• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年7月観光資源活用促進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小野 達也 議員
質疑・質問日:07/25/2011
会派名:自民改革会議


○小野(達)委員
 それでは、何点かお願いします。
 ふじのくに静岡観光大商談会には、東京に所用がありまして、その合間を縫いまして伺いました。私は、そのプレゼンも全部聞いて――それもちゃんと聞いていましたけれども、どちらかというと来ているメンバーを見ていまして、各自治体から大勢来ていましたし、その中で私の地元の伊東市なんかも大変若返っていました。以前は、ミカンを配ったり干物を配ったりするのに、芸者さんと一緒に長老が行っていたのですね。だけど、もうすっかり変わって、隣の東伊豆町なんかも若い人が活発にいろいろなことをやっています。来てくださった側のエージェントの皆さんも多分、若手にちょっと行ってきてみろということがあったんだと思うのですが、若い女性であったりとか、多分まだ入って間もない男性社員とか、そういう方が多く見えたのですね。
 私、多少なりとも観光に従事しているものですから、いろいろなことが、今、若い人から何か発信されていると。象徴的なのはインターネットの世界だと思いますけれども、やっぱり若い人が企画したもの、女性が企画したもの、こういうものが非常にヒットしてくる世の中に変わってきました。今までの伊豆は、大御所が人脈を持って、いろいろなところからお客さんも来ていたのですけれども、これからはやっぱり団体から個の観光をもっともっと進めなければいけない状況になってきました。
 そういうものを考えると、あれは絶対やってよかったと思いますし、期待もかなりしています。具体的に来年以降もやっていくとか、形を変えて、例えば――後ほど質問しようと思いますが――ジオパークに向けてちょっと伊豆へ招いて、いろいろな景勝地を見ていただきながらやっていくとか、もしくは富士山の文化遺産の登録に向けて、同じようにそういうものをやっていくとか、そういうことがあるのかどうなのか。来年度じゃなくても、今年度でもいいのですが、何か次のものがあるかどうか、ぜひ教えていただきたいと思います。

 続きまして、観光人材の育成の中に、宿泊施設従事者等を対象とした研修というのがあります。これ例えば、宿泊施設の方だけなのか、もしくは付随した観光施設等がありますが、そういう方もここに入れていくのか。
 私の地元の国際交流協会が中国語講座をやっていたのですが、やっぱり講師のお金もかかったりということで、補助金がないとなかなかできないのですが、このたびその補助金が切られたということです。こういうものにリンクしてできれば、中国語を生かしていろいろな観光案内もできるのではないかなと感じたのですが、そういうことも含めまして、宿泊従事者のみに限られてしまうのか、もしくはそういう観光施設、もっと言ってしまえば、タクシーの運転手さんとか何か常に接触する方、そういう方に対してもやっていくのか。そういうことをどう考えているかを教えていただきたいと思います。

 それから、伊豆半島ジオパーク構想の件でございます。本会議でも、私、質問させていただきました。そして、この前の土曜日には、川勝知事と溝畑観光庁長官、また、きょうの部長以下皆さんも同行されたのかもしれませんが、やっぱり大室山なんかですね、登ってみると本当にすばらしいところで、一周歩いても15分ぐらいですかね、360度パノラマ、富士さんももちろん見えますし伊豆七島もよく見えます。いろんな意味ですばらしいところなのですけれども、例えば、私の地元の市民も余り興味を示さないのが残念であります。
 観光で来た方が対象だと思うのですが、大室山のふもとと言いますか、リフトの乗り場のところにはジオパーク構想に向けて大室山の成り立ちとか、そういうものを書いた掲示板があります。わかりやすくて、すばらしくて、何かちょっと読みたくなるような、デザインもすばらしいんですけれども、あれがもっともっといろんなところにあればいいと思います。もしわかればですが、多分あれ民間と言いますか、いろいろな組織でやっていると思いますけれども、あの掲示板がおよそ幾らぐらいかかっているのか。例えばですが、城ケア海岸であったりとか、いろんなところにそういう統一したものをつくってやっていくことによって、もっと市民も興味を起こしてくるんじゃないかなと。そんなことも考えておりますので、経費的な部分までわかれば一番いいかなと思いまして、ちょっと教えていただければと思っております。

 次に、空港の利用状況のところでですね、私も静岡県では陸地で一番東側に住んでいますから、どちらかと言いますと、正直言って羽田に行ったほうが近いものですから、地元の方に静岡空港を進めにくいと言いますか、自分自身も何となくそっちを利用するのが多いのですが、県民へのアピール――これからもっともっと利用していただきたいというところで、私自身が静岡空港の使うときの利便性の利のほうを言います。駐車場が無料だということを一番アピールしています。東の羽田にしろ、西の静岡空港にしろ高速道路を使うものですから、そういう面ではそう変わりないということで、駐車場が無料ですよと言うと、気持ちはそちらへ向くそうです。だから、私はそうやって一生懸命アピールをしていますけれども、何か県民に向けた静岡空港を使ったときの、そんないい宣伝を教えていただければと思っています。

 それから、健康福祉部のほうでありました健康づくりのプログラム――温泉と緑茶を生かした健康づくりということであります。私もおふろ好きと言いますか、温泉は好きなのですけれども、よくよそから来た方に、伊東の温泉は何にいいのとか聞かれます。日ごろ地元の方と話すのですが、何かいろいろ源泉の種類によってお湯の質が違うということで、何十種類もあるから一概に言えないと。単純に温泉もあれば塩湯もあったり、何かいろんなものがあるのですが、そういう効用を何か示していくと、これまたいろんな意味で使えるんじゃないかなと思っています。例えば、今この辺でも駿河健康ランドなんかに行くと、入っているときに読みながら入れるようなのが書いてあるのですが、もっともっとそういうものを、ここの温泉は何に効きますから何が悪い人はどうぞとか、そんな形でやっていくとですね、利用される方もここに行こうかなというようなことが、出てくるのではないかなということを感じています。その辺のことがもし何かありましたら教えていただきたいと思います。

 それから、経済産業部のほうにあります、「ふじのくに食の都づくり」ということで、昨年度200人の方を表彰、そして、ガイドブックを1万部作成、全国の書店で販売ということであります。この販売がどの程度売れたのかな、なんてことを思うので、そのことがもしわかれば教えていただきたい。隠れた観光資源と言いますか、人というのはそんなことがあるかと思います。私も匠の技と言いますか、マイスターを取った方とかいろいろお話をする機会があるのですけれども、やっぱりそういう方がどこにいて、どんなことができる人がいるとか、もっと言えばその人のやっている――その人の勤めている旅館やお店をこういうガイドブックで販売して売れれば一番いい。もし何か食の特集とかそういうものでつくれればですね、ぜひ活用していただきたいと思いますので、この販売状況もあわせてですが、今後の考え方をお聞きしたいと思っています。

 最後に、交通基盤部の伊豆縦貫道の件でありますが、なるべく早く完成してくれればいいなと思いつつですね、できれば伊豆らしき自動車専用道路になってほしいと思います。例えば、観光案内というとちょっとあれですが、一般的な標識は真っすぐ行くと下田とか、左は伊東、右は伊豆市とか、何かこう普通にあると思うのですが、もし何かできればですね、観光的な標識もあっていいんじゃないかなと思っています。
 高速道路では、例えば、中央道なんかに行くと、八ヶ岳が前方に見えるとか、そういうものも途中にありますし、そういうものが可能なのかどうなのか、そういうものを私としてはつくっていただきたいと思っています。一般的な自動車専用道路というだけではなくて、そういうものを考えていくことができるのかどうなのか。これがまた県の仕事かどうかはまた別でありますけれども、伊豆という場所にせっかくできる道路ですから、ぜひそんなことも考えていただきたいと思っています。その辺も教えていただきたいと思います。

○植田観光振興課長
 まず、商談会についてです。今年度の7月7日に行いました商談会につきましては、なるべく幅広く関東のエージェントさんに来ていただきたいということで、結果としてそこに書いてありますとおり、162名に関東圏から来ていただきまして、また、本県からは157名、旅館・ホテルまた観光施設、市町等から参加していただきました。商談会につきましても、なるべく広く静岡県の魅力をPRするという方針で行いました。
 今後なのですけれども、またこれに終わらず続けていきたいと思います。ただ、やり方として今回と同じように広くやっていくのか。今回の商談会で両者にアンケートを取りましたので、今その結果を分析しているところです。そこで、こうしたほうがいいという意見もいろいろありましたので、例えば、今後、静岡県の接客を新しく始めてみようとかという積極的な事業者さんをなるべく重点的に集めて、チーム形式というか、もうちょっと少人数で具体的な商談に入るような商談会というのも考えられます。そういったいろんな形の商談会が考えられますので、何がいいかはこれから検討して、企画してまいりたいと今考えているところです。
 次の人材の育成です。この3ページの6番にあります宿泊施設事業者等を対象とした研修です。これは旅館・ホテルの組合に委託をしてやっておりますので、対象は旅館、ホテル、民宿等の宿泊施設の方々になります。内容も、そういった宿泊施設としてのおもてなしというところに、かなり限定してやっております。
 ただ、その3ページの上の5番に海外からの観光客受け入れ研修ということで、こちらはもっと広く対象を取っております。各市町とか団体さん、例えば、商工会議所とか、あとコンベンションビューローとか、そういったいろんなところが企画する研修に、うちのほうから講師を派遣します。こちらは海外からの観光客の受け入れが中心なのですけれども、例えば、食事で宗教的な関係から採れないものがあるとか、簡単な会話でどういうものがあるかとか、こういった指さしブックというのをつくっているのですが、対応の例を書きまして、ここを指して、しゃべれなかったら、これとこれですというふうにやるとかですね、そういった教材を配りながら、広い方々を対象にですね、5番のほうの研修会で実施しているところです。

○藤原観光政策課長
 ジオパークに関連して、看板についての御質問についてお答えいたします。土曜日も溝畑観光庁長官と知事等に大室山を見ていただきましたけれども、その最初に、駐車場のところにある看板に来ていただきまして、全体を看板を見て説明したところです。あの看板は実を言いますと、伊東の民間の団体の方が好意でつくってくれたものです。だんだん盛り上がってきているのではないかと、ありがたく思っております。今、小山先生とも相談しながら看板に入れる案をつくっておりますが、大室山から溶岩がこっち側の方向に流れ出ているよというような、イメージがわかるように考えております。しかも、今は駐車場のところにあるのは日本語だけだったと思うのですが、英語も入れて日英2カ国語ぐらいで、看板の面積もございますが、そんなことで順次考えております。また、違う場所ではそれと違うようなイメージになるかと思います。とりあえず今、伊東を中心に案を考えております。お幾らですかということですけれども、まだつくったことがないのですが、今までの看板を見ますと、ちょっと違うかもしれませんが、総額200万円から300万円ぐらいじゃないかなと思います。
 こういうふうに看板をつくりませんと、そこにお見えになった方、あるいはジオガイドを今養成しておりますけれども、その方が説明するときも、ここはどういうところかということがなかなか伝わりませんので、ぜひともつくっていきたい。ジオサイトにつきましては、年内に5年間の整備方針を決めたいと思いますので、その中で優先度を決めていこうと思っております。県では、環境整備施設の補助金等がございますので、その整備方針ともあわせて優先順位が決まったら、そこの看板等を整備していくというふうにしていきたいと思います。そしてお見えになる皆さんに伊豆の地質の成り立ちなんかがわかるように伝えたいなと、こんなふうに考えております。

○石川空港利用政策課長
 空港の利便性について県民へのアピールということでお話をいただきました。委員に御指摘いただきましたように、駐車場無料というのは非常に大きいメリットでして、そこにつきましては、県としても今までピーアールしているというところでございますが、それに加えましてですね、3点ほど大きなメリットがあるかと思っています。
 1つは、手続が非常に短く済む。移動時間も短いというコンパクトさがですね、実際に空港を使っていただいた方には好評であるということでございます。これにつきましては、例えば、静岡からよく行く羽田、成田、中部に行きますと、移動にしましても途中で渋滞があるという、あるいは混雑している。着いてからも非常に時間がかかるといっている間にですね、静岡空港であれば手続が簡便に済ませられて、すぐに飛び立てる。あるいは帰って来られる。これは非常に大きなメリットだと思っております。
 もう1つは、静岡の空港利用の促進協議会などで各種のキャンペーンを行ってございます。直近のキャンペーンは7月22日で終わってしまいましたけれども、それであれば一人当たり3,000円ですとか5,000円ですね、要件を満たせば安くなるというところも一つ魅力かと思っております。
 あとは、静岡空港からですね、すぐ近くから海外のいろいろなところに飛んでいけるというところもメリットかと思っております。定期便で言えば、今のところ韓国の仁川と中国の上海ということでございますが、そこからさらに乗り継げば世界のあらゆる各地に行ける。あるいは静岡空港から直接チャーター便が出ておりますので、例えば、今年の年末にはハワイに静岡空港から行ける、そういった海外のいろいろなところに行けるというのも、メリットの1つかと思ってございます。
 いずれにしましても、こういったいろいろな利便性――メリットをですね、県民の皆様に広くアピールしながら、今まで他空港を使っていた方に静岡空港を使っていただけるように、積極的に頑張ってまいりたいと思っております。

○伊東健康増進課長
 温泉を活用しました健康づくりプログラムの開発に当たりまして、温泉の効用を示していけば、いろいろ使えるのではないかという点についてお答えさせていただきます。実は、昨年、事例集の作成はしたのですが、この中で事例に載せています温泉の性質は、例えば、硫黄泉とかそういった御紹介まではさせていただいております。今後、お茶の効用も含めまして、ここの地域での温泉はこういう効用があります、お茶を飲みながらこういう温泉に入りますと、静岡流の温泉の入り方を満喫できる、そんなところをちょっと目指していきたいと思います。そういった中で、温泉の効用の表示の仕方についても工夫していきたいというふうに考えております。

○内藤マーケティング推進課長
 食の都づくりのうちの仕事人について御答弁申し上げます。発行部数なんですけど、これは実は発行すると半年後ぐらいまでは発行部数ってわからないものですから、10月か11月にならないとわからないのですけど、今現在ちょっと発行したところ――実はこれが本なのですけど――この発行したところに聞いたところ、大体3,000から4,000部ぐらい売れていると。通常、書籍を県内で発行した場合に、千とか二千という単位で売れている中で、もう既に三、四千部売れているというような状況です。実はこれ非常に評判がよくてマスコミ等でも取り上げられておりまして、書店のほうに返品等もほとんどないという形ですので、2年間ぐらいで1万部は多分売れるであろうという話を聞いております。
 続いて、今後のこの仕事人の考え方なのですが、先生のほうからお話があったように、首都圏等から静岡に来られたときに、やはり10人、20人というロットの旅行では、この仕事人のお店で食していただくという形での、いわゆる食を一つの観光のメーンに据えていただく観光も、この仕事人がねらっているところでございます。そういった形でやっていこうと考えておりますし、それには、やはりマンネリ化しないように、資料にございますけれども、仕事人ウイークというような形で、四季ごとにテーマを決めて各仕事人の方に料理をしていただいて、とにかく観光の1つの呼び物にできていければというふうに考えております。

○村松道路企画課長
 伊豆縦貫自動車道の道路案内標識についてお答えいたします。現在、県では関連部局と連携しまして、「公共サイン整備アクションプログラム」に基づき、わかりやすい道路案内標識等の整備を推進しています。公共サイン整備の基本方針となります「静岡公共サイン整備ガイドライン」を、学識経験者などの提言を受け平成18年度に作成しております。平成19年度から平成20年度にかけて、伊豆地域など4地域で「地域別公共サイン整備行動計画」を、国、市町、観光関係者等と連携して作成しました。
 この「地域別公共サイン整備行動計画」では、各地域ごと主要観光ルートを設定し、案内先の統一性、連続性を確保するとともに、主要な観光エリア及び観光施設を著名地点に選定した上で、著名地点誘導標識――これ茶色の標識ですが――を設置することによって、観光客の円滑な目的地への誘導を目指しております。平成25年度までに、主要観光ルート上の道路案内標識約1,700枚の新設及び改善とあわせまして、主要な観光エリア及び観光地を案内する著名地点誘導標識445枚の整備を行うこととしております。平成20年度から平成22年度までに、道路案内標識約970枚、著名地点誘導標識約340枚の整備を行ってきました。今後も引き続き、市町及び観光関係者等と連携した整備を進めてまいります。
 国が事業主体の伊豆縦貫自動車道につきましては、この行動計画と整合を図りながら、沼津河川国道事務所と調整していきたいと思います。

○小野(達)委員
 ありがとうございました。特別委員会ならではということで、私も観光のまちに住んでいますので、やっぱり伊東市といいますか、伊豆全体にとって一番の産業でありますし、こうしていろんな部局が横断的にできるのは、この特別委員会しかないものですから、またいろいろな意味で施策等も一元化できるように、ぜひお願いして質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp