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委員会会議録

質問文書

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平成28年9月定例会企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 卓也 議員
質疑・質問日:10/04/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○阿部委員
 それでは、一問一答方式で質問させていただきます。
 まず、議案108号のうち委員会説明資料によると3ページ及び15ページから17ページにあります「TOUKAI―0」総合支援事業費についてお聞きします。
 まず、先ほどほかの委員からも質問がありましたが、2つの区分のうち木造住宅耐震補強助成で、具体的な内容の確認をしたいんですが、この補正予算の要望をするに当たって、ターゲッティングをどのようにしたのか。これ「TOUKAI―0」の事業の進捗状況を見てくる中で、やはりおくれているところがはっきりしていたので、木造住宅だと思うんですけれど、今回のこの補正予算額を申請してきたターゲッティング、そのバックデータ等があれば示していただきたいと思います。
 それから、先ほど長田建築安全推進課長からPR看板を見せていただきました。ここは感想になりますが、ちょっとこれ小さくないかなと思います。ここでは大きく見えますけど、実際車で通り過ぎたりする場合は小さくて読み切れるのかなと。必ずしも道路沿いに建っていらっしゃる家ばっかりじゃないから、もっと大きくてもいいんじゃないかなというのと、ちょっと地味に感じました。もう少し目立つ色のほうがいいのではないかなと思いましたので、これは感想意見として申し上げておきます。

○長田建築安全推進課長
 今回、補正予算の対象としてどのような層をターゲットにしているかということです。
 実は今回、国の2次補正がございました。熊本地震では耐震性のない建築物が多く、旧耐震基準の住宅の被害が多かったことを受けて、耐震化を急がなければいけないということで30万円の増額補助を追加補正することが発表されました。
 これを受けて本県でも同様に30万円の上乗せを目指して、市町に15万円の要請をしながら、県として補正を行うことにいたしました。
 そういう意味でターゲットは、昭和56年以前の全ての建築物に対してということになります。

○阿部委員
 先ほどの5番委員の質問と答弁を聞いていて思ったんですが、市町で追加助成を検討する、もう3分の1と。
 今の御答弁だと国が決めるから県も一応という漠然としたやり方が「TOUKAI―0」の進捗を妨げてきている。だからもっときちんとターゲティングをして、なぜ耐震補強が進まなかったか。これは経済的な理由が一番大きいと思うんですが、その方々に対してどのように処置をして、またその方々が思い切って踏み切るかという判断を促す取り組みを一緒にしていってこそ、この補正予算を組む意味があると思うんですが、もう一度答弁を求めます。

○長田建築安全推進課長
 平成28年度に耐震改修促進計画を改正した際に、平成28年度当初予算の中で、特に耐震化が進まない高齢者の方々をターゲットとして、具体的に耐震化に進んでいただくために、相談員の方を派遣しようとか、あるいは耐震診断から耐震補強計画に移るときに、高齢者の方々は業者を選定しづらいということで、市町から資格者の団体に委託することによって申請される高齢者の方は市町に電話を1本することで、委託の補強計画に結びつけることができる新年度事業をやっております。
 そういったことを行いながら、4月の熊本地震を受けて、なおさら加速化していかなければいけないということで、タイミングとしましては、国の補正のタイミングに合わせてという形になりましたが、これはたまたまと言いましょうか、それがきっかけとなって県でも今回9月補正予算として計上させていただいたところでございます。

○阿部委員
 意見だけ申し上げておきます。
 今の長田建築安全推進課長の御答弁だと「TOUKAI―0」の進捗が進まなかったのを具体的にどうしていくかって、いろんな検証を今までしてきたはずだけれども、それに対する詰めがまだ甘いと僕には聞こえます。
 柳建築住宅局長、そのあたりをきちんとこの補正の措置をした後、どれだけの市町が上積みをして、上積みができなかった市町の理由は何か。その後、全県の中でどこの耐震化が進んでいないか、「TOUKAI―0」が進んでいないか。そういうことをきちんと検証して、来年度の新年度予算に反映をしていくぐらいの緻密さが必要。そういうことをぜひ期待します。

○柳建築住宅局長
 補足させていただきます。
 耐震化が進んでいない住宅は、具体的には木造住宅で21万戸ございます。そのうち高齢者のいる世帯は16万戸ということで、相当数の割合があると認識しています。
 今、委託の話をしましたけれど、それ以外に高齢者世帯をターゲットに個別訪問をして、耐震補強だけでなく防災ベッドとか住みかえを繰り返し説明しながら誘導しております。
 今回は、そういう人たちをターゲットにしてプラス15万円、市町もやってくれれば30万円になるんですけれども、そうすることによって、より加速されるのではないかと期待しております。
 それから、やはり熊本地震があったものですから今、無料の耐震診断の申し込みがふえております。今までも診断まではやってくれるんですけれども、その後に進まないところがありましたので、申し込みが1.3倍ほどふえているんですけれども、これを耐震補強まで何とか持っていきたいということで、そういう意味でもこの補正予算に期待しているところでございます。
 それから市町に対する割り増しの15万円の補助ですけれども、私どもも期待しているところで、今月から全ての市町の建築担当課長とヒアリングする予定でいます。電話だけではなく会ってうちの要望を伝えます。そして11月、12月の議会等に補正対応してもらえるようお願いする予定でもう日程も決まっております。

○阿部委員
 ありがとうございます。
 ぜひ実行に移していただきたいと思いますが、防災ベッドとか防災シェルターもセットで考えて、ここはシェルターで守る、ここは防災ベッドで守る。それで何らかの形で耐震化がされて、命を守れる体制を全県でつくっていくこと、それをぜひ心がけていただきたいと思います。これは建築住宅局長にとどまらず、くらし・環境部長以下くらし・環境部を挙げて、県民の命を守るということで、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。

 それから、もう1つの防災・減災強化資金です。これは中小企業者のホテルや旅館の耐震化ですね。この補正予算の施行によって、県内の該当するホテルのうち何%が耐震化できる予定なのか。具体的に数値をお示しいただきたいと思います。

○長田建築安全推進課長
 今回対象となる建築物は特定建築物といわれるものになりますが、所有者が融資対象となる中小企業に該当するかどうかの点がまだ不明確のため、具体的な数字が示せません。
 ただ、平成26年度末の公共建築物の耐震化率は95.8%まで進んでおります。これに対し民間のホテルや旅館を含む不特定多数の者が利用する建築物は70.8%でございます。耐震化が進んでおりませんので、平成32年度末95%の目標を達成するためには、ホテル、旅館の建築物に関しては、85%まで引き上げる必要があります。

○阿部委員
 わかりました。
 このホテルや旅館は、これから静岡県でオリンピックもございますが、安全・安心な観光地としてつくっていくために非常に必要なことですし、この対象になるところが、私の認識の中では伊豆半島に多いのかなと思っていますので、そのあたりを精緻に調べて、実行を促していただければと思います。

 次の質問に入ります。
 同じく地震関連で静岡県耐震改修促進計画の推進に関してです。今回の熊本地震を受けて、1つ確認をしたいことがございます。活断層のリスクについてであります。熊本地震でも活断層の直上の建物は非常に激しく壊れております。これに関して静岡県は、この活断層の直上部に対しての対応が危機管理部を含めてもございません。
 建築部門のくらし・環境部としての御認識をお聞きしたいんですが、今後どうするつもりか。
 具体的に言うと例えば徳島県では、徳島県南海トラフと巨大地震等に係る震災に強い社会づくり条例が2013年4月1日に施行されました。
中央構造線が徳島県を走っていますが、このエリアを特定活断層調査区域と指定して調査し、この調査区域内で多数の人が利用する建築物及び危険物を貯蔵する施設の新築、改築、移転等を行う場合には、県に届けなければいけない。また無届けや未調査、活断層の直上を避けない場合などは勧告公表の対象となる内容であります。
 これを全部紹介していると時間がなくなりますが、例えばアメリカのカリフォルニア州には活断層法という法律がありまして、土地の利用規制があったり、福岡市、横須賀市、兵庫県西宮市には同じように建築規制がございます。この活断層リスクについてどう考えるか、御認識を伺います。

○市川建築確認検査室長
 9番委員から御指摘のありました活断層上の建築物に対する対策につきましては、何らかの対策を検討する必要があると考えております。
 ただ、このためにはまず活断層の正確な位置を知ることが非常に重要であると考えておるところであります。
 現在、国に対しまして正確な活断層の位置の調査、それからあわせて法整備も含めた対策方針の確立につきまして要望しているところでございます。
 県としましても危機管理部と連携しまして、引き続き調査研究をしていきたいと考えております。

○阿部委員
 ぜひ、やっていただきたいと思いますが、これはとても大切なことだと思いますので、先ほど言ったように、1つの部だけではできないことだと思います。ほかの部とも連携をして、全庁を挙げてと思っていますが、これに関して木くらし・環境部長の所見を伺います。

○木くらし・環境部長
 いろいろ御指摘をいただいてありがとうございます。
 確かに活断層上の建物については、今回の熊本地震の被害を見れば、大変に大きな問題であると認識しています。
 ただ、断層がどこにあるのかといった問題もありまして、それは調査の段階でなかなか難しい問題があると聞いています。
 先ほど答弁しましたように、例えば富士川河口の断層とか以前に地震がありました北伊豆ですか、この辺の断層は知られていますけれども、実際は詳細に調査しなければわからないのが実情ではないかと思っています。それはやはり危機管理部と調整しながらしっかりした対応をとっていきたいと考えております。
 私も今回熊本地震を視察に行きましたけれども、改めて建物の倒壊は恐ろしいものと実感しました。そういった中でいろいろな耐震補強に関する助成制度、建築物に対しての支援制度を今回お諮りしておりますので、ぜひ通していただきまして、民間の住宅や建築物につきましては、しっかり支援できるようにしていきますので、御協力をお願いいたします。

○阿部委員
 ぜひ前に進めていただきたいと思います。
 先ほどの質問同様、県民の命を守っていく大切な、また安心・安全な県土をつくっていく大切なことだと思いますので、ぜひ前向きにスピーディーに進めていただきたいと思います。

 次の質問に入ります。
 山の日が祝日として施行されました。この祝日の趣旨は、御承知のように山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日とされています。これに関連して、静岡県は2月23日を富士山の日という形で定めていますが、お隣の長野県は信州山の日を定められたそうであります。
 その中で、長野県の山の日の内容を見ると、さまざまな体験メニューやイベント等を実施しています。
 ただ、夏休みに山の日があるのではもったいないなと。それをきちんとこの趣旨のとおり具現化できるといいなと思いまして、提案でございます。静岡県としては、別に夏にもう一度、山の日をつくれというわけではなくてですね、この山の日に合わせて登山とかトレッキングなどの体験はもちろんでございますが、このくらし・環境部としたら、ぜひ生態系の保全活動、ごみの不法投棄対策それから環境調査活動――これは多分、年間を通してやれる活動であります。そしてこの山の日にそういうものを発表する。また場合によっては、県民の皆様に不法投棄の現場を見ていただいて、一緒に県民運動として不法投棄をなくしていこうと。それから水を守っていこう、自然を守っていこうという機運を盛り上げていく。
 また、先ほど別の角度から出ていますが、野生鳥獣の食害も大きな意味で山の保全にかかわってくると思います。こういうものをくらし・環境部が中心となって、これからやっていくべきかと思いますが、所見を伺いたいと思います。
 ちなみに長野県の活動の中でとてもいいなと思ったのは、山の達人を募集して指定されています。キノコの達人とか、山の写真を撮る達人とか、山の文学を紹介する達人と。その人たちは達人に指定されたことで、とてもそれがうれしくて、そういう活動を無償に近い形で自分たちで講座を持って、県民の皆様に広げる。こういう活動こそ県民運動につながっていくと思いますが、あわせて所見を伺います。

○田中自然保護課長
 山には大気をつくりますとか、水を蓄え、あるいは豊富な養分を海に供給するとか、さまざまな機能がございます。山を守ることは、自然環境の循環サイクルの根幹を守ることで、大変大切な取り組みであると認識をしております。
 県では、そうした視点から、これまでも富士山の日を独自に制定いたしまして、そうした意識の啓発も進めてまいりましたけれども、県内には南アルプスを初めといたしまして、全域に山がたくさんある状況にございますので、こうした山の日が祝日に制定されたことを契機といたしまして、さらに山の恩恵を考えていく取り組みを進めていきたいと考えております。
 具体的には、これからにはなりますけれども、来年の山の日に向けまして、今、9番委員から御提案をいただきましたいろんなアイデアを参考にさせていただきながら、他部局と連携もいたしまして、県として積極的に取り組んでいきたいと考えております。

○阿部委員
 ありがとうございました。
 非常によどみのない答弁で、ぜひ来年に向けて進めていただきたいと思います。

 次の質問に入ります。
 有害鳥獣対策で1つ、これも提案でございます。 6月の委員会で私が質問しましたが、県立森林公園でイノシシの被害がありました。県立森林公園内は、鳥獣保護区で捕獲等ができないものですから、何とか対策がないものかといろいろ考えていたんです。そこで全国を調べてみると人間には聞こえないけれどイノシシの嫌う低周波と言うか、音響――音でイノシシとか鹿が入ってくるのを防ぐ装置があるそうです。こういうものをモデル地区として例えば県立森林公園ではどうか。被害がまたあってはいけないので、とにかく人の命にかかわること、また安心・安全をつくるための努力として、こういうことにも取り組むべきかと思いますが、所見を伺います。

○尾環境ふれあい課長
 イノシシ対策で音響装置を使用したらどうかという御質問です。
 県立森林公園ではことし3月に9人が襲われる事故がございました。また毎年のように芝生が掘り返されることもありまして、芝生広場4カ所を柵で囲うとか、あるいは注意喚起の看板を至るところにつける対策を施しているところでございます。
 音響に関する対策につきましては、今まで検討してきませんでした。しかし先ほど鳥獣保護区という御説明がございましたけれども、県立森林公園の中にはイノシシのほか、カモシカ、鹿、キツネ、タヌキ、それからムササビなどさまざまな動物がおりますし、バードウォッチングのメッカということで、たくさんの野鳥が飛来します。ムササビは珍しいものですから、夜間に観察会を開いて人気もございます。
 そういったいろいろな動物が集まる自然との共生施設でございますので、音を出すことによってそういった動物にどんな影響があるのかという懸念もありますので、研究させていただきたいと考えます。

○阿部委員
 ありがとうございました。
 ぜひ研究していただければ、検討してみていただければと思います。とにかく安全に対するたゆまぬ努力があってこそ公園管理者であるべきだと思いますので、重ねてお願い申し上げます。

 次の質問に入ります。
 交通安全対策と言うか交通安全運動について、県民運動をどう起こしていったらいいかという提案でございます。
 千葉県千葉市が2014年8月からスタートした新しい市民参加型の地域課題を解決する取り組みで、ちば市民協働レポート、略してちばレポというのがございます。
 これはどういうものかと言うと、クラウドを使って市民の皆さんが公園とか道路が損傷しているとか遊具が壊れているとかを見つけたら、スマートフォンでそれを撮影して、地図情報と一緒に市役所にレポートしてください、送ってくださいっていうシステムなんですね。
 これで市役所へ送られた情報は、クラウド上のサービスで一元的に管理されて、それぞれの課題に対する市役所の対応状況として、今受け付け済みですとか対応中ですとか対応済みですというのをウエブ上で閲覧ができるシステムであります。
 ここまでITも来たかということでありますが、千葉市がいち早く取り入れて、市民の皆さんがふだん自分が危ないと思うこと、道路のここが壊れているよと。これを市役所だけでやろうと思うと道路管理の方がずっと回ったりして、人件費もかかる、時間もかかる、見落とす。そういうことがあるのを市民の皆さんに協力してもらって、非常に好評だそうであります。
 これを静岡県で交通安全運動の県民参加型の形として導入してはどうかと。交通安全運動をやっていく中で危険箇所が必ずございます。公民館に行くと老人クラブがヒヤリしたところ、ハットしたところを警察の方が努力してシールを貼ったりしてありますが、そこだけの情報で終わってしまいます。ところがこのちばレポと同じようにクラウドに乗っけていけば、情報は共有され対策が講じられ検討していくという、前へ進んでいくシステムであります。
 これは私が調べた範囲では、もしかしたらそのまま使えるかもしれない、静岡県が応用できるかもしれないソフトでもあります。
 なので、くらし交通安全課としたら1つ研究をしてみて交通安全運動のモデル地区を決めてやってみたらどうかという提案でございます。
 これの期待される効果としたら、行政とか交通安全に対する県民の参画意識が向上するのは間違いないですし、またこれは交通基盤部でしょうとか、これは警察でしょうとか、市町でしょうという縄張り意識がなくなって、庁内連携が加速されるのではないかと思うんですが、ぜひ所見を伺いたい。

○大村くらし交通安全課長
 ちばレポの関係については、こちらで研究したいと思います。どのようないきさつで、どのような方法で、どういう経緯があっての採用なのか。
 また、千葉市イコール静岡県とはいかないと思いますが、新しいものを取り入れるという画期的な発想はとてもいいのではないかと個人的に感じます。
 よって、これが果たして交通安全運動だけに役立つものなのかどうなのかよく研究したいと思います。

○阿部委員
 ありがとうございます。ぜひ研究していただきたいと思います。
 また、大村くらし交通安全課長におかれましては警察御出身なので、警察は千葉県柏市に科学警察研究所があって、いろんなそういう新しい先端技術を導入して、国民の安心・安全をつくっていこうという努力もされておられます。柏市の小学校では、この研究所の方がつくられたソフトを交通安全教育や防犯教育に取り入れているようであります。先ほど来、私が言っている巻き込み型の運動をつくれる工夫をしていただければと思います。期待をしています。

 最後の質問をさせていただきます。
 女性活躍推進についてでございます。
 委員会説明資料10ページにございますが、この中でさくや姫サミット、これ私はとてもいいものだなと思ってまいりました。
 ただ、これについていつも私が残念に思っていたのは、「あざれあ」から出てこない。ずっと「あざれあ」でやっていると。「あざれあ」でやることが決して悪いとは言いませんが、男女共同参画センターだからっていうことがあるかもしれませんが、それでは先ほど来ほかの質問でも言っているように県民運動にならないと。
 NHKの来年の大河ドラマは「おんな城主直虎」、この前までやっていて大好評だったのは、「とと姉ちゃん」。NHK以外でも女性が主人公のドラマや国の施策を見ても、女性に活躍してもらおうという施策がいっぱい出てきています。そういう環境が整っているんだから、もっと町中でムーブメントを起こさなければだめだと私は思います。
 なので、例えばこういう活動を「あざれあ」だけではなくて、大型商業施設とか商店街とか駅とか図書館とか公園とか、あるいは農協の施設で農協の方が集まるところとか、農業者の方が集まるところとか、そういう工夫があってしかるべきと思いますが、所見を伺います。

○黒柳男女共同参画課長
 9番委員からなぜ、「あざれあ」ばかりで行うのかという御指摘がございましたけれども、静岡県の場合は東西に広いことで、どうしても中心的な場所ということになりますと静岡市での開催が多くなっているところでございます。
 確かに、県内各地での開催も非常に重要でございますので、今後の開催につきましては、そういった観点も取り入れていきたいと思っております。

○阿部委員
 ぜひ、そうしていただきたいと思います。
 今どれも研究しますとか前向きにやりますと、ここ二、三問ほど続けての御答弁をいただいたんですが、そうするだけのことはいつでもできますので、実際それを前へ出していく、そういう気持ちをもう一度、木くらし・環境部長にお聞きして終わりたいと思います。

○木くらし・環境部長
 本当に改めていろんな御指摘、提案をいただいていると思いますけれども、各課長も答弁しましたようにしっかりと研究したいと思います。

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