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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年12月定例会企画委員会 質疑・質問
質疑・質問者:赤堀 佐代子 議員
質疑・質問日:12/14/2009
会派名:自民改革会議


○赤堀委員
 何点かよろしくお願いいたします。
 ただいまも7番委員から、また先ほども出ましたが、事業仕分けで私ちょっとわからないので教えていただきたいんですけど、この仕分け人の人たちは公募だったんでしょうか。それとも何か特殊な人たちだったのか、その辺を教えてください。
 それはなぜかというと、行政側が検討して思いを入れてこの予算をつくっているにもかかわらず、そこら辺がわかっていない方が、こう切り捨てちゃうっていうか、そういうことがここの委員会の関係だけでなくほかの事業にも感じられました。それぞれの事業は各市町から要望が上がってきたものを、皆さんは大事に思って上げてくださったこの事業を、やっぱり公募の仕分け人だとそういうことも起こるのかなと思います。
 その辺全体を通しての思いというか、すごくよかったのか、やっぱりこれからはこういう形にしていきたいなという希望的なものがあるのか、その辺をお聞かせください。

 それからふじのくに交流団のことです。
 毎回本当に大勢の人が参加してくださっていますが、その事後の活用という点で、今までにあの時点で商談というか企業誘致が成立したとか、そういうものがあったでしょうか。または今進展しているものがあるのか、そういったことについてお聞かせください。

 それから少子化対策についても、先ほどから皆さんいろいろ出ました。まず若い人たちに結婚してもらわなくては子供がふえないわけですが、統計をとってみるとその若い人たちのもう半分以上が結婚したくないということです。さっきも質問の中で婚外子のことが出されましたが、私はショックでございます。私くらいの年齢の人はきっとそうだと思います。確かに子供が少なくなってくるということは社会が滅びていくことにつながりますので、これから本当に高齢社会を迎えたときにだれが支えるんだということになると、そういうことも考えなくちゃならないのかなとは思いますが、やっぱり私の年齢より上の人は、非常に拒否反応を示すんじゃないかなと思います。皆さんの中でもそういう人もいらっしゃると思います。
 そこで、そんな状況に到達させないような方策をまずやっていただきたい。先ほどからいろんな出会いの場をつくったらどうかという話も出てます。これは仕掛け人でございます。行政側が仕掛けると、とかくかたいもんですから意外に人が集まらない。私の知ってる議員さんで大変ユニークな方がいらっしゃって、そういう出会いの場をやっているのですが、かなり大勢の人が集まってくるそうです。ですからそういった人たちの意見も聞いて進めるといいんじゃないかなと思います。
 県として特に少子化対策に優先順位をつけるとしたら、どのことに一番力を入れようとしているのかお聞かせください。

 それから核燃料税のことですけれども、皆さんの大変な御努力により、原発から10キロメートル圏内の住民の安心・安全につながるということで非常に喜んでおります。努力が報われたということで本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。
 この費用は色がついてませんので、県のほうでも空港関連それからその地域の緊急避難道としても、しっかりと早期のうちに整備する、せっかくいい事業でも何年も何年もかけていると評価が非常に低くなってしまいます。ですから早いうちにしっかりとしたものをつくっていただけたら、ありがたいなと思います。以上でございます。

○小関総務室長
 事業仕分けの仕分け人の公募についてでありますが、1つの班が6名で構成されており、それが3班、1日18名の仕分け人で実施されました。その中でコーディネーターなど主な方は、仕分けをやっている構想日本という民間団体の方であります。それ以外については6名の比率など詳細はわかりませんが、おおむね公募ということで理解しております。以上です。

○松井空港利用推進室長
 ふじのくに交流団の成果についてのお尋ねでございます。
 ふじのくに交流団につきましては、平成19年度から鹿児島県等を皮切りにして実施しておりまして、議員御指摘のその結果に基づいて企業誘致が成立したという事実は認識してございませんが、特に産業界での交流が活発になってきております。例えば平成20年11月に静岡県の商工会議所連合会と鹿児島県の商工会連合会が産業交流促進に向けた提言書を締結してございます。さらに具体的な動きとしては、静岡市の呉服町名店街と鹿児島市の天文館商店街、こちらの2つの商店街が今後さまざまな交流をしていきましょうという提携盟約書というのを交わしてございます。
 さらに今年度につきましては、9月に熊本県、福岡県をお訪ねしましたが、これを受けまして、ことしの10月には熊本県から経済界の方々に静岡県へおいでいただき、産業交流セミナーを開催してございます。それからさらに今月12月には、熊本県の経済同友会の方に静岡県を訪れていただいて、県の工業技術研究所あるいはタミヤ等を視察していただきまして、今後の交流拡大について意見交換をしようと、そんな動きが出てございます。
 それから前後しますが、福岡県につきましては、10月に福岡県の商工会議所の会頭初めコンベンションセンターの方々に静岡県をお訪ねいただいて、意見交換をするとともに浜松市のモザイカルチャー等を視察していただいております。このような動きが生じております。以上でございます。

○伊藤企画調整局長
 少子化対策に関して県としての優先順位ということでございますが、子育てに関してはいろいろ厳しい状況がございますので、とにかくできることから取り組んでいく必要があると考えております。
 そうした中で今回の次世代育成プランにおきましては、少子化対策のさまざまな施策を実施している関係の31課室でワーキンググループを構成しまして検討を行っております。
 そうした中で、従来7つの柱だったのを、1つ保育サービスの充実ということをふやしています。やはり保育所に関しましてはいろいろ課題が発生していて、これは早期に対応すべきだろうということです。そのほかの施策として、従来にも増して新しく出てきていますのが若者の自立支援ということで、景気が非常に悪化している中で若者が就職する、働いて収入を得る、そういった根本的な課題があるだろうと、こういったものも少子化対策の一環としてもやはりきちんと対応していくべきだろうと上げております。
 ただ少子化につきましては、子供が成長すると教育の問題から医療の問題からさまざまな問題がありますので、どれをとってもおくれていいというものは見当たりませんので、とにかく限られた予算の中で、できるものから率先して取り組んでいくというような姿勢で考えております。

