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委員会会議録

質問文書

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平成22年7月就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中野 弘道 議員
質疑・質問日:07/28/2010
会派名:自民改革会議


○中野委員
 数点お伺いさせていただきます。
 まず、質問の前に、富士山という外国人の認識が、私の知人の富山県にいる方が、外国人が富山県に間違えて、富士山と間違えて富山県に行くというのを、よく聞きます。結局、字がないだけで、富士山と富山が間違えちゃうんですって。だから、ぜひPRの中で、富士山は静岡県の富士山であるので、それをしっかりPRをしていただきたいなという要望をさせていただいてから、質問をさせていただきます。
 まず、富士山静岡空港の就航地の交流ということで、先ほど5番委員から等々ございましたけれども、1年間の利用状況がこれが出てて、その評価もお聞きしたわけですけれども、実際、新聞報道でされていましたけれども、もちろん常任委員会でもあったとは思いますけれども、中部、西部、東部で、やはり私は中部に住んでて、非常に使い勝手がいいんで、やっぱり中部が行うのはもちろんですけれども、その辺の東部、西部の認識というか、今の現状並びにこれから全県民、静岡空港を使って、実際時間がかかるとか、いろいろな問題が、課題があると思いますので、その辺の課題の認識とこれからの方向性をまずお伺いをしたいと思います。
 そしてあと、私も今度中国へ中国調査団として行かせていただきますけれども、非常に使い勝手が悪い、これもよく議論されていることだと思いますけれども、2日つぶれちゃうんですよね。私の地元の焼津の老人会も、使おうとしてもやっぱり5泊6日とかなっちゃって、これはどうしてもそういう予定になっちゃうと。昼出てって結局朝帰ってくるというのがあるんで、それは検討していくとはお聞きしていますけれども、今どのような体制になっているのか、お聞きをしたいと思います。
 そして、水産加工物の販路拡大ということで、今度中国のほうへ水産物というのが上海市内のレストラン等で22年の9月から11月ごろということで、品目の中に書かれていますけれども、昨年、国際見本市の出展等々は、この品目を見るとお茶、日本酒、メロン、わさび等々、農業関係が集中的になされているんですけれども、これからの水産加工物ということでの販路拡大をどう考えているかをお伺いしたいと思います。
 それと、日本らしい文化資源ということで、もちろん富士山というのが一番外国人の方にわかるわけですけれども、静岡県各地に日本らしいその各地の文化的な資源がたくさんありますけれども、そちらのほうをこれから就航地交流の目的の中でどう活用を考えているか、どう取り組んでいくのかをお伺いしたいと思います。
 それと、我々が海外へ行ったとき、一番やっぱり問題は言葉です。先ほど6番委員からも、最初の冒頭のやつでもありましたけれども、言葉がわかる、私たちがハワイへ行ったときも、これだけ日本語が通じるから大丈夫だよというので、安心感で行った覚えがあります。その中で、実際、県で通訳とかそういうことではなくて、実際現場で観光に来た一般の方々の対応、もちろん看板設置等々の御尽力はしていただいているわけですけれども、実際来たときに民間の方たちがどういうふうになっているのか、実際迎えて、字もわからない、言葉もわからないというと、非常に不安になるというのがもちろんわかってることでありますけれども、そんな中で、民間の連携も含めて、どのような形でそういう対応をしているのかを、今の現状でいいから教えていただきたいと思います。
 この観光施策等、産業振興もそうですけれども、各部局にまたがって、今回もたくさんの部局の方たちに集まってこの就航地の交流の推進はどのようにやっていくかということで、この委員会も成り立っているわけですけれども、先ほど10番委員からもございましたけれども、教育委員会の件、これは教育委員会の修学旅行だけではなくて、やはり静岡空港をどう利用していくか、またどのようにPRをするか等々、各部局にまたがっての課題が多いと思います。その辺の各部局にまたがっている施策に関しての体制をどのような形で推進をしているのかを少しお伺いしたいと思います。以上です。お願いします。

○松井空港利用政策課長
 富士山静岡空港におけます東部、中部、西部、県内地域での利用状況、それから利用が薄いところへの対策等についてのお尋ねでございます。
 まず、実態でございますが、実は1月30日から2月28日にかけまして、富士山静岡空港でアンケート調査をいたしました。富士山静岡空港から出かけられる方、およそ5000人の方からお答えをいただいたんですが、その回答でその地域別の割合なんですが、まず県外の方が2.9%おられまして、残りの97.1%のうち、静岡市が30.5%、志太榛原が29.1%、中東遠が14.2%、東部が12.2%、浜松市以西で9.9%、伊豆が1.3%の順でございました。したがいまして、委員御指摘のとおり、中部エリアでほぼ6割の方に使っていただいておりまして、西部、東部がちょっと利用が少ないということでございます。それが実態でございまして、これへの対応でございますが、まず西部方面につきましては、公共交通のアクセスがちょっと不便ではないかという御指摘がございまして、浜松からのバスについては、浜松西インター経由で空港へ来ておったわけですが、7月、8月、9月の3カ月間、浜松から直接静岡空港へ来るバスを今、運行してございます。西インター経由ですと約120分かかっておったものが、この直行バスですと75分ほどで着きますので、45分の短縮になるということで、これを試行運行することによって、西部方面の需要の掘り起こしを図っていきたいと考えてございます。
 あわせて、東部、西部に対して、いわゆる旅行セミナーといったものを開催しまして、就航先の魅力を県民の方々に御紹介するとともに、そこを訪ねる旅行商品のPRもしていきたいと、そんなふうに考えてございます。
 それから、緊急雇用の制度を活用いたしまして、現在、空港のセールスをしていただく方を3名雇っております。金・土・日につきましては空港内で旅行の相談に応じておりますが、それら以外のウィークデーにつきましては、団体、企業へセールスに回っていただいております。こうした方々に特に利用の掘り起こしの必要な西部方面あるいは東部方面へセールス活動をしていただくような、そんなような取り組みをしておるところでございます。以上でございます。

○若梅国際・交流局長
 ダイヤ等、使い勝手の悪い点に対する対応について、お答えします。
 やはり県民の皆様にとっても、使いやすいダイヤの設定などが本当に重要な視点であるというふうには考えております。しかしながら、先ほど来から、教育旅行の関係にしましても、ダイヤの関係ですとか機材の関係ですとか、スケジュール等合わないとか、そういう課題をたくさんいただいております。
 そういう中で、例えば今、韓国からソウル便がアシアナ、大韓と2本来ております。上海からもMUが1便、週4便ですが、1便来ております。これらがいずれも、当地を朝出て、静岡に昼前ぐらいに着いて、午後前後にまたこちらから出かけていくというような、機材振りの関係もありまして、このような便の設定になってございますので、私どもとしましても、少しでも利便性が高くなるように、そのダイヤの変更等についても、各エアラインに対して要請をしているところでございます。
 今後とも、需要拡大に向けた利便性の高い取り組みを続けていくことによって、対応を図っていきたいなというふうに考えております。

○山口マーケティング推進課長
 委員質問のうち、水産加工物の販路拡大についてお答えしたいと思います。
 県ではこれまで、輸出の検疫とか関税に問題がない国への農林水産物の販路拡大を進めてまいりました。具体的には香港、シンガポール、台湾です。空港の開港を受け、20年度ごろから韓国及び中国を進めていったわけでございますが、中国につきましては、昨年度、上海でこちらの資料にもお示ししましたが、上海久光百貨店イベント会場で開かれました日中文化交流ウィーク、こちらのほうのところへ観光PRに合わせて本県の茶、わさび加工品等を出展したものでございます。午前のときにも御案内いたしましたが、中国におきましては、マグロ、カツオ等の加工品については検疫の問題がない、関税も5%ということで、我々は水産加工物についてもそのときからターゲットに考えておりましたが、昨年の久光での出展、また現地バイヤー等の商談の結果を受けまして、本年度は先方から興味が示され、現地の上海市内のレストラン関係者の商談が来ておりまして、県産品を使った食材の提案とかいうことを今、現地の関係者と進めておりまして、またこちらからも上海市内百貨店での県産品のプロモーションを考えているところでございます。
 つきましてこれについては、9月以降、具体的な話を進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。

○渡井観光局長
 空港の利活用拡大と観光誘客の面での文化的資源の活用という点についてでありますけれども、委員のお話のとおりで、県内ではこの静岡市内でも久能山東照宮を始め浅間神社等の伝統文化に基づく施設もございますし、県立美術館あるいはSPACの演技等を含めて、これは観光の要素になるものでして、幅広くありますものですから、誘客の際にはこうした施設も含めた売り込みを行っているところでありますし、またこれは、きょう出席しておりませんけれども、文化学術局のほうでは、今年度、県内の文化的な価値のある景観をまとめるということで、先ほど締め切ったばかりですけれども、県民の皆さんにこうしたものが県内にあるということで提案をいただいて、募集を行っているところでありまして、今後まとまりましたら、こうしたものの利用を考えていきたいと思います。
 また、部局間の連携ということでございますけれども、先ほどの文化資源の活用という意味では、文化観光部ができたというのも、文化は大事な観光資源ということで一元的に行うと、空港の利活用も同じ部内で行っていくということでありますけれども、加えまして、例えば3776の浙江省、上海万博への訪中団につきましても、知事を会長とする庁内のプロジェクト単位を設けて推進しているところでありますし、お手元にお配りしました資料にもありますように、就航先でのプロモーションについては、観光とあるいは産業関係等連携というふうな形で、できるだけきめ細かな推進をということで、現在努めているところでございます。以上でございます。

○池谷観光政策課長
 観光を含めた広い意味での現場での言葉の問題、民間の方がどのように対応しているかということでございますけれども、私どもはやはり観光ということで、やはり観光局の方が上になってとまるということが、まず一番最初に想定されますので、御説明いたしましたように、旅館、宿泊施設について、指さしの会話ブック等々で研修会を行っておりますけれども、あとはやはり買い物をする、食べる、あるいは交通で移動するという中で、交通についてはバス事業者と、多言語での表示をこれから進めていくことを推進していかきゃいけないと思っておりますが、ひとつ、静岡市の観光コンベンション協会が、静岡市のタクシー協会に簡単な指さし会話ボードというものをつくりまして、言葉がわからなくても、料金精算とか多少できるようなものをつくりました。これにつきまして、非常にいいものでございますので、私どもとしても静岡市だけではなくて、県全体に広げようということで、県のタクシー協会のほうに、県でつくりましてそちらを配布したりということはやっております。また、飲食店、買い物についても、やはり外国のお客様がみえると、やはりそれを対応しなきゃいけないというので、個々の個店努力が中心になっているわけですけれども、先ほどの指さしガイドボードにつきましても、静岡市のほうは静岡市の商店に配布したというようなことを聞いておりますので、今後、静岡市以外の地域について、地元の自治会等と協働して、現状を把握しながら必要に応じて協力して、そういうものの整備についても進めていきたいと思っております。
 また、あとはこれも観光に若干関係しますけれども、ボランティアガイドの方々、外国語をわかる方もいらっしゃいます。そういう方のこれからますます活用をしていく等々で、なるべく多くの外国の方が静岡に来て、とまるような形での促進を少しずつでも進めていきたいと思っております。

○中野委員
 ありがとうございました。
 今の御答弁で、やっぱり中部が約6割の方が御利用なさっているということで、出ていく方、インバウンドとアウトバウンドとを考えた場合は、約63万人のうち、約30万人ぐらいは中部の方が来て、今度観光の方というのが中部地区ではなく、観光圏がある伊豆、もちろん富士山目がけて来る方も多いんでしょうけれども、志太榛原地区が空港を核にしての都市づくりを念頭に入れて今行っているわけで、空港があるだけでそのまま行ってしまうというので、もちろん志太榛原の各市町でのいろいろな観光政策ももちろん重要ですけれども、私は中部にいるから思うんですけれども、静岡県全体の繁栄ももちろんですけれども、志太榛原のある土地に、どのような形で観光客を誘客するというのが、非常に今、問題になっていますので、またその辺をぜひ御指導願って、極端なことを言うと、山梨へ行ってしまうというのもありますし、ぜひ静岡県の大きな公費を使っての空港ですので、その利活用をぜひ御指導を願いたいというふうに思います。
 あと1点、すいません。公務員の皆さんの旅費の規程等々が各市町であると思うんですけれども、福岡へ行くのにはもう電車でないとだめだよとかっていうのがあるやに聞いたんですけれども、できれば静岡空港を使って、その規程が今、どうなっているのか、皆さん、ぜひ、もちろん静岡県の職員もそうですけれども、各市町の何かそういう規程で行けないとかっていうのを少し聞いたことがあるので、その辺もわかる範囲で結構ですので、教えていただきたいと思います。

○渡井観光局長
 志太榛原地域への観光誘客への取り組みということでありますけれども、県のほうでは、さまざまな研修会等の機会を通じまして、市町村の観光協会、あるいは観光事業者との話し合いも進めているところでありまして、ちょうど先月には県内4カ所で研修会と合わせて、直接、事業者の皆さんのいろいろな考え方や意見を伺うということで、タウンミーティングを開催したところでありまして、中部につきましても、富士山静岡空港の会議室を借りまして行ったところでありますけれども、地域の旅館、ホテル、あるいは観光施設、もちろん行政、観光協会の方々もみえておられますので、こうした機会をとらえて、また推進に向けて取り組んでまいります。

○松井空港利用政策課長
 富士山静岡空港の利用促進協議会の中で、県内の市町に参加していただいております自治体委員会という組織がございまして、その中で各市町の旅費の規程について調査を実施したことがございます。まことに申しわけございませんが、今、手元にちょっとその資料がないんですが、そうした中で、静岡市さんにつきましては、富士山静岡空港の開港に合わせて、従前、飛行機利用についていろいろ制限があったんですが、空港が利用できるような形で改正をしていただいたと伺っておりますし、浜松市さんにつきましても、最初の調査の段階では、例えば福岡だと1000キロに満たないので基本的には飛行機利用はだめだとか、石川県もだめだとかというような条件があったんですが、その自治体委員会での議論を踏まえて呼びかけをしたところ、所属長の判断で合理的な理由があれば空港利用ができるということで、簡易的な利用しやすい方向に改善していただいたというふうに伺っております。
 それからもう1点、すいません。先ほどの答弁で、緊急雇用で雇い上げております職員について3名と申し上げましたが、すいません、4名で、ローテーションで勤務していただいております。訂正させていただきます。

○赤堀委員長
 先ほど、会話ブックができているということですけれども、もしよければ、この委員の人たちにも配付していただけたらありがたいと思いますけれども、できますか、渡井さん。じゃなくて、だれだったか、池谷さんだ。はい、お願いします。

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