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委員会会議録

質問文書

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平成23年9月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 淳行 議員
質疑・質問日:10/06/2011
会派名:自民改革会議


○良知委員
 議案第123号ですけども、この議案は日本全国非常に注目をされていて、今日まで来たんじゃないのかなというふうに自分の中では意識しているわけでありますけども、そういった議題であると私は感じております。
 このJALに対して運航支援金とか信義則違反というようなこともあるわけでありますけども、私にとってこの金額というのは、敗訴に近い金額じゃないかなというふうに思っています。これは私の周りの方も数字だけ見れば、なんだ結構払うんだなと。ましてや県が全戸配布をしたあの文面を見てもそうですけども、あれでどこまでの方に――きのうも7番委員さんのほうから話がありましたけども、あの内容というのは、確かに知らしめることも必要かもしれません。しかし、次代を担う子どもたちからああいった内容のものを見れば、我々の社会がああいうことをされているんだなと、非常に残念に感じる面もあるのではないかなと非常に複雑な思いもしたとこでもあります。
 同時に、この県民だよりを本当にあのタイミングで出したほうがよかったのか。本来もっと前々から出さなければいけなかったものではないかと。
 まず、今回の和解という言葉がどういう言葉であるのかという重みを、当局の皆さんはどういうふうに受けとめているのかを改めてお伺いさせていただきます。

 あわせて、当局の皆さんは能登空港の関係の今の状況をどのようにとらえているのかを含めてお伺いさせていただきたいと思います。

○君塚文化・観光部部長代理
 委員の御質問の第1点目でございますけども、和解の重みをどう受けとめているかと。
 この県民だよりについて、このタイミングで出すべきであるとかという御指摘だと思いますけれども、県民だよりにつきましては、やはりこういった和解勧告が出されて、今、私どもが県として、受け入れるということを決めて、今、議会にお諮りをしたと。この経緯を特に県民の皆様にわかりやすく説明をして、御理解をいただきたいという思いで、このタイミングで紙面を割いて、県民の皆様にお知らせしたというところでございます。これはこれまでどうしてこういった訴訟が起こされたのか、それに対して県はどう主張してきたのか、そしてこの和解勧告というものが、そういった主張が取り入れられているかと、認められている内容であるかということについて、県民の皆様にやはりこのタイミングで御理解が必要であろうという判断から出させていただいたということでございまして、もちろん和解の重みということは非常に大きいものでございます。
 まさにそのためにこの和解勧告の受け入れということを決めて、今、議会にお諮りして、議員の皆様に御指導を賜りながら審議いただいてるというところでございまして、そういった重みをまさに感じるからこそ、こういった県民の皆様にも御理解をいただくという環境がやはりこの和解受け入れというタイミングで必要だということを考えまして、今回県民だよりでお配りしたという次第でございます。

 能登空港の状況でございますけれども、これは静岡空港の搭乗率保証より前の平成15年ですね、これはANAさんのほうでございますけれども、と石川県のほうで締結されたという形でございまして、こちらは内容としては、当初の搭乗率から若干変容があったりとか、あるいは若干幅を設けた搭乗率にしたりとか、そういった変遷も経ながら石川県とANAさんの間での契約として継続してきたというところだと思っておりまして、これはやはりその県とエアラインとの話し合いの中で決められたものというふうに考えてございます。
 もともとこの静岡空港の搭乗率保証というものも当初は、能登空港の事例があったということを前提にして、この案が出されて、実際の覚書に至ったということもございますので、こういった能登空港の事例というものは、私どものほうでも今も注視しているところでございます。先般、この三・一一の地震以降の搭乗率の落ち込みということを踏まえた特例的な対応というものもあったと思います。つまり、いわば通常の事態でない、いわば異例の需要の落ち込みということに対処されたというようなことで先般報道もされておりましたけれども、そういったお互いの信頼関係のもとでの覚書というぐあいには理解してございますけれども、この覚書を県として締結する段階から能登空港の事例というものは、私どもも勉強させていただいたということでございまして、それは石川県とANAさんとの関係の中で結ばれているものというぐあいに理解してございます。