 次に、核燃料税でございますけれども、平成22年度以降の核燃料税につきましては、10%から13%へ税率を上げていただけるという内諾を中部電力からいただきましたので、今議会におきまして総務部から議案としてお諮りしている状況にございます。そういう状況もございますので、周辺地域の発展を図るために県が行う広域事業への充当や、国から配分されている電源三法交付金の状況等含め、また地元の意向なども当然踏まえて、できるだけ早期に対応を図っていけるよう検討してまいりたいと思っております。

○赤堀委員
 ありがとうございました。
 仕分けのことでまだ答弁いただいてないのがありますけれども、見ますと本当にこれ民間でやっていけるのかなって感じます。2ページのエアポートセールス推進事業費と空港需要拡大事業費は廃止になってますよね。民間委託するなど見直しを行った上でということでありますけれども、これは民間ではどうなのかなって私は思いますが、その辺は大丈夫だよって言えるのか。あくまで仕分けは仕分けで、自分たちの思いを貫くものもあるだろうと思いますので、その辺を聞かせてください。仕分けをやってみて反省すべき点も多々あると思いますので、言いにくい部分もあるかと思いますが、差し支えない程度でお聞かせください。

 それから少子化対策ですけれども、できることからやるということですが、まずその中で予算的にもこれぐらいの予算ならできるということがあると思いますので、それを聞かせてください。

 ふじのくに交流団のことですけれども、九州のほうとはいろんな交流が始まっていて、商工会を通じて成果が上がってるなということを感じます。これまでずっと東京でやっていましたが、そちらの状況はどうなっているのか、ちょっと教えてください。以上です。

○岩瀬企画部長
 事業仕分けの関係で、先ほど総務室長から答弁を申し上げましたが、仕分け人につきましては、1班6名のうちコーディネーターと構想日本の仕分け人が3名、残りの3名が県民委員ということで、県民委員が3日間でのべ27名ほどいたわけでございます。
 あそこで行っている議論は、本来我々が予算を要求していく段階で当然行ってるわけでございますけれども、それを外の方に入っていただいて、また別の視点で見ていただいて、いろいろ御意見をいただいたということについては非常に貴重であったと思っております。
 私どもの反省すべき点としては、もう少ししっかり説明できるように、資料も説明の仕方も少し考える必要があったかなということでございますけれども、同時に必要なものについては、また組み立ててしっかり説明をしてお願いをしていきたいなというのが、私どもの今の感想でございます。

 それから、少子化対策はここにいろんな施策がございますけれども、何が大事かということですと、やはり先ほど局長が答弁しましたように全部大事だと思っているわけでございます。
 ただ私ども自分の経験から言いましても、子育てを何らかの格好で支援をしてもらえるシステム――地域で支援をしている場合もございますし、御家族の方が支援をしてくれる場合もありますし、保育所があったり、保育ママがあったり、放課後児童クラブがあったりと、何かあったときに孤立することなく何らかの形で支援をしてもらえる体制をつくっていくというのが、お子さんを産んで子育てをするときに一番大事なことかなと思っています。ですので、そういった施策も中にちりばめながら計画をつくっていきたいと思っています。

 それから、ふじのくに交流団につきましては石川とか熊本、福岡へ飛んで、そこでいろいろ事業もやってるわけでございますが、一方東京でやっておりますふじのくに交流会は、どちらかというと静岡県にゆかりのある方にお集まりをいただいて、そこでいろんな県の情報をお知らせし、県のことを知っていただいていろいろ御支援をいただく、つまり静岡県はこんなことを考えてますので、少しいろいろなノウハウを教えていただきたいとか、知恵も貸してくださいとかいうことを、県にゆかりの有識者の方においでいただいて情報交換するということを主な目的にしております。
 したがって、そこから事業が始まる場合もございますけれども、今、就航先といろんな団体を組みながらやっている交流団のほうとはちょっと目的が違いますので、その辺は御理解いただければと思います。

○松井空港利用推進室長
 事業仕分けについて、エアポートセールス推進事業費と空港需要拡大事業費は本当に民間委託で大丈夫なのかというお尋ねかと思いますが、この2つの事業につきましては、類似項目もあることから2つの事業を一たん廃止いたしまして、それをあわせて富士山静岡空港交流拡大推進事業費という新しい事業を再構築したところでございます。
 事業の内容につきましては、議員御指摘のとおり、いわゆる航空会社等への交渉事は民間委託になじみませんので、従前どおり県がイニシアチブをとって実施して行きたいと思います。
 それからPR等いわゆるプロモーション活動については、広告代理店等民間のノウハウを活用することが得策かと思いますので、事業の内容を峻別して民間委託できる部分については民間委託をするという方向で事業の見直しを行ってまいります。以上でございます。

○赤堀委員
 ありがとうございました。
 この企画部だけで少子化対策というのは大変難しいと思います。子供を産みたくないという統計の数字を見たときは愕然としたんですけれども、もとをただせば家庭教育あるいは学校教育にもあると思うんです。結婚が何で大切なのか、子供を産むことが何で大切なのかということを、その原点である家庭でしっかり教えていない、学校教育の中でもそうなっていないことが、こんなふうになっていっちゃうのかな、その辺が問題じゃないかなと思いますので、そういうところもぜひ働きかけをしていただきたい。要望でございます。以上でございます。

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