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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年7月富士山特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 裕之 議員
質疑・質問日:07/14/2009
会派名:民主党・無所属クラブ


○大石(裕)委員
 数点、質問をさせていただきます。
 まず、富士山総合案内の「富士山静岡ナビ」の開設についてお聞きをいたしますが、この資料を見ますと、この相談実績として、内容で言いますと、富士山旅行と登山関連で89件の60.2%の問い合わせがあるということなんですが、問い合わせをしている方々にこの富士山静岡ナビの何の情報が一番必要とされているのか、もう少し詳しくこの中身を知りたいと思いますので、御説明をいただければと思います。
 次に、先ほど6番委員の方からも御質問がありましたが、産業廃棄物の不法投棄の問題なんですけれども、まず先ほど答弁にありました、衛星画像を利用した監視というのを国のモデル事業でやっていくということなんですが、これ、もう少し具体的にどういう監視の方法になるのか教えていただきたいと思います。
 それとあわせて、実際、不法投棄をされる方なんですが、この資料にもあるように、「首都圏や都市部に近く」というようなことが主な理由として上げられているんですが、不法投棄する方々がどの地域の方々が特に多いのか、そういうデータがありましたら、その辺を御説明いただきたいと思います。
 そして、次に富士山を生かした観光振興の取り組みということで、「富士山と花」大型観光キャンペーンをやっていらっしゃるんですけれども、これについて全体の予算はどれぐらいで、現在の具体的な成果というか、効果、どういったものが考えられるのか、そしてこのキャンペーン自体をどういうところと協力してどういう形で進められているのかという中身をちょっと御説明いただきたいというふうに思います。
 そして、あとこの間、産経新聞に記事が出ていて、私も実際に読んでみて、ああそうなんだと思ったんですが、――富士山の情報スクランブルの資料の方にも出ていたんですが、――「登る女急増中」ということで、女性の方が富士山に非常にたくさん登られているという傾向があるということなんですが、――おしゃれで楽しい安全な女性の山登りというようなことなんですけれども、――観光という意味で言うと、こういう方々が多いということは、じゃあこういう方々も当然引き込んでいきたいというような方向でいると思うんですが、山梨側の方では環境保全推進協議会なんかが女性対策ということをやっているという記事は出ているんですが、残念ながら静岡の方に関しては、新聞記事の中では載っていなかったんですけれども、県として、――また地域それぞれでもあると思うんですが、こういった需要があるということは、それに対して対応すれば、当然、静岡側からもということになると思うんですが、――女性が特に登りやすい、安心・安全で楽しいというような側面から今取り組んでいらっしゃることが具体的にあれば教えていただきたいと思います。

○水野県民部政策監
 富士山ナビの中で、富士山への問い合わせの動向について御説明申し上げます。
 ここの表に出ていますように、4月、5月、6月ということで件数がだんだんふえておりまして、6月は70件ということで、5月対比、約倍増ということでございます。7月に入りまして、さらに多くのお問い合わせをいただいておりまして、先週末現在でさらにまたふえているということでございます。
 先ほど委員から御質問のありました富士山旅行、富士登山関連の具体的な中身ということでございますけれども、富士山旅行につきましては、基本的にビュースポットというのはどの辺がいいだろうかという御質問とか、県外の方ですと、おり口がわからないということで、インターならどこなんだろうかと、こういったような御質問が多うございます。
 登山につきましては、県外の方からは似たような話で、そもそも登り口が幾つあるかわからないということと、アクセス手段として自家用車でどこまで上がれるんだと、そういうような御質問、あるいは山小屋に問い合わせをしたいんだけれども、電話番号がわからないと、そういったような質問が多うございます。
 県内の方からは、もうちょっとブレイクダウンしたような、先ほどから出ておりますような、マイカー規制の具体的な日時の御質問とか、登山道がどこまでオープンしたかというような質問が多うございます。
 特に、7月に入りましては、登山道がどこまでオープンしたかという情報の問い合わせが非常に多くなっております。
 私からは以上でございます。

