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委員会会議録

質問文書

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平成27年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:03/02/2015
会派名:ふじのくに県議団


○四本委員
 よろしくお願いします。分割質問方式で質問いたします。
 まず、委員会説明資料の15ページの富士山における利用者負担制度のところでございます。
 昨年は人も少なかったのか、予想よりはるかに少なかったということで、ことしは大分実施時間を改善してもらえるということです。この時間は非常にいい時間じゃないのかなと、ほぼカバーできるんではないのかなと思っております。
 ただ、その中で昨年も思ったんですけれども、特に富士宮口の徴収場所が非常にわかりにくいところにありました。ことしはその辺がどうなるのか、また同じような場所でやるんだったら、徴収方法をもっと工夫していく必要性があるのではないのかなと思いますけれども、その辺のお考えをお尋ねいたします。

 次に、16ページの4の(2)情報発信についてでございます。
 調査研究のところに新規で須走口の登山道調査と古文書のデータ化等があります。巡礼路の特定は非常に大事なことだと思います。その中で、須走口は今まで調査が行われてないことから新規でやられるということでありますけども、例えば他のところ、私の関係で言いますと大宮・村山口登山道についてもまだまだ解明されてない部分があります。こういったところは今後どういうふうに調査をしていくのか。あるいは御中道も巡礼路の中では大変重要な部分だと思います。山梨県側では調査されていると伺っていますけども、静岡県側は私の知る限り調査されていないと思っております。この辺の見通しといいますか今後の予定をどんなふうにしていくのかお尋ねいたします。とりあえず以上、答弁を求めます。

○小坂富士山世界遺産課長
 昨年夏の利用者負担制度協力金の反省から、平成27年の夏に向けて協力率の向上と公平性の担保というところで、受付体制の充実を図りたいと考えております。
 協力金の受付場所につきましては、どちらの登山道も登山口の入り口近くのわかりやすい場所でやるということが最善でございます。特に富士宮口の5合目につきましては、なかなかスペースがないということで、登山者の安全の確保の上でも昨年と同様レストハウスの屋上での実施が最善ではないかと考えているところでございます。
 そういった中で、協力率向上に向けた工夫として今考えておりますのが、まずマイカー規制との連携強化というところで、富士宮口5合目に上がる前のマイカー規制を実施しております水ヶ塚駐車場での受付体制の強化でございます。昨年は早朝のみ、日にちも週末、お盆の時期だけの実施でございましたけれど、受付時間を延長しまして日数も登山期間全てをカバーするという中で、マイカーを利用する登山者の方については、まずここでしっかりと協力を呼びかけてまいりたいと思っています。
 次に、富士宮口の5合目でございますけれども、こちらも早朝の3時間受付を延長し、12時間体制で対応いたします。
 また、場所の工夫という点では、やはりちょっとわかりにくいというところがどうしても出てきてしまいますので、協力金の受付員が受付場所にとどまらず、登山口の入り口や観光バスの駐車場のほうまで出かけていって、幅広く呼びかけを行い、レストハウス屋上でやっていることをわかっていただけるようにPRをしていきたいと思っています。
 今回の受付時間延長と呼びかけ人の配置の工夫で、登山者だけではなく下山者の方からも幅広く御協力いただけるように努め、捕捉率や協力率を高めていきたいと考えております。以上でございます。

○落合世界遺産センター整備課長
 巡礼路の特定の関係でございます。
 当課に昨年の7月から日本史専攻の研究員が1名来たということで、世界遺産センターが開設する前でもできることは前倒しで実施しようということで予算化しております。須走口登山道の調査につきましては、8番委員がおっしゃったとおりまだやっていないということで、やはりまず登山道の調査をやろうと当初予算を組みました。
 そして、大宮・村山口登山道につきましては、過去に富士宮市から1993年と2005年に報告書が出ております。そして埋蔵文化財の関係で静岡県の埋蔵文化財調査研究所でも2009年にやっている。それと今現在も富士宮市がやっているところで、もう少ししましたら平成27年の調査報告書が出ると聞いております。なので、あくまでも全体的な推計は可能だということですけれども、村山口の登山道もちょっと課題があるということですので、順次調査をやっていかなきゃいけないなという意識はございます。
 御中道につきましても、山梨県側はある程度の調査はできているようですけども、それもまだだということです。実際のところ、研究員がそんなにたくさんいないということもあり、ある程度順序立てていくしかないかなということで、本県側もまだまだ巡礼路の特定がされてないところが多いものですから、今後、優先順位をつけて対応していきたいと思っております。以上です。

○四本委員
 どうもありがとうございます。
 富士山保全協力金のところですけれども、水ヶ塚駐車場で徴収体制をとるのは非常にいいことだと思います。ここでほぼ捕捉できちゃうのかなと思いますけれども、観光バスの人たちも大変多いし、徴収小屋にいる徴収員がやっぱりポイントだと思います。昨年、何回か行きましたけど、部屋のブースの中にいて受け付けしていましたから、それじゃあわかんないよと思います。徴収員の教育が大変大きなポイントだと思います。今の御答弁ですと、ことしはそういったところもしっかりとやってくれるということであります。協力したかったけれども、結果的に協力できなかったよというような声も聞きました。あえてそれを避けているなんていう人は余りいないと思います。せっかくの善意の機会を結果的に失わせてしまうというのもよくないことですから、ぜひその辺の工夫にさらに力を入れていただけたらと思います。

 巡礼路の特定でございますけども、優先順位をつけることも理解いたします。ただ村山口登山道に関しては、村山古道ということでここを宣伝して登っている人たちも結構います。それが、やはりしっかりとした村山口登山道ということならいいですけど、やっぱり一部わからない部分が結果的に村山登山道と言われている部分もあるんではないのかなと思いますので、しっかりここは調査の優先順位を上げてほしいところだなと思っておりますので、これは要望しておきます。
 あわせて御中道ですけれども、御中道というのは信仰の対象の中で非常に重要な道であります。これが静岡県に至っては全く手がついてないというようなことでありますから、ここもやっぱり優先順位が非常に高い巡礼路だと思いますので、それも強く要望をしておきます。

 続いての質問は、委員会説明資料20ページの観光振興の重点事業の戦略、おもてなし日本一の基盤づくりの中の富士山ナビゲーター設置事業のところでお尋ねいたします。
 これもお尋ねするところによると、昨年同様8時から17時に外国語の対応が2人ということで伺っております。迷ってしまうのは結構夜に多いんです、やっぱり暗くなると道がわかんないというようなことで。私も昨年、何回か外国人が迷っているような現場を見ました。なかなかお恥ずかしいですが、私も英語能力がないからしっかりと説明ができません。夜対応している人たち、静岡県ではなくて市町が依頼をしているナビゲーターの人たちの対応、やっぱり夜が本当に困ってしまうんですよ、夜なんかももう少し対応ができないですかという要望は現場では聞くところではあります。平成27年は通常どおりでやると聞いておりますけども、これももう少し工夫が必要ではないのかなと思いますが、時間延長ですとか、そういった工夫をどのように考えておられるのか、御見解をお尋ねいたします。

 そして、委員会説明資料の24ページの3スポーツイベントの開催支援のところで、第3回富士山女子駅伝ということでございますけれども、昨年の12月末に第2回を行ったと。地元でも非常に盛り上がっているし、みんなの歓迎ムードが、私は当初の想像以上に盛り上がっているのではないのかなと思っております。そんな中で、第3回大会を迎えるに当たってはコースの変更も何てことをちょっと聞いたことがあったんですけども、このコースの一部の見直しが実際どんなふうに予定をされているのか、計画があるのか、その辺のことをお尋ねいたします。以上、答弁をお願いいたします。

○掛澤観光政策課長
 富士山ナビゲーター設置事業でございますけども、来年度も富士宮ルート2人、御殿場ルート1人それから須走ルート2人とことし並みということでございますが、土曜日と海の日の前日が非常に多いものですから、今年度、その日は須走口に1人増員をしました。来年度は富士宮ルート、御殿場ルートにも1人ずつ増員をします。
 お尋ねの道迷いの件ですけれども、まだ構想の段階ですがアプリをつくってWiFi等を使って、自分が今どこにいるかということを外国人の方、日本人の方にわかってもらうような仕組みはできないかなと。それから、分岐点でよく道迷いがありますので、WiFiがつながる環境を整えておきましてルートから外れたら警告が出るような仕組みができればということで、まだこれは構想の段階ですけれども、これからじっくり研究、検討してまいりたいと思っております。以上でございます。

○山本スポーツ交流室長
 富士山女子駅伝のコースの変更の検討についてでございます。
 昨年12月に第2回大会を非常に盛り上がって開催しまして、年明けの1月に富士宮市、富士市、陸上関係者、県も入って実行委員会を開催しました。その中で、特に富士宮市の市民の方からは、今富士宮市が1区間もないので、できればもう少しコースを長くしてほしいと。そのほうが非常に盛り上がりますというお話をいただいております。現在、第3回目のことをまずは日程調整も含めて、どういうコースでやろうかと検討しております。今現在のコースが43.4キロと非常に長いので、例えば富士宮市を延ばすと富士市の一部の区間を削ることになります。大会を連続してやるときに、コースを変更するとなるとまず警察の関係者ともう一度交通規制の見直しをしなきゃならない、区間記録の整合性をどういうふうにとったらいいのか。さらに主催者である日本学生陸上競技連合にも競技面としての意見も聞く必要があると思いますので、こういったことをいろいろ考えながら何とか実現できるように、関係者とともに検討していきたいと思っております。以上でございます。

○四本委員
 富士山ナビゲーターのところでございますけども、アプリの検討をしていただくのは非常にいい話だと思います。ことしの夏は難しいかもしれないですが、来年の夏ぐらいにはしっかりとそういったものができれば、外国人ばかりじゃなくいろんな方のためになると思いますので、これはやっぱり力を入れていっていただきたいなと要望いたします。
 それと、やっぱり時間延長ということも、もう少し検討していただきたいなと思いますので、これも要望をいたします。

 富士山女子駅伝ですけども、2回、3回やったらコースの見直しをするというような話は、もともと存在をしているんですか。ちょっとその辺をお尋ねします。

○山本スポーツ交流室長
 昨年末、2回目を行いました。関係者ともども、できればこれから3回目、4回目と継続的に実施し、年末の風物詩となるような大会にしたいと考えております。そういった中で、より華のある大会、より人が集まって、全国テレビ中継とかを見ていただけるように、これからどうやって大会を盛り上げて、もうちょっとレベルの高いものにしていくかが重要です。今のコースが本当にいいものかどうかという議論もありますので、もう少し上のレベルを目指すときに、しかるべき時期に対応したいと関係者との間では話をしているところでございます。

○四本委員
 ありがとうございます。
 この富士山女子駅伝は、やっぱり富士山の近くを走るのが大きな売りだと思います。余り北に行くとちょっと大変かもしれないけど、富士宮市の中でもより富士山に近い、富士山周辺の富士宮市を多く走ってもらうことはやっぱり注目度も違うと思いますので、その辺を要望しておきます。

 最後の質問でありますけども、委員会説明資料29ページの富士山静岡空港の2次交通の改善のところです。
 (4)市町等が行う空港とのアクセス確保等の支援は新規事業ということです。例えば私はずっと思っているんですけど、富士山静岡空港におりてそこから富士登山に行きたいというときに、直通便あるいは直通に近いような便というものが存在していません。たくさんの登山用具を持ってくるから何回も何回も乗りかえるのは大変だと。これはもうごもっともだと思います。やっぱり直通便があるのが一番理想だと思っております。その中で登山期間あるいは登山期間に準じる5合目観光というと半年間ぐらいあるんですね。富士宮駅からは5合目への便が出ています。富士宮駅までつなぐようなものも、そういう使い方がこれからできるのか、その辺をお尋ねいたします。

○神山観光振興課長
 8番委員御指摘のとおり、空港の案内所でもよくそういうお問い合わせをいただいております。もちろん空港から富士山5合目等も想定しながら考えておりまして、地元の市町あるいは事業者ともお話をさせていただき、調整をしてまいりたいと考えております。

○四本委員
 富士山静岡空港におりて富士山に行けないっていうのはつらいですから、そういう部分ではこの新規事業に私も大変注目しているし、期待をしているところでございます。ぜひ、ことしの夏には実現できるように、そんな方向性を要望して質問を終わります。

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