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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年12月定例会企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:増田 享大 議員
質疑・質問日:12/14/2016
会派名:自民改革会議


○増田委員
 分割質問方式でお願いいたします。
本会議で我が会派の天野一先生が聞かれました、知事の静岡県を離れた日数の件につきまして、若干確認させていただきます。
 まず、これは危機管理の面で発災時の県政トップの初動対応が主眼でございましたので、改めて昨年度に川勝知事が静岡県を離れた日数、いらっしゃらなかった日数は、県外出張、海外出張と御自宅のある長野県に帰られた日数の種別で結構でございますので、日数の確認をさせてください。

○山田秘書課長
 お答えいたします。
平成27年度の知事の不在日数ということで、当該日に出張等がありまして、日単位において離れた日数は、軽井沢で36日、海外出張で38日、県外出張で68日で、合わせまして142日でございます。うち終日、県内を不在にした日数につきましては、軽井沢で27日、海外出張で25日、県外出張で6日、合わせまして58日となっております。

○増田委員
 ありがとうございました。
 言葉のあやみたいな捉え方もあるかもしれませんが、天野一議員が御指摘された日数は誤りだったのか、正しかったのかという点につきまして、改めて御認識を教えていただければと思います。

○白井知事戦略監
 先日の天野一議員に対する知事の答弁の中で、見方はいろいろありますが、と発言されていたことを記憶しております。
 海外出張された、県外に行かれた場合、初日を含む最終日までが出かけている期間という捉え方もありますが、あのときの御質問の趣旨からすれば、県内に不在であった日数として捉えられた質問と私は解釈しましたので、完全に静岡県にいなかった日数というのが正しいのではないかと私個人としては思っております。

○増田委員
 ありがとうございました。
 新聞等にいろいろ掲載されてしまいましたので、県民に誤解も与えかねないということで、天野一議員の名誉のこともございますので、改めて確認させていただきました。

 発災時の県政トップの危機対応、初動対応が主眼でございまして、そのときに川勝知事がいらっしゃらない場合は、難波副知事が代行者というお話でございました。
 そこで、難波副知事が昨年度静岡県を離れた日数の数値はお持ちでしょうか。ありましたら確認させてください。

○山田秘書課長
 ただいま、その数値を持ち合わせておりませんので、後ほど御報告させていただきます。

○増田委員
 はい、ありがとうございました。
 また、資料だけでも情報だけでもいただければと思います。 
 ことしも、掛川市で県の総合防災訓練がありましたが、初動対応はまず個人の対応として県民一人一人がということでありますけれど、やっぱり指揮官であります知事――県政トップの対応はものすごく大きいかと思います。
 知事がいらっしゃらない場合を考えていると思うんですけれど、数字ばかりがひとり歩きしてしまいますと、県民に要らぬ不安を与えかねません。
ですから、副知事はお三方いらっしゃいますので、いろいろなシミュレーションをされていると思いますが、こういったときは副知事がこういう体制をとっていますという点が、ちゃんとわかるようにしておいたほうがいいと思いましたので、質問させていただいた次第でございます。

 あと、知事が県外にいらっしゃるときに、民間ヘリコプターの手配の話もございました。これは危機管理の話になるかもしれませんが、知事公室が適切かと思います。御自宅に帰られているとき――長野県に行かれているときは、どなたか秘書がついているのでしょうか。もし何かあった場合には、秘書がその民間ヘリを頼むのか、御自身が手配するのか、その点を確認させてください。

○白井知事戦略監
 知事が、軽井沢に帰宅をされているときには、秘書はついておりません。
 知事不在のときの危機管理体制につきましては、一義的には難波副知事でございますが、県庁には難波副知事と吉林副知事の2人がおりますので、私の知る限りでは1週間交代でどちらかが必ずいるという当番制をしいております。
 その下に危機管理監と危機管理監代理の2人がおります。その中で知事不在時の有事の際には、まず初動として知事と災害時優先電話で連絡をとり、指示を仰ぎます。その際に県外にいらっしゃる場合、特に軽井沢のときには、軽井沢の近くのヘリポートに着陸できる形で民間の航空会社と委託契約を危機管理部でとっております。それによって静岡県に帰ってもらう、そういう体制であると承知しております。

○増田委員
 確認ですが、その委託契約は使った場合を含めて県費から支出されるのですか。

○白井知事戦略監
 危機管理部で、そういう体制をとっているということで、実際に執行したことがないものですから、細かくそこをどう取り扱っているかについては承知しておりません。

○増田委員
 ありがとうございました。
 いかんせん、余り偏った話が広まってしまいますと本当によくないと思います。
 千葉県では、知事が海外出張をしたときに誰に会って、どんな成果があったかを次の日ぐらいにホームページにアップしています。知事はガラス張りの透明度の高い情報公開とおっしゃっていますが、これから先のことは戦略もあるでしょうから全部公開するのが得策とは思いません。
 しかし、少なくとも過去の知事の行動記録は、別に県民全員がわかっていてもいいと私は思います。
 知事はもちろん激務で本当にいろいろ御努力をされている話は聞こえてきます。また秘書課から知事にお休みをということで休日を与えていただいたという話も知事はされていましたけれども、私たちは知事がどういう行動をとられているのか、その内容はわからないんですね。
 ですから、知事は総理大臣ほどではないにせよ、やはり公人である以上やむを得ないところがあると思いますので、知事のふだんの行動、経過、結果、記録に関しては、成果も含めて随時積極的に公開していくべきだと個人的には思います。
 その情報公開に関して、知事の活動記録というのか日程の記録についての状況と今後の何か具体策があれば教えていただければと思います。

○山梨知事公室長
 私ども広聴広報も担当しておりますので、答弁させていただきます。
 御指摘のとおり、知事はまさに公人でございます。知事御自身も各地域や議会の答弁でもそうですが、公人の身で全て身をささげて公の仕事に尽くしていると再三申し上げていると思います。
 そうしますと、例えば東京に行きました、何のために行ったか。あるいは東部地域に出張に行きました、何をしに行ったか。1番委員がおっしゃるとおり、これはその成果とあわせて堂々と情報公開すべきであります。
 まだ私どもの力が足りませんが、例えば県のホームページでは、動画配信がもう通常になっております。あるいはその動画配信も人気が高くなりましてユーチューブに転じまして、そちらで閲覧回数が非常にふえたりいたします。私のようにICTに対して強くない者でも、そういったものはしょっちゅう見ることができます。
 時々刻々となりますと、私どもが抱えているホームページのキャパシティーの問題もございますが、極力動画配信などを活用して、日付をきちっとお示しした上で知事の動線と実績をホームページのような媒体を使って、できるだけくまなく公表していくことに尽きると思います。
 単純に何月何日どこに行きました、何をしましただけでは、恐らく説明責任は果たせない。やはりそこで何をしてどんな成果が上ったか、誰と会ったかまで含めて、ホームページを中心として動画なども含めて公開していくべきだと思いますので、そのような方向で力を注いでいきます。

○増田委員
 いずれにしましても、出発点は危機管理でございました。
 例えば、私の地元の掛川市にはエコパがありまして、あそこに群馬県の自衛隊第12旅団が来るんですね。ヘリコプターは時間がかかりますので、先遣隊はバイクで来ます。自衛隊も12旅団がすぐ来るわけではなくて、まず近くのところからちょっとずつ来て、だんだん部隊を送ってきて重大災害に備える。それを前提に周りは危機管理対策を立てていくわけでございます。
 58日とか142日とかが出ちゃいますと、そのときどうするんだと。これは市町のトップも同じことだと思いますけれど、やっぱり一番起点になる方の行動でございますので、県民に変な誤解を招かないように、積極的に情報公開していただきますようにお願いさせていただきます。

 もう1点だけ、総合計画後期アクションプランの評価につきましてお伺いさせていただきます。
 総論の意味合いでお伺いさせていただきますけれど、本会議で和田県議の代表質問がありました。ふじのくにづくりの戦略体系で32項目のうち半分以上の18項目がCまたは基準値以下と。残り期間もわずかですが、どうするんですかという御質問だったと思います。もちろん決意表明ではなくて、問題があったということではなくて、どう具体的に目標達成に持っていくんだという意図が含まれた質問だったと私は思います。その具体策については、少し御答弁が弱かった気もいたしました。改めてその目標達成に向けた方法論、どのような対策を今立てられて、これから施策展開していくのか方針を聞かせてください。

○増田政策推進局長
 本会議で御答弁申し上げましたとおり、戦略体系の32指標は、理想郷の姿にふさわしい高い水準の目標を掲げているところでございます。18の指標を見ますと、経済等にかかわる問題とか県民意識にかかわるものが10指標ございます。非常に大きくいろんなところで左右される部分でありますので、これを達成していくためには、県の政策はもとより、社会総がかりの取り組みが当然不可欠になってくると認識しております。
 例えば、徳のある人材の育成であれば、思いやりを持って行動できる有徳の人づくりや文武芸三道の魅力、力をつけていく目標があるわけですが、地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践会議や総合教育会議、あるいは地域ぐるみの地域スポーツクラブなど、社会総がかりの取り組みを引き続き強化していくことが、今回の評価書案にも書いているところでございます。そういったことを実施していきます。
 また、豊かさの実現でも、県民所得とか県内総生産を上げていかなければいけません。そうしたことに関しましても、健康産業とか先端農業推進プロジェクトといった新しい取り組み、手段をしっかりと講じていくことを今後の方向性の中に盛り込んで、しっかりと取り組んでいくことを今回の評価を受けて掲げているところでございます。
 私どもは、今年度の評価の指針として、年度当初にふじのくにづくりの総仕上げという方針を全部局に示しまして、おくれているものを押し上げる視点を持って自己評価を行い、改善策を講じ、また総合計画審議会に諮り、当然評価部会にも諮り、また今回は全常任委員会で委員の方にも議論いただいて、目標達成のためにどういった施策が欠けているのか、こういった視点が必要じゃないかという意見もいろいろいただいておりますので、そうしたものを今後の施策展開に反映し、また予算にも反映し、引き続き県民総ぐるみで英知を結集して取り組むことで、成果目標の達成を図ってまいりたいと考えております。

○増田委員
 ありがとうございました。
 ぜひ、個別具体的な対策をしっかりと立てていただいて、結果が出るように御要望しますというのが、内々の話でございましたが、これをいろいろ見ると今回の評価書案は、いかようにも読めるというか、厄介といいますかですね。
 目標を立てて、柱を重点に戦略ごとの大柱もあり、あと基本構想もありますけれど、目標に向かって、では何をやりましょうと取り組み、工程表があるわけです。このうち取り組み、工程は99%と順調に行っている。ほぼ100%です。目標に向かってやらなきゃいけないことは、ほぼ完璧にやっているという評価です。しかし結果が伴っていない。これはいろんな見方ができちゃうと思うんです。
 確かに、結果が出るまでに時間もかかるという見方もあります。またそもそもこの目標に対して取り組みがうまく連動しているかどうか、その見方もチェックしなければいけない。どっちが出発点か私にはわからないところがあるんですが、目標があって政策論があって工程があるのか。逆にやりたい個別的、県庁各部局の政策的な仕事があって、最終的にこういう目標にまとめるとうまくすっきりするという話もあるでしょう。そもそも今県でやっていること、また来年度もやろうとしていることが、本当に県民の幸福度向上、最大化につながっているかどうかという、そもそも論まで行く見方もできなくもないと私は見ました。ちょっとうがった見方かもしれませんが。
 そうすると、今これだけ目まぐるしく変わって、企業はもう毎日いろいろチェックしたり、半期どころでなく月ごとにいろいろ軌道修正しながらやる中で、県みたいな行政体がこれだけ大きな広い分野を5年、10年のスパンでやるのは、とっても難しい。ある意味軌道修正が難しいと思います。
 要望にさせていただきますけれど、広聴広報課がやっている県政世論調査の評価を見ても、余りよくないというか、県民の皆様方の余裕度であったり豊かさの感想が余り芳しくない状況を見ると、そもそもこの総合計画後期アクションプラン自体が本当に合っているのかという話になっちゃいます。
 ぜひ柔軟に、また細かく見ていただきながら、臨機応変な対応もあってしかるべきだと思いますので、ぜひそういった意味で県民のためになる施策を展開していただきますように御要望させていただきます。

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