○市川県民部廃棄物リサイクル室長
 2点御質問をいただきました。
 まず、1点目の衛星画像を利用した対策の具体的な方法ということでございますけれども、これは35キロメートル四方の領域をまず設定をしまして、この画像データが年間3回ほど自治体の方に提供をされることになっております。
 この画像からは、50平方メートル程度の面積変化、あるいは2メートル程度の幅の変化が検出可能だというふうにされております。この画像をもとにしまして、目視で判読をいたしまして異常が検出をされたならば、現地に赴いてさらに詳しい調査をするという方法で進めたいと考えております。
 2点目の不法投棄行為者がどの地域の人間が多いかという御質問ですけれども、詳細なデータは手元にございませんけれども、例えば首都圏で建築物の解体をしたものを地元の業者がこの富士山ろくに不法投棄をするなどのケースを承知しております。行為者は、やはり地元の業者が多いというふうに考えております。以上でございます。

○加藤産業部観光振興室長
 「富士山と花」大型観光キャンペーンの効果、それからどこと連携しているか、また予算についてでございますが、まず昨年度の平成20年度の予算の総事業費は約3750万円、これは先ほどの6番委員のときにも御説明しましたように、構成メンバーが県、それからJR東日本、JR東海、それから全市町観光協会、観光関係団体、事業者等でございますので、これらの全部の予算を使ってやっております。
 一応、昨年度の実績を見ますと、20年度につきまして、やはり「富士山と花」というテーマを設定をして行いました。
 ちなみに、その前の年は、19年度になりますけれども、そのときは「食とものづくり」というテーマでやっておりまして、年々変えているわけでございますが、本年度は富士山静岡空港開港ということで、「富士山と花」というのが静岡県のシンボルであるということで、2年続けてこのキャンペーンのテーマとしているところでございます。
 20年度は、「富士山静岡フォトラリー」という、ものをやりまして、富士山の一文字ずつ入ったポスターを75の観光施設に貼っておきまして、そのポスターの前で写真を撮って富士山を3カ所並べますと応募ができるという、キャンペーンでございまして、このときには約1500件の応募がございました。その中でも、県内・県外がございまして、年々ふえているというふうに今は考えております。
 ことしにつきましては、そこにございますように、同じ「富士山と花」というテーマでございますが、72の対象の施設をラリーで回ってもらおうということで、今度はスタンプをつくりまして、そのスタンプを三つ集めたら応募ができるというようなことでやっております。
 これらのことをやることによりまして、新聞、あるいはテレビ、メディア等で県外へ発信をし、なおかつ地元の施設の方々にも協力をしていただいております。
 この施設も、やはり少しでも多くなってもらおうということで私どもも募集をしているわけでございます。それから県外、特に首都圏・中京圏・関西圏につきましては、各観光案内所を通してPRをしているところでございます。
 そんな形で、いずれにしましても先ほど言いましたように、海外、それから国内遠隔地も大事でございますが、やはり私ども静岡県は、首都圏・中京圏・関西圏が主要な市場でございますので、こちらの方を主力的に今やっているところでございます。以上です。

○池谷産業部観光政策室長
 富士山の関係で、女性の登山客への取り組みというんでしょうか、プロモーションということなんですけれども、正直申し上げて、今のところ山梨県のような対応は静岡としてはしておりません。
 ただ、やはり最近、女性が非常にいろんな形で、例えばマラソンとか、自転車とか、そういうアクティブな活動を若い女性を中心にやっているという話も伺いますので、やはり富士山、あるいは静岡県には南アルプスとか、いろんな山がございますので、そういうよさをPRしていくと。そういうことで、具体的にまだちょっと確定しているわけではないんですけれども、例えば登山用品とか、スポーツ用品のお店とか、そういうところと連携したり、あるいは登山雑誌等に情報を提供したりという形で取り組んでいきたいと思っております。以上です。

○大石(裕)委員
 ありがとうございました。
 先ほどの富士山総合案内の「富士山静岡ナビ」の件なんですが、いろんな相談があって、より具体的にこういうことが知りたいんだという情報がここにはデータとして残っていると思うんですけれども、この情報を県としてどういうふうに――観光局とか、この情報を生かす必要があると思うんですけれども、とかく縦割りと言われる中で、これがここの中だけで完結しているものであれば、情報としては非常にもったいないと思うもんですから、この相談内容がまたこういった観光パンフレットなんかにも当然生かされるべきだと思うんですけれども、そういった横のつながりといいますか、このデータをどういうふうに――生かされているのかというのを再質問させていただきます。
 それと、産業廃棄物の不法投棄防止対策の件なんですが、衛星画像の部分で、どういう形かわかりました。これはでも、基本的には捨てられてしまった後にしかわからないということになると思うんですが、しようがないと言えばしようがないかもしれませんけれども、捨てられる前にやっぱり捨てられないようにすることが一番必要なのかなというふうに思っております。
 そういった中で、どういった方々が捨てていくのかというところの情報もいただきたかったんですが、具体的には細かいところまではわからないというお話でございました。
 基本的に対策をするときに、だれがどういう形でやっているのかという中身が具体的にわからないことには対策というのは的確には打てないだろうというふうに私は思いますので、警察ではないもんですから、そこまではというお話も多分あろうかとも思いますが、そこら辺はそういった方々に当然情報をいただいて、具体的な対応策としてやっていかれているのか、今後、そういうことは考えられるのかということをちょっと御質問をさせていただきます。
 それと、これは要望になりますが、観光振興の取り組みで、「富士山と花」ということで大型観光キャンペーンもやられています。これはこれで、いろんな意味でおもしろい企画であると思っております。
 この中で、JRとか、観光協会、いろんなところと一緒になってやっていらっしゃるのはわかっているんですけれども、私のところに入ってくる中で、例えば小さい旅行代理店とか、そういったところなんかは、県の事業なんかは結構敷居が高いという話もよく聞ききます。利用者の声という意味で言うと、現場に一番近い中でどういうものが一番今、望まれているんだろうとかという情報をつかんでいる人たちではないのかなというふうに思っているもんですから、ぜひそういった方々にも、こういったキャンペーンにしっかり参加していただいて、本当にそういった声を拾っていくことで成果が出てくるものだと思いますので、ぜひそういったことも考えて、小さい旅行代理店なんかも入りやすいような形にしていただければというふうに思います。これは要望で結構です。
 あともう一つ、女性の関係、これも要望なんですけれども、今現在、なかなかまだ対応できていないということですから、女性が集まるところには人が集まるということだと思いますから、こういうのもタイミングが大切ですので、早く対応していただいて、静岡県にとって富士山というものがもっともっと女性にも親しまれる、そしてそれが県民にも親しまれるということになると思いますから、ぜひタイミングを逃さずに対応していただきたいというふうに思います。以上です。

○水野県民部政策監
 ただいまのナビの情報の共有ということについてお答えいたします。
 私どもの窓口では、日々の相談表はつくっておりますが、それプラス一覧表という形で、相談と対応の概要もまとめております。そのデータを、4、5、6月とまとまりましたものですから、7月の頭に、ここにいる室も含めまして、関係各室の方へ情報提供をさせていただいております。
 今後も、毎月、あるいは二月に一度ぐらい折を見て同じように情報提供をしまして、委員御指摘のとおり、今後の分析等の資料にしてもらいたいと、こんな形で運用してまいりたいと思っております。以上でございます。

○市川県民部廃棄物リサイクル室長
 不法行為の相手がわからないと有効な対策が立てられないのではないかという御質問だったと思いますけれども、不法行為を行う者の中には、廃棄物処理法の無許可業者も中にはあるかと思いますが、一般的には、産業廃棄物の処理につきましては、排出事業者が中間処理、それから最終の処分まで確認する義務がございます。
 したがいまして、県としましては、この未然防止をするという意味で、倫理観、あるいは遵法意識を醸成するためにも、排出事業者、それから処分業者を含めました研修会・講習会を随時実施しておりまして、こういった面からも未然防止につなげたいというふうに考えております。
 それから、他機関との連携でございますけれども、富士山ろくに設置してございます自動監視カメラシステム、これは運搬車両のナンバーを撮影することができます。したがいまして、そこで不審な動きをしているナンバーを把握した場合には、陸運ですとか、あるいは警察と協力をしまして、そちらからも情報提供をいただきまして、その追跡等に利用しているところでございます。以上でございます。

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