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委員会会議録

質問文書

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平成24年11月内陸フロンティア振興特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:11/28/2012
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 ミカンのオーナー事業、新しい取り組みで、非常にきれいなイメージです。一方で、私は駿河区の長田という地域で育った人間で、かつてはミカン狩りということで、バスで来てミカンを食べて帰っていただくというものが非常に盛んだった時期もあったのですが、今は全くありません。それを考えると、清水の場合はイチゴ狩りというものがあるので、このようなオーナー事業の形がいいのか、あるいは東京からバスに乗ってきていただいて、ミカン狩りみたいな形にするのがいいのか、どうなのかなと思ったので、そのあたりの考えを教えていただきたいです。

 あとは、オーナー事業で来園された方々は、どういうスケジュールで過ごされたのか、教えていただきたいと思います。

○北條貢氏
 ミカン狩りとミカンオーナー事業、その辺も先ほど紹介した協議会の中で多少議論にはなりましたが、直接消費地とか、首都圏の方もそうですが、来ていただいて、端的にイチゴを取るだけとか、ミカンを取るだけという行為よりも、今回は途中から計画したので、収穫体験だけになりましたが、例えばそれ以前から、夏ごろ、摘花という作業がありますけども、摘花に来ていただいたり、その前に草取りに来ていただいたり、そういう経験・体験を積み重ねて、最後に収穫をしていただくほうが、取り組みとしては意義が大きいのではないかということで、オーナー事業を選択して取り組んでいます。

 当日の対応については、今年度は体験が主ですので、JAの本店で受け付けをして、事務局がオーナー園主の方の畑まで案内して、あとは園主に引き継いでいます。ミカンの収穫をして、収穫後にそこで食事をとってゆっくりされている方もいて、現地解散になります。
 いろいろな課題や反省点が出ています。天候に左右されるので、雨が降りそうなときですと、慌てて取るだけ取って帰るというようなことにもなってしまうものですから、ことしの結果を踏まえて、次年度以降、やり方をいろいろ改善していければと考えています。

○前林委員
 親子で農業体験というイメージで考えると、これからかなり人気が出てくる気がします。ただ、ことしの参加者の110組の中に、県外の方がもっと多くてもいいかなという気がしたのですが、今回、どのような広報活動をされたのですか。

○北條貢氏
 広報、県・市、行政が持っている広報媒体――広報誌や、ネット媒体も活用しました。民間、ネットが主ですが、なるべく費用がかからずに使える媒体を使って、種類で言いますと紙面も含めて40媒体ぐらい使って広報しましたが、これも大きな課題の1つで、県内が9割ですが、市内が45%ぐらい、静岡市以外の県内が45%、県外が10%程度です。本当は、県外、特に首都圏あたりから高速交通アクセスを使って呼び込みたいというねらいがあったのですが、そこに知らせる手段をもう少し考えていかないとというところです。お金を出せば可能ですが、収支も考えると、なかなか宣伝だけに費用を投じられないということもあり、今後の課題の1つになっています。

○前林委員
 最後にお聞きしたいのですが、オーナー事業とミカン狩りとを比べると、農家としてはどっちがいいのですか。

○北條貢氏
 農家の収益だけを捉えますと、要は単価設定ですので、オーナー制でも、狩りでも変わらないと思うのですが、オーナー事業の最もいいところは、収穫を任せることになりますので、収穫労力を削減できます。大規模な経営になると、収穫の手間――いま、雇用で10人以上とか集めるのもなかなか大変ですから、オーナー事業が定着していくと、収穫する労力が省けるので、それが最大のメリットかなと考えています。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp