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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年12月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:12/15/2008
会派名:平成21


○四本委員
 2ページの交渉経緯のところからちょっとお尋ねいたします。
 10月28日に、地権者から7項目の申し入れ書が提出されて、何回か地権者と申し入れ事項の協議を経て、11月18日に謝罪書簡を手渡し、そして21日に知事が臨時記者会見を行ったということでありますけれども、地権者の方の謝罪文書の評価。先ほど形だけというような部分もあったんですけれども、ある部分評価をされるようなところもあるのではないのかなと思いますが、この謝罪の書簡がどのように評価をされているのか。あるいは知事の会見の状況、内容、この辺も地権者の方はどんな評価をしているのか。その評価を受けて、県の皆さんはどんなふうにそれを感じているのか、その辺のことをお聞かせください。

 それと、12月9日に新たに地権者の方から収用委員会に向けての申し入れ書が、また提出されました。今後は――これははっきりわかりませんが――収用委員会をめぐっての交渉になっていくのではないