• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年12月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:植田 徹 議員
質疑・質問日:12/12/2008
会派名:自由民主党県議団


○植田委員
 順番にお尋ねいたします。
 第152号議案の静岡県統計調査条例ですけれども、ちなみに個人情報守秘義務と。それにかかわらない、例えば静岡県内を走る河川の流量とか、例えばダムに流入する流水量とか、一般的にこれは技術系で必要とされるデータ、この提供というものがこの統計調査の中に入っていて、それも公表するというふうに解釈をしてよろしいでしょうか。その点をお尋ねいたします。

 次に、3ページの2の概要の中にB主な意見等と、ここに*印で7つばかり書いてあります。3には今後の取り組みが書いてありますけれども、*印に対して、当局としてどのような対応をとるのか。この*印一つ一つについて、対応をお聞かせください。

 4ページの中で、韓国がありますが、これは新聞でもう発表されましたが、大韓航空が触手を伸ばして、ある程度固まってきているように聞き及んでおります。現状の情報を教えてください。
 それから、韓国あるいは中国、香港、台湾等いろいろありますが、同じく当局が今とらえている現況の手ごたえを教えてください。

 8ページの天竜浜名湖鉄道のことです。
 本会議でも質問がありました。部長答弁では、社会資本整備は長い目で重要であるとのお答えでしたけれども、5年間で県の支援総額が6億2500万円と、平成25年までに約5年をかけて経常損失を19年度の3分の2まで圧縮となるのですが、5年たってもまだ3分の2の赤字が依然として延々と残る。こういう場合に、天竜浜名湖鉄道そのものに、1つの会社に県が集中して県民の税金を投入していいのか。単純な疑問が生じますけれども、悪い言い方をしますと、瞬時にして消える焼け石に水ではないか。そのように私は思います。
 特に、会社は経営全般について第三セクターとしての特有の甘えを排除する。社員一丸のもとに最大限の努力をする。これはどこの企業にとっても当たり前のことであります。議場でも答弁いただきましたけれども、この点について再度、このことについて御答弁をお願いします。

 最後に、9ページの富士山ナンバーですけれども、私は当初、富士山ナンバーの案が浮かんだときに、とても無理だろうと。2県をまたぐ、とても今までの常識ではあり得ない。だから多分できないだろうなと思っておりました。ところがいろいろな皆さんの御尽力によって、富士山ナンバーが現実にできました。私が先月福島――東北のほうに観光バスで行ったときに、たまたま私の乗ったバスが富士山ナンバーで駐車場にとめたら、ほかのどこかから来ている人たちが、富士山ナンバーのバスを見て「富士山、富士山」と。それほどまでに富士山というナンバーが珍しかったのか、富士山というイメージがよかったのかわかりませんけれども。駐車場にいた、多分全国から押しかけてきたいろいろな観光客が富士山ナンバーのバスを取り囲んで10分間ぐらい異様な雰囲気でしたよ。私はうれしかったですけども。こういう点について、県企画部として、感想をお聞かせ願いたいと思います。
 私はできないと思ったやつができた。だからすべていろいろなことを努力すれば、芽が出、花が開花してくるのではないかと、いろいろな面でも思いますけれども、企画部としての富士山ナンバーについて感想をお聞かせください。以上でございます。

○大石統計利用室長
 今、委員が言われた河川流量等に関しましては、行政記録ということになりますので、この条例の第2条で定義をしてありますが、ここで言う県統計調査とは、「県が統計の作成を目的として、個人または法人その他の団体に対して、事実の報告を求めることにより実施する調査」ということで、統計調査条例の対象にはならないということでございます。
 これについては、改正前の条例ではこの辺の定義がありませんので、今回、定義を明確にしたということでございます。

○坂田企画監(空港振興担当)
 県内企業への空港利用促進の働きかけのうち、主な意見に対する個々の対応についてお答えします。
 まず、上から3つまでです。ビジネスユースでの利用、就航ダイヤの利便性の向上、それからビジネス割引の導入、この3点につきましては、私どものところでは独断で対応はできませんので、航空会社等へ、今後、対応を検討していただくように情報提供いたします。
 それから、4番目のアクセス費用や時間まで含めたトータルコストが重要というところなんですが、富士山静岡空港交通アクセス協議会で、アクセス方法、運賃等の検討していることを聞いておりますので、こちらのほうに情報提供をしていきたいと考えております。
 それから、地元企業としてできるだけ富士山静岡空港の利用に努めたいというところは、これはとてもありがたい意見でして、就航促進協議会の中に、今後産業交流委員会という委員会ができると聞いております。ここと連携しまして、地元企業にさらに静岡空港を利用していただくような働きかけを行ってまいります。
 それから、地域的に限定されていた営業活動の範囲が広がるということで、私どもも就航先と経済交流が盛んになることということが目的の1つと考えております。実際には、石川県とか鹿児島県の中で、静岡県との経済交流というところができつつあります。これも就航促進協議会と連携して、今後さらに広げるように詰めてまいります。
 それから、出張以外でも社員の慰安旅行等での静岡空港を利用する選択肢がふえるというところは、企業回りをしていますと、社内報がかなりありますので、今後、開港の日ですとか、料金ですとか、そういったものを社内報に掲載していただくように情報提供してまいる所存でおります。以上でございます。

○杉山静岡県理事(国際戦略担当兼空港需要担当)
 大韓空港の就航のお話でございますが、路線の就航については空港部が所管しております。先般、新聞に大韓就航のお話が出ました。基本的には大変ありがたいお話だと思いますが、空港部によりますと、まだ正式な表明はないということで聞いております。
 それから、4ページ、5ページに書かれました各地区の手ごたえというところでございます。
 韓国につきましては、アシアナ航空が就航表明をして、新聞報道によって大韓航空も意欲があるということで、大変、航路と就航という意味ではかたいところが出てくる。旅行社のほうも先般、旅行博士というFIツアーといいますか、韓国の旅行社が静岡市に来て、今後頑張ってお客を静岡に送りたいし、また静岡から韓国に送りたいというお話が進んでおりますので、韓国について一番進んでいるかなというふうに思います。
 中国につきましては、路線の就航がまだでございますので韓国に比べると多少おくれておりますが、先般、中国東方航空が中国の民航総局という国の機関のほうに週4便就航するという案を正式に上げたということですので、中国の中国東方航空の就航については、非常にかたいかなと思っております。これが今後に正式に表明されますと、傘下の旅行社により具体的に働きかけますので、それを我々もいらいらしながら待っているというところが現状でございます。今後、ますます力を入れていく必要があるかなと思います。県内企業の反応は非常にようございまして、特に中国については非常に期待するという企業が多いものですから、片方では県内企業の需要を掘り起こしながら、中国の就航の表明、決定を待っているというところでございます。
 台湾、香港、マカオにつきましては、チャーター便になりますので、恐らく1つの旅行プランあるいはチャーター便の継続とか細切れに、開港から決まっていくという形になると思います。
 今、私どもがいろいろ現地に行って、あるいは向こうの方の意欲、また台湾観光当局なんかの静岡でのPRの積極性、そういうのから推しはかりますと、恐らく開港当初から台湾からはチャーター便が就航する。これも開港の時期が定まってまいりますと、より具体的なお話がすぐ出てくるというふうに考えております。

○田澤政策推進局長
 お答えします。天竜浜名湖鉄道の経営計画に対する支援でございます。天竜浜名湖鉄道の将来見通しといいますか、将来このまま続けるのかどうかという御質問でございます。
 天竜浜名湖鉄道は御承知のとおり地域の公共交通として非常に重要な役割を果たしている。この役割というのは、人を運ぶというような手段を通じていろいろな地域の発展に寄与し、また高齢者等に対する福祉の面、あるいは通学、学生に対する教育の面、さまざまな幅広い役割を担っていると我々は考えております。
 今回の経営計画については、会社が従来までのいろいろなことの反省も踏まえ、またこれから不退転の決意で、今回、やれることは何でもやろうと。いろいろな手を尽くして、そういった役割を少しでもきちんと継続的に果たせるようにやっていこうという決意のあらわれというふうに感じております。
 そのために、この地域として必要なものを沿線市町あるいは住民等の理解をいただきながら、財政的にも支援をしてまいりたいと思いますし、また利用の促進というのが何よりも大事だとも思います。この利活用の促進というのは会社だけでできることではないだろう。県と沿線の市町、また地域の住民、団体等も含めてこういった利活用について、ある意味利活用してサポートすると同時にメリットを享受するという意味で、総合的な利活用をふやすための支援をしていくというふうに考えております。
 今回、目標の経常損失が3分の2というのは、この累積している欠損額にここで歯どめをかけて、利用者数の減少にも歯どめをかけて、ここ数年の下に下がっているカーブを何とか一生懸命押しとどめ、こういった民間的な手法だとか、甘えの排除、それから利活用を進めるということで、それを少しでもカーブを上にしたいというような趣旨でございますので、ぜひ御理解いただければと思います。

