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委員会会議録

質問文書

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平成20年2月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:03/10/2008
会派名:自由民主党県議団


○須藤委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開いたします。
 質疑等を継続いたします。
 では発言願います。

○天野(進)委員
 では数点お尋ねをいたします。
 まず、お尋ねというよりも、きょうここに100日前のイベントが展開されるということが出ております。そして同時に、恐らくきょうが空港開設の1年前の日だろうというふうにも想定できるわけであります。例えば、数字が間違ってもそれはほんの数日のことだと、そういうことで、あえて静岡空港について長い歴史をたずねてみた時に、斉藤滋与史知事の時代の空港問題であります。そして、あの時代には県下各地からさまざまな提案をさせました。そして、多くの地域で自分たちの地に飛行場をということで運動を展開し、そして最後に勝ったのが島田であったわけです。
 当時はバブル経済の真っただ中でした。そう、何でもやれ、何でも来い、そういう時代の中でこの空港問題進んでいきました。ですから、これが初めて予算化をされた時代には、だれひとり反対する者はなく、時代の要求、そういう観点で静岡空港はウェルカムをされたわけであります。しかし、それから間もなくバブルが崩壊をいたしました。そして、崩壊した時に、後に反省をする人間が出てきました。もしかしたら、これは赤字になるんじゃないだろうかという声がだんだん生まれてまいりました。
 しかし、もうその時には手おくれでした。率直に言えば、そう、かっぱえびせん、やめるにやめられない状況にまで来たんですね。そう、選挙の中で私は言ってまいりました。静岡空港について反対する人間がいても、今ここでやめられるか。もうここまで来た以上は、私としても何とかその空港を県民が利用し、そして静岡県の大いなる発展のための礎にすべき、そのことだけは私たちの仕事じゃないだろうかということで言い続けました。
 そして、赤字問題については、知事が絶対赤字にはさせないと言う、その言葉を信じて私たちは赤字はあり得ない。わずか5億2000万円ぐらいの数字でしたか、あのころは。その程度の数字ですから、そう決して大きな数字じゃない。むしろ2兆1000億円の借金を返すほうがはるかに大きいというようなそんなばからしい話をしながら過ごしてまいりました。
そして、いよいよ開港まで1年を迎えるわけです。そして、1年を迎えた時に論議をされるこれまでの議員としてのさまざまな質問の中で、何かやっぱりひとつ割り切れないものが、例えば先ほどあの民間企業、株式会社と言っていますけど、本当に民間企業だろうかと。私の目にはどう考えても親方日の丸の冠をとることはできない、そういう状況にあります。そんなことで、本当に仕事ができるだろうか。そう、空港ができた後、じゃあ、今皆さんが努力をしている例えば他都市との提携、そうしたものは一体だれがやっていくのか。どこまで本庁がやっていかなきゃならないのか。民間企業にそれを任せることができるのか。今のあの企業には私はそんな能力はないだろうと思っております。率直に言って申しわけないけれど。
 例えば、今議論の中で出てきたことで鹿児島の問題がありました。そう、7番議員も鹿児島へ行かれた。そして、鹿児島と静岡との交流協定を結ぼうということでやっていますけども、その中で、鹿児島県知事から非常に好意的な言葉をいただいた。知事が何を言ったって、飛行機会社がやる気にならなきゃだめなんですね、これ。そうじゃありませんか。すべてはそろばんから始まる、そのことをもっと私たちは意識しなきゃいけないじゃないでしょうか。そう、それを鹿児島との協定を全日空か日本航空か、あるいはどういう企業体かわからないけれども、それを企業にお願いすることのほうが一番重要なことじゃないでしょうか。
これまで、エアポートセールスという形でさまざま展開をしてまいりました。大変な金を使ってまいりました。でも、私はそういう点について日本航空だとか、そういう企業にどういう努力をしてるのかというのは残念ながら、余り聞かなかったわけであります。そういう点で一抹の疑問をそこに禁じえないところであります。そのことを含めて、まず御答弁いただければと思っております。

 次に、これは具体的なことをお尋ねしますけれども、100日前のエアポートフェスタ&スカイ・レジャー・ジャパンin静岡というふうに書いてあります。これを見ると、エアポートフェスタとスカイ・レジャーの2つに分かれておりますけれども、簡単に言うとこのエアポートフェスタというのは、これは事務レベルで簡単にできる仕事だなと、これは頭を使わなくてもできる仕事。一方では、スカイ・レジャーのほうは日本航空協会が、これ要するに財団法人――今世間で非難をされるような財団法人のように言って申しわけないんですけれども、ここもやっぱりそういう国土交通省とのかかわりの中でこれが生まれてきているとは思うんですけれども――その中で展開しようとしている熱気球体験フライトにしても、小型機、グライダー等飛行実演というふうにありますけれども、こんなものは頭で考えなくても、はっきり言って、私たちでできます。
 例えば、熱気球の大会なんていうのは佐賀県でやっておりますけど、かつて私の兄弟が――私とそっくりの男がおりますけど――これは静岡県の熱気球の会長をやっています。そして、小型飛行機だとかグライダーのような物ならば、三保にはたくさんの飛行機が10機ぐらいいつでも止まっております。しばし、私はその飛行機に乗って大島等へ遊びにも行かせてもらいました。一体このイベントにまずどれだけお金がかかるのか。そのことを教えてください。内訳を教えていただきたいと思います。そして、同時にそれらのイベントを展開するために、どこかのイベント企業に委託をするのか。そのことも含めて教えてください。

