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委員会会議録

質問文書

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令和元年12月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:12/17/2019
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 それでは、一問一答方式でお願いいたします。
 まず最初に、第165号議案「静岡県手数料徴収条例の一部を改正する条例」についてお尋ねします。
 建築士法等の改正によって条例改正があるようですけれども、県下において二級建築士及び木造建築士の免許を保有する県民の数を教えていただければと思います。

○平松住まいづくり課長
 申しわけございません。今、手持ち資料はございません。

○竹内委員
 条例を改正して免許の手数料が5,100円、そして試験手数料で600円値段が上がるわけであって、その分母の数字がわかってなくてよく条例を出しますね。

○平松住まいづくり課長
 現在、二級建築士、木造建築士を取得されている方につきましては今回の条例の適用はございません。新たに試験する方の試験手数料、もしくは試験に合格された方の登録手数料になります。

○竹内委員
 失礼いたしました。では現行で二級建築士を持っていらっしゃる方は、次の更新のときにはお金がかかるという意味ですか。

○平松住まいづくり課長
 二級建築士、木造建築士につきましては更新がございません。

○竹内委員
 わかりました。済みません、私のほうが勉強不足で失礼いたしました。

 次に、芝生文化創造プロジェクトの取り組みについて先ほど5番委員から質問がありましたが、芝草研究所の新しい芝種、日陰に強い等の回答をいただきましたけれど、平米単価は既存の芝生より高くなるんですか。

○河合環境ふれあい課長
 単価につきまして、皆様御存じの芝生は30センチ角ぐらいの張り芝といいまして、ぺたぺた張っていくのが基本的でかなりお金がかかります。
 先ほど申し上げました新しい芝生は、小さい芝のポットを子供たちが自力でできるような形で穴を掘ってグラウンドに50センチ間隔で植えていくものです。材料費はかかりますが、施工になりませんので基本的には安くなります。

○竹内委員
 すばらしいですね。
 そうすると、その普及で、県が所管している高等学校、特別支援学校等々に来年度に向けてどのような取り組みをされるんですか。

○河合環境ふれあい課長
 我々は、いわゆる緑化工事ではなくてそういった安く住民参加型で芝生をふやしていくプロジェクトを進めてまいりました。
 工事を何ヘクタールしましょうという整備計画は現在持っておりませんが、緑化推進計画の中に芝生化の目標数値として芝生が適切に管理された園庭、校庭の数を令和3年度までに25カ所にふやすのが1つございます。
 それともう1つ、複数の園庭、校庭に芝生を導入している市町の数も令和9年度に向けて35市町全てにしようという指標を持っております。

○竹内委員
 そんなにすばらしいものを環境ふれあい課でつくったんですから、ぜひ隣の建物にある教育委員会に情報提供していただいて、少なくとも県が所管している公立のところから、何らかの手法を使って広めていただくことを要望したいと思います。

 それでは、リニア問題に関して質問させていただきます。
 年の瀬で、あと2週間でことしも終わります。改めて1年を振り返りながら質問します。
 まず1点ですが、初夏6月にリニア中央新幹線建設促進期成同盟会へ県が入会希望を出されています。
 改めてお尋ねしますけれど、今でも期成同盟会に我が静岡県は入会したいと思っていらっしゃるのかお伺いします。

○田島くらし・環境部参事
 この問題については前回の当委員会でも御説明したんですけれども、リニア中央新幹線建設促進期成同盟会の会長であります愛知県知事に申請書を出してありまして、そちらの判断を待っている状況でございます。

○竹内委員
 あえて1度した質問をさせていただきます。それから数カ月たっていますけれども、大村愛知県知事に対してこの件で再度の要請、あるいは待つだけでなく何らかの行動をされているのかどうかお尋ねします。

○田島くらし・環境部参事
 こちらからは特にそういった働きかけはしてございません。

○竹内委員
 思いつきで期成同盟会に入りたかったともとれますので、言いだしたのならそれなりの行動を継続してやるのも行政として当然のことだと思います。これは要望とします。

 続きまして、これも初夏のころの知事の発言である地域振興策について、当委員会はこの言葉でいっぱいでした。
 改めて、さまざまな議論を重ねているJR東海との間で、最近地域振興策について意見交換されたかどうかお尋ね申し上げます。

○服部自然保護課長
 現在、生物多様性部会、地質構造・水資源部会でそれぞれの環境問題に関してJR東海と話を詰めておりますけれども、地域振興策に関して何か具体的な話を進めてきていることはございません。

○竹内委員
 別に知事のことを悪く言うわけじゃないんですけれど、交渉事はある程度一貫性、継続性を持ってやっていかないといけないと思っています。特に交渉相手――期成同盟会であったら愛知県知事、あるいは地域振興策であったらJR東海の上層部――に頻繁に会っていないならば一過性で終わらない、発言は慎んでもらって継続性を重視した交渉に当たるべきだと思います。これも要望とします。一過性で終わらない交渉にしていただきたいと思います。

 続きまして、先ほど3番委員からもありましたけれども、他省庁との枠組みに関してです。
 我が会派の代表質問に対して知事は、大井川流域の複数の市町長から、国土交通省の審議官に環境省や農林水産省も新たな枠組みに加わってほしいとの意見を伝えたと聞いている、承っていると。また我が静岡県出身の国会議員の皆様へリニア工事の状況を説明したときにも、関連する省庁にも加わっていただき協議すべきであるとの御意見をいただいたと。今後関連する省庁が参加する新たな枠組みにおいて交通整理をしていただいた上で、専門部会において引き続き対応するものと思っております。
 改めてお尋ねしますけれど、他省庁を巻き込む巻き込まない、あるいは意見を聞きたいと言った張本人である県はこの件についてどういう汗をかいたんですか、お尋ねします。

○織部環境局長
 他省庁の参加につきましては、10月24日に事務次官等が知事のところにお見えになった際に明確にお伝えしてございます。

○竹内委員
 県庁より数十倍も大きな官僚組織ですから、県はそう思ったならばそれなりの活動を環境省なり農林水産省なり、東京事務所もあるわけですからやるべきことをやってから他者を批判するべきだと思います。それぐらいの行動を期待しています。

 それから、そのときの後半の答弁の中に、いつもこれは知事あるいは部局が言いますけれど、リニア中央新幹線整備と大井川の水資源や南アルプスの自然環境の保全との両立に向け、県議会のお力添えをいただきながら県民の皆様の不安を払拭できるよう全力で取り組んでいると。大井川の水資源や南アルプスの自然環境保全に関しては、一生懸命に努力されていると思っています。
 改めてお尋ねします。リニア中央新幹線整備について、どのように全力で取り組んでいるのかお尋ね申し上げます。

○織部環境局長
 県では難波副知事がトップの中央新幹線対策本部を設け、環境問題にかかわることだけではなくて整備促進についても所管事項となっております。

○竹内委員
 多くの県民に理解していただくためには、その両立を図るという言葉はきれいですけれども、先ほど来申し上げているようにどういう行動をしていくかが一番両者にとって大事だと思っています。ぜひ両立を図るためにできる努力を最大限に頑張っていただきたいと思っています。

 昨年8月9日に、難波副知事――静岡県中央新幹線対策本部長の名前でJR東海に対して、大井川利水関係協議会の設立についての中でJR東海が関係利水者及び市町と個別に交渉等を行うことは御遠慮くださるようお願い申し上げますと。その前段の文章では、窓口である新幹線対策本部で行うから御遠慮くださるようお願い申し上げますと出ています。
 先般、国土交通省からJR東海との意見交換の中で、地域との信頼回復に向けて全力でやるべきだと、JR東海に対して行動を起こしてほしいと助言されたと聞いていますが、この文章があるからJR東海は市町と連絡、あるいは面談や面会を差し控えたという発言も報道で出ております。
 改めてお尋ねします。この書類が出てから1年半の間に状況も若干変わって、よく変わっているのか悪く変わっているのかわかりませんけれども、JR東海が個別に交渉等を行うことは今でも遠慮すべきだと考えているのかお尋ね申し上げます。

○織部環境局長
 この通知を出した8月9日は、まだ全量を戻すことを表明する前の時点でございます。その意見は平成26年の準備書に対する知事意見の中で述べております。全量戻すことがまだ表明されてない段階で、個別に各市町に説明するのは控えてほしいという依頼があってこういう文書を出しました。その後10月に表明があって、専門部会で対話が進んでいるものですから、状況は変わってきていると理解しております。

○竹内委員
 先般、流域の市町長さんがそれぞれの意見をまとめて、個別には交渉しないと発言されていますが、私のところへ連絡がある市町は、単独で交渉しないけれども面会や面談、表敬に関しては受けてどう思うかと相談がありました。
 今、織部局長からあったように状況は若干異なっていますので、交渉は別として表敬、あるいは面会や面談程度のことだったら県が一々それぞれの首長である方々に対して指導する、あるいは通達を出す必要がないと思っています。交渉以外だったら別に問題ないということでよろしいでしょうか。

○織部環境局長
 基本的には各自治体の首長さん等の御判断によるかと思います。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 それぞれの首長が、責任を持って行動して市民、町民のために何ができるかを限界に向けて頑張ると。それが地方創生の原理原則だと思っていますので、私も織部さんの考え方に賛成です。

