派遣するための経費として800万円を計上しているものです。以上であります。

○伊藤企画監(調整・少子化対策担当)
 2点、お答えいたします。
 まず、しずおか子育て優待事業カードの今の実態、そして協賛店の評価でございます。
 昨年の11月に、県政に関心を持っていらっしゃる18歳以上の方々466名にインターネットモニターとしてお願いしておりますが、これらの方々に対しましてアンケート調査を実施しております。結果としましては、カードの事業につきましては、約半数以上の方がカード事業を知っていると、女性では7割の方がカード事業を知っているということで、そのうちの約半数の方々が子育て支援制度として効果的だと考えているということでございます。
 また、カードの利用状況でございますが、3分の1を超える方々がカードを常に携帯されていると。特に女性につきましては、約半数の方が携帯していらっしゃるということでございますけれども、利用状況につきましては4割程度にとどまっていると。カードを利用しない理由としては、期待する特典、協賛店がないというようなことの回答もございました。
 また、協賛店の評価でございますけれども、業種と申しますか取り扱っている商店がさまざまでございますので、いろいろ差はあると思いますけれども、タウンミーティング等実施しますと、積極的な方が出席されるというようなこともあろうかと思いますが、地域での子育て支援に対してかなり前向きな御意見等いただいております。
 今後とも子育て優待カードについては、多分近隣の店舗で使われる機会が非常に多いと思いますので、市や町単位での広報等が非常に有効だと思います。そういった意味から、市町村や協賛店舗の方々と御相談しながらきめ細かな広報に努めて、子育て家庭を地域、企業、行政が一体となって支援する機運の醸成を図ってまいりたいと考えております。

 次に、アジアブライダルサミットの実施内容についての御質問ですが、このサミットにつきましては、アジア各国固有の婚礼衣装や文化を大切にはぐくみ、後世に正しく伝えていくことなどを目的に、日本を含むアジア8カ国で構成するアジアブライダル協会連合会が1995年以降、毎年開催しているものでございます。
 日本での開催は3回目であり、第1回目が東京、そして第8回目が大阪、そして今回が地方都市で初めて静岡での開催となります。
 2日間の日程で開催されまして、初日はアジア各国のブライダル関係者による各国の伝統文化継承、婚礼文化、儀式等の諸問題に関するシンポジウム、各国伝統様式による模擬結婚式の披露、翌日には、現在最先端のブライダルファッションショーなどが開催される予定となっております。
 本県では、富士山静岡空港開港直後の平成21年の4月の10、11日――金曜日、土曜日ですけれども――この日程で静岡市内のグランシップを会場に開催される予定になっております。以上でございます。

○伊熊総括企画監(企画調整担当)
 多極分担型都市圏域形成研究会の報告をいただきまして、我々といたしましては今後県総合計画の5つの地域がこの多極分担型地域構造の考えに基づきまして、一体的な圏域形成を進めるということで進めていきたいと考えておりますが、確かに各地域においてまちまちの点がございますので、来年度は市町村の理解と共通意識の醸成と連携を図るということと、広域的な地域づくりの検討を進めるために、県内5つの地域ごとに県と市町村の幹部職員等の会議を設けて、これを進めていきたいということで考えております。以上でございます。

○柴田企画監(地域政策担当)
 多極分担型都市圏域形成研究会にかかった経費でございますけれども、今回、研究会の中で委員会運営として176万円、配付いたしました印刷物の関係が34万円ということで、合わせて210万円でございます。
 それと、関連する事業としまして、普及するということで国土形成フォーラムを1月に国土交通省との共催で開催しまして170万円近くかかっていますけれども、そのうち県負担分が36万円余かかっていますので合わせて約246万円と、これが研究会関係ということで執行しております。

○寺田企画監(広報担当)
 県の広報についてお答えいたします。
 まず1点目でございますが、テレビCMのウナギが唐突だという印象を持たれたということでございますけれども、実は19年に観光担当部局が調査したデータがございまして、その中では静岡県の観光資源として、北海道では浜名湖とウナギが人気率6番目、九州では5番目ということで、浜名湖のウナギというのは非常に人気率が高いというデータがあります。また福岡市でも――事前に相談しましたけれども――非常に浜名湖のウナギは有名だということで、富士山と桜だけじゃない静岡県の魅力を発信したいということで取り上げてございます。
 それから、経費でございますが、テレビ、ラジオ、スポットCMを合わせまして、北海道、九州両方で約2900万円でございます。テレビが422回、ラジオ168回の放送を予定しております。
 それから、3点目、コンペでございますけれども、これは広告代理店9社が応募しましてコンペを実施しております。コンペは、空港担当部局それから観光担当部局、それから県の広報アドバイザー等により実施しております。
 次に、4月以降の広報でございますけれども、今回はちょうど開港1年前ということで、非常にいい時期だということで広報を行いました。今後につきましては、旅行商品の発売時期でありますとか、いろんな本県の観光キャンペーン、そういった時期が次の適期になるのかなと思いますので、その辺から集中して取り組んでいきたいと思います。
 それまでの間は、札幌市あるいは福岡市の広報紙へ富士山静岡空港の広告を出したり、あるいはラジオ番組を提供しておりますので、そちらで広報していきたいというふうに考えております。

 それから、沖縄につきましては、今回、遠隔地でのテレビCMを初めてやりましたので、その広報効果を把握して、来年度は沖縄にもテレビCMを実施したいと考えております。

 それから、新聞広告でございますけれども、北海道につきましては、テレビ面の下のほうに3段広告、それから記事下に7段広告の2回を予定しております。これはカラーでございます。内容的には、富士山と桜というテレビCMのモチーフを使いまして、具体的なデータをお示しするということでございます。また福岡につきましては、記事下7段のカラーのもの2回を予定しております。内容については、北海道のものと同じような感じになりますけれども、あくまでも新千歳、それから福岡というバージョンを変えてお伝えしたいというふうに考えております。以上でございます。

○早川委員
 御答弁ありがとうございました。
 ぜひ、8番委員さんからも話がありましたが、空港開港に向けて各部局が総力を挙げてというところで、役割というのが、実際、昨日の空港の委員会の中でもかなりかぶる部分もありますし、ぜひ、今、企画部がかなめとなっていくというお話がありましたので、ぜひ先頭を切って指揮をとっていただきたいと思います。

 子育て優待カードにつきましては、実際のところ使用対象者が18歳未満の子供を同伴した保護者または妊婦の方ということで、私がよく相談を受けるのは、子供を連れて行かない場合に使えない、証拠がないということになるのかという中で、なかなか使い勝手が悪いという、とてもいい内容なのに使い勝手が悪いということと、答弁の中にありましたけれども、自分が期待する特典がないということがお母さんのほうからお話がありましたので、ぜひこのあたりは、せっかく県を挙げて少しでも子育ての支援になるようにということで各市や町に協力をいただいていることですので、検討をしていただきたいと思います。これは要望にします。

 あと、アジアブライダルサミットにつきましては、これは静岡県を知っていただく非常に大きなイベントになるのではないかという期待を寄せています。
 例えば、過去においては熱海が新婚旅行のスポットであったり、あるいは、恋人岬が10代の人たちに非常に話題になった地域でありましたから、ぜひそういう観光資源に、国内はもとよりアジアの皆さんが空港を使って足を運んでいただけるような企画にしていただきたいと思います。
 そういう展開をしていくときに、各観光協会とか、いろいろ連携が必要になってくると思うんですが、今後、その段取りというのはどんな方向になっていくのか、それを1点質問いたします。

 あと、多極分担型都市形成についてですが、予算の規模は別にして、これだけの有能な方々が委員となり提言として出されたものでありますが、やはり地域がこれをどう受け入れて、自分たちの地域をどう発展させていくかというところが一番大事なことだと思います。頭でっかちになってしまって理想だけが先を行って、その地域はなかなか機能を果たさないというのは一番意味のないことになってしまいます。来年度から幹部職員の打ち合わせを行っていくということですので、ぜひこれは有効な話し合いとし、具体性を持った手法にしていただきたいと思いますが、その点、例えば提言をしていただいた委員会はこれで終わりという意味でしょうか、それとも今後いろんなアドバイスをいただきながら発展的に考えていくのか、そこだけ1点伺います。

 あと、広報に関してはわかりました。
 ただ、できましたら、委員会に所属していて、テレビCMが始まるよという内容を見て初めてわかったというよりは、事前にこんなものができ上がったというのをぜひ見せていただきたかったですし、あと、できましたら新聞広告も資料で結構ですので、後から見せていただきたいと思います。
 ちょっと関係ない話になりますが、きょう、新潟県の佐渡の教育委員会が自然塾という形で1年間の留学制度を始めたということで、静岡版の新聞広告にかなり大きく載っておりました。静岡をある部分かなりターゲットとしてやっているんだなというのを感じまして、他県の取り組みでありますが、画期的な取り組みをしているという意味で、宣伝というのは大事ですので広告に力を入れていただきたいと思います。
 これも要望で、資料として見せていただけるかどうか、ちょっとお伺いしておきます。以上です。

○伊藤企画監(調整・少子化対策担当)
 アジアブライダルサミットに関してお答えいたします。
 このサミットを富士山静岡空港の出発点として、アジアとの文化交流、そして地域経済の活性化、国内外の観光誘客、こういった観点でいろいろつなげていこうということで、昨年の11月に、県の商工会議所連合会の松浦会長を会長にされまして、官民参加、県や市長会等も参加しておりますが、そのほかの経営者協会とか、バス協会とか、中小企業団体協会とか、銀行協会とか、いろいろな団体が参加しておりますアジア文化交流プロジェクト実行委員会が立ち上がっております。県としましては、こういった実行委員会と連携を図りながら、民間主体のサミットでございますけれども、いろいろ期待する効果が上がるように、サポート――支援していきたいと考えております。

○伊熊総括企画監(企画調整担当)
 多極分担型都市圏域形成研究会でございますが、この報告をいただきまして、一応これで終了でございまして、我々としては、これの具体化をいかにしていくかというところが課題だと認識しております。以上でございます。

○雪山広報局長
 テレビCMの委員への報告でございますけれども、今、テレビCMをオンエアしようとするときには、大体県のホームページのBBスタジオという中で載せております。
 しかし、書類でという御要望でありますれば、私どもで審査するときの絵コンテ等がありますので、ほぼイメージとしてはわかるものがありますので、またそういうものを委員会等の中で委員長と御相談しながら御報告させていただければというふうに考えております。
 また、新聞広告等もその実績も合わせて、またこういう委員会の中で御報告させていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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