 次に、実は静岡空港は先ほど来歴史を申し上げましたけれども、いよいよ完成に至るまでに物すごい時間をかけたというふうに言わざるを得ないでしょう。恐らく、担当する職員も皆さんもそれを思っているんじゃないでしょうか。神戸空港にしてもあるいは愛知の中部国際空港にしても、はるかに後から出てきたように思います。大変な時間がかかりました。もちろん、反対という厳しい壁もあったことは事実です。しかし、この仕事がおくれたために、その結果としてもたらされた人件費というのは決して小さなものじゃない。特に私はきょうここで質問というよりも、役所の方々にあえて申し上げたいんですけど、行政改革ということを言うならば、それは何よりも大事なことは、物事をスムーズに早く解決すること。これまでに恐らく1年間に100億円になんなんとするかかわる職員の人件費がかかったんじゃないかと思っております。今は、大体1人1000万円。そして100人ぐらいいるんですから10億円で、そして十数年、合わせればトータル100億円以上のお金がかかっております。
 これをもし、1年でも2年でも短縮してやれば、相当県費も少なく済んだはずです。行政っていうのはそんなもんじゃないですか、やろうと思えばできる。それは私自身が過去経験したことがたくさんあります。そういう意味では、今ようやく1年前になったなと、つくづく感じはしますけれども、ぜひそういう意味でこれからの静岡空港の姿を期待するときに、それでは完成した後の営業、あらゆる意味での営業はどこがやるんでしょうか。それをお尋ねします。修学旅行だとか、あるいは他の都市との出入りだとか、そういうもの含めてすべてのあらゆる営業という面でどこが担当するのか、お聞かせいただきたい。以上です。

○岩ア空港部長
 路線就航に向けたエアライン等の関係でございますけれども、委員御指摘のとおり、まさしく路線を飛ぶ、飛ばないの最終判断というのはエアラインにあるわけでございます。そういう意味ではそのエアラインの首を縦に振らせる、これがすべてでございます。
 鹿児島便につきまして、先月訪問したときも、鹿児島の方から幾つか御指摘をいただいてきました。路線ができてもしようがないんだと、路線ができてもそれをいかに埋められるか、これが重要だと。そういう御指摘からすると、まさしく神戸空港が開港したときに、神戸−鹿児島線ができました。いろいろな議論がありましたが、エアラインの首を何とか縦に振っていただきましてできたわけですが、非常に短期間のうちに結局廃止の憂き目になりました。
それはまさしく路線ができても、それに伴う交流、いわゆる実需の部分が伴わなかったということでございます。鹿児島の方々と議論しながらわかったわけでございますけども、エアラインの首を縦に振らせるための手法といったら何かと言うと、結局、産業であり、観光であり、交流のパイプの太さというものを実需として見せていくと。それがやっぱり基本になるんだろうと、そういう考え方から、先月も今後鹿児島との交流を両県でしっかりやっていこうと。それをエアラインのほうに具体的に示しながら、エアラインの首を何とか縦に振らせるというような努力をやりましょうと、そういう方向性について合意ができたんだというふうに認識しております。
 いずれにいたしましても、エアラインの首を縦に振らせるために、さまざまな周辺活動の部分を   
実需という形でエアラインに具体的に示しながら、エアラインの対策というものを今後とも引き続き継続してやりたいというふうに思っております。

 また、空港の供用後の営業といいますか、エアポートセールスの責任の主体ということかと思いますけど、これにつきましては、当然開港後であっても空港の設置管理者としての県、これが責任をもってエアポートセールスを当然今後とも引き継いでいくべきだというふうに考えておりますが、一方では行政が主体となるだけでは、エアラインに対してのインパクトというものもそれだけでは不十分だということかと思います。
 そういう意味では、開港前の現在も経済界の皆様方、それから県民の一人一人の皆様方が県と一丸となって取り組んでいきましょうということで、いろいろ活動させていただいておりますけれども、開港後もさらにその取り組みの強化をすることによりまして、エアポートセールスに積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。

○松永総務室長
 イベントのうち、エアポートフェスタ&スカイ・レジャー・ジャパンin静岡の概要についてでございますが、予算的にはスカイ・レジャー・ジャパンのほうは日本航空協会が1300万円から1500万円の予算、この協会は航空関連の参加団体の会費等から成り立っている財団と伺っております。
 それから、エアポートフェスタ――これはもう静岡県空港部のほうで催すものですが――この予算が2800万円でございます。トータルは4100万円から4300万円程度と思いますけれども、これについてはこの事業を外部に委託できるところは入札で委託したいと考えております。中身としては、例えばブース出展ですとか、ブースの設営ですとか、ステージの設営、それからトイレ等の設置等がこの経費の中に入ります。
 なお、スカイ・レジャー・ジャパンのほうの展示飛行につきましては、これは模範演技でございますので、大変失礼ですが、一般の愛好家が展示飛行をするんではなく、プロの方がやるというような形になりますので、開港前に事故があってはいけませんもんですから団体のプロの方、それから、かなり熟練した方に毎年各地域でやっていただいております。以上でございます。
 どこかの企業に委託するのかという御質問ですが、県の参加しているイベント等を入札方式でできるところに委託する。空のほうにつきましては、プロの飛行機乗りっていうんですかそういう人たち、日本航空協会のほうが対応し、地上のほうは県のほうで対応いたします。

○天野(進)委員
 部長のおっしゃることはよくわかります。で、本当にその事業を進めるのはだれかという、そのことにもっともっと、そこにエネルギーをかけるべきじゃないのかなということを長いこと感じてまいりましたので、あえて私は指摘させてもらいました。
 いずれにしろ来年の今日、開港の感慨を味わってそれで終わりじゃありません。それからが大切でありますので、その場合に、県御当局がその中心的な営業も展開しなきゃならない、そこにいささか疑問を持つのは、なぜそれを民間発想で物事を進められないのかなと。その辺については私は今具体的にどうすべきであるということを申し上げられませんけれども、エネルギーの問題でそんなものを感じます。

 次に、エアポートフェスタの問題。エアポートフェスタが2800万円で、スカイ・レジャー・ジャパンが1300万円とか1500万円と言われたんですけど、恐らく片っぽうはもう毎年やっていることだから、どこをどうすればいいかわかります。それはもう簡単なことですから。一方、エアポートフェスタ。これが2800万円ですかというふうに感ぜざるを得ないんですね、これはブースあるいは地場産業の展示販売場でしょう。それでステージイベントっていうのは有名な歌手かだれかを連れてきて踊らせるのが関の山だというふうに思っておりますけども。それで2800万円というのは、いささか考えられないし、そして2800万円という数字を組むというのは、相当具体性がなきゃ組めないんだろうと私は思っているんですけども、もう一度その点、詳細に説明してください。
 以前、私はこの場で浮田幸吉いう人間のことについて話をしたことがあります。実は、最近あれに食いついてきまして、あるテレビ局から話がきてます。今月何かの番組で出すというふうに言っておりました。そして、さらにそれを大きくもっていきたいということなんですけども。本当はやってくれればありがたいなと思っているんですね。というのは、あの人間は静岡生まれじゃないけれども、安倍川で世界で最初に空を飛んだ男ということになったら、これは片隅に置いておく話題じゃない。この際、静岡空港と一緒にして天に大きく浮上させたらいいかなというふうに思って、この前も申し上げたんですけど、このエアポートフェスタ2800万円とは一体何なのか。ちょっと御説明ください。よろしくお願いします。そして、一体それはいつごろ入札で決定しようとするのか。どこにやらせようとするのか、教えてください。

○松永総務室長
 このイベントの開催は土日の2日間でございまして、1日にいたしますと1400万円、エアポートフェスタにかかるわけでございますが、例えば大井川の河川敷に駐車場を設けて、そこからバスでのピストン輸送になりますと、先ほど言いましたように1日2万人以上ですので、バスの借上料、それからブースの出展料、それから駐車場に臨時の大規模なトイレ施設を設けようと思っておりますけれども、トイレのリース料と、それからブースにつきましてもさまざまな地元の出展、それから、委員おっしゃる静岡県の航空関連の紹介のブースとかですね、そういうのも中にはめ込もうと思っておりますけれども、それから、来た方が喜ぶステージイベント、これは地元の人がそのステージを使って踊ったり、太鼓を披露していただいたり、子供たちのですね、というのを考えましてトータル2800万円と。
 ただ、他空港の事例、能登空港でやったときはもうちょっと予算がかかっておりますけども、他空港の今までの19回の事例も踏まえまして、静岡空港であれば大体2800万円、それから協会のほうが1300万円から1500万円ということで、大体これぐらいの金額で対応できるだろうということで、今回予算要求しておるものでございます。
 エアポートフェスタは過去に2回やっておりまして、1日の行事でございましたが、約七、八百万円からかかっておりますが今回は大規模にやりますので、そういう2800万円という積算でございます。

○赤堀委員
 今、2番議員のお話に関して、エアポートフェスタですけれども、参加してよかったな、心に残る、何かそういうイベントを組んで欲しいなっていう希望でございます。よろしくお願いします。

○須藤委員長
 要望でよろしいですか。

○赤堀委員
 いいです。

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