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委員会会議録

委員会補足文書

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平成24年1月富士山静岡空港活性化特別委員会
委員討議の開始、委員討議の終了 【 討議 】 発言日: 01/16/2012 会派名:


○竹内副委員長
 これより委員討議を行います。前回の委員会において、各委員の皆様方からいただいた御意見を踏まえ作成いたしました報告書につきましては、既に各委員の皆様方に配付しているところでございます。本日はこの原案について皆様方の御意見をいただき、報告書を取りまとめたいと思います。
 調査の概要、委員会としてのまとめである提言等について、その表現及びその内容等について忌憚のない御意見を皆様方からいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 この原案について、御意見がございましたらお伺いいたします。
それでは大項目から確認をしていきたいと思います。
 1番、2番、3番のところで何か意見はございますか、文言も含めて。
(「なし」と言う者あり)
 よろしいですか。4番から多岐にわたる、第4番は(1)から(4)まで現状とありますが、現状ですから、特によろしいですね。
(「異議なし」と言う者あり)
 それから、5番の視察調査、6番の参考人の意見もこういうことを行いましたということですので、問題はないと思っております。よろしいですか。
(「よし」という者あり)
 それでは、問題の17ページからいよいよ提言に入ってまいります。提言1の富士山静岡空港の旅客利用の促進、それから提言2の物流、3項目目の周辺整備、4番目の組織体制の強化の1から4までです。
 基本的に、皆様方の御意見をしっかり載せこんであるというふうに委員長とは話をしてありましたので、ちょっと表現でいろいろあるかもしれませんけれども。
 それでは御意見ある方、挙手をもってお願いいたします。確認でも構いませんので。3番委員。

○多家委員
 1月12日、13日ですか、建設委員会で改めて静岡空港の視察に行きました。そこで、説明された1つの大きな項目は石雲院展望デッキ。建設途上で既に基礎工事が進んでおりました。取りつけ道路等も整備しているところというふうに聞きました。現実に、そこを時間をかけて視察させていただいたんですが、果たしてでき上がったときに、時期的な問題も含めて、チャター便を除けば、一日10便も上り下りがない飛行場で、富士山が見れる飛行場の様子を目の当たりにするという発想で5億円余をかけてつくるという話が、10月以降3月ぐらいまで、天候によってはとてもそこに居られない、耐えられないような環境。これは風、それから寒さ、富士山が見れるかというと、富士山の見える日は多分相当寒いんでしょう。夏は逆に見えないと。そういう感じを非常に強く受けました。同じ視察をして、心の目線がどう違うかわかりませんけれども、大池委員はどういうふうに感じたかはわかりませんけれども、このことが何回かこの委員会や本会議で指摘されておりましたけれども、現実問題として目の当たりにして、私は東部の人間でそれほど行ったことがありませんが、これは本当につくってみていいものなのかなという疑念を感じました。意見です。

○竹内副委員長
 8番委員も同じ委員会でいらっしゃったですか。8番委員。

○大池委員
 見させていただきましたので、いよいよ始まったなということでございますけれど、当局も今、3番委員が御指摘をしたあの位置がターミナルからかなり離れていて、あそこまでの人の誘導をしっかりやらないとなかなか大変だということと、屋根がございませんので、ちょっと滑走路の面より5メートルぐらい上がったところにデッキができるものですから、風とか、そういう面での場合、なかなかそういう意味では大変だなというような現状はわかっておりまして、それらの問題点に対して、そのように対策も考えたいようなお話はしておりましたので、どういう形になるかわかりませんけれど、問題は問題として当局も理解はしているなと、私も思いました。

○天野(進)委員
 地元の人間としてストレートに言って、どう思いますか。

○大池委員
 展望デッキといいますか、飛行機を見にいらっしゃる方がそれはそれなりにいらっしゃって、開港以来経済波及効果が発表されてますけれど、その中での応分の効果というのは、飛行機に乗らないであそこの飛行場に来た方による効果もあるということは事実なんです。学校なんかで、団体で飛行場を見るというような教育をなさっているものですから、それなりにあそこの飛行場に見ると、見れるところをつくるというのは必要だということと、今まで展望台がターミナルの西側にあったわけですね。それが格納庫とかエプロンの増築で全くあそこの場所ではうまく見えないようなところになりましたので、新たなデッキをつくっていただくということに対しては非常に歓迎をしていると。かつ地元という話でございますので、その設計の発想が木質のウッドテッキを採用していただいて、県内産のそういうもので仕上げていただくという面では、それにかかわる業界の皆さんは非常に配慮いただいているなというような評価もいただいております。
 ただ、できたときに、どれだけあそこに人が行くかなということが問題になるわけですので、この間も、当局から心配もあるけれど、いろんな企画をしていきたいと。まずはSPAC、そういうような方たちの野外劇場的な仕掛けとか、そういうものをどんどん取り込んでいくという話もございましたので、地元の物産展も非常に盛況なものですから、そういういろんな仕掛けを空港事務所とやって、島田も含めて吉田、牧之原市とうまく連携していっていただければ、そんなに捨てたものではないのかなと、地元もいろんな意見を持ってる方がいらっしゃいますけれども、そんなイメージでいます。

○天野(進)委員
 昨年の6月議会ですか、私の一般質問の最後に、まさにあれは飛行場を経営する立場、ターミナルを経営する側と静岡県の行政の意向の違いが結局はああなっちゃった。本来ならターミナルをもっと大きくして、そしてそこに多くの皆さんをお迎えできるような環境をつくるべきだと私は思っておりました。
 今、大池委員の話の中にも事実、経済波及効果だとかそういうことについては、このターミナルのほうのお客様、その観光客が計算をされてると思うんですよ。あの離れた場所に、まさに寒風吹きすさんで、その中で見るなんていうゆとりのある方はほとんどいないでしょうなと。
 そして今、例えば材木にしても、静岡県の地元産を使おうというようなそういう優しい心だと言うけれど、ストレートに雨風を浴びるような場合には、静岡県の木では残念ながらそれに十分こたえられるものじゃなかった。残念だけど、本当ならオーストラリアの木か、その辺のほうがずっと丈夫で、そして長もちもするし、理解もされるだろうけれど。恐らく、あの展望台がその木と同じように早く朽ちていくものだということを教えてくれてるのかなというふうに私は思わざるを得ない。本当に今、3番委員が心配されるように、無駄な経費じゃないだろうかということを私たちは否めないところだと思っております。

○大池委員
 一般質問でもお聞きしておりますので、いろんな御指摘、意見がある事業だなというのは理解をしておりますけれども、空港の施設の整備の一環として、ああいうものをつくっていただいているというのは、地元としては願ってもない話で、歓迎をしてる。

○天野(進)委員
 地元はなんでもいいんだよ。作ってくれれば。

○多家委員
 地元のためにいいんですよ。つくるべきだと、それは認めますよ。認めるというか否定しない。
 だったら、同じ金額をつけるのに基礎もできて、移動も簡単で、なぜターミナルビルの附属施設として、附帯施設として広げるとか、余裕あるんだから、幾らでもできるんだね。

○天野(進)委員
 そうだよな。

○多家委員
 ところが、あそこまで歩いて10分か15分かかるようなところに、それも飛行場の外でね、外からしか入れない。そういう施設で、果たして見学をするためにわざわざ来るのかということを非常に疑念に思う。
 もう一つ、僕は昭和22年生まれだから、小学6年生のときに羽田空港に施設見学に行ったね、同じだ、発想は。だけど、割れかえるような飛行機が飛んできて、もう別に30分か1時間いれば、ばかばか飛行機が着陸したり飛んでいったりするんだね。
 今、静岡空港で我々が1時間半だかあそこで見て、防災とかいろんなところを全部見て、それで1機知らんうちにおりてきたぐらいで、あそこで展望台で待って、飛行機を見るなんていう雰囲気はないと思うんだな。今さら言ってもしょうがないのかもしれないけど。

○天野(進)委員
 そうなんだよ。だから、そこだよ、我々が心配するのは。

○多家委員
 利用されるかどうかだな。

○天野(進)委員
 あの経営が県から離れているところに問題があるんじゃないだろうかね。もっと言や、今の県と仲たがいするような姿勢の中で経営されては困るんだ、そう思いませんか。

