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委員会会議録

質問文書

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平成21年11月新型インフルエンザ対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:豊岡 武士 議員
質疑・質問日:11/25/2009
会派名:自由民主党県議団


○豊岡委員
 何点か、ちょっと簡潔に確認をさせていただければと思います。
 まず、厚生部の説明ですけれども、先ほど本格的な流行期はこれからだという話がございましたけれども、南半球の状況等を含めまして、これから本格的に流行するという上でのいろんな兆候だとか、こういう点から大流行するんじゃないかということが考えられるよということを、ちょっと教えていただきたいと思います。
 それから、2ページのところで、きのうから、1歳児から小学校低学年までワクチンの接種が始まったわけですけれども、小山町なんかは集団接種をするとか、いろいろと伝えられているわけですけれども、ワクチンの確保状況等からして、この1歳から小学校低学年まで、また基礎疾患を有する、下の11月24日からの予防注射、大体どれくらいまでの期間でこれが完了できるのかということを教えていただきたいと思います。
 それから、3ページのコールセンターを設けてあるよということですけれども、その辺の相談の状況はどんなふうかということを教えていただきたいと思います。
 それから、学校のほうですけれども、まず1つは、相当、学級閉鎖とか、場合によっては学年閉鎖等が起きているわけですが、学習へどのような影響が出ているのか。場合によっては、春休みに授業をやらなければならないとか、いろいろと出てくるのかなと思うんですが、その辺の現状で、学習への影響状況がどのようかということを教えていただきたいと思います。
 それから、年が明けますと高校入試が始まるわけですけれども、万が一、相当、大規模な流行があったとして、受験生が相当そのインフルエンザに罹患して受験できないというような状況が起きたとき、どのような対策を考えてらっしゃるのか。2ページの下のほうに、現在、検討中というお話がございましたけれども、現時点でどんなふうにお考えになっているのかということを教えていただきたいと思います。以上です。

○竹内疾病対策室長
 お答えいたします。
 まず、これからの流行の見込み、あるいは予測という点ですけれども、現在、全国的には、警報レベルを超えている、1定点医療機関あたり30を超えているという状況の中で、本県は一部の保健所の管内のみにとどまっている状況にありますけれども、先ほど説明がありましたように、秋以降、全県的にも感染者、届け出の患者がふえている状況にあります。隣県の状況を見ましても、例えば、愛知県ですと1医療機関定点当たりの数が50を超えるなど、隣県は本県以上に患者がいるという状況。それから、交通も東西、非常に頻繁に行われる状況を考えますと、今後も感染者の拡大というのは続くんではないかというふうに考えております。
 それから、2点目のワクチンについてですけれども、国から定期的に月2回、供給を受けている状況です。詳しい国からの供給量については、数週間前に、非常に短期間の間に通知を受けるということですので、長期的な見込みを立てることはなかなか困難なところでありますけれども、これまでに、11月6日、国出荷までで、妊婦の方を除いたバイアルとしては、16万1774回分。それから、妊婦の方に対してのワクチンについては、7,470回分が11月6日までに、国から出荷を受けております。この分について、昨日からのワクチンの接種までに使用できている量であります。今後についても、定期的な国からの供給を受けて、各医療機関に供給を続けてまいりたいと思っております。
中にはやはり、1CCバイアル、10CCバイアルということで、非常に、容器によって使い勝手に差が出るようですので、その辺も含めて考慮しながら供給を続けてまいりたいというふうに考えております。
 それから、3点目のコールセンターのことでございますけれども、先ほど説明がありましたように、10月13日から外部委託を行いまして、24時間体制のコールセンターの開設をしております。その状況ですけれども、4月以降、県内、政令市を含めたすべての相談件数が、22日までの集計がありますけれども、4万124件という相談状況で、そのうち、11月だけで――11月1日から22日までだけで1万490件ということで、非常に多くのお問い合わせをいただいております。内容としては、やはり新型インフルエンザの病気そのものに対するお問い合わせ、あるいは医療機関への受診の方法、あるいはワクチンの接種の対象者、あるいはどのようにすれば接種を受けられるかというようなお問い合わせが多いという状況であります。以上です。

○中澤学校教育課長
 学習への影響でございますけれども、学校は計画段階で予備時数というのをとっておりますが、ただ、今回のものは、学級閉鎖、学年閉鎖が再発するというような学校もありまして、なかなかその予備時数だけでは対応できない状況にございます。そうした場合は、例えば日課の変更で対応すると。例えば、小学校で言いますと5時間のところを6時間にするなどして、時数を確保していく。あるいは、学校行事の準備の段階において、もう少し精選できないかというような工夫をしますが、なかなかそれでも対応できなかった場合は、長期休業を使うということも考えられますが、大事なことは、履修すべき内容が、その学年で指導されているかどうかというところに着目して、そういうものを進めていただくように、学校にはお願いをしているところでございます。
 それから、高校入試でございますが、前々から静岡県では、病気等やむを得ない事情があった子供たちに対しては、追検査というのを設けておりましたが、その日にちが、今回のインフルエンザでは、やはり発症してから治るまでの期間の余裕を見なければいけませんので、追検査が少し、学力検査の本試験に近かったものですから、それについては、学力検査をしてから中1週間あけて追検査が実施できるように、追検査の日を後ろにずらして対応をしております。また、特別支援学校の高等部におきましても、追検査を設け、それも1週間あけて追検査をするということで対応をしております。

○豊岡委員
 ありがとうございました。
 そのワクチンが、16万1700人余分と、それから妊婦への7,470人分ですね。これで、対象者に対して、そのワクチンが来た割合ですね。その辺が、必ずしも希望が、全員がしているというわけでもないかもしれませんけれども、対象者に対して、どれくらいの割合になるのかということを教えていただきたいと思います。
 そしてまた、希望が多ければ、追加のワクチンが今後来るというふうに思うんですけれども、その辺の見通しなんかにつきましても、教えていただけるとありがたいなと思います。
 それから、コールセンターですけれども、申しわけないですが、実は私もコールセンターの電話番号を知らないんですけどね。まだまだ県民の皆さん知らない方が多いんじゃないかと思いますので、ぜひこの辺はしっかりと広報していただければと思います。これはお願いにしておきます。
 それから、教育委員会のほうですけれども、ぜひインフルエンザでも、本当に学校が――ある意味では学習活動めちゃめちゃになっているような状況もないわけではないわけでして――ぜひ、学力が低下しないように、到達度と言いますか、そういう点ではしっかりと目配りをしていただいて、そうした今後の学力低下にならないように特段の御配慮をいただきたいと思います。
 ということで、ワクチン関係だけ御答弁いただければと思います。

○竹内疾病対策室長
 ワクチンについてお答えをいたします。
 今、対象となっております妊婦の方、それから基礎疾患を有する方、それから1歳から小学校3年生、低学年までのそれぞれの対象者の方の人数ですけれども、国の推定で、本県分としては妊婦の方は3万人いらっしゃいます。それからあと、基礎疾患を有する方は27万人、それから1歳から小学校低学年までの方で32万人ということで、合わせて62万人の方が、国の想定では、本県の中にいらっしゃるということになっております。
 ただ、医療機関の調査をしたところでは、これ以上に基礎疾患の方はいらっしゃるというような回答もいただいている中で、ワクチンの供給量というのは、今回、10月、11月については毎回10万回分程度しか来ないということで、非常に多い対象者の中で、国からのワクチン供給量が――これは人口案分ということで割当がありますけれども――非常に限られている中で、接種を希望される方には大変御迷惑をおかけしているという状況にございます。
 今後、12月の後半以降の国からの見込み量としては、毎回、おおよそ20万回を切れるくらいから、20万から若干超えるという数字を推移をするというような、おおよその推計もございますので、今年度末までにかけて順次ということで、なかなかピークとの兼ね合いの中で予防的に打てるかどうかというのは難しい点もあると思いますけれども、できるだけ接種が円滑に進むように進めてまいりたいと考えております。
 それから、あと、御要望いただきましたコールセンターにつきましては、電話番号、今、昼間の保健所の各相談窓口がそのまま自動転送になりますので、特に別の番号というわけではございません。これまでもさまざまな機会をとらえて周知しておりますけれども、これからもまた、利用していただけるように御案内に努めてまいりたいと思います。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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