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委員会会議録

質問文書

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平成20年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:10/08/2008
会派名:平成21


○岡本(護)委員
 それでは、できるだけ簡単にしたいと思いますが、まず1つは、天竜浜名湖鉄道について少しお尋ねをしたいと思います。
 これは、前回のときも少し提案をしましたけども、まずこの資料でいきますと、調査の資料の5ページで、天竜浜名湖鉄道の利用に関するアンケートがありまして、これで、やはり一番多いのは、やっぱり便が悪いということですね。だから、もっと本数をふやしてくれればという意見が出ているということだと思います。
 それからもう1つ、特徴的なのは、この天竜浜名湖鉄道を使う沿線の人たちは、地域柄どうしても車に頼る、これが多いということです。それは、そのとおりだと思いますが、しかし、卵とニワトリの理論じゃないけども、便が悪いから車に頼る、また車があるからこの線に乗らないという、どっちが先かわかりませんが、そういう関係にもあるような気がいたします。したがって、ここは、これからの天竜浜名湖鉄道の総合的にその使命を考えれば、なくせないということですから、しかもできるだけその負担を少なくするという話になれば、もろもろの結果が出されてますが、できるだけ利便性を高めて乗ってもらうことを考えるしかないと思います。
 そこで、前回ちょっと申し上げました、現在のいわゆる浜松の赤電――遠州鉄道の西鹿島線が浜松から西鹿島まで行っているわけですね。この線に天竜浜名湖鉄道を乗入れる、こういう案があるわけですね。これは、ダイヤを組んだのは、実は――この間申し上げましたけども――今の赤電のダイヤを組んでいる当時の現役の職員がそういう提案でダイヤを組んでみました。前回とちょっと変わっているのは、この天竜浜名湖鉄道に新しい駅を検討する、新設駅をという話が出てますので、駅が1つできますと、かなりダイヤが組みやすくなると言うんですね。
 それで、今、1本の電車を待つのにもう30分以上はなかなか待てない。30分以内ならば、何とか待ってその電車に乗ろうという気持ちになる。したがって、この天竜浜名湖鉄道はディーゼル車ですが、これをそのまま使ってディーゼルのまま今の赤電の路線に乗り入れることができる、そういうダイヤが組めるということで、細かく専門家がダイヤを組みましたので――きょう、参考までに主幹にはお渡ししましたけども――ぜひこれ一回、検討いただきたいと思います。先ほどのDMVですか、これも含めてもろもろの特徴あるでしょうけども、やっぱりこの天竜浜名湖鉄道に合った方法を、いかにして沿線の皆さん方が利便性を感じるかという方法いろいろあると思いますので、ぜひ検討に加えていただいて、また一度御意見を伺わせていただければと、こんなふうに思っています。

 それから2つ目。モザイカルチャー世界博が浜松でということですが、これに県はお金それから人、もろもろ含めて、どの辺まで関与するのか、率直にお聞かせいただきたいと思います。

 それからもう1つ。3つ目ですが、少子化対策のうちの次世代育成プランの状況が7ページ以降にずっと記されておりまして、それぞれ目標の設定に対してかなり効果が上がっているという資料が8ページから9ページ、10ページとずっと出てます。皆様方の御努力で、これは相当進展をしていると思いますが、結局、進展して目標に近づいている状況の中で、現実に最終目標の最初のこの少子化にどう影響があったのか、どの辺まで歯どめがあったのか、プラスになってたのか、その成果についてお聞かせをいただきたいと思います。以上、3点です。

○田澤政策推進局長
 天竜浜名湖鉄道への新ダイヤの導入といいますか、利便性の向上についてお答えします。
 プロがつくったダイヤということで、資料をありがとうございました。
 きょう委員会資料としておつけしましたけれども、現在、連携計画の中の大きな柱として鉄道結節駅における利便性の向上、アンケートの結果もありますし、また経営状態からいきますと、まずいろいろな手段を使って利便性を高めていくことが大事だということで、この中に大きな柱として取り上げております。
 ただ実際に対応するには、やはり長期で対応する、中長期の観点から対応するものと、それから短期でできることからやるというものと2つあるわけでございます。これについては、連携計画の中にも相互の乗り入れということで取り上げているところでございますので、内部での検討、また連携計画を進めていく中でいろいろな需要の動向等を勘案しながら、研究、検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

○小関総務室長
 モザイカルチャー世界博への県の人、物、金の支援でございます。
 まず人につきましては、開催の主体が浜松市でありますので、人的な支援はございません。
 物につきましては、部長が当初に申し上げましたように、今回、県としてモザイカルチャー出展の仮申込をしたいということで、県も出展をする方向で検討していきたいと考えています。
 次に金でありますが、金につきましては、前回の浜名湖花博のときに、浜松市が基金を出捐してくれました。今度逆の立場で、浜松市から内々そういう要望がありますので、それにつきましては、来年度予算要求の中で内部で検討しまして、支援のほうにつきましては御提案させていただきたいと思います。以上です。

○伊熊企画調整局長
 少子化の関係のしずおか次世代育成プランはどの程度効果があったかということでございます。
 委員もおっしゃっておりました各部局、実を言いますと、厚生部から産業部の就業支援局、あるいは教育委員会と、さまざまな部署にまたがるということで、各部局におきましてそれぞれこの施策を実施していただいているところでございます。
 総体として少子化にどの程度の成果かというものがなかなか計量的に出ないものがありまして、難しい点があります。
 さらには、特に就業関係ですと、景気でかなり指数としてよく振れたり悪く振れたりというのがありまして、なかなかはっきりしていないところがありますが、私どもとしては、少しずつその少子化に対して県全体として取り組んでいただき、各県民の皆さんもそれに向けて意識も高めていただいて、我々がやっております子育て優待カードも店舗数がもう5,000を超えるということで、かなり地域の方々、企業の方々も関心を持っていただけるというような感じがうかがえておりますので、ぜひ、これを進めていきたいということで考えております。以上でございます。

○岡本(護)委員
 最初の天竜浜名湖鉄道のことを今、局長がおっしゃいましたように、ぜひ、いろいろな角度でいろいろなことが出ると思いますので、十分ひとつ検討をいただきたいと思います。ぜひこれをお願いしておきたいと思います。

 それから、最後の少子化対策ですが、それぞれの部局で、その最終の少子化に歯どめをかけるというところに対して、いろいろな施策が打たれているわけですね。これも、その一番のもとをちゃんとしっかり決めてもらって――決まっていると思いますが――それぞれの施策の実績を見ながら、最終どこまでの成果があるか、これからどうするかっていう、そういうまとめといいますか、発表といいますか、そこがないと、1つ1つができたできなかっただけで終わってしまうような気がします。これは、ぜひまとめて、そこは総括と言いますか、それぞれの活動についてのまとめとその成果について、ぜひ報告いただきたい、発表いただきたいとこんなふうに思っています。それは要望しておきたいと思います。
 それで、あと、先ほど8番委員のほうから議論の中で夢っていうのが出ましたので、私もきょうはちょっと蛇足ながらその夢について二、三分ぐらい時間いただいて述べたいと思いますが、物理的な、言ってみれば先ほどのような夢もあるでしょうし、もう1つは精神的なものを含めてあると思うんですね。実は、しばらく前に文教警察委員会で、少しこんな話しました。話が重複するのでちょっと恐縮しますが、まず日本の中で、漫画とかアニメっていうのがかなり一つの文化として世界でも通用するようになりましたね。この漫画の中に有名な手塚治虫さんの鉄腕アトムがあるんですよね。この鉄腕アトムは、実は1952年に手塚治虫さんが漫画として発表したんですね。それで、あの鉄腕アトムの誕生日は2003年4月7日なんですよ。つまり21世紀に生まれるという前提で50数年前にあの漫画を書いたんですね。手塚治虫さんは1952年に20世紀の中に21世紀の漫画を書いたわけですが、あの手塚さんは――実は、もっと前があって、アイザック・アシモフっていう作家がいて、その作家がロボット時代という小説を1800年代に発表しているんですね――この小説から実はヒントを得て、あの鉄腕アトムを書いて大人気を博した。そして、今あの鉄腕アトムと同じように、今度はASIMOが20世紀の最後のみそかにロボットとして歩いたわけですね。という、実際には、漫画の世界が現実になってきているという時代です。
 それで、一番のもとのアイザック・アシモフっていう人の小説によると、21世紀の中ごろ――具体的には2060年ごろに人間とロボットが共生をするっていう、そういうストーリーなんです。実は、それがどんどんどんどん現実になってきているわけですね。もう間もなく介護したり、いろいろな手伝いをそのロボットがするというふうになってきました。そのときに人間とロボットが共生するために約束ごとをしっかり守らなきゃいかんということがあって、ロボットと人間の約束ごとの3つは、1つはまずロボットは人間の言うことを絶対に聞かなきゃいけない、それから2つ目がうそを言ってはいけない、3つ目がロボットは自殺をしてはいけないという、その小説の中でのこういう3つ約束ごとを守れば、2060年以降の共生する社会ができてくる、つまり生活できてくるという、こういう話なんです。
 それで、だんだんだんだん地球が汚れてきて、その時代から――2060年ごろからいろいろな問題があって地球が破滅をするということをいわれているわけですね。それであるときに、人間がそのロボットに対して、「これから将来地球はどうなるんだ」と、こう聞くわけです。そうすると、ロボットは地球が壊れると知っているわけです。地球がもうだめになるということを知っているけども、うそを言っちゃいけない、そういう約束があるから、困っちゃうわけですよね。ロボットは困りに困って、その3つの約束の中の一番軽いと思われる約束を破って自殺をするという、こういう物語。
 要は、2060年ごろに共生するけども、しかし、そのころから地球はどんどんどんどん傷んで、滅びていくというこういう小説なんですね。それも残念ながら、今当たってきているわけです。だから、今、環境問題を含めて地球上みんなが努力をしていると、こういうことなんで、その意味では、大変な夢を与える、しかし、また逆に現実の問題としては、大変な厳しいこともまた起こりつつあると。こういうことですので、夢について大いにこれは物理的なものだけでなくて、精神的な夢を与えられるような、これはまさに教育を含めて、そういったところの一番もとになるでしょうけども、そういう気持ちを持ってこれからものごとにぜひ、物をつくるにしても、教えるにしても、そんな気持ちでこれから当たっていただくように、大変余分なことですが、今日ちょっと最後申し上げて終わりにしたいと思います。(拍手)

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