本会議会議録


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令和5年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:07/06/2023
会派名:自民改革会議


○落合委員
 一問一答方式で数点、ごく僅かでやりたいと思います。
 危機管理くらし環境委員会説明資料33ページ、9番委員からも質問していただきました脱炭素社会の実現に向けた取組について、中小企業等省エネ設備導入促進事業費補助金の関係です。
 6月27日に締め切られたとありますけれども、昨年度は8000万円ちょっと使われたと思うんですが、何件申請があったか昨年度の実績をまず教えていただきたいと思います。

○佐藤環境政策課長
 昨年度でございますが、申し訳ございません、件数の合計の数字までは把握してないんですけれども、約8400万円余の実績があったと承知しております。

○落合委員
 予算がいっぱいだということで、6月27日に締め切った。
 27日の朝インターネットで申込みをして、受け付けられたと思ったら電話がかかってきて、いっぱいだからとお断りされた。お昼にインターネットのほうがもう締め切りましたとなり、お昼に申し込んだ人は駄目だった。
 申込みをしたかったけど、ようやく書類が整って申請しようとしたら駄目だったというのが私の周りにも何件かありました。今年指導員もつけていただいて大分指導もしてくれました。前の日まで指導員が指導をしてくれてたんですね。本当に残念に思いますので、今9番委員が言ったように、私としてもぜひお願いをしたいなというところであります。
 3分の1補助と特別枠3分の2補助があり、実際のところ3分の2補助の申請が非常に多かったように思うんですが、その辺はある程度把握していますか。

○佐藤環境政策課長
 今年度の補助金につきましては、合計165件の申請がございました。そのうち3分の2の上乗せをした特別枠につきましては126件の申請がありました。

○落合委員
 ありがとうございます。
 今年は農協とかある程度規模が大きいところも申請できるようにしてくれたわけですよね。そのための特別枠だと私は思っていたが、みんな特別枠で申請している。
 ちょっとやりすぎかなと思いますので、補正予算でやっていただけるならその辺を少し考慮して、もっと広く、100何件ではなくて県内の事業所にできるだけ広く補助金を使ってもらえるよう修正していただけたらありがたいなと思います。

 次に、フロンのことで伺いたいと思います。
 フロンガスが、CO2の5,000倍温暖化に影響するということで前から私気になっているんですが、撤去したエアコンや冷蔵庫がフロンガスをそのまま放出しているんじゃないかと思うんです。
 どれくらい回収されて、どれだけ本来なら回収できるのに回収されていないか把握されていますか。

○佐藤環境政策課長
 3番委員御指摘のとおり、回収率についてはあまり芳しくないというデータがございます。国の発表によりますと全国のデータでございますが、平成30年度の回収率が約39%にとどまっています。
 これを受けまして、令和2年にフロン排出規制法が改正されまして、空調、冷凍冷蔵機器を廃棄する際には回収業者のフロンを回収したという引取りの証明書がないと廃棄できないと法改正されたところでございます。

○落合委員
 ありがとうございます。
 ただで持ってくからと言って持って行ったんだよというのが結構あるんですよ。
 私はCO2よりもフロンを何とかしないとこの温暖化は収まらないんじゃないかなと思います。ぜひ厳しくしていただきたい。
 回収した場合は必ず事業所の名前を書いて何キロ回収しましたと今届出しているのはちゃんとした登録業者だけなんですね。それ以外がいますし、廃品回収の人もいる。何とか取締りを厳しくしていただけるようお願いしたいと思います。要望でお願いします。

 もう1点質問したいのはPCBです。
 昭和40年代の蛍光灯がまだまだ使われています。ちょっと見ると、PCBが入ってるのがまだ結構残ってるんですよ。
 今PCBは一応国としての処分期限は終わってしまって、今年度県として2000万円ちょっと予算を見てますけども、どのような対応をしていくのか、この予算はどういう形で使われるのか教えていただきたいと思います。

○片山廃棄物リサイクル課長
 今3番委員からの質問で2000万円と伺ったんですけれども、当方でちょっとそういった数字を持っていないもんですから、そこをもう一度確認したいと思います。よろしくお願いします。

○落合委員
 事業概要の50ページの真ん中ら辺に、イ循環型社会の構築、その一番下にPCB廃棄物適正処理推進関連事業費、今年度2350万円と載っております。

○片山廃棄物リサイクル課長
 この事業費は、県有施設にもPCBを保管している施設がございますので、これを適正に処理する費用をここに計上しています。

○落合委員
 それでは、先ほど言いました蛍光灯の安定器にまだPCBが入っている場合は、どのような対応をしたらいいですか。

○片山廃棄物リサイクル課長
 高濃度の蛍光灯の安定器でございますが、既に法定の処理期限は過ぎております。現在のところそういった事例がない、報告がない状況でございます。
 もしそういったものがあった場合でございますが、処理施設であるジェスコという施設も順次閉鎖していく動きになっておりますので、事業者にすぐに処分の手続を進めるよう指導してまいります。

○落合委員
 それでは、実際見つけた場合はその事業者を介して県へ報告すればいいですか。

○片山廃棄物リサイクル課長
 そういったものがあると分かったときには、県や政令市の担当課に知らせて指導を仰ぐことになります。

○落合委員
 今までは補助金があったのである程度少ない費用で処分できたんですが、今後はどのようになりますか。

○片山廃棄物リサイクル課長
 まず指導しても処分できない場合でございますが、代執行を行うことが考えられます。
 あと中小企業の場合でございますけれども、処分にかかる費用の助成等があります。

○落合委員
 どれぐらい補助があるのか、また後でいいですから教えてください。
 商店とか本当に零細な会社関係は、まだ昭和40年代、50年代初めの建物が残っています。そこに照明器具がついている。明らかにPCBが入っていると分かるものがあるんですよ。
 そういう人たちにどのようにしたらいいかある程度アドバイスしなければいけないと思いますのでよろしくお願いします。以上で終わります。

○佐藤環境政策課長
 申し訳ございません。先ほどの御質問の中で、昨年度の中小企業等省エネ設備導入促進事業費補助金の金額について、私から8400万円と申し上げましたが、事務費が一部含まれておりまして補助金としては7795万円でございました。
 かつ件数についても69件ということでしたのでおわびして訂正させていただきます。

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