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委員会会議録

質問文書

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平成27年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:03/02/2015
会派名:自民改革会議


○杉山委員
 2つ意見を申し上げて、1つ質問をさせていただきます。
 まず第1点は、第87号議案「静岡県教育長の任命について」でありますが、8番委員が言ったとおり、まさしくあのとおりでありまして、本来私どもも、ここに木さんを招致してさまざまな観点からの質疑というようなことを期待しておりましたが、呼べなかったことは非常に残念であります。
 しかし、知事に対する質疑の答弁、そしてこの委員会における下山経営管理部長そして杉山職員局長の答弁等をまた参考にしてまいりたいと思っております。
 そしてもう1点、これも要望になりますが、国の補正予算の早期の執行に関して要望しておきます。
 2月補正で地方への好循環の拡大に向けた緊急経済対策、そして予算案として一般会計と特別会計の157億7300万円が一応計上されているということですが、これは地域の消費の喚起や生活支援型の交付金、そしてこの事業として25億円程度、そして地方創生の先行型交付金を活用した事業としては14億円程度ということで、ほかには公共事業などが計上されていますが、この今回の対策というのは、経済の好循環を確かなものとして地方にアベノミクスの成果を広く行き渡らせるということが目的になっておりますので、この予算成立後については、経済対策の効果を十分に発揮できるように早期執行に対して大いに期待をするものと要望しておきます。

 1点、質問でありますが、平成27年度のこの当初予算に関する評価を伺いたいと思います。
 この当初予算は、私が県議会議員になってから、確か平成13年か14年だと思いますが、静岡県の予算が初めて1兆2000億円を突破した時期でありますけれども、今回14年ぶりくらいにこの1兆2000億円を突破するという大型の予算になったわけであります。
 しかし、医療費や介護の扶助費、こういうものは右肩上がりで約1000億円を突破して、また赤字地方債であります臨財債も1兆円を超えるだろうという見込みになっています。この制度で行きますと、今の状況では多分歯どめがきかないだろうと。
 税収の増加などで明るい兆しは多少ありますけれども、義務的経費が増加をしているという中で、決して楽な予算編成ではなかったと思います。特に地震防災対策、そして2年連続の人口流出のワーストツーとなった人口減少の対策や子育て支援、喫緊のこういう課題に対して積極的に対応するという予算編成であったとは思いますが、この作業を終えてどのように評価をしているかお伺いしたいと思います。以上です。

○下山経営管理部長
 平成27年度当初予算に対する評価についてお答えをいたします。
 私自身、予算編成作業というものは初めての経験でございまして、この厳しい財政状況の中で、一方で、御指摘のありましたように社会保障関係費、公債費などの義務的経費の増加が見込まれている中で、急速な人口減少への対応、それから県内経済の再生、地震・津波対策など本県の抱える喫緊の課題に対して積極的に対応する必要があるということが1つございます。
 もう一方で、この将来にわたって健全な財政を維持していくという、これも不可欠でございます。この2つ課題を両方同時に応えなければならないということで、必ずしも平坦な編成作業ということにはならないだろうという覚悟で臨んだところでございます。
 早速、予算編成作業に入りますと、引き続き多額の財源不足が生じるということが明らかになってまいりました。
 先ほどの答弁の中にもありましたが、この財源不足の圧縮に努める中にあって、施策の重点化と効率化、それから徹底した歳入の確保ということでございますが、職員の一人一人が工夫、努力をしたということと同時に、関係の皆様に御協力をいただけたということに大変感謝しております。
 加えまして、平成26年度におけます税収の確保でありますとか、それから効率的な執行による不用残の確保、こういったことで活用可能な基金を積み増しまして、これを活用して予算編成をいたしました。
 その結果といたしまして、後期アクションプランで定める重点分野を積極的に展開する予算が編成できたと考えております。人口減少の克服、あるいは地方創生の取り組み、産業成長戦略会議の提言を踏まえました地域企業の支援など、重点配分するべきところに重点配分することができたのではないかと考えております。
 加えまして、県議会議員の皆様には地域住民の皆様が何を強く要望なさっているのかということを酌み上げていただきまして、その結果を踏まえまして、道路や河川整備などを行う県単独生活環境整備事業につきまして前年度の250億円に20億円積み増すことができました。また豪雨対策ほか緊急2事業につきましても50億円を計上することができました。
 そういった大きな予算、その一方で、ひとり親家庭の支援でありますとか施設で暮らす子供たちへの大学進学が安んじて行けると、そういったものに対する支援ということで、県民生活に密着した施策も取り上げることができたかと思います。
 さらには、将来の夢の第一歩となるような事業といたしまして、富士山静岡空港新幹線新駅の調査費でありますとか日本平山頂のシンボル施設、あるいは県立高校の老朽化対策、こういったものも額としては小さいものでありましたが計上することができました。
 加えまして、基金の今後活用額355億円確保、それから通常債については平成26年度に平成27年度1000億円減額することができたということでございます。
 こういうことで、当初考えておりました積極的な予算、それから健全財政の維持と両立ができたのかなと思います。
 最後に評価という御質問でありましたが、ある先輩に言われましたのは、予算編成にかかわった人間が自分でいい予算であると言うことではないと。後で、いい予算と言ってもらえるようにきちっと執行しなさいと、予算編成1年生の私に対して、先輩はそう言ってくれました。その言葉に従いまして、ここではどういう予算であったかは今、申し上げたとおりでございまして、これを執行した後に、いい予算だったねと言っていただけるような執行体制を組んでいきたいと、このように考えております。以上であります。

○杉山委員
 まさしくそのままの答弁でありまして、本当に御苦労さまでございました。
 人口流出の問題については、やはり真剣に考えて、なぜ、ほかの地域に行ってしまうのか。そして常に子育て世代で非常に人口流出が増加しているというようなことも含めて、住みやすい静岡県をつくるために、ぜひまた今後とも努力をしていっていただきたいと思います。終わります。

○竹内委員長
 ここで、しばらく休憩します。
 再開は15時25分といたします。
( 休 憩 )
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。

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