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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年9月定例会産業委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 10/05/2020 会派名:


○松下企業局長
 企業局長の松下です、よろしくお願いいたします。
 今議会に提出しております企業局関係の議案は、補正予算2件、権利の放棄1件の合計3件であります。
 提出議案の詳細は、後ほど田中企業局次長から御説明いたしますので、私からは提出議案の概要及び所管事業の実施状況等について御説明申し上げます。
 初めに、今回特に注目していただきたいポイントを簡単に御紹介いたします。
 企業局では、本会議でも申し上げたとおり、これまでにない危機感を持ってトータルコストの削減に全力で取り組んでおります。
 具体的には、1000億円の抜本的改革と、マスタープランなどの計画額に対する毎年4億円の着実なトータルコストの削減を目指しております。特に毎年数億円の規模でコスト削減を着実に行っていくためには、前年度には実現できなかった最新技術や新方式の採用により、以前より総費用を一律に何パーセントかコストダウンさせていくことが必要です。これはいわゆるイノベーションと同じような考え方です。
 今回、ビルドメンテナンスという新しい契約方式の採用、浄水発生土の有効活用による経費削減の2つの革新的手法を御紹介させていただいております。ぜひ注目していただければと存じます。
 それでは、お手元の産業委員会提出資料の1ページをお開きください。
 1提出議案の概要についてであります。
 1令和2年度9月補正予算の概要につきましては、老朽化した中央処理装置の更新及び維持管理を行うため、工業用水道事業会計及び水道事業会計のそれぞれの予算について、債務負担行為の追加の補正を行うものであります。
 主な特徴といたしましては、民間事業者の持つ最新技術、ノウハウを十分活用するとともに、トータルコストを縮減するため、企業局初となる更新工事及び維持管理業務を一括発注するビルドメンテナンス方式を採用してまいります。
 2ページをお開きください。
 2権利の放棄についてであります。
 これは、地方自治法第96条第1項第10号の規定により、記載のとおり権利を放棄することについて議決を求めるものであります。
 続きまして、3ページを御覧ください。
 2令和元年度企業局決算についてであります。
 令和元年度決算の認定審査につきましては、決算特別委員会に付託されておりますので、概要のみ御説明申し上げます。
 1工業用水道事業会計につきましては、給水事業所数は前年度から5社減り342社、有収水量は2億6405万立方メートルで、275万立方メートルの減となりました。給水収益は、前年度から4600万円増の40億3800万円となりました。これは、西遠工業用水道の料金改定による増加が主な要因であります。
 収益は、遊休資産の売却がなく特別利益が減少したことにより、前年度から2億9200万円減の42億9900万円、これに対して費用は削減努力により維持管理費を削減したことによりまして、前年度から1億4400万円減の41億1900万円となり、当年度損益は1億8000万円の黒字となりました。
 前年度との比較では、特別損益を除いた経常損益ベースで比べることが一番効果的であるため、これで見ると前年度に比べて1億6700万円の増となりました。
 なお、事業別の決算状況につきましては、下段の表に記載のとおりでございます。
 4ページをお開きください。
 2水道事業会計についてであります。
10の給水市町に対し有収水量は7589万立方メートルで、前年度に比べ200万立方メートルの減となり、これに伴い給水収益は前年度から2100万円減の58億7800万円となりました。
 それでも、収益全体では革新的な資金運用を新たに採用したことなどにより、前年度から300万円増の64億9200万円とすることができました。これに対して費用は、維持管理費の減少努力などにより、前年度から3500万円減の53億2400万円とすることができ、当年度の損益は11億6800万円の黒字とすることができました。
 なお、事業別の決算状況につきましては、下段の表に記載のとおりでございます。
 5ページを御覧ください。
 3地域振興整備事業会計についてであります。
 令和元年度は工業団地4区画を分譲し、収益は19億9700万円、費用は16億900万円で当年度損益は3億8800万円の黒字となりました。
 団地別の開発整備費の執行状況につきましては、下段の表に記載のとおりでございます。
 以上が、令和元年度の決算の概要であります。
 6ページをお開きください。
 3工業用水道及び水道事業の現状についてであります。
 初めに、1工業用水道事業であります。
 柿田川工業用水道をはじめとする7つの工業用水道事業の現有給水能力や契約水量等の概要につきましては、(1)の表に記載のとおりであります。
 給水実績は(2)実績に記載のとおり、本年4月から8月までの実使用水量の合計は、6622万5000立方メートルで、前年同期と比べますと92.2%となっております。
 なお、契約水量に対する使用率は62.4%であります。
 次に、2水道事業であります。
 駿豆水道をはじめとする3つの水道事業の現有給水能力等につきましては、(1)の表に記載のとおりでございます。
 本年4月から8月までの実使用水量の合計は、(2)実績の表にありますとおり、3216万2000立方メートルで、前年同期と比べますと101.3%となっております。
 基本水量に対する使用率は50.2%であります。
 7ページを御覧ください。
 4浄水発生土の有効活用についてであります。
 浄水場において水道用水、工業用水を造る工程から発生する土砂は、これまで産業廃棄物として取り扱われており、毎年多額の処理費を必要としていました。
 企業局では今年度、関係機関と現場で立会い協議を重ねた結果、浄水場の施設改造と運用変更を行い、凝集剤投入後の土砂と一般土砂を完全に分別することを条件に、着水井に沈降した土砂を一般土砂として取り扱うことが可能となりました。
 この取組による直接的コスト削減効果は、年間約4300万円となる見込みでございます。
 浄水発生土の有効活用につきましては今後も引き続き検討し、さらなるコスト削減に取り組んでまいります。
 8ページをお開きください。
 5地域振興整備事業の取組状況についてであります。
 まず1藤枝高田工業団地につきましては、A工区は本年10月末に造成工事を終え、開発行為完了に向けた手続に着手いたします。本年4月から造成着手しているB工区とともに、計画どおり進捗しております。
 工事に当たっては、新工法の積極的な活用と施工の工夫により、周辺環境の保全とコスト縮減の両立を図っているところであり、引き続き令和3年度の引渡しに向けて事業に取り組んでまいります。
 次に、2富士大淵工業団地についてであります。
 令和2年9月4日に富士市との間で土地売買契約を締結いたしました。また造成工事につきましては、9月16日に木内建設株式会社と工事請負契約を締結したところであり、早期完了を目指し一日も早い造成工事の着手に向けて、工事業者と調整を進めてまいります。
 9ページを御覧ください。
 6富士山麓フロンティアパーク小山の分譲状況についてであります。
 昨年度までに、全10区画中8区画を分譲しておりましたが、今年度に入り新たに区画2−3の分譲契約を株式会社手原産業倉庫と締結し、9月4日に引渡しを行ったところであります。
 現在、進出企業9社のうち、操業中が1社、工場建設中が2社、残る6社が着工に向けた準備中であります。
 残り1区画につきましては、従来の手法にとらわれない新たな手法を駆使しまして、早期完売に向けて引き続き一丸となって取り組んでまいります。
 10ページをお開きください。
 7工業用地等開発可能性調査費補助金についてであります。
 今年度は、裾野市須山地区の基本調査と、牧之原市萩間地区の詳細調査について交付決定しているところでありますが、新たに菊川市から要望を受けて、9月8日付で六郷地区の基本調査についての補助金助成を採択いたしました。
 各地区の調査において、企業局土木職員による技術支援を行っており、事業化に向けて市町を支援してまいります。
 企業局といたしましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響で民間の投資意欲が減退し、雇用環境が悪化している今こそアフターコロナを見据え、企業局補助金を活用した開発候補地の掘り起こしと、多彩な造成方式による市町のニーズに合致した用地供給を積極的に進めてまいります。
 報告内容は以上でありますが、参考資料といたしまして最新の企業局情報発信Kリリースをお配りしていますので、企業局の取組の参考に御覧ください。
 私からの説明は以上でございます。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○田中企業局次長
 私からは、今議会に提出いたしました9月補正予算案及び権利の放棄について御説明申し上げます。
 初めに、9月補正予算案につきまして御説明申し上げます。
 お手元の議案31ページ、議案説明書73ページをお開きください。
 第106号議案「令和2年度静岡県工業用水道事業会計補正予算」であります。
債務負担行為の補正でありますが、柿田川工業用水道事業整備維持契約について、老朽化した中央処理装置の更新に当たり、トータルコストの縮減を図るため、更新工事及び維持管理を一括発注するビルドメンテナンスという方法で実施できるように、今年度から13か年度にわたる債務負担行為を設定するものであります。
 次に、議案33ページ、議案説明書74ページをお開きください。
 第107号議案「令和2年度静岡県水道事業会計補正予算」であります。
債務負担行為の補正でありますが、駿豆水道用水供給事業整備維持契約について、先に御説明申し上げました議案第106号の工業用水道事業会計補正予算と同様に、ビルドメンテナンスという方法で実施できるように、今年度から13か年度にわたる債務負担行為を設定するものであります。
 以上が、企業局の9月補正予算案の概要であります。
 続きまして、権利の放棄について御説明申し上げます。
議案81ページ、議案説明書98ページをお開きください。
 第128号議案「権利の放棄について」であります。これは、工業用水道の使用料に係る請求権及び違約金支払請求権のうち、回収が不能と認められる債権について、記載のとおり放棄するものであります。
 以上が、企業局が提出している9月補正予算案及び権利の放棄についての概要であります。
 私からの説明は以上であります。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

○藤曲委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これより質疑等に入ります。
なお、所管事務調査も併せて行います。
 では、発言願います。

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