○良知委員
 今、信頼関係という言葉がすごく出てきたわけですけども、本当に信頼関係を持とうと思っていたのであれば、この時期に県民だよりに載せることがどうだったのかなと。当然原告の気持ちというものは、私たちここでは伺うことはできません。また、本来であれば原告の方々もいろいろとこういうキャッチボールをやっている中では、物申したいことが結構あると思うんです。その辺のところを思うと本当に今回のこの時期というときでなく、本来はお互いに仕切り線でもってスタートするとき、これからこういうことでもって、お互いにどうなるかわからないけども戦っていくんだというところだと思うんですよね。でもこれが何か余りにも、結果がもう出てこれからおつき合いする上で、なんか自分の中では本当にどれが正しいのかなというのが、原告の方の御意見がないものですから本当に説明のしようがないのが正直なところでもあります。
 ですので、もう1度その辺のところと、今後の信頼感というものをどのように当局の皆さんが図っていくのかというところを改めてしっかり意識していただきたい。これは要望とさせていただきます。よろしくお願いします。

 それと、富士山の世界文化遺産の登録に向けての取り組みについてであります。
 知事の提案説明の中にもありますけども、国民運動へということで、これらの日程が具体的に大ざっぱに資料に書いてありますけども、実際に2年を切っているわけですね。1年と7カ月かな。そんなもんしかないと思うんですよね。それに対しての運動へという何かの仕掛けというものがあるのかなというところと、やはり今までチャレンジをしてきたわけですけども、今度こそ、その世界遺産に向けてのしっかりした取り組みというのが、なかなか見えてないように私はこう感じております。
 実際に、この三・一一以降ですけども岩手県に行きまして――当然被災地のほうへ職員の皆さんも行かれて気づいた方もいると思いますけど――盛岡駅に着いたら世界遺産という結構な数ののぼりが駅にありまして、東北って何が遺産なのかなって感じましたが、平泉でした。
 とにかく、そういったところで、静岡県としてもその意気込みというのが全然伝わってこない。この富士山というのをどの程度皆さんが知っていらっしゃるか。そういったことを考えますと、もう少し幅広い国民への取り組みというのが必要ではないか、もう1度確認させていただきたいと思います。

 あと、資料のほうで、平成23年の富士登山者数がありますが、ちょっとわかりにくい。
 A、B、Cの見方を、もう1度説明をお願いしたいと思います。

 実際、私もこの委員会に所属いたしまして、富士山に登らなきゃいけないなと思って、ことしも8月の3、4日と登ってまいりました。
 毎年登っていますけど、ちょうど夜の10時ごろからかけてずっと登って来ますと、すごく感じることは、いろんな外国の方も登る準備を始めてるなと。なかにはマウンテンバイクを背負って登ろうとしている方がいましてね。注意をしてる方がいましたけども、よくよく考えたら登ってからざーっとマウンテンバイクで走りおりて来るのを考えていたそうなんです。
 もう1つ、富士登山ナビゲーターの設置事業の実績の関係のことも載ってますけども、一番思うのは、やはり安全ということが、ちょっと抜けてるのではないかなと。安全というのは何かなと。天候だとかそういった状況というものを説明することが必要だと思うんです。
 8合目のところに医療センターがありますよね、治療する診療所が。実際にあそこでこの2カ月の間に何件の治療があったのか、そういったことをちゃんと把握されているのか。
 私がそこを訪ねたときにも、「ああ、ちょうど10分ぐらい前に20針縫った人がいるんだよね。そこから8合目ちょっと下ったとこが1番危ないとこだ、気をつけておりてくださいよ」というふうに、教えを受けました。やっぱりそういったとこで、本当は何を伝えなきゃいけないのか。
 それが今は、何かちょっとどうなのかというところをすごく感じています。その辺についての御意見がありましたら教えてください。

 それと、これからのことであるわけでありますけども、富士山世界遺産センター。
 私たちは、自民改革会議の1期生で、この間も
知床に視察に行ってきましたけども、そこの世界遺産センターでもそうなんですけども、もし研修、見学に来たらそこで受ける講習は最低幾らお支払いくださいよと、そうでないと説明しませんよと。そういった1つのルールを持って、またそれは自然を守っていく、そういったものが非常に強く伝わってきました。
 ですから、ある程度の素案というものをやはり持ってこれから進めていかれると思うんですけども、それと建設等も含めて、当然富士山にかかわることであるわけでありますので、ある程度の利用される方々のアンケートなり、また希望、要望というものもやっぱり受け入れていって初めてその魅力あふれる世界遺産センターになっていくと思うんです。
 その辺についてのお考えと、これも富士山が世界遺産にならないことには、このセンターの意義というものがまたちょっと変わってしまうというふうにも思うものですから、その辺も含めてお願いしたいと思います。

 それと、静岡空港に戻るわけでありますけども、チャーター便、今回ハワイの5便と書いてありますけども、実際にこれもタビックスさんですかね、どこか結構チャーター便を持ってて、その1機を借り上げて、きょうは静岡、あしたは福岡、あしたはまたどこかの空港を出発してと、ぐるぐる回ってるわけですよね。
 ですから、そういったチャーター便はやはり静岡空港が今唯一生き残りをかけて力を入れていくとこだと私は思います。実際にこう時期と季節によってですけども、セントレア、羽田、そして静岡空港で比べたときに、要は旅客の費用ですよね、どこが一番ベターなのか。例えばセントレアと羽田を見れば、国際線はセントレアのほうが大体5万円ぐらい高いんですよね、ハワイ便あたりですと。ですからそういったところからすれば、やっぱり羽田かなと。でもそこに来て静岡空港がどれだけ食いついていけるかっていうね、そういった企画をしっかりやっていけば、例えば福岡から静岡空港に来て、そこから行くとかね。やっぱり利用者は今インターネットをどんどん見てますので、そういったところを意識して、戦略というものを練っていただきたいなというふうに思うわけであります。
 それにしても、定期便がうまくつながっていかないと、そういった問題へのつながりもまた薄れてしまうわけでもあります。トランジットの話もありますけども、やっぱり短時間でどこまで飛んで、目的を達成できるかというのが、だれしも考えることだと思いますので、その辺のところで、もう1度ポートセールスというものの意気込みというものをお聞きしたい。
 今回の原告の方にお支払いすることも含めまして、しっかり信頼関係というものを構築していただきたい。当局の皆さんが、力を結集してやっていただくことが本当に搭乗率の回復につながっていくというふうに私は確信してます。
 トップが言ったら、当局の皆さんもあーっと言うのもあるかもしれませんけども、基礎がしっかりしていれば、そう簡単に揺れ動くことはありませんので、どうかその辺を部長にはぜひお願いしたいところでもあります。「三七七六」、これごろ合わせで言えば「み、な、し、ろう」、富士山のことをみんなで知ろうというぐらいの意気込みでやっていただきたいと思います。

○杉山世界遺産推進課長
 私のほうからは、富士山の世界文化遺産登録に向けた国民運動の展開と富士山世界遺産センター――仮称でございますけども――この整備についての考え方について御説明したいと思います。
 まず、第1点目の国民運動の展開なんですけども、実はことしの2月23日に、国民運動ということで、「美しい富士山を未来につなぐ会」という会ができました。これは国民会議、それからあと県内の団体等で民間が主体になっています。こういったものとコラボレーションをしていくということで、県が全面的にそれを支援をしていきながら一人一人が富士山を大切にしていくという、そういった取り組みについて、国民運動として展開していくことをやっていきたいと思っております。
 特に、その基本となるのは、当然これまでの取り組みを進めていた静岡県と山梨県というのが基本にならなければならないということがございますので、私としては9月の暫定版が出たということは、もうこれは県民運動から対ユネスコに対して国民運動に拍車をかけていかなきゃならないというタイミングだと思っています。その仕組みといたしましては、今考えていますのは、完成版という形で正式に2月1日までにユネスコに対して推薦書が提出されます。この機会をきちっととらえて、両県で国民運動として創出していくことを進めなければならないということで、今、画策をしておりますけれども、私どものほうとしては、2月23日を契機として世界文化遺産登録についてのフォーラムを開催していくとか、あるいはこれまで県民運動として進めておりました出前講座というのがございます。これは幼稚園から小中高校、それからあと一般の人まで含めましての取り組み、あるいは各県内でやるようなイベント、それから県外でやるようなイベントについても積極的に出て行って、そこでPRをしていくという戦略を山梨県と協同して作っていく必要があるのではないかなと思っておりまして、推薦書議案の提出のときにも東京でやりましたし、それから9月のときにも早稲田大学のほうのイベントで両県が一緒になってやったということがあります。
 そういったことを地道に積み重ねていきたいなというふうに思っております。これからは、国とも協同しながら国民運動として展開していきたいなと思っています。