○塚本交通政策室長
 富士山ナンバーにつきまして、企画部としての感想ということでございます。
 私どもといたしましても、ありがたい御意見をいただきまして、大変うれしく感じております。富士山ナンバー、この地域表示ナンバーのもともと目的は地域振興とか観光振興ということで、本県の情報発信力が高まるということに非常に資するものだと思います。
 と同時に、委員から御指摘ありましたように、山梨県と静岡県が共同で実現したということでも全国初の事例でございます。そういった意味で、この富士山ナンバーだけではなくて、二輪車の富士山型のナンバーを御殿場市が提案して、それに対して地元もそうですし、山梨県側も一緒になって今度、二輪の同じナンバーを導入したということで、それを契機に両県の市町村同士の交流が非常に盛んになってきているということです。そういった面での協力とか、地域振興の場がより広がったということで効果が出ているのではないかというふうに考えております。以上でございます。

○植田委員
 それぞれ答弁ありがとうございます。
 統計のことにつきましてはわかりました。

 3ページの主な意見に対する対応なんですが、我々が今一番関心があるのは、ここに書いてある航空運賃だけでなく、アクセス費用や時間まで含めたトータルコスト。これが私は最重要だということは、私は東部に住んでおりまして、アクセスの問題について特に注文をつけておきたいと思います。

 韓国、中国、台湾、香港、マカオの件につきましては、わかりました。

 8ページの天竜浜名湖鉄道のことですが、御説明は十分に理解できます。
 ただ、また東部が出てきますけども、静岡県は広いです。東部、中部、西部、同じく政策にお金をかけるところはバランスよくしていただきたいとつくづく思います。

 富士山ナンバーの件につきましても、これはできないと思っていたやつができたということで、何事も、静岡県の行政も、初めからこれはだめだというあきらめの対応ではなく、積極的に物事を推し進めていっていただきたいということも含めて質問でありました。

 1つ質問を忘れておりましたけれども、もう一点。
 前回の9月の委員会でもお話を多少させていただきましたが、富士山静岡空港周辺の多目的産業展示施設の設置に向けた取り組みの中で――本会議でも質問がありましたが――たまたまこの多目的産業展示施設の参考にするのは、私が住んでいる富士市のふじさんめっせだということも含めての質問なんですが、ふじさんめっせはできて間もないのですが、私個人が聞いた範囲ですが、いろいろな方々の話では、使い勝手が悪い。例えば、音響施設は最悪、あくまでも展示施設でつくったものですから、中で、マイクでしゃべると自分の声が何も聞こえない。あくまでも展示だけの施設だと。これを言うと、さらにまたここにお金をかけろというような主張に聞こえますが、そうじゃない。私にとって、ちょっと極端な言い方しますとそういう最悪な施設を参考にするということ自体がいかがなものかなと。
 また、静岡県は、この財政が逼迫している――きょうの新聞にも出ておりました――にもかかわらず、箱物を45億、50億円かけてつくるのか。部長いわく、長い目で投資をするんだと、インフラ整備というものはそういうものだというお話ですけれども、またまたかと、我々議会サイドの人間としては思います。
 地元の議員さんもおりますが、私は静岡県の議員としてもう一度再考をと、注文をつけたいと思いますが、いかがでしょうか。

○伊熊企画調整局長
 施設の建設費ということで、委員の御指摘がありましたふじさんめっせの建設費用を参考にさせていただきまして、おおむねどの程度ということで算出したわけでございます。
 具体的な施設の内容ということにつきましては、建物の敷地もこれから取得するということになりますので、十分検討して、その中で具体的な建設費等も積算すると思いますから、皆さんにとって使い勝手が悪いようなものをつくってはいけないというのがありますので、この点については十分考えていかなくてはいけない点があります。
 その目的に音響施設ということになりますと、コンサートとか、そういったもので使うという可能性があると思いますが、そういったものをやるのかどうかということも合わせて検討しながら、よりよいものを目指して、設置に向けて検討していきたいと思ってございます。以上です。

○植田委員
 今の最後のお話で、多目的産業展示施設をつくる、つくらないのことも含めて、いろいろな意味で、我々議会の意見も含めて検討していっていただきたいと思います。
 当局サイドだけの推進だけでなくて、議会に諮りながら――当然これは採決が必要な施設ですから、議会に話あると思いますけども――より綿密に議会に報告するなり、綿密に進めていっていただきたいと注文をつけて質問を終わります。ありがとうございました。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp