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委員会会議録

質問文書

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平成28年9月定例会企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:10/05/2016
会派名:自民改革会議


○落合委員
 委員会説明資料19ページの東静岡駅南口県有地への文化力の拠点の形成に向けた取り組みについて、1点だけ、一問一答方式で質問いたします。
 まず、ここに載っております有識者会議が3回開かれております。この基本構想があります。この中に1、2、3、4とありますが、富士山と三保松原、日本平が場の力として載っています。1章、2章はそういう感じですね。3章に来たら突然に文化力に変わっています。当然委員の方も、文化力という明確な特色の打ち出し、また文化力を誰のためにどう発揮するかイメージしておくべき、そういう意見が実際に出ておりました。まず文化力について、今言うような明確な特色の打ち出し、それから誰のためにどう発揮するとイメージしているのかをまずお答えください。

○増田政策推進局長
 今回コンセプトといいますか構想の中にあるように、文化力の拠点は目指す姿を、富士山を初めとする世界水準の魅力を生み出してきた高い文化力を発信し、国内外の人々を引きつける拠点と考えております。
 また、施設の中にいろんな機能があるわけですが、メーンユーザーとして、当然憧れの対象となるべき国内外のいろいろな人々、それからもう1つには若者、学生、留学生、そういう若い世代の方々、それともう1つは何よりも県民の皆様が地域のことについて知り、郷土について愛着と誇りを持っていただくことをコンセプトとし、いろんな機能を組み立てているところでございます。
 きょうの午前中の答弁の中でも申し上げましたが、今、この文化力の拠点施設は人口減少社会であるとか地域間競争が激化する中にあって、本県の魅力を非常に高めていく、特に文化力の面からも高めていくことがこれからの将来の発展になるという思いでございまして、こういった拠点を設けましてさらなる国内外の交流人口の拡大を図るとともに、若者、県民という皆様が将来に向けて明るい展望を開けるような目的で、我々はターゲットを持って、この施策を進めているところでございます。

○落合委員
 きょうは40分しかないのでそう質問はできないものですから、どんどん進めていきますけれど、この基本構想の内容を見ても、先ほど言ったように突然に場の力が文化力に置きかわっているんですよ、内容的にね。東静岡地区の開発にかこつけている。だから突然に東静岡地区を開発しよう、拠点づくりをしようという形になってしまって、中身が何にもないんですね。この基本構想において、これから基本計画をつくっていくこの会議の内容を言います。先ほど言った3つのコンセプトは当然わかっています。
 導入機能の一覧があります。3月の第3回専門家会議のときにたたき台ができました。それが8月には中身が変わっています。何が大きく変わっているかというと国際学生寮が160人程度、3,000平方メートルだったのが6,000平方メートルになっている。それとか食の都、茶の都が1,000平方メートルだったのが2,500平方メートル。供用施設が、5,600平方メートルだったのが1万870平方メートル。そういうように大きく変わってきているんですよ。建物の計も3万2950平方メートルから4万8545平方メートル。いろいろ変わっています。この4回、5回のときに何があったのか、その辺をまず教えてください。

○増田政策推進局長
 これまで議論をずっと重ねてきたわけですが、第4回専門家会議の中で、具体的に言うと大学コンソーシアムを代表する委員が提言していろいろ審議したわけです。例えば国際学生寮につきましては冒頭200人ぐらいと御提案があったわけですが、委員の中からこの国際学生寮はこれからのグローバル化社会の中で非常に重要な施設であるといういろんな意見がありまして、ここのところはもっと積極的に見直しを図るべきという意見を受け、その後また委員から300人ぐらいということで、今の面積規模になりました。あるいは図書館も同様に、面積のところは本県の文化とか歴史とかを学べる部分をもっと拡充すべきという委員の意見があったことを受け、次回に拡充したりとか、専門家会議の中での委員の議論をいろいろ重ねていく中で規模についても変わっているところでございます。