 それから、世界遺産センターでございますけども、これは一昨日第1回の基本構想策定委員会がありました。
 ここで基本コンセプトについてきちっと御議論していただいた中で、本当にいろいろな意見がございました。特に富士山については、世界遺産は何かと言いますと、保護していくということがやはり大事だと、そういうことでございましたけど、コンセプトのとこにありますとおり、守るということをやはり基本に、どういうふうにその裏づけとなるような研究をしていくかということ、きわめるですね。それから富士山の価値を守っていくために、どういう価値があるんだということを学習してもらうという機能。それからさらにそういったものを伝える。それから情報発信をしていくとか、あるいはそのほかの周辺の地域とコラボレーションをしていくとか、そういったものが必要になってくると思います。
 委員の御提案がございましたとおり、その運営について、例えばあるものについて有料にするかどうか、どういった形で運営を進めていくかということは、この基本構想を策定する中で取りまとめていきたいと思っておりますけれども、先般の委員会の中では、広くあるいは深くやる、長くやるということについて、そういった視点から今後進めていく基本構想の中で、きちっと盛り込んでいかなきゃならないというような御意見もありましたので、管理運営につきましてもこの構想の中で、広範に意見をいただきながら進めていきたいなと思っております。以上でございます。

○藤原観光政策課長
 委員会資料の富士登山者数の表のうちA、B、Cでございますが、資料の12ページを御覧ください。
 富士山の登山者はいろんな統計データがありますので、上段Aというのは、富士山の8合目付近に赤外線センサーを設置しておりまして、そこを通過した人です、つまり8合目まで来た人ですからほぼ登頂された人という数字になります。それでBは5、6合目に設置したセンサーを通過した人ですので、たとえば富士宮口ですと5合目のところまで来まして、そこから登り始めて、6合目のところでカウンターに行きますので、頂上に向けて登ったぞと、そういう人の数です。下段Cというのは、主に5合目まで観光客も含めてお見えになった数でございます。Aはほぼ登頂者。Bは登るぞといって上がり始めた人、Cは観光客も含めた推定値でございます。

 次に、ナビゲーターも含めた安全についての御質問でございました。
 特に南アルプスなどはベテランの方が登る山だというイメージがございますが、当然のことながら富士山は3,776mということで、日本一高い山ですけれども、余りにもこう富士山という名前が一般的ですので、少し装備等が軽装で行かれる方がおります。
 ナビゲーターが約7万件以上声をかけたというのは、お見えになった方々で、例えば午後でしたら登る方々には、どこどこのどちらの山小屋にお泊まりですかとか、その格好ですと山頂付近は何度ですから十分気をつけてくださいと声をかけて、何しろ観光は安全が第一ですので、そういうことで僕も実際見て行きましたけども必ず声をかけています。特に外国のお方は団体の方ですと事前にエージェントからそういうお話を聞いてきますから大丈夫な方が多いのですが、個人客になりますと行ってみようということで、そのまま来ちゃう人もおりますので、必ず日本語、英語、韓国の方をナビゲーターとして採用しております。例えば中国語の方が来て、韓国語の方しかいなかったら、ことしは富士山ネットでテレビ中継ができるようにしましたので、ほかのところの通訳の方と通信できるようになりました。そういうふうにして、できるだけ声をかけながら安全対策をやっております。
 また、6月末にはユーチューブに「富士登山にこんな格好で来る人がいます、短パンにサンダルがけで来るのはとても危ないです」ということで、英語、韓国語、中国語で投稿いたしまして、安全について警鐘を鳴らしたとこです。
 あと、登山道に標識を整備しましたが、山梨県と静岡県共通で、富士宮口でしたら何色をたどってくだされば登山道を間違いませんよというふうに、ナビゲーターにも声をかけてもらって、安全に心がけております。
 あと、8合目の診療所で治療を受けられた人数は把握しておりませんが、事故発生件数は承知しておりまして、今年は37件、去年は39件でしたので、2件ほど少なくなりましたが、逆に登山中にお亡くなりになった方がお2人おりまして、1人は途中で肺炎になられ、1人は低体温症ということで、数は少なくなっておりますが、いまだに去年もことしも亡くなられた方がいました。以上です。

○出野文化・観光部長
 最後に静岡空港の運航に関しての御質問です。
 先ほど8番委員の質問にもお答えいたしましたけども、富士山静岡空港は開港して3年目を迎えたということで、当初の状況と大分変わってきているという現状がございます。当然その搭乗者数もいろんな景気の後退、あるいは初期のころは鳥インフルエンザ、その後の東日本大震災、あるいは八・一一の地震等々、いろんな要因がありまして落ち込んでおります。
 ただ、静岡空港の利用する利便性というのも結構浸透してきたのかなという部分もございます。やはり使っていただいた方にお聞きしますと、セントレア、あるいは羽田、成田と違って非常にコンパクトにできている。最初はその小さ過ぎるじゃないのかとか、土産物がないからつまらないとかいういろんな声もございましたけども、使ってみると非常にコンパクトにできていて、出国、あるいは入国するときも簡単に手続が済んで、駐車場に置いてる車に直行できるというような利便性もあります。ある方のお話をお聞きしましたら企業の経営者の方なんですけども、その方は当初は羽田を使うということをおっしゃってました。その従業員の出張も羽田を使うということをおっしゃってましたけども、1度試しに乗ってみようということで、空港を使ってみたら、こんな便利なことはないと。東部地域の方なんですけども、これからはなるべく使うようにしようと、それにしても便数が少ないよねというお話もございます。
 やはり先ほどの話もございましたけども、便数が多ければその分使い勝手も非常によくなるということもございます。あるいはその就航先がふえれば、その分の使い勝手もよくなるというようなこともございます。
 やはり静岡空港の利活用をより活性化させていくためには、増便あるいは新規路線、あるいは大型化というような形で、とにかく空港を利用する方をふやすと。それによって相乗効果といいますか、より便数がふえる、あるいは大型化していく路線がふえていくというような傾向になっていくと思っております。先ほど10番委員からのお話にもありましたように、これは本当に先ほどの答弁にもございましたように、県庁がやるとか、市役所がやるとかいうんじゃなくて、県民挙げてとにかく静岡空港を利用しましょうという形でもっともっと空港の利便性、あるいは優位性というものをPRしながらこれから航空の活性化に向けても全力を傾けていきたいというふうに考えているわけでございます。
 チャーター便も台湾を中心に数もふえてまいりました。冒頭の御説明で申し上げましたけども、来年3月釜山とのチャーター便が22便飛ぶということで、今回非常にうれしかったのは、実はチャーターというのは用機する人、要するに機材を借りる人がいて、それで持って来るというというのがいわゆるチャーター便なんですけども、今回の場合は航空会社のほうが機材を用意して、これから売っていくという定期便に近い形のチャーター便ということで、スケジュールチャーターと呼びますけれども、こういった新しいというより従来のチャーター便から一歩進んだ形のチャーターが静岡空港でも対応すると。期間限定ではありますけども、これによってこのチャーター便の活用が進めば、いずれは定期便に向かっていくんだろうという形で、特に釜山であるとか、台湾であるとか、チャーター便が多く飛んでいるところについては、定期便化を目指していくというような形で、今後の活性化を図っていきたいというふうに考えております。

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