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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年12月定例会県民委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司(牧之原市・榛原郡南部) 議員
質疑・質問日:12/14/2009
会派名:自民改革会議


○大石(哲)委員
 私ども、新会派になりまして初議会に臨んでおりますので、トップに質問させていただくことをお許しいただきたいと思っております。
 さて、質問に入ります。3点です。
 1点目は、事業仕分け。このことについては、ほかの先生方からも多分質問がたくさんあろうと思いますので、私は総論的なことだけお聞きします。
 9月にも質問させていただきましたが、予算額5000万円以上、それから10年以上、恒常的に続けられておる事業を中心に抽出して101事業。それから県民部としてはどういう事業ですかと言ったことに対しては、あの当時としても今としても大体16事業ということで、それは納得しているわけでありますが、私も――全部ではありませんでしたが――10月末から11月にかけての3日間にわたる仕分けを見させていただきまして、非常に目からうろこが落ちるような感じは持たせていただきました。今まで、どちらかというと、予算査定とか陳情とかというような形で、密室とは言いませんけれども、ああいう公開の席でない中でそれぞれの立場でやりとりをして予算作成してきたという過程は、いろんな中で当局の皆さんもわかっていると思うのです。それが、ああいう公開の席で、あの大勢の県民、あるいはマスメディアの注目する中で行われたということで、また特に、構想日本の代表が言われておりましたが、これは結果もそうだけど、そこに至る論議の経過、過程というものをやはり県民の皆さんに見ていただきたいということを言われておりまして、全くそのとおりだなと思って、なぜ前の政権もこういうことをやらなかったのかなと。ある意味では、こういうことをやらなかったから国民、県民からクエスチョンマークがついたんではないかなということを感じまして、私はその点については非常に評価しました。
 ただ、国の事業仕分けも同様ですけれども、余りにも、その仕分けをされる方の立場というのが比較的国民、県民には知らされておりません。ですから、私どもも「ああ、あの司会をやっていた方は京都府の府会議員さんだったんだな」と思ったり、相模原市の職員さんだったのかとか、小田原市の職員さんだったのかとか、あの方は某大学院の研究員さんだったのかというようなことが後からわかるわけですね。だから、ましてや国の仕分けについては、テレビを見ている段階ではほとんどわからない方が多かったと思いますね。それを著名な国会議員等がマイクを握って、てきぱきてきぱき仕分けて発言していくわけですので、それは見てる人は爽快ですよね。おれたちが日ごろ思ったことをあそこで言ってくれてるわということで、それは知事の評価も高い、我々の評価も高いわけですが、ただ、すべての事業をやったわけではないし、また今度は弁明する側の、官僚という言葉は申しわけないんですが、公務に携わってる部署の皆さんというのは、どうしても守勢に回されて、言いわけっぽくなるわけですよね。だから、それがいかにも、おしらすで物を調べてるというような感じで、非常に取り調べみたいな、そんなイメージがあって、今言ったような結果だったと思うんです。
 その後、いろんな各種団体、スポーツとか科学者とか、そういう方から、ああいうわずか1時間で費用対効果とか、そういう目線だけで――科学技術もそうですけど――これからの日本の将来が、あの予算の行間にあるいろんな未来の展望まで切り捨てるのかということで、非常に厳しい反対意見も出てきまして、この事業仕分けというもののやり方、あるいはこれからの予算のあり方ということについては、現政権でのこれからの予算編成に向けても含めて非常に注目されるところだというふうに思ってます。
 それは前置きとしまして、なぜ16事業かということは前回聞いたと思うんですが、それはそれとして、あと残る県民部所管の事項については、別にこの5000万円とか継続10年とかじゃなくても、同じ目線で同じような感じで仕分けをして、例えば、今度の議会に耐えられるような予算編成とか、事業化をするというふうに仕分けをしていかなくちゃいけない。これを横ぐし効果――このサンプルを含めて横へくしで刺して同じような目線でやる効果によって相当の経費節減も図れるという、そういう横ぐし効果というのもあるというようなことが言われているわけですが、それが現実になると、なかなか各部署、国で言えば省庁の利害関係もあって、ほかのとこはともかくとして、おらのとこだけは少しでも予算をつけたいというような意識が絡まって、なかなか当初からねらう予算額に、見積もりには届かないということを言われているわけですよね。
 だから――これは部長にお聞きするわけですけど――この間平成22年度当初予算概算ヒアリングの第1回をやらせていただきましたので、また来月、各会派にいただく成果を期待したいと思っているわけですが、そういう意味で今度の22年度予算に、この仕分けの成果というものをどう生かしていきたいか。単なる、これはだめで廃止されたら別のところへ潜らせてつけかえていたんじゃ、何もそれは仕分けの効果にはなりませんし、そのあたりの基本的な考え方ですね。知事さんも1年で150億円、4年で600億円という公約もされてるわけですので、そうしたものが具体的にどれこれということじゃないですけど、当然この予算でも、税収が落ちたから何とかというような、これは予想される中で言ってもらわなくちゃ困るんですが、そういう意味で、純粋なる新規事業に充てることのできる予算というふうに我々は一般的には解釈してるわけですけど、そのあたりの、これから総務部あるいは知事にお願いしていく段階での仕分け効果と、その横ぐし効果をどう受けとめてやっていくかというのを、総論的な質問ですが、お聞きしたいというふうに思っています。