 それでは、当委員会に向けて一覧表をつくっていただきました、引き続き対話を要する事項のJR東海の検討状況についてお尋ねしたいと思っています。
 さまざまな問題、なかなか重い事項が多いですけれども、この中で丸がついている8番、9番、10番はJR東海の回答が戻ってきたということでしょうか。この表の見方についてお尋ねしたいと思います。

○前島水利用課長
 お手元の資料のA3縦版につきましては、A4でまとめた引き続き対話を要する事項をナンバリングし表にしたものでございます。
 そのうち全量の戻し方の丸がついている8番、9番、10番につきましては、10月4日の意見交換のときにJR東海から説明のあった項目でございます。そのときのJR東海の検討状況は、最下段にあります3項目は別段で整理させていただいております。

○竹内委員
 そうすると、意見交換はオープンな場でやっているわけじゃなくて実務者間で、書類をJR東海の担当者が持ってきてそれを難波副知事なり織部局長なりがお受けになられたと。オープンではなくて書類を承ったということでよろしいですね。
 オープン、オープンとよく知事が言うから、そういうのもオープンでやっているかどうかを聞いてみたいと思ってお聞きしたんですけれど。

○前島水利用課長
 10月4日の意見交換も公開で行っておりますし、議事録もホームページに掲載しております。

○竹内委員
 我が会派の調査によると、JR東海側からは10月18日に21項目、11月11日に16項目、県側が受けてくれるくれないは別として、県に提出していると承っていますけれども、その点についていかがですか。

○前島水利用課長
 JR東海の静岡工事事務所経由で回答つきの資料は県にありましたけれども、それは正式なものとして今のところはまだ受け取ってございません。

○竹内委員
 正式かどうかとは何か、判こがあるかないかなんでしょうか。何をもって正式、正式ではないというのでしょうか。

○前島水利用課長
 資料の送付のとき、県からは本部長名でJR東海の副社長宛ての鑑文書等をつけております。また逆に、JR東海から静岡県に送付されるときにも同様に、副社長から本部長宛て、副知事にですけれども、そちらの文書がついております。
 そういった公文書がついていない資料ということであります。

○竹内委員
 では、JR東海が言う21項目と16項目、37項目は県に戻しているというのは間違いだということでよろしいですか。

○前島水利用課長
 21項目、16項目についての説明が付されたものは、送付があったということであります。

○竹内委員
 もう1回聞きます。JR東海側は21項目と16項目を一応、内容は別として県に提出してあると言っていますけれども、その認識は間違っていますか。

○前島水利用課長
 事務局に提出はございました。

○竹内委員
 その37項目の回答については、出したと言われる3項目ですらなかなかいい評価を県としてはしていない。47項目で出ているのが3つだけという表現と47項目中の37項目は曲がりなりにも出ているというのでは全然イメージが違うと思います。
 公文書ではないけれど事務局で受けたなら、正式の文書を早く出してくださいねとか37項目を公式な文書で早く出してくださいとか、1回出してあるわけですから、11月11日以降JR東海に対してどういう行動をされたんですか。

○前島水利用課長
 JR東海には、その資料に基づいて専門部会を開催するに足り得るかどうか、この内容でいいのかどうか事務方として確認しております。
 それに対して、公の場で行われる専門部会で説明する内容、要は熟度が高まった段階であれば正式な文書として県に提出されると認識しております。

○竹内委員
 前島水利用課長が言うとおりだと思います行政は。今回の問題ではなくて、民間から出す書類でここが違っていますよ、足りませんよと言うだけで早く出してくださいねと言ってくれないのが市役所も含めて役所ですから。
 ただ、知事は両立するために全力ですると言っているわけですから、待つだけではなくて資料が足りないんだったらJR東海に対して厳しく言うべきです。我々会派はJR東海に対しても大変厳しく言っています。行政マンじゃないですから。やるべきことを速やかにやってほしいと。それで初めてステージ、議論の場に立つんだから、やるべきことをやる前に誰が悪い、これが悪いと他者の批判はするべきではないと思っていますし、我々議会、あるいは政治にかかわる者の仕事は行政マンとは違いますから、この協議がより速やかにより深く議論が進む環境づくりを我々もしなければいけないと思っています。
 批判は誰でもできますから、批判するだけではなくてより県民にわかりやすい形で、知事が言う両立をなし得るのかをぜひ担当部局が考えて行動していただきたいと思っています。
 ことしもあと2週間で終わりますから、ことしじゅうにできることは、最後の最後の御用納めの日まで御尽力いただくことを要望して私の質問を終わります。

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