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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:12/15/2014
会派名:ふじのくに県議団


○仁科委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 委員の質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○岡本委員
 それでは、分割質問方式で2点ずつお伺いをしたいと思います。
 最初に、建設委員会説明資料6ページの議案第194号と議案第195号についてお伺いします。
 富士山こどもの国と浜名湖ガーデンパークへの指定管理者の指定が提案されています。私の地元には浜名湖ガーデンパークがありますので、いろんなイベントに出向いたり、あるいは時々孫を連れていくこともあります。もちろん花博にも何度も出かけましたし、私自身も非常に愛着を持っています。花博に訪れた方は愛着を持って、いろんな事あるごとに訪ねていると聞いています。そういうことは大変大きな財産だと思いますので、これからもそれがずっと継続され、さらに拡大していくことを期待したいと思います。
 ここに提案されました指定管理者の選定に当たり、今までの実績をどう評価するのか、そして今回、新たに向こう5年間を任せるわけですが、ここに至るまでの審査経過というか、選ぶに当たっての経緯を教えていただきたいと思います。

 これも先ほど触れられていたと思いますが、建設委員会説明資料71ページに集中豪雨や台風で静岡市の中心部などにも大変な被害があったという状況が書かれています。この被害をストップさせるために応急処置を施したということでありますが、住民の皆さん方への被害の影響を最小限に抑えるために応急対策は必要だと思います。
 既に着手しているとは思いますが、本格的な対策工事がこれから必要だと思います。今後どんな方法で執行するのか方向性をお聞かせいただきたいと思います。

○松浦公園緑地課長
 浜名湖ガーデンパークの実績の評価と次期指定管理者として選んだ経緯についてお答えします。
 浜名湖ガーデンパークには浜名湖花博2014の効果もあり、目標年間利用者数は120万人でしたが10月末の実績で111万人となり年間目標に迫る状況になっております。花博効果というのも大きいのですが、これまで積み上げてきた遠州鉄道グループの下地があってこその数字ということで、実績はかなり高く評価しています。
 次期指定管理者に遠州鉄道グループを選定した基準ですが遠州鉄道グループがガーデンパークを発着地としてサイクルツーリズムの推進や浜名湖地域情報館の設置など利用者に呼びかける工夫やのたねグッズの開発、花のベルトゾーンの設定など、公園の魅力を高めるための積極的な提案を盛り込んできておりました。そういったことが審査員からの好評を得て、遠州鉄道グループに決まったところでございます。

○渡邉土木防災課長
 台風18号で被災しました公共施設の復旧についてお答えいたします。
 本年10月の台風18号による県管理の河川、道路等の公共土木施設の被災状況ですが、151カ所で33億7800万円余の被災報告となっております。また、被災直後に台風19号の接近が予想されたということもありまして、応急対策の必要な39カ所については直ちに土のうの設置や崩土の除去などの応急対策を実施したところであります。幸いにも台風19号の速度が早かったこともありまして、新たな災害や被災箇所の拡大等はありませんでした。
 台風18号の被災箇所の本復旧につきましては、国の災害復旧事業の採択を受けるために、原則2カ月以内に災害査定を行うということに向けまして被災箇所の測量設計を進めてまいりました。本日12月15日から19日の第3次査定、それから年明け早々の1月6日から9日に第4次査定を行います。別日程で実施されます政令市分を除きます県、市町の全188カ所の災害査定をこの2回で行うこととしております。
 県工事の実施に当たりましては、平成26年度の当初予算で査定決定後速やかに工事着手をすることとしております。災害復旧事業につきましては初年度に査定決定額の8割程度の国費が配分されるという予定になっておりますので、大規模工事箇所については平成27年度までの債務負担行為の契約で工事を実施したいと考えております。
 いずれにしても、工期の短縮や工事費の縮減を図りまして、早期の被災地域の復興と民生の安定を目指してまいりたいと考えております。

○岡本委員
 指定管理の関係ですが、ガーデンパークのことはよく理解できました。
 富士山こどもの国の次期指定管理者の選定についてもお聞かせをいただきたいと思います。

 それから、台風被害の今の対策ですが、これはそれぞれ改善され、その後災害が起こらない箇所、あるいは対策の効果がある箇所については、意外と誰も気がつかずに放ってしまうんですね。
 つまり、被害が起きたときに初めてみんな気がつくことなので、そういう意味では起こらなければわからないところがあるかもしれません。今お話しのように、大変きめ細かにやっていただいているということですね。例えば地震・津波対策では静岡モデルなどの対策をとっていますが、被害があるというのはそういうところだけではなくて、町中でもそれはあり得るということの前提で、できるだけ町なかも静岡モデルのようなものをつくって、できるだけ被害のないまちづくりをして効果を上げていただきたい。そのことを意見として申し上げておきます。

○松浦公園緑地課長
 富士山こどもの国の次期指定管理者の選定についてお答えいたします。
 富士山こどもの国につきましても、9月から公募を行いまして、現指定管理者であります小泉アフリカ・ライオン・サファリ株式会社を含む4者から応募をいただきました。審査に当たりましては、外部の有識者等で構成いたします選定委員会を2回開催いたしまして、管理運営費の節減に合わせて利用者サービスの向上や施設管理計画などを採点のポイントといたしまして、書類審査と面接審査を行いました。その結果、現指定管理者であります小泉アフリカ・ライオン・サファリ株式会社に今までの実績に基づく施設運営などのノウハウが蓄積されておりまして、計画内容全体のバランスがとれていること、それに加えまして、富士山の魅力の発信や大規模花壇の整備などの積極的な提案が評価され、同社を次期指定管理者候補に選定したところでございます。

○岡本委員
 それでは、公園について意見を申し上げたいと思いますが、それぞれお話をいただきましたように、大変多くの皆さん方が利用されているということです。
 したがって、委託料も結構お金がかかっているとは思います。しかしガーデンパークでいえば、120万人を目標にしてそれを超すような数字になるといっても、決して高い数字ではないと私は感じています。
 県民がここを有効に利活用できるということは大変すばらしいと思いますので、今までの進め方についてもさらに評価し、大勢の皆さん方が訪れるような管理運営になるように期待して、意見としておきたいと思います。

 次に、建設委員会説明資料112ページの森の力再生事業における安全対策ということです。
 これは本年の重点項目として労働安全対策の徹底を掲げています。
 立木を伐採するというのはなかなか素人ではできないと思います。ここしばらくずっと台風などが続いていて、神社や公園など木を管理しているところなどは、事前の策として、倒れて住宅や人的な被害があってはいけないので大きくなった木を切るということをしています。しかし地元の自治会の役員やら皆さんではとても切れるものではないので業者に頼む。そうするとクレーン車でやってくるんだけれども、大体1本切るのに20万円かかるというんですね。なかなか簡単にできるものではないです。
 一方では森を育てるということで木を大きく育てているんですが、大きくなり過ぎると困るということで悩みも多く非常に難しいところです。
 この事業は大変大きな意味を持っているけれども、伐採するのは大変危険な作業なので専門家にやってもらうおうということですが、どのように安全対策をやっていくかをお聞かせください。

 次に、橋梁の耐震対策についてお尋ねします。
 地震・津波対策アクションプログラム2013で緊急輸送路を初めとして、橋梁の耐震対策を実施しています。これは静岡県の第4次地震被害想定の被害をできるだけ軽減しようということで、1人でも多くの県民の命を守るという計画だと思います。ここで実際に県はどの辺まで取り組んでいくのか、具体的な内容をお聞かせいただきたいと思います。

○西島森林計画課長
 私からは、森の力再生事業についてお答えをします。
 この事業は、先ほどもお話がございましたように、急峻な森林で間伐などを行って、切った木の枝を払ったり、あるいは短く切って林内を整理するという事業です。これは危険を伴う作業でございますので、安全の確保が不可欠です。
 この事業をきっかけとして森林整備に参入してきた事業体の中には、森林整備に関する安全対策の体制が十分整っていない事業者も見受けられております。こうしたことから、今年度は事業体における危険予知活動の徹底や定着、あるいはセキュリティー対策の明確化などを目的といたしまして、労働安全対策の徹底を図っております。
 建設委員会説明資料にございますように、具体的には労働安全講習会を開催し、県内の過去の事故の分析などをもとに、伐採するときの基本的な注意点などについて説明を行うとともに、作業実施中の現場を回り安全対策について指導をしております。
 労働安全対策については、指導する側も知識や技能が必要ですので、農林事務所職員を対象とした講習を開催したところでございます。
 今後も、こうした取り組みによって労働安全対策を徹底し、荒廃森林の整備を着実に進めていきたいと考えております。以上です。

○原道路整備課長
 私からは、橋梁の耐震補強についてお答えします。
 平成7年1月の阪神・淡路大震災を教訓といたしまして、落橋等の重大な被害を防ぐために、昭和55年の耐震基準よりも古い基準で設計されている緊急輸送路橋梁247橋並びに平成8年の耐震基準よりも古い基準で設計されている鉄道や緊急輸送路をまたぐ橋梁46橋の293橋についてこれまで耐震対策を優先的に進めてまいりました。この293橋のうち、更新計画がある10橋を除く283橋については、本年度末までに98%の耐震対策が完了する見込みであります。
 293橋についておおむね完了の目途がついたことから、平成8年の耐震基準よりも古い基準で設計した緊急輸送路上にある橋梁を新たに対象として合計560橋を静岡県地震・津波対策アクションプログラム2013として耐震対策を実施しております。この560橋のうち、平成25年度末までには約半分の281橋の対策が完了しております。また今年度末までには合計298橋、53%の耐震対策が完了する見込みでございます。
 今後の見込みですが、平成34年度末の完了に向け、引き続き計画的に耐震対策を進めてまいりたいと考えております。以上です。

○岡本委員
 ありがとうございました。
 森の力の再生事業の安全対策ですが、本会議で森林の認証材について質問しましたが、森林そのものは大変大きな意味を持つと思いますので、育てる一方で、管理の安全については十分な対策をとっていただきたいと思います。
 安全対策というと、工場のようなものはイメージしやすいですが、建設、土木関係など外の作業もかなり危険があると思います。この辺はなかなかすぐできることではないし、決して楽ではないと思いますので、万全な対策をとって、事故のないように進めていただきたいと思います。

 それから、橋梁ですが、対策が大変進んでいると認識いたしましたので、評価したいと思います。最終的には平成34年度末までということですが、これも1つの目標で進められているということで、一日でも早く対策がとられることを期待して、質問を終わりにしたいと思います。

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