 それから、第2点でございますが、富士山の日条例でございます。
 我が会派の鈴木議員の代表質問にもございました。よく聞かせていただいて、その答弁の答弁書もいただきまして、知事初め当局の皆さんが、この富士山の持つ雄大さ、気高さ、静岡県だけではなくて国民遺産としての国の宝ですよね。そういうものをめでるとともに、後世に継承していきたいと、言い伝えていきたいという意味でこの条例をつくって県民意識の喚起を図っていきたいということは、私は言葉としては十分理解いたしました。
 私、インターネットのブログを見ましたら、これは富士山周辺のある方の言葉でございますが、「私にとっては毎日が富士山記念日だ。いつどこから見ても、春見ても夏見ても秋見ても冬見ても富士山というのはすばらしい。この美しい自然を後世に伝えたい、守りたいのは同じだと。どこへ逃げるわけでもないので、なぜ特定の日を富士山の日といって決める必要があるのか」。
 富士山憲章が静岡県と山梨県で平成10年11月に制定されております。ここには、まさに富士山の日を設けたいということの意図がぎっしり詰まって、5つの条件があって、これがまさに、これから富士山世界文化遺産の土台になってきたんだなというふうに思うんですが、そういうものもあるのにかかわらず、なぜここで急いでやるのか。山に対する考えというのは、自分で登る人と遠くから見る人と、いろいろあると思うんですが、山開きやイベントのにぎわいというのはやっぱり夏ですよね。そういうとき、富士山のすばらしさをみんなでめでる。それを、冬場で比較的よく見えるから、またはごろが2・2・3だから、最近は言われないようですが、将来の天皇様の誕生日にもつながるから2・2・3を富士山の日にしようと。それも山梨県へ言ったら、山梨はちょっと御遠慮申し上げると、静岡県はおやりになるならどうぞというような感じなんですが、この点について、知事の意向もあったと思いますが、何よりも県民部として十分な内部議論――もしこの議論をしないとしたら、私はおかしいと思うんですね。これだけ優秀な職員がいながら、全員一致で右へならえということはあり得ないことだから――そういう議論、ディスカッションをしたのか。
 それから、パブリックコメントを、30日が原則というのを10日に短縮した。これは朝日新聞に書いてありましたが、それまで急いでやることか。何やら偉い人が来たとき、天皇様を会見させるのに内規のルールを破ってまでやったというのに似てるような気がするんです、私は。だから、あえてこの時期、この議会で何としてでもやらなくてはならないとしたら、じゃあ2月23日に何か一大イベントを計画してるのか。また、これも新聞に出てましたが、世界文化遺産登録を推進する上でこの議会で何としてでも成立させたいと、県民部の幹部が言っておりましたが、そんなに逼迫性のあることなのかどうかということも含めて、まずお聞きしたいと思います。

 それから、3番目が国民文化祭についてお聞きします。
 国民文化祭は、大変成功裏に終わることができて、フォローもうまくいったという御説明をいただきました。私どもも地元のイベントなんか見てると、本当に歴史、文化、それから土俗性というか、不変的に長年伝えてきたものをしっかり表現してやってくれてるなというふうに思いまして、よかったなと思っております。
 しかし一方では、最後の華々しいイベントを賞して大成功と――そういう興奮状態になりますからね――それで大成功と言う人もいますので、国文祭が大成功だったという根拠を教えてください。

 それから、改めてお聞きしますが、参加した団体、自治体、それからその他の自主的な事業、自治体以外にNPOとかいろんな事業があったと思うんですが、参加した延べ人数はどのぐらいになったか。特に、いろんなイベント関係で入場者数がこれは多かったというようなものがあったら教えてください。

 それから、経費の問題ですが、一応予算は計上されてますが、地域で目に見えないものも出てると思うんですが、どのくらいお金がかかったか。

 それから、前々も言ってるように、参加しない自治体もあったわけですが、そのあたりの状況。

 それから、イベントの業者に丸投げしちゃったような自治体がなかったかどうか。自分たちの汗を流してやるんではなくて、文化祭、国文祭だから何かやろうということでそういう自治体はなかったか。そうすると、やっぱり呼び屋とかイベント屋というのが入ってくるわけですね。そういうのが、果たして国民文化祭にふさわしかったかどうか、そのあたり。

 あと、国民文化祭が地域の文化財の掘り起こしとか、コミュニティの醸成に役立ったというのはそれなりに認める部分がありますけれど、それが、これから知事あるいは県民部で進めるふじのくに芸術街道とか、そうした積極的な連携性を持った地域の場の力を発揮できるようなものに、この国文祭の成果をどのようにつなげていくか。その考え、展望というんですか、そういったものを教えてください。以上です。

○丸山県民部長
 まず、最初に事業仕分けの結果を平成22年度当初予算にどういうふうに生かしていくかという御質問でございます。
 確かに今回の事業仕分けにつきましては、いろんなところで言われているように、職員の意識が変わる、変える契機になったということは、私もそのとおりかなというふうに思います。と申しますのも、この抽出された事業は10年以上やっている事業ということもありまして、どうしてももともとの議論というものを、やはりもう前提として我々も思い込んで、ある段階からもう先のことを考えて組み立てて議論して、また予算要求していくということになりがちだったというふうに思います。
 それは、やはり常に時代も動いておりますし、状況は変わってるわけですから、何のためにこの事業をやるんだ、この方法でいいんだろうかということを、常に原点に立ち返って議論をするところから始めるべきなんだろうと思いますけど、そこのところを些少してしまうといいますか、そういうような傾向はあったのかもしれないというふうに思っています。ですから、そういう意味では我々も気づかされたということは言えると思います。
 それで、代表的なものを16事業上げたわけですけども、似たような組み立て、似たような手法といいますか、そういう形でやっているものは確かにほかにもございますんで、やっぱりそういうものは今回の結果を受けて、それにとにかくもう一度スポットを当てようという形で今、見直しをして調整をしているということでございます。いきなりその効果を幾ら幾ら、そしてそれで新たにこういう新規事業という形に、今の財政状況からするとなかなかきれいにいかない面もあるかもしれませんけども、少なくともそういうストーリーで予算が――我々は部の中だけですけども――できるような形で今やってる最中でございますので、ぜひ、せっかくのこういう気づきを与えられたわけですから、やはりその辺は平成22年度当初予算に反映させるように努力をしていきたいというふうに考えております。

 それから、富士山の日の関係でございます。
 特定の日を富士山の日とすることにつきましては、やはり私も基本的にはこういう何々の日というものは、ほとんどのものが365日、すべてのものがそこをベースにしてるといいますか、考えるべきものだというふうに思います。例えば、よく出るのではごろで虫歯予防デーなんてありますけども、あれだってやっぱり常に日ごろ、あらゆる日をそういうことを思っていくというのが理想だと思います。ただ、やはりいろんなことを周知徹底していくためには、ある日を決めてその日を中心に、きょうはこれを特に重点的に考えようということをやることは、やっぱり効果があるんではないかというふうに私は考えております。
 そういう形で、最初は、実は私も先ほど委員がおっしゃったように、あえて条例というような形をとらんでもいいのかなというふうに思ってましたけども、ただ、そういう案が出たときに、ああなるほどなと。今まで余り十分にその効果の議論はやってなかったんですけども、その辺のところの議論を部内でもいろいろしまして、確かに条例という、この富士山はそれに値するだけの存在であるというふうに我々も思いました。しかも、富士山世界文化遺産が、ある意味では今、胸突き八丁といいますか、非常に大事な時期にかかってきていると。残念ながら、やはり盛り上がりという点では――いろんな方に言われているんですけども――必ずしも十分ではないということからすると、少しでもそういう形に結びつくのであれば、これはやっぱりやっていきたいと。そのためには効果のある手法であるという判断をいたしまして、しかも日程的にかなり厳しいことでありますけども、やはりこれは1回逃しますと、また1年先ということになりますので、できれば国のほうに、そういう推薦書の原案を出していかなければいけないというタイミングの問題もありますし、やはり少しでも早くそういう盛り上げをしていきたいという思いがありましたので、そんな形でパブリックコメントも、それには必要最小限かもしれませんけど、やらせていただいたということでございます。以上です。

○阿井県民部理事(国民文化祭担当)
 国民文化祭の開催に当たりましては、本当に県会議員の皆様を初め多くの県民の皆様、それから県内外から訪れた本当に多くの皆様のおかげをもちまして、大きな事故もなく無事終われたということで、次期開催県の岡山県に大会旗を引き継ぐことができました。本当にありがとうございました。この場をおかりして厚く御礼申し上げます。
 御質問の大会の成功というお話がございました。大会の成功というのは何をもって判断するかというのは非常に難しいところでございますけれども、とりあえず、県民の皆様が16日間にわたってどれだけ御参加いただいたかというのは1つのメルクマールになるのかなというふうには思います。しかし、参加者数だけでなくて、いかに国民文化祭の開催を契機にいたしまして、本県の持つ文化の魅力といいますか、そういった意味では私ども文化振興基本計画と基本目標というものを持っておりまして、特に地域の多様な文化資源を見るといいますか、見る人、つくる人、支える人を育てて、感性豊かな地域社会をつくるということを大目標として我々は持って取り組んでまいりました。そういったことが具体的な成功の判断にはなるんではないかなというふうに思います。
 したがいまして、国民文化祭は16日間という短期間でございますので、ある意味ではイベント的な開催になりましたけれども、それを一過性に終わらせてはいけないというつもりで私ども今回も取り組んできたわけでございます。
 国民文化祭の開会式では、今まで静岡県に営々と築き上げられてきましたすばらしい文化を、16日間にわたりまして地域の魅力を開花させていただいたんではないかなというふうに思います。閉会式におきましては、その16日間にわたって開花されました文化の華を県内全域に種としてまかれたんではないかなと、私ども確信をしておるところでございます。
 したがいまして、これからそのまかれた種をいかに大きく育てていくかというのが、県や市それから文化団体を含めた、そういった方々の取り組みいかんにかかってくるんではないかなというふうに思っております。そういった意味では、私が特に思いましたのが、若い人たちの参加が非常に多くて、ありがたかったなということです。例えば、文芸祭でございますけれども、とりわけ今、県内の各地の高校とか中学校は文芸部というのが昔と比べてなくなってきているという中でございますけれども、短歌、俳句、川柳につきましては約8割の方々が小・中・高校生であったということで、非常に若い方々の参加が多かったということ。それから私ども県の主催事業として取り組みました幼児から小学生までを対象としたということで、国民文化祭初めて――それだけの若い方々を対象とした事業は初めてだったんですけども、キッズアートフェスティバルといったようなこと。あと浜松市とか湖西市、森町を含めて、いわゆる伝統文化に若い方々の参画が非常に多かったというようなこと。それと、大会テーマソングが、平成20年度だったんですけど、たまたまでございますけれども歌唱者並びに作詞者が高校1年生だったということでございまして、そういった意味では若い方々の参加が非常に多かったと。なおかついい成果をおさめていただいたということが、私どもはある意味では今後に種がまかれたんではないかなと、若い方々に継承されていったんではないかなというふうに思う次第でございます。

 それから、参加者でございますけれども、先ほど部長からも説明させていただきましたけれども、214万8000人余ということでございました。県外からのお客様が777団体、1万4215名、海外からは13団体、個人で135名の方々もお越しいただいているということでございますので、そういった意味では非常に多くの方々の御参加をいただいた大会になったんではないかなというふうに思います。

 費用の面でございますけれども、平成18年度から21年度にかけまして14億8600万円の予算でこれまで取り組んでまいりました。平成21年度――当該年度でございますけれども、全体の85%でございます12億6300万円を予算として措置していただいてございます。県内の各市町への補助金が大分占めておりますので、現在、そういったものの精算でありますとか、実際に今までの事業の精算行為をしておりますけれども、少なくとも2月補正におきまして8000万円を超える額の減額ができるんではないかなと。これにつきましては、我々、できるだけの効果的な事業の執行に取り組んだつもりでございます。

 次に、参加しなかった自治体のお話がございました。町が主催者として実行委員会を立ち上げなかったということは、私どもは37市町一緒に取り組んでいただければ非常にありがたいなというふうには思いましたけれども、おかげさまで、県の創造支援工房しずおかということで大人のほうにつきましては1団体、それから子供さんのほうについては4団体がエントリーをしていただきまして、5団体で3,193名の御参加をいただいたと。つなげよう川尻文化の会とか、そういったような団体が主体的に事業に取り組んでいただいたということもございまして、そういった町の実行委員会こそできませんでしたけれども、そういった町民の主体的な参加によりまして、そういった参画をいただいたということで、非常にありがたいというふうに思っております。

 それから、先ほどの事業の予算にもかかわるわけでございますけれども、業者に丸投げというようなお話がございました。
 私ども県の実行委員会、それから常任委員会、そのもとに、もう少し具体的な議論をしていただきます事業別企画委員会というものを持っております。したがって、例えば総合フェスティバルでありますとか、シンポジウムの委員会、全部で9つの県の事業別の委員会があるわけでございますけれども、そういったところで具体的に業者さんからの企画の審査から始まりまして、実際の企画から事業の運営まで、各それぞれの事業別の委員会の委員の皆様に御議論をいただいて、最終的に事業の実施内容を決めていただいたということでございまして、決して丸投げということは私ども当たらないというふうに思っております。例えばシンポジウムの委員会につきましては、平成19年度に2回、それから20年度に8回、本年度4回というような形で、それぞれ静岡県の文化を3地域で、どれだけ地域に合った魅力を伝えるか、県民の皆さんに知っていただくかというような視点で御議論いただいた結果が、あのシンポジウムのタイトルにもなっておりますし、そういったことで具体的に各委員の皆様もそれにも御参画いただきながら、静岡県の文化の奥深さ、広がり、それから海外との交流、そういったことも幅広く御議論いただきましたので、産業を含めて静岡県の文化を語っていただけたというふうに思っております。
 それにつきましては市町も同様でございまして、各実行委員会のもとに御議論いただいて、それぞれ幅広い地域の持つ文化の魅力を掘り下げていただいたんではないかなというふうに思っております。

 芸術街道につきまして、申しおくれて済みませんでした。私ども、芸術街道ということで、国民文化祭の開催を通じまして、実は平成21年の3月の市町の実行委員会がございまして、市町と我々県と一緒になりました会議でございますけれども、そのときに私ども、国民文化祭で何を目指しまして、今後、終了後にどう残していくかということにつきまして幅広くその市町の取り組みも伺ったところでございます。郷土の文化を守り、事業の継続と発展、それから子供たちに地域歴史への興味と関心をつなげていただくとか、今後のまちづくりを牽引する人材の発掘、育成、まちの振興につなげていく、そういったような意識の共有化を図ることができました。
 したがいまして、今回の知事がおっしゃっております芸術街道というふうな形での取り組みもさることながら、そういった意味では、私ども今回の16日間の期間を通じまして文化の種は十分まかれたんではないかなというふうに思いまして、実は先ほども部長からの話にありましたけれども、11月22日に国民文化祭の、ある意味では改めての出発となります、いわゆるはばたく静岡国文祭からの出発といったようなシンポジウムを初めといたしまして、来年には県内各地域で文化力を高める方策のためのタウンミーティングといいますか、そういったものも実際やりながら、従来持っております静岡県のオペラコンクールでありますとか、グランシップであるとか、SPACであるとか、そういった文化資源等々も生かしながら、静岡県の場の力を生かしながら、静岡県の芸術街道、まさに東西文化が交流する場所でございますので、本当に国民文化祭の開催期間中、私ども静岡県の持っている文化を改めて、我々もそうでありましたけれども、県民の皆様も認識していただいたんではないかなというふうに思います。そういった意味では芸術街道に十分つなげていけるんではないかなというふうに思っております。以上でございます。

○大石(哲)委員
 再質問します。
 逆にまず、今の国文祭のことですが、イベントというのはこういうものかなというふうに私も思います。トータルで14億8000万円かかったということですが、参加しない自治体があるのは私もよく知ってますが、参加したところでも、国文祭があるけどおらの町は何をやるべぇかというようなことで国民文化祭をとらえて、今回やったイベント、国民文化祭を総括する阿井さんの立場からすれば、東中西、若者も年配者もある、それから民俗文化もあるし、それから創造文化もあると。これはバラエティーに富んで、物すごい盛り上がりで立派な国民文化祭だなというふうに、それは当然思うし、進める立場としてはそうなんですけど、実を言うと文化というのはすごく幅広くて、この国民文化祭が、言うなればさざ波の上のほうをちゃっちゃっちゃとさわったぐらいで、その奥深くには物すごいものがあるんですよね。日本だけとっても、海外をとっても、文学をとっても、国民文化祭で触れられないものというのがいっぱいあると思うんですよね。そういうものが総合的に我が県の知的レベルを高め文化性を高めていくということですので、言うなれば太平洋の駿河湾の上のほうをガーとさすって、これで大成功だと言ってるような感がしないでもない。
 だから、これを契機にさらに進化して、実施した自治体がこれでやれやれ終わったよというじゃなくて、次なる文化政策、それから子供の育成、次世代の育成等に深まってこそ僕は初めて大成功だと言えると思いますので、これは意見ですけどね。会派のヒアリングでは東部のほうでは、どうもちょっと外国の舞踊団にやってもらったというような丸投げっぽいのがあるやに聞きました。お心当たりあると思います。そういうことを考えると、場合によってはこれは国の仕分けの対象になりますので。今度は岡山県と言うけど、こういう形で文化文化と言って、本当に日本人の持つ文化性というのを高めることができるのか。だったらもっと文化団体に内容のある仕事をやれって言って、補助金じゃないけど違う方法のほうが、イベントじゃなくていいじゃないかという考え方も、私、仕分け人ならやる可能性がありますので、その辺、ひとつ反省材料にしていただいて、さらなる場の力とか、理想郷を目指すんだったら真剣になってね。熱海でやったら大盛況だったっていうプレイベントが、そこで終わりじゃなくて、ここから始まりだと私は思いますので、その点についてはしっかりお願いしたいと思います。これは意見です。

 それから、仕分けの関係ですが、一般的に行政当局とか官僚とかいうのが守勢に回されて、去年、ことし入庁した職員さんに至るまで、これに対する考え方、対応、能力も問われるし、労力も問われるわけで、非常に公務員の皆さん、厳しい時代になってきたなというふうに私は感じます。
 そういう中で、私は、やっぱりやってる事業というのは、そりゃ仕分けのような目覚ましいことはやらなかったかもしれませんけど、長年続いているということというのは、やっぱり長年の経験とかノウハウ、そういうものの蓄積なんですよね。これはだめだからこうしようこうしようって、積み木細工じゃなくて粘土細工のようにつぶしたり構築したりしながら、立派なものをつくり上げてきたことも事実だと思うんですけどね。だから、そういうことに携わる公務員の皆さんですので、前任者踏襲じゃなくて、自分が今引き渡された事業はどういう目的で、県民目線に立って、こういう事業がどういうふうに成り立ってきたのかというのをしっかり頭へ入れて予算執行、あるいは予算要求してれば、ああいうところで慌てふためいて汗たらたらやる必要ないと思いますよね。
 だから、中には国の仕分けのときに、多少とんちんかんでしたけど、むきになってというか、敢然と仕分けに対して反論してた職員の方もいらっしゃるし、あれはやっぱり公務員としての矜持とプライドだと思うんですよね。だから、そういう意味で部長――今度、異動になるかもしれないし、またここで頑張っていただけるかは、私はわかりませんけど――そういう意味で、もう県政の大幹部として特に県民部の皆さんにこうして言っておきたいということがあったら、もう一回言ってください。

 それから、富士山条例についてであります。
 いみじくも部長も言われましたが、○○の日という特定の日を設けなくても、365日そういうことで盛り上げていかなくちゃいけないと。ただ、あえて条例にしようということなら、富士山の世界文化遺産としての盛り上がりも含めて、効果のある方法だから少しでも早くやりたい。だからパブリックコメントも短縮してやったというふうに御答弁されましたが、私の言おうとしてることに対して半分ぐらいしか答えていないわけです。
 世界文化遺産というのは、自然遺産じゃなくて、その歴史とか宗教性とか、それに伴う景観、文化・芸術に至るまでを含めて評価することによっての世界遺産ですよね。そうすると、富士山は静岡県のものばっかりじゃないと私は思います。山梨県、神奈川県からの景観、それから江戸からも見えるし、飛行機に乗れば、この間、瀬戸内海のほうからもちょっと見えました。
 私、もう10年ぐらい前になりますが、汐留にある浜離宮へ行ったら、こんもりした森があって、そこに高さ2メートルの富士見山という日本で一番低い一等三角点があって、その山から昔は富士山が見えた。そして浮世絵の構図にも富士山はたくさん使われているわけです。そういう見える人、見えない人含めて国民共通の遺産を、たまたま所在する静岡県と山梨県が力を合わせて世界文化遺産に登録してもらおうということで頑張ってるわけですので、やっぱり両県の提携というのを抜きにしたら、自分のほうの駿河の富士だけめでて富士山の日にしようって、やろうやろうっていうのは。私はそれを悪いって言ってるわけじゃないですけど、やっぱり物事を進める意味で、文化遺産の指定というのを視野に置いとくなら、ここは急がなくても富士山憲章というこんなに立派な「富士山の自然を学び、親しみ、豊かな恵みに感謝しよう」「自然を守り文化をはぐくもう」「環境への負担を減らし、人との共生を図ろう」「環境保全のために、一人ひとりが積極的に行動しよう」「富士山の自然、景観、歴史・文化を後世に末永く継承しよう」、こんな立派な、前文も含めて富士山憲章があるのに、なぜ一緒にやった山梨県と提携せずにここで見切り発車しようとしてるのか。意気込みはわかるんですけど……。
 富士河口湖町とか、小さなって言ったら失礼ですけど、ふもとの町が観光政策とかいろんなことを含めてやるというならまだわかるんですけど、少なくとも380万人の雄県である静岡県が、そういう共感意識とか、まさに部長が言われるように世界文化遺産登録を視野に入れてと言うなら、そういう視野に立ってなぜこの富士山の日を決めようとされないかということを私は聞きたいと思います。
 それから、これはやっぱりインターネットで見たんですけど、2月23日を富士山の日に定めたというか、記念日協会というところに最初に登録したのは、1996年1月1日、ネット上の団体ですが山の展望と地図のフォーラムという団体が登録しております。それで、旧河口湖町が平成13年12月に登録しまして、それを朝日新聞が富士山の日を河口湖町が登録したと書いたら、ここの団体が抗議をして、冗談言うなと、我々が最初にこの日を決めてるんだということで抗議をしたようですけど、行き違いというか平行線で、考え方も違うもんですから、別に訴訟になるとか、そういうことはなかったようです。ただ、2月23日――フ、ジ、サンというのは、これは海外の人じゃわかんないことだよね。日本人しかわからないごろ合わせですけど。ちなみに2月22日は猫の日だそうでございます。ニャン、ニャン、ニャン。もう1つ、2月23日を記念日に定めておるのは風呂敷協会だそうです。ツ、ツ、ミだそうです。それ以外は税理士記念日とかあるようです。
 それはそれとして、先ほど部長は、そういう記念日とかいうものをつけて盛り上げようっておっしゃるけど、それをつけなきゃ静岡県民が盛り上がらないっていうほど富士山は貧弱なものだと、私は思いません。さあ、富士山を世界遺産に登録しましょうってがんがんやれば、富士山憲章もあるし、わざわざ富士山の日なんて言わなくてもいいんじゃないかなと思うんですが、それはともかくとしてこの山の展望と地図のフォーラム、あるいは富士河口湖町へ、私ども静岡県はおくればせながらというか、許可はもらわなくてもいいけど、あなた方は先行したようですけどやりますよとか、仁義を切るっておかしいけど、少しはお話をかけたのかどうか、その辺のこともちょっとお聞きしたいです。