○大池委員
 社長さんが言うんだもんね、説明のとき。なかなか大変だと、県との関係が。それはまずいですね、ああいう表現を説明のときにするんだから。

○多家委員
 本音だよ。

○大池委員
 そういう発言が出てくること自体が、運営会社と県と一丸となって静岡空港を運営していかなければいけないのに、問題点ですよね。

○天野(進)委員
 そうだよ。

○竹内副委員長
 今、整理をさせていただくと、17ページ中段の7番、4項目の提言の前に「以上の調査結果を踏まえ」のくだりがありまして、「富士山静岡空港の利活用促進及び空港を生かした地域づくりに関する事項について次のとおり提言する」ということなんですけれども、実は、今言った石雲院展望デッキのことは、実は提言の中には具体的には入ってないんです。
 ですから、あえて石雲院展望デッキの件、そして今、8番委員、2番委員がおっしゃられた、運営会社との関係……なかなか表現がしにくい部分もありますけれども、どのようにしますか。

○天野(進)委員
 そのことについて書きたいところじゃないの、我々としては。これからの静岡空港の運営というものを考えたときに、今のままじゃまずいよ。絶対よくない。お互いにけなしていてはしょうがない。

○林委員
 この提言3の空港周辺の整備という形の中で石雲院について、より利活用、地元の経済効果も含めてどう活性化させるのか、この辺を十分機能発揮できるような対策を講じる必要があるという1つの項目として、これはこれで載せてもいいと思うんですよ。ただ、余り細かくいう話は、基本的には予算も認めてあることだし、あくまでもどう5億円かけた効果を出すかという、そういう面での特別委員会の提言というか、その辺をしっかり対策を講じる必要があるということの提言はする必要があるかもしれませんね。

○竹内副委員長
 ありがとうございました。今、10番委員から3の空港周辺の中に石雲院関係1項目を載せこんで、「機能が発揮できる仕組み」というような表現を使いながら提言していくということに関しては、いかがですか。

○天野(進)委員
 入れてくれたらいいなあ。

○多家委員
 石雲院展望デッキという言葉を入れたほうがいいでしょうね、わかりやすくて。それをどう利活用するかが今後の経営手法にかかってると。

○大池委員
 いろんな意見があって、いろんな指摘があって、それが将来において懸案事項であればしっかりと指摘をして、行政側に本来の意図を、目的どおりにそういう施設にするための努力を促す行為が必要でございますので、ぜひ指摘として入れていただければ僕はいいと思います。
 ただ、事業そのものが進行中なので、ぜひ、今この時点においてはなかなか大変でしょうけれど。

○竹内副委員長
 よろしいですか、今の石雲院関係の1項目に関して。
 2つ目の富士山静岡空港株式会社との協力態勢というところになりますと、中に入れるんだったら提言4の中に含まれるのかなという気がしてるんですけれど。9番委員。

○田(泰)委員
 そこについては結構意見が出ましたよね。ただ、具体的にどういう形があるべき姿かというのを、そこまで行かなかったけれども、しっかり親会社が県と一体となって機能してもらわなきゃいけないという意見もかなり出たと思うから、項目として1つ挙げるべきじゃないかなと私は思うけど。

○竹内副委員長
 そうすると、「運営会社への連携強化」とかという感じになりますかね。

○大池委員
 先ほども言いましたように、委員会の視察をやらせていただいている空港運営会社の社長さんが相当踏み込んだ県との関係を表現するような説明をなさってたので、まずいな、これはと思いましたよね。
 それはどっちがいい悪いはありますけれど、うまくいってないと。そのうまくいってないことが静岡空港の発展にマイナス要因になっているんだったら、きちっと指摘して、いい形に戻していただくような指摘はすべきではないでしょうか。

○竹内副委員長
 その件に関して、基本的には載せるということを踏まえて、もう少し御議論をしていただきたいです。3番委員。

○多家委員
 非常に難しいですよ、表現は。今、大池委員が言った富士山静岡空港株式会社の社長さんの発言は、飛行場をより活性化していくためにどうすべきだという考え方が述べられているんだね。その中で石雲院展望デッキの問題とか、ターミナルの問題とか、いろんなことをおっしゃってるんで一貫性があると思うんですよ。だから、それがあながち県とうまくいってるかいってないかという話になると、難しいと思うんだね、そこだけとらえると。ただ運営会社というのは12ですか、13ですか、スポンサーがいるわけだ。

○竹内副委員長
 株主。

○多家委員
 その皆さん方がやってるわけですね。その皆さん方は少なくとも県と意見調整をしてると思うんですよ。

○天野(進)委員
 意見調整の場はほとんどないでしょう。

○多家委員
 ほとんどないんですかね。

○天野(進)委員
 ない。

○多家委員
 そういう表現の仕方ならいいと思うんですよ。「運営会社と管理する県と協議協調を図るべきだ」とかという表現ならいいと。

○天野(進)委員
 おれ、やってないと思うけど。

○竹内副委員長
 協議協調ですか。

○多家委員
 うまくいってるのかどうか、そこですよ。だから、うまくいってないという表現はやっぱり適当じゃないと。

○竹内副委員長
 文章としてはね。

○多家委員
 それは、あくまでこちらが言ってることだから。

○大池委員
 でも、そういう印象は受けたね。

○竹内副委員長
 この中で視察に参加されたのは3番委員と8番委員、お二方だけですか。
 もう一回確認します。提言4の中に、富士山静岡空港株式会社との協議強調を図るべきと、表現は別として、入れるということに関してはよろしいですか。

○林委員
 それはいいと思います。表現はかなり難しい。

○多家委員
 ここでも、民間という言葉が入ってくるんだ。

○竹内副委員長
 (2)ですね。

○多家委員
 (2)に官民協調してという。

○竹内副委員長
どうですか。ここの中に入れ込みますか。4の(2)の「民間の活力を引き出す組織体制の整備」。

○多家委員
 それを指しているのかどうか、官民一体となってって。

○林委員
 もう少しこれをかみ砕いて、もう少しここに入れて。

○山田委員
 もうちょっと具体的に入れて。

○竹内副委員長
 富士山静岡空港株式会社という文言を入れてつくってよろしいでしょうかね、どうですか。この中に入れるとするなら、民間というと何だろうという。5番委員。

○山田委員
 これは、どちらかというと民間の富士山静岡空港利用促進協議会がありますね。富士山静岡空港利用促進協議会との連携を、体制をどういうふうにしてかみ合わすべきじゃないかということなものですから、この別項目を立てるのか、この中に民間という意味では同じ民間なんですから、逆に言うと運営会社とのあり方、そこら辺をそういう文言で入れていったら、3番委員と8番委員の言われることも、また2番委員の言われることも十分に反映するような文言を入れたらいいでしょう。

○竹内副委員長
 いかがでしょうか、今の5番委員の。

○多家委員
 その程度にしておいたほうがいいね。余り突っ込んでね、人の仲という話はね。あくまで主観だから。

○田(泰)委員
 表現は難しいけど。この協議会での民間のいろんな事業体とのやりとりということが、ここの(2)は主体であるんじゃないのかなという感じがするんだけど。

○竹内副委員長
 もともとそうですね。

○田(泰)委員
 空港運営会社がその中に含まれるということかもしれないけども、その課題については別立てにしたほうが、その表現は難しいけどね、という感じはしますけどね。

○林委員
 運営会社との関係、そういう関係ということね。

○田(泰)委員
あんまり上から目線での表現にしたら逆効果になっちゃうかもしれない。

○竹内副委員長
 特に3番委員と8番委員は、現実に吉岡社長とお話をされた方なんですが、その点はどうなんですかね。

○大池委員
 ですから、その表現はそれとして、私たちの提言ですので、いろんなことを酌んだ、先ほど言ったような表現にしないと、抽象的な話になってはいけないと思います。

○竹内副委員長
 今、(2)に入れ込むという御意見と別立てにして、4の中の小項目に入れるというところと両方出てるような気もしますけど、いかがですか。

○天野(進)委員
 民間の活力というと、今の場合はあの運営会社がそうだよだな。あの会社はそんな活力いっぱい出せるような会社じゃないんだよな、現実に。もっと民間だったら民間で、手足を伸ばして物を考えなきゃいかん。もともとが縮まっていて、さらに行政がくると、今度は余計けんかしちゃって小さくなっていっちゃう。
 だから、民間という民間じゃねえところに問題があるんだよ。しかも、その民間の中身じゃなくて、先頭に立つ人間がある種のイデオロギーもっちゃってるもんで。

○竹内副委員長
 それでは、ここの部分は伊藤委員長と相談をさせていただいて。

○多家委員
 もし言うなら民間の協議会は民間の協議会であるんです。その前に、「県は空港運営会社や民間の協議会と積極的に連携を図ってきたが」と。

○竹内副委員長
 前置きして。

○多家委員 
1つ出してやる。そして、その次の文言、段落変わって、「民間の意見や発想を取り入れ」というのを、「さまざまな意見や発想を取り込み、民間の活力を引き出すことのできる民間主体の組織体制を整備するということが必要であると考える。」空港運営会社って民間だよな。

○林委員
 民間だね。

○竹内副委員長
 今、3番委員が御提言をいただいたことの内容に伊藤委員長と相談をして、やらせていただくことでよろしいでしょうか。
(「はい」と言う者あり)
 ありがとうございます。

○山田委員
 提言の2なんですが、航空物流の推進というところですね。(2)のところの「個々の荷主やフォワーダーヘの空港利活用の働き」というのは、どちらかというと国内の、本当に、例えば静岡県内の企業とか、そういうものにどちらかというと、この文章でいくと、そういった部分にちょっと片寄ってしまっているような感じもするものですから、例えば就航先で、当然、荷は両方で行ったり来たりするわけですから、往復ですから。向こうの就航先の、例えばそういった商工団体とか、そういった荷主になり得るところですね、そういうところへのPRと。それで、そういったところの情報収集と。何でこれができないのかという、やっぱり情報をきちっと、この中にも書いてありますけど、「経済効果を調査・把握」というだけじゃなくて、何を向こうが求めているのかということも収集をした上で、ですから、国内、国外問わず、荷主に積極的に働きかけをすべきじゃないかと。
 個々の企業になかなか難しいということであれば、例えばそういった協会の団体とか、そういったところを通じるとか、あるいは運送会社も当然こういうものには、このフォワーダーではなくて、通常の運送会社ですね、例えばトラック輸送しているとか。そういったところも当然のことながら、これをやることによってメリットが出てくるわけですから。そういったもっと包括的な形で働きかけていくことを、この文言の中のほうに入れてはかどうかと思います。

○竹内副委員長
 今の5番委員の御提言、いかがでしょうか。就航先の県内の荷主、フォワーダーだけではなくということですね。今の5番委員の御提言を加味して入れさせていただきます。よろしいでしょうか。
(「はい」と言う者のあり)

○大池委員
 提言1の2番ですね、路線の誘致、航空会社の支援についてですけど、ここにFDAに対して……。

○竹内副委員長
 1の(2)のことですね。

○大池委員
 1の(2)です。FDAさんに対して、それなりの自覚を促すような表現って入れられませんか。要するに、FDAエアラインズは、静岡の翼っていう形でスタートして、開港当時それぞれの路線をそろえていただいて、ただ搭乗率は低かったという現実もありますけれど、その主力が今、名古屋に移ってしまって、こういう状態を見てみますと、例えば格納庫の整備とか、静岡県としていろんなことを今からやってあげたいなとみんな思っておると思うんですよ。そのときに、現実2路線ぐらいしか残ってない、それも減便減便という現実を踏まえますと、今からの税金投入、県税を使っていくということの理解が得られるのかなと思いますので。これは特別委員会ですので、当局とは違った視点でFDAに対してはぜひ静岡空港の路線確保に向けて、慎重な対応をしていただきたいというような表現を入れられないかなと思ってるんですけども。

○竹内副委員長
 18ページの一番上に、「既に就航している云々」という言葉は出てますけれども、さらにそこに踏み込んで「FDA」という言葉を……。

○大池委員
 FDAという言葉を入れることによって期待しているんだと、ぜひよろしくというメッセージを委員会としてFDAに出すような表現ができないかなと思うんですけれども。

○竹内副委員長
 今の8番委員の意見について、御意見は。9番委員。

○田(泰)委員
 ちょっと私、異論があります。FDAはFDAで静岡空港を中心とした位置づけというのは、鈴木社長も自覚を持ってやってると思うんでね。ただ、提言3の中での「空港施設の整備」というところがまだまだ十分な機能を備えてないということで、機材の整備にしても、いろんなアクセス問題にしても静岡空港だけ――やっぱりビジネスですから――というところで名古屋にシフトしているところもあるかもしれないけど、それはFDAにすべて静岡空港を活性化する、あるいは機材中心にしろと言っても、なかなか難しいんじゃないかなと思うんですよね。思いとしては静岡空港にあると思うんですよ、いろんな鈴木与平社長の発言なんかでも、まだ聞き取れるところはかなり受けるからね。

○山田委員
 今ちょうど9番委員からもお話がありましたが、私もすごく似てる考えなんですが、やはり企業として成り立たなければ、FDAの存続もできないようなことになっていってはそれこそ本末転倒だと思います。ですから、そういった中で静岡空港を使うということは明確なんですから、やっぱりそういう部分でしっかりとできることはやっていくべきではないかと、私はそういうふうに思っています。
 やっぱりいろんな話が、税金を投入するというような話があるんですが、少なくともFDA自体は本社を今、確かこちらに置いてあるかと思います。拠点は確かに向こうにいっているのは事実なんですが、会社本体としてはこちらにあるということを考えれば、当然のことながら黒字化を3年以内にしていくと、3年後には黒字化をするというような話もコメントとして新聞記事にも出てますので、やっぱりそういうそれなりの意欲がある中で、そういったことが結果的には静岡県の県税にも当然のことながら反映できてくることになると思いますので、私はそういった意味では、ちょっともう少し長い目で見ていくべきではないかなと思います。軽々に余り判断をしないで、できる支援はしていくけど、ただ会社にもできるだけの協力、また、さまざまな形での活性化につなげてもらいたいということはやってもらいたいということです。

○竹内副委員長
 今の8番委員も思いは一緒、そうですよね。FDAという言葉を入れるか入れないかというだけかなという気はするんですけど。3番委員。

○多家委員
 この間、これ視察してはっと思ったんだけど、駐機場つくってるんだよね。駐機場をつくってるんですよ、立派な駐機場ですよ。ちゃんとした飛行機が入る格納庫ですよ。
 それを小型ジェット機が、いわゆるFDAが入れる駐機場をつくってる。こう言ってるんだけど、そういう話が全然出てこないんだよね。
 僕はもう1つ、20ページの空港周辺整備の中に、冷蔵庫とか、税関貨物検査場とか、植物防疫検査場とか、トラック待機場などの空港施設の設備を検討する必要があると、当然だね。これは何も文句はないんだ。
 じゃあ、何で駐機場は入って、いわゆる母基地化するというのか、そういう発想だと思うんだけど、それらについて何も触れられてないし、当局からも何もやってないというのはちょっとおかしいなという感じがするんだな。

○竹内副委員長
 今の3番委員の3の(1)の下から3行目に、「駐機場をふやすことにより」という表現が出てますけれども、それではなく、もう少し。

○多家委員
 「駐機場をふやす」という……。格納庫だな。

○天野(進)委員
 格納庫というのは金がかかるんだよ。

○大池委員
 用地を今、地ならしをしていて、底盤から30センチぐらいまで掘り下げて、その状態でとりあえず放置すると。多分FDAさんが何機かこちらで若干の整備までするよって合意がとれれば、FDAさんが検討して上物の格納庫を入れて、今、増設している駐機場から真っすぐどんと入れる位置関係になるわけですね。
 ですから、やはり我が静岡県といいますか、空港会社はFDAさんをいつも頭に置いた飛行場の整備を考えているんですよね。それも税金を使っているんだから、それだけ静岡県だけでもやってるんだから、FDAさんも当初考えているぐらいの路線は、やっぱりあったらいいという、こういうメッセージを出せばいいと思うよ。

○多家委員
 僕の発言は間違っていたかもしれないですね。5ページには、交通基盤部空港局から、「ことしの3月を目途に小型機専用3スポットの供用を開始することとした」ということが書いてあるんで、多分それに当たるんだね。だけど、報告書にそれが出てこないのはどうかということですよね。もう明らかにできるよね、すぐ。見てる感じでは。

○竹内副委員長
 ちょっと整理をさせてください。まず、8番委員から御提言をいただいているFDAの、5番委員、9番委員が言ってるのと大体一緒ですね。委員会としてもう一歩踏み込んで、それなりの自覚という言葉がいいのかどうかわからないですけど、FDA側にも静岡空港を中心とした営業活動を行っていただきたいという、表現は別としてFDAのことを入れ込みたいということですが、5番委員、9番委員はちょっと入れる必要はないという御意見です。その点もう少し整理を。あるいは、こういう折衷案の表現ということも含めていただけるとありがたいんですが。10番委員。

○林委員
 私、清水なものですから、FDAの6機、1機発注して6機になるんですね。鈴木社長とも話をさせてもらった経過があるんですが、思いは同じなんです。静岡空港を使いたいと。だけど、今現在言ったように、搭乗率の関係もあって、たまたま小牧空港があいているものだから、そこを拠点にやって路線を結んでるけども、清水で静岡空港にお世話になって税金も、そういう意味では6機の体制になったときに路線の部分として静岡空港にできるだけ延ばしたいという思いは全く同じなんですね。
 だから、それをあえて応援するというのはありがたい話なんだけれども、当然その辺は知事も強く多分言ってると思うし、FDAも本社はあくまでも静岡に置いてるもんですから、なるべく早くこちらのほうに機数を置きたいというのはあるんですけれども。応援という形の中でFDAを入れていただくことについては別に異論はありませんけども。要は静岡空港からの路線がどう採算がとれるかということもやっぱり、これもビジネスですから、考えなきゃいけないですけれども。入れるとしたらそういう表現で、固有名詞を出したとしても差し支えはないと思うんですけれども。

○竹内副委員長
 逆に、FDAの自覚ということであれば、「就航している航空会社の路線維持を、強力に働きかける」とか、支援もするけど、維持もしっかりしてくれという表現で。

○林委員
 そうですね。

○多家委員
 静岡空港ができてから何度も行って不思議に思ってたんだけど、その不思議が1つ解決した、駐機場。羽田とか成田とかに行くと駐機場があって、必ず飛行機がそこにいて整備をされて、いわゆるずっと羽田飛行場に着くまでの間、何て言うか京急か、それと飛行場の近くに車庫がある、車庫というか。それが何にもなきゃ、今言う小牧に置いておかなきゃ、あらしの日なんてどうしたって困るという話になれば、これからまだ発展途上で整備していく話だと思うんですよ。だから、それに駐機場、今度できるのはどこが使うのかは知りません、まだ聞いてないから。そういうことをやっぱり我々としては提言しておく必要があると思いますよ。モノレールで見てたら、かなり2つ前ぐらいの駅から全日空あり、東亜あり、日航あり、相当の駐機場が全部あって、飛行機がみんな入ってて、それでローテーションを組んでやってると思うんですね。静岡空港は全くないんだから。

○竹内副委員長
 今のお話ですと、これちょっと預からせていただいて、要はFDAも含めて就航している航空会社のニーズをしっかり聞き取って、それをベースに就航が続けられるように支援を行っていくというところに、FDAをどういう表現を使って、あるいは地元企業という表現を使うのかも含めて。ちょっとこれ預からせていただいてよろしいですか。伊藤委員長に、大事なことなので。
 ほかにありますでしょうか。駐機場のことはどうですか、3番委員。どこかに。

○多家委員
 駐機場、5ページに「計画し」と表記されてるんだよ。我々も見逃していたけど、5ページの交通基盤部だよ。

○竹内副委員長
 経過のほうに入っているということですか。

○多家委員
 経過報告にある。駐機場ができるということだね。

○竹内副委員長
 いいですか、その点は。ほかに。5番委員。

○山田委員
 17ページ、提言1の(2)です。一番最後の段なんですが、「台湾路線等を重点的に誘致して」と書いてありますが、もう実際誘致はできている。
 これについては、例えばこの「台湾」を抜いて、「利用率が高くなると予測される路線等を重点的に誘致して」とかという形で、「台湾」という言葉をやっぱり抜かないと。

○竹内副委員長
 今の御意見、ごもっともです。よろしいですか。そのとおりですね。ありがとうございます。
 ほかには、よろしいですか。5番委員。

○天野(進)委員
 大池委員に聞きたいんですが、さっき言った、SPACを石雲院展望デッキでやるんですか。

○大池委員
 デッキができたときに、催しをいろいろ考えてますと。ちなみに、例として挙げたんですけど、SPACの劇団を野外ステージショーみたいな形でやりたいというお話はしてました。そうですよね。

○天野(進)委員
 その発想もおかしいと思うんだよね。あんなとこで、ショーだとかそんなものを見せる場所じゃないんだよ。飛行機を見にくる場所でしょう。何で、そんなもので客を集めなきゃならないんだ。
 はっきり言えば、県費無駄に使ってる。これは、普通のものの施設もそうだけれど、それ以外にも本当に無駄な、もっと自分たちの企業、自分たちの金ということで考えたら、発想はこんなの生まれてこないよ。SPACを持ってくりゃ、金かかるんだよね。

○竹内副委員長
 ありがとうございました。
 御意見も出尽くしたようですので、この辺で委員討議を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 御異議もありませんので、これをもって委員討議を終了いたします。

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