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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:03/03/2015
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 資料をいただきましてありがとうございました。ようやく私が質疑をしたいところにたどり着いたので質疑をさせていただいてよろしいですか。
 いただいた資料で内訳もわかったわけですが、改めて総合教育会議の設置に関してお伺いしたいことがありますので、端的に聞きますから端的にお答えいただければありがたいなと思います。
 まず、この総合教育会議の設置ということで、この説明からいくと単なる事務局として会の運営、開催の運営をつかさどるだけということでしょうが、あえて聞きます。
 今回、教育長の任命の議案が出されました。木桂藏さんという方であります。
 文化・観光部長もしくは現時点では総務企画課になるかと思いますが、この方に会ったまたは会う予定はありますか。以上です。

○伊藤文化・観光部長
 総合教育会議につきましては大きな制度改正と思っておりますし、これから本県の教育をよりよい方向に持っていくために非常に重要な会議と考えております。教育委員会と連携しながら総合教育会議が設置されます文化・観光部としても取り組んでいかないといけない、こういう思いでございます。まだ議決前でございますけれども、当然総合教育会議の開催はこちらで担当してまいりますし、そういう面では新しい教育長とも十分連携を図りながら進めていく必要があろうかと思います。そういうことで折を見て新しい教育長ともお会いしてお話をしないといけないと考えているところでございます。以上でございます。

○中沢(公)委員
 はい、わかりました。
 今回のこの総合教育会議の設置について、委員会説明資料8ページの下の図がまだ手探り感は否めないわけであります。これがどういう形で現場に対していい効果が発揮されるのかというところがちょっとまだ見えないところもあったり、運営そのものも見えないところがあるのでここをお聞きしたいと思います。
 まず、この地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践委員会(仮称)は各界の有識者で構成とあります。これは何人ぐらいの構成を考えていますか。以上です。

○望月総務企画課長
 地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践委員会(仮称)の委員候補についてでございます。
 ただいま人選等の事務手続を行っておりますが、現在は十五、六名の候補者を列挙しているところでございます。最終的に何名になるかはこれからのことでございますので未定でございます。

○中沢(公)委員
 その15人前後の関係者の方の中に現場の教員または教員出身者が入る予定がありますか。

○望月総務企画課長
 学校教育関係者も入ることになろうかと思います。以上です。

○中沢(公)委員
 それは何人程度ですか。

○望月総務企画課長
 現在、候補に挙がっているのは2名でございます。以上です。

○中沢(公)委員
 2名ですね。
 ここで意見も言いながら質問させていただきます。
 この新制度の中で、今言った実践委員会が知事に意見を言います。意見をされた知事が総合教育会議で知事並びに教育委員会のメンバーで協議調整を行って、それぞれのところに指示を出すという構図になっているわけです。
 この総合教育会議を見ると、知事と教育委員会ということでこの中に教育長も入るわけですが、今回の上程された方は教育現場の出身者の方ではありませんので、この総合教育会議の中には現場の教員関係者はゼロ人ということになろうかと思うんです。そうすると現場の教員の意見を反映するべき、もしくはその人たちの意見も賜らなければいけない話を仮定すると、この実践委員会のメンバーの中にある程度いるべきであると。
 私の意見としては、そこには義務教育関係者、高校教育関係者、それと特別支援教育関係者、さらには私学の関係者、こうしたメンバーがいるべきではないかなと。各界の有識者というと聞こえがいいんですけど、どうせ責任所在のはっきりしないメンバーでしょうからそういう意味では現場の教員がきちっとこのメンバーに入ることは極めて重要なことではないかなと思います。
 今の私の意見を踏まえて質問しますが、この2名というのはどういう教員の関係者ですか。

○望月総務企画課長
 現時点で候補に挙がっている方々につきましては、私学関係の方、また義務教育関係の方でございます。

○中沢(公)委員
 はい、わかりました。
 改めてもう一度言いますが、義務教育、高校教育、特別支援教育、私学というメンバーをそろえたほうがいいんではないかなと思いますが、この任命というのはそもそも誰がされるんでしょうか。

○望月総務企画課長
 最終的には知事が選任することになろうかと思います。以上です。

○中沢(公)委員
 1つ懸念だけ申しておきます。この実践委員会の部分と、総合教育会議のメンバーが仮にもし知事に対する御用聞きのようなメンバーだけ、仲よしクラブのようなメンバーだけになったときに、本当に教育現場の統治が発揮できるのか、また教育現場でそうした気のきいた意見が反映できるのかということが懐疑的にならざるを得ない部分があります。
 昔、安倍総理という方がいて、おなかを壊してやめちゃったときに仲よし内閣だなんてやゆされて、どこの会議に行ってもメンバーが仲間ばっかりで仲よしクラブじゃないかという批判を世間から受けた記憶があります。そうしたことにならないように知事が任命して自分の言うことを聞くメンバーが実践委員会にいて、そしてプロパーの教育現場の人間がいない総合教育会議でやるというと、その懸念は払拭できないんじゃないかなと思っています。
 そして、この議案に出されている木さんも、この方がいいとか悪いとかという意見ではなくて、この方が現場の出身者じゃないので現場の統治力という懸念は残るんではないかなと思っています。その部分でこの総合教育会議の事務局として運営される皆様方におかれましては、極めて重要なセクションではなかろうかと思っています。そして、その新しい制度にのっとってこういうことが行われていくことは、とりもなおさず子供たちのためであって、子供たちの未来の教育における静岡県の教育の改革であって、その改革が正しければいいというものではなくて、現場になじまなければ意味もないということがあって非常に難しい問題を抱えると思うんです。そのことをぜひ踏まえた運営にしていただきたいと思います。

 最後に1つだけわかりきっていることをあえて聞きますが、こういう体制の中で、目的の中に地域の教育の課題やあるべき姿を共有して、より一層民意を反映した教育行政の推進を図ると書かれていて、この総合教育会議のところに並んで私学振興課もあるわけです。
 私学に対する影響というのは今まではなかったわけですね、助成費を出しているだけですから。私学もある意味では地域の教育を担っている重要な場所でありますが、私学に対するさまざまな影響力を持てる会議になりますか、なりませんか。

○伊藤文化・観光部長 
 県内におきましては、私学においてはそれぞれの特色ある理念を持ちながら教育をしていただいております。ただ教育につきましては、社会総がかり、地域全体で教育を担っていくということが重要になってきておりますので、先ほどの地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践委員会(仮称)については私学関係者も入っていただきたいと考えております。
 そういった意味で総合教育会議の中で教育全体をどういう方向に持っていったら子供たちにとってよりよい教育環境が保てるのか、もしくは向上させていけるのかという視点で各方面の御意見を伺うこととしております。そういったものがここにありますように教育委員会のみならず、知事部局なり関係部局を通じていろんなところによりよい効果が発揮できるよう、反映させていくつもりでおります。以上でございます。

○中沢(公)委員
 いずれにしても、子供たちまたは教育現場や学校等が置き去りになるような会議だったり改革だったりにならない配慮をお願いしたいなと。あくまでも子供たちや学校現場に教育のあるべき姿がきっちりと反映されていく、浮世話のようなものにならないようにお願いしたいと思います。以上です。

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