 そして、旧河口湖町が制定すると言ったら、富士吉田市が、それはおかしいと。富士登山でにぎわう日を富士山の日にすべきだといって山開きの日を主張して、山梨県はぎくしゃくして富士山の日の制定を見送ったという経過があるわけです。それで、朝日新聞によると、静岡県とは協調できないというコメントが山梨県のある職員の方の談話として出ていまして、いわゆる勝手にやってくださいと……。
 そうすると、本当に静岡県だけ――富士河口湖町は、花火上げたり、いろんなイベントをやってるけど――世界文化遺産を目指す両県の間で、静岡県ばっかり2月23日を記念日に定めてイベントやったり、いろんなフォーラムやったりしてわーわーわーわーやっていいのかどうか。もう一回お聞きしたいと思います。

 それでパブリックコメントを30日原則を10日間で打ち切って、5件しか来なかったようですけど、これで県民のコンセンサスを得てるか、こんなに急ぐ必要があったのか、それももう一回聞かせてください。

○丸山県民部長
 まず、仕分けのほうのお話でありますけども、これにつきましては、先ほど委員がおっしゃっていただいたことと基本的にはつけ加えるものはないような感じなんですけども、いずれにしても、さっき申し上げましたとおり、我々としてこういう機会といいますか、気づきを与えていただいたもんですから、職員としては、さっき委員おっしゃったようにある意味で予算なり事業なりを組み立てていくときの大原則だと思いますんで、そこについては再度、職員にそういう意識を持った上で事に当たると。
 これは予算だけじゃなしにすべてのことについて、そういう姿勢で臨むようにということは、また徹底をしたいというふうに思っています。

 それから、富士山の日のお話で、済みません、確かに私、ちょっと答弁も聞かれてたのに答えてないなというのがありましたんですけども。
 いずれにしても、まず、先行している団体ですとか、富士河口湖町に話をかけたのかという御質問につきましては、富士河口湖町のほうは我々も認識しておりましたので、一応、そのときは山梨県を通じてですけども、もともと富士山憲章を一緒につくって進めてきて、議論するそういう会議もあったもんですから、そういうメンバーに対してはお伝えしたということでございます。委員のおっしゃったネット上での団体ですけども、これについては正直言って我々もそこまでちょっと存じ上げなかったもんですから、特にアクションを一切起こしておりません。
 ただ、趣旨が我々の考えているものと同一であるということであるならば、まさにそういう団体とも一緒に連携しながらやっていくということも大きな、ある意味では効果もあるかというふうにも考えられますので、その辺はそういう形でちょっとアプローチをする必要があるかなというふうに思いました。

 それから、山梨県がそういう状況の中で、なぜ静岡県だけが先行するんだということにつきましては、山梨県は、さっき委員がおっしゃったような事情があってそう簡単に富士山の日条例というものは制定できる状況にないということを伺っておりましたので、そういう意味からすると、それを待っていたのではある意味でいつまでたっても条例化は難しいだろうということがございましたもんですから、山梨県には一応そういう事情をお話して、本県だけでも先にやるけどということは、向こうはもちろんそれでいいよ、どんどんやってくださいということは、知事さんはああいう形でおっしゃっておりますけども、担当のほうとしてはとめることはできないけどもというお話はありました。
 ただ、さっき委員がおっしゃったような例えば富士山憲章のことですとか、それから世界文化遺産のことにつきましては、今後も我々も同じように一生懸命、協調してやっていきましょうということでお話を申し上げて、それについては理解をするということを言っていただいておりますので、そういう個々の取り組みについて支障が出てくるということはないと思います。ただ、富士山の日で、うちが山梨県さん一緒にやりましょうという話については、やはり山梨県としては今はそう簡単に乗れないという状況は、確かにおっしゃるとおりだと思います。
 そうはいっても、静岡県民のほうが、むしろ山梨県と比べてどうかというのは、ちょっとなかなか難しい比較でしょうけども、静岡県民の富士山に対する思い、逆に近くにあるもんですから、ふだん余り意識してないということもあろうかと思いますので、そういう意味からすると、毎日ではなく、ある特定の日をきっかけにして、富士山のすばらしさを県民全体が認識をするという意味では、大変意味のある方法ではないかというふうに考えております。

 それから、パブリックコメントについても、確かに30日が原則ということでありますけども、先ほど申し上げたようなことで、1年先送りになってしまうということと、それからこの富士山の日の条例については内容がいわゆる長文ということではないもんですから、しかもマスコミにも相当出していただきましたので、そういう意味では県民のある程度の方にはその趣旨というものは届いているのかなということもございまして、必ずしも100%十分かと言われれば、あれはありますけども、それでもやれるだけのことはやったのかなというふうなつもりでおります。
 それから、先ほどの答弁のちょっと補足をさせていただきますが、例えば7月1日――山開きの日とか、何かそういう日のほうがむしろふさわしいのであって、なぜ冬場の日に云々という話がありましたですけども、これについては私も、確かにごろ合わせよりは、何かそういう、みんなが「なるほど、この日だな」というふうに思う日がベストだと思いますけども、富士山というのは、必ずしも登ってみるということがすべての人にできるわけでもないということもありますので、それよりは、もともとこの富士山がなぜすばらしいかということの1つに、やはり非常に美しい自然美、たぐいまれな自然美ということを言ってますので、そういうことからすると、それを最も強調されるのは――人によっていろんな意見はあると思いますが、夏の迫ってくるようなあの富士山もすばらしいと思いますけども――やはり雪を我々はまず思い浮かべるんだろうなというふうに思いますので、そういうことからすると、富士山がくっきり見えて、しかも雪がかぶっているという冬の時期のほうが思い浮かべやすいのかなというふうにも思います。そしてどこか1日ということであれば、富士山を遠くから見て思いをはせるということは、登る人だけじゃなくて、すべての人ができるわけですね。しかも、ある1日という日を決めるのは、なかなか決め手がございませんので、そういう意味からすると、県民が覚えやすい、理解しやすいということからごろ合わせというこの2月23日という日も1つの有力な候補になり得るのかなということで検討したという経過でございます。以上です。

○大石(哲)委員
 時間も迫ってきてますので手短にしますが、答弁聞いていて、私は、まず制定ありきというふうに思えてしょうがないんですよね。
 今言ったごろ合わせの問題は別として、富士市の総務企画課でまとめた統計で、この10年間、富士山が一番はっきり見える月は12月だということです。実を言うと2月は3番目だということですよ。だから、そういうへ理屈を言っちゃいかんと思うんですよね。
 それから、やっぱり富士山憲章にもあるように富士山をめでるということは、文化性から環境問題から含めて考えれば、物すごく範囲が広い、まさに富士のすそ野のような問題ですから、それを景観だけよく見えるからと言うと、かえって薄っぺらになっちゃうんですよ。
 それから、この日をやったっていう意味が外国人は理解できないですよね、フ、ジ、サンって言ったって、日本語のごろですから。
 そのあたりはともかくとして、山梨県は消極的だけど、どうぞおやりくださいという状況だと。富士河口湖町へも県を通して聞いただけだと。それはやっぱり同じ自治体として、相手はちゃんと制定までしてるわけですから、せめてそこの町長さんとか、総務部とか総務課とか、そういうところへ経過も聞いてどんなことをやってますかと参考にしたりして、調査して決めるべきではないかなというふうに思いましたし、答弁してもらいたいなと思いますが、これ以上やっていても平行線ですね。
 これは朝日新聞の静岡版に出ておりましたが、「なぜ」「唐突」「知事ひらめき」「浸透いま一つ」と書いてあるわけですね。お読みになったと思うんですが。だから、私どもは本当に、会派の命運をかけて大苦労したあの空港部の廃止条例、あれも私に言わせればひらめきだというふうに思います。余り言う資格はないかと思いますが、年度途中で解体した効果が全然出てません。かえって面倒くさくなってるだけです。
 そういうことからいうと、その2月23日というのが、ある講演をされてるときの知事のひらめきから、ぱっと、よしこれでいこうというふうになられたんじゃないかと。それを部長を初め皆さんが急遽バックアップしてるんではないかということを私は推測するわけです。そうなると、やっぱりちょっとどういうものかなと。私ら、目くじら立てて何でも反対というような問題でもないように思う、そういう議論も会派でしました。だけどやっぱりこれは大事なことのように私は思いますので、ぜひ後ろの方にお聞きしたいんですけど、本当に部長がそういって議論しましたたって、部長と知事と前の列にいる何かしら議論しただけであって、5列目、6列目、あるいはここに出てない人たちの意見も、パブリックコメントじゃないけど、内部でおまえらどう思うってやったかどうか、それは私にしてみれば非常に疑問の余地がありますが、それはそれ以上この席でやるべきじゃないかと思いますのでおさめますけど、後の議論はほかの先生方にお任せするとして、ただ、世界遺産をこれから共同して進めていくという中には、やっぱり連携というもの、それから、ひとりよがりというのは絶対よくないと思いますので、ぜひそのあたりを考えて進めていただきたい。その辺を知事さんにもはっきり言っていただいて、間違えないような方法をとっていただきたいというふうに思って、質問を終わります。

○林委員長
 それでは、ここでしばらく休憩します。
 午後の再開を13時15分とします。

( 休 憩 )

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