○落合委員
 静岡県にことしの5月1日現在で864名の留学の大学生がいます。参考までに、私は2002年に静岡大学人文学部を卒業しています。2009年に社会科学研究科の大学院を卒業しました。留学生たちと一緒に勉強していました。留学生の国別はある程度わかりますか。どういう人たちが来ているのか。実際のところヨーロッパも来ていましたよ。ブルガリアとかそういう方も来ていました。西欧から来る人たちは政府がお金を出して来ています。東南アジア、特に中国が半分いますね。今の状況はほとんどが東南アジアの方々です。本当に大学コンソーシアムは大事です。これからの学生たちを支援していくためには必要です。しかし、留学生じゃなくて県内の学生たちのために何をするのかは一切ないですね、これ。
 例えば今、授業料にしても、アパートに入っていてもとにかく生活が大変です。県内の学生のための支援が入っていない。留学生のための宿泊施設。やっぱり県内の学生を優先していかないと、というのは留学生の就職状況もありますね。留学生のほとんどが県内に就職してないんですね。している人たちは、大学の名前を言っちゃいかんけど本当に近くの国の人たちです。遠くの人たちはいません。そのために本当に支援が必要なのか。もっと県のために、もっと県内の学生のために考えなきゃいかんのじゃないかなと私は思います。その辺のことをまず教えてください。

○増田政策推進局長
 最初に、留学生の人数、どこの国からということでございますが、先ほど3番委員から御指摘いただいた864人ですか。これは4大とか大学の数でありまして、これ以外にも専修学校もございますので、専修学校を含めて、平成25年5月現在で1,200人ぐらいいるうち東南アジアあるいは中国の方がかなり多くの数を占めていることは事実でございます。
 この留学生の関係でございますが、県内の学生の支援はどうだという話が今ございました。今回、この国際学生寮が大分県にあるAPU、立命館アジア太平洋大学――非常に有名でありますが――と同じように、留学生の方と日本人、要は県内の大学生も含めて複数人でシェアルームといいまして、部屋を一緒にとって共同生活を営む中で交流を深めていくことが1つの目的でございます。留学生は一定期間滞在する中で、本県の歴史や文化、食の魅力等を学んでもらう場となりますし、また日本の大学生自身が一緒に交わることによって、異文化の理解や国際感覚の研さんを促す場となる。民間のアパートのように単に住む場ではなくて、県としてのグローバル社会に進展する中での人づくりに資する取り組みでございます。

○落合委員
 答弁ありがとうございます。
 確かに通常4年制大学15校、大学院3校、短大6校、高専1校なんですね。今、25校の大学のデータを聞かせていただきました。本当に県内に就職しているのは卒業生268人のうち44人なんですね。県内に入っているのはそんなもんしかない。本当にこれでは留学生をというよりも県内の学生たちがよそへ行ってしまうことに対して何とかしていかないと。勤め口がないのが実際のところ現実なのね。やっぱりそこをもっと考えていかなきゃいかんと思うし、ですから私はこの留学生のための宿泊施設は必要ないと思います。自分も大谷に行きましたから感じますけど、何も不便ではない。

 留学生のことはちょっといい。その前に、そこに研究拠点をつくりたいと載っていますね。学生寮と同時に演習の機能とかをつくりたいとも書いてございます。今、ペガサートビルの6階、7階を大学は演習室として使っています。これはほかの大学の単位をとれるように公開してやっています。いろんな大学生たちが単位をとれるようにしています。そういう機能がございます。演習室があります。こういう施設があるのに、なぜつくらなければいけないのか、まずお答えください。

○山口地域振興課長
 ペガサートに私立大学が入居しているのは存じております。一方これを県が進めることでございますけれども、本県の高等教育の一環として、今、県立大学もありますし、静岡大学もありますし、常葉大学も英和大学もあります。そういうところが一層連携して、単位をお互いにとるだけではなくて共同で授業をやると。さらに高大連携の授業もやっていこうと考えております。また生涯学習という意味とか、あとは京都で京都学をやっているように静岡で富士山学と、実際そういう地域に根づいた学問を、単一の大学じゃなくて共同でやって連携していきましょうと、今、大学コンソーシアムを中心に話を進めております。まだまだ詰めなきゃいけないところがありますので、今後、文化・観光部と中身の機能については十分に協議しておきますけれども、県でこういうものを設置する意義は十分にあると考えております。

○増田政策推進局長
 今、大学コンソーシアムについて説明がありましたが、大学コンソーシアムはもくせい会館に事務局を持っているわけですが、現状、学生が集まるスペースもありません。講義スペースとか、単位互換であるとか、共同授業であるとかこれから伸ばしていくことが県内の高等教育を底上げする上で非常に重要であると認識しております。
 また、拠点は大学コンソーシアムに加えまして、多目的の情報発信スペースとか、先ほど御指摘いただきました留学生の集う機能、研究者も含めた多彩な人々がここで出会って交わり、文化活動とか交流を深めていくことで、高い相乗効果、将来に向けての人づくりをやっていくものでございます。まさにこれをやることによって若者が県外転出している状況から、魅力を高めて人口流出にも歯どめをかける人づくりの取り組みでございます。

○落合委員
 私は、ペガサートは静岡市の図書館も2フロア入っていて、非常に勉強できる場所であると思います。これは非常に活用できる。ただ下が貸し会議室になっていますしね。そういう面ではスペースがないかもしれない。しかし演習室があったりしているもんだから、あえて本当に必要なのかなという気はいたします。

 図書室の件を伺いますね。
 図書機能ですが、今5,000平方メートルでしたか、大分大きくなってきました。これについて内容を見ると、学生たちや留学生とかが勉強する、一般の人たちもそうなんだけどそういう機能をと書いてございますが、何冊ぐらいの蔵書を考えているんですか。

○山口地域振興課長
 蔵書の数につきましては、もともと我々のところで図書機能とはどういうものかがまずありまして、それは基本計画に書いてあるとおりでございます。今3番委員からありましたように、学生や留学生の学びを支援する機能ということで、本県の歴史とか文化に関する書籍を収蔵するとかそういうものはありますが、県民の生涯学習を支援する機能や読書を推進する機能としても考えています。
 一方で、中央図書館の移転の話は教育委員会であり方を検討しているわけなんですけれども、中央図書館は80万冊の蔵書があると聞いております。そのうちの幾つかは来るのかなという感覚がありまして、最終的に蔵書の数が幾らになるかはまだ決まっておりませんけれども、今後、今の5,000平方メートルの中で、もともと図書機能は静かで勉強するところも必要なんですが、それに加えてそこでディスカッションするとかにぎわう機能も今の図書機能には求められておりますので、そういうことを含めて、要は開架のスペースをどうするかとか席数をどうするかは今後の課題として詰めていきたいと考えております。

○落合委員
 それでは、県立大学の隣にある中央図書館を移転するぐらいの考え方でいるんですか。

○山口地域振興課長
 教育委員会のきのうの文教警察委員会の答弁でもありましたけれども、県立図書館のあり方検討会の中では、一部の機能を移転することを前提に検討会にかけると答弁をしておりまして、我々はそこの状況を今聞いているところです。内容につきましては、こういう機能だと今後お互いのところで詰めていかなければいけないと思っておりますので、その全部の機能が来ることも可能性としてゼロじゃないですけれども、うちはうちでこういう機能が必要だと考えておりまして、面積にも出しております。5,000平方メートルですけれども、共有面積を含めても全体で八千何百平方メートルが図書機能全体になるわけですが、それでは多分、向こうが考えている面積にはならないと思います。
 ですので、我々が今考えていることと向こう側が移転したいものは、すり合わせをしていかなければいけないと考えております。

○落合委員
 県立図書館は昭和45年につくられていますので、本当にもう老朽化しています。当然移転なり建てかえなり考えないかん状況にきていると思います。遅過ぎるぐらいだと私も思います。それについては本当に支援をしないといけないと思いますが、県立大学も静岡大学も図書館、図書室は何時まで開いていると思いますか。

○山口地域振興課長
 済みません。存じておりません。

○落合委員
 夜の10時です。朝の9時から夜の10時まで。大学の図書館は休みがないです。そういう機能があそこに持てるのかと。実際大学へ行って、大学生たちに本当に必要なのか、この場所でいいのかと検討されているならある程度わかりますけれど、ほとんどのそういう資料を見てもそういう考え方で学長さんたちは入っていますよ。学長さんたちはわからんと私は思いますね。だから本当に根本的に考え方を変えていかないと、この計画は思い込みが余りにも多いんじゃないかなって思います。

○山口地域振興課長
 専門家会議の中でも、例えば図書室機能を入れた場合に、役所がやることなので8時半から5時であいて閉まるなんてことはあり得ないという話は、その会議の中でも当然出ております。ですので、今3番委員が言われたように、県民が使うことを前提とし、また一等地なわけでございますので、開館時間、閉館時間についても、当然その運用の中で何時にするかを決めていく必要はあることは我々も考えていますし、有識者会議のときにもその意見は出ております。

○落合委員
 わかりました。図書室の件はそこまでにしておきます。

 歴史の展示がありますね。
 今回オープンしましたふじのくに地球環境史ミュージアムは学校を利用して設備をつくりました。このサテライト機能もって書いてあるんですけれども、サテライト機能なんて要らんじゃないかなと本当に思うんですね。まだまだスペース的にもあるし、あの場所が使えると私は思いますけれども、このふじのくに地球環境史ミュージアムについてどれくらい利用されているのかわかっていますか。

○山口地域振興課長
 利用者数については確認しておりません。
 サテライト機能でございますけれども、地球環境史ミュージアムは出前講座をやっておりまして、結構すばらしい見せ方をしております。まだ開館する前の段階から、学校中心ですけれども、小学校とか公民館とかでもやっております。こういう機能はまだまだ向こう側にもスペースがあることは僕も存じておりますけれども、こちらの文化力の拠点でも、こういうことで持ってくる機能で展示することもできるし、そういうことも想定しながら機能の強化について考えていきたいと考えています。

○落合委員
 古代東海道を活用した歴史資産展示スペースが400平方メートルと書いてあるのね。本当にここにこんなもの必要なのかなって思うんだけど、せっかくのミュージアムですよ。まだまだスペースはたくさんあるわけだ。ここを活用することが大事だなと思います。

 全部にけちがついちゃう形になるもんで、あとの人たちが多分質問するでしょうからと思っていますけれどもね。「創造・発信」、「学ぶ・人づくり」、「出会い・交わる」、この3つのコンセプトはわかります。本当にわかりますが、また戻りますけれども、具体的な文化力はここで拠点となり得るのか、もう1回聞きたいと思います。

○増田政策推進局長
 ここの東静岡駅南口は御案内のとおり、学術、文化・芸術、スポーツの一大拠点でございます。また、何よりもここの地点は東西交通にすぐれておったわけですが、中部横断自動車道が開通いたしますと、東西軸、南北軸のまさに結節点で要衝となります。まさにいろんな人々を呼び込む。またこれは県内の中心にも位置する場所でございます。
 先ほど地球環境史ミュージアムのこともいろいろおっしゃいましたが、ここにくれば本県のすばらしいものが何でも見られると。また各地へといざなうコンシェルジュ機能なんかも盛り込みまして、ここを私どものすばらしい文化力を発信する拠点として国内外に発信していくにふさわしい場所であると考えております。

○森政策企画部長
 同じことの繰り返しになるかもしれませんけれども、もともとその文化力の話でございます。
 文化力自身がなかなかわかりにくいと思いますけれども、そもそも文化が人に元気をまず与える、それから地域社会を活性化させて魅力ある社会をつくる。これは以前河合文化庁長官が言った言葉で、現在もこれが文化庁の文化力についての1つの定義になってございます。確かにその文言のとおり、端的にまとめられているんじゃないかと思います。
 そういった意味で、その文化自身が地域を活性化させる力になる前提で文化力の拠点を形成してきました。さりとて、その文化とはどういったものかでございますけれども、これは人間社会の中で、その社会の一員として獲得する振る舞いの集合体だと言われています。要はその生活様式です。そういう意味で言うと、我々が持っている静岡独自の魅力がある。それを発露することによって、人々を魅力のあるところで呼び込んでいくのが、冒頭来増田政策推進局長も言っていますけれども、人口減少に対して対応する1つの施策じゃないかと。
 その中でこのエリアを見ますと、構想のときにありましたけれども、この東静岡駅周辺、日本平を含めて大きなところを見ると、文化力の拠点にふさわしいエリアであって、そういった力がもともとあるところじゃないかと。その中で、東静岡駅の南口の県有地についてはその拠点をつくるにふさわしいところで、その拠点の整備については各委員の皆様からコンセプトをいただき、その議員の皆様方の議論の中でこういった機能が出てきたことで、我々とすればそれは非常に有効に文化力の拠点としての力が発露できて、人々に憧れを呼ぶ地域になる前提で進めているところでございます。
 3番委員の御質問にございました、ここにそれだけの意義があるかになりますと、我々としてはそういったことを信じてここを拠点にしているところでございます。もちろん確信を持って仕事を進めているわけでございます。

○落合委員
 ありがとうございます。
 このコンセプトの次に文化力の拠点に導入すべき機能とかいろいろあるわけですけれども、やっぱりいろんな意見が出ていたんですね。出ていたんだけれどもそういうのがほとんど具体化、具現化されていない。ただの拠点になってしまっているように私は思います。
 そういう中で外資系の企業のレンタルオフィスとかビジネスインターン向けの宿泊施設を置く、そういうものまで入れてあるんですよ。駅前です。今言われるように、本当に交流拠点になる場所でございます。今のこの基本計画でつくろうとしている内容が、これで本当ににぎわいの場所になっているんですか。みんなが触れ合って、大勢の方がここに集まる施設と見えますか、内容的に。このコンセプトから考えて。
 例えば、花の都、食の都、お茶の都、そういうコンシェルジュ機能を含む形で交流客を呼び込もうというのはあります。じゃあ実際のところ、何をするのか具体的に見えてないし、ここにはグランシップがあります。グランシップも平成26年度は工事があったから減ったんだけれども、平成10年にオープンしてから利用者も減っていますよね。グランシップをもっとうまく活用できる形の中でにぎわいをつくっていくものが必要じゃないのかなって私は思います。グランシップの関係をまず聞いておきたいと思います。

○増田政策推進局長
 グランシップも利用者数が、一昨年度は工事の関係がありましたので落ちた後、若干減ってはいるかもしれませんが、今それなりに堅調に推移しているものと考えています。またまさに3番委員御指摘の話が第5回の専門家会議でも出たわけでございまして、文化力の拠点とグランシップがもっと一体性を持つことをいろいろ検討すべきであると出ているところでございまして、そちらにつきましても、芝生広場を含めて有効活用する、一体性を高めていく取り組みを検討する会議をまた11月を目途に新たに立ち上げまして、そうした視点からも検討を深めてまいりたいと考えております。

○落合委員
 迎賓機能があります。300平方メートル。海外からのお客さんのための特別応接室とか会議室とかそういう機能を持たせています。ホテルはそれこそ日本平ホテルがあるじゃないですか。あそこに泊まりましたか。床の下まで全部ガラスで、芝生の広場が見えて、その向こうに富士山が朝きれいに見えるんですよ。日本平ホテルがあるのになぜこんなものが必要なんですか教えてください。

○山口地域振興課長
 先ほど3番委員からありましたグランシップとの連携で、例えばコンベンション機能で国際会議とか、国際会議にかかわらずいろんな方が来る催し物をした場合に、まず宿泊施設が静岡市内で稼働率80%を超えてなかなかないこともあります。日本平ホテルは私も行ったことがあるものですから、非常にすばらしいと認識しております。やはりグランシップと一体と考えたときに、この宿泊機能と一緒にこういう迎賓機能もあったほうがいいんじゃないかと今、専門家会議の委員からいただいておるところなものですから、そこについてはそういう必要な側面はあると認識しておりますので、この中の機能に入れさせていただいているところです。

○落合委員
 もう時間がございませんので、結論から言うと、本当に余りにも煮詰まっていない基本構想であったし、基本計画にまだ進む状況じゃないように思います。もっともっと検討していただいて、議論をしっかりして進めていく形でお願いを申し上げて、私の質問を終わります。

○田口委員長
 ここでしばらく休憩とします。
 再開は15時10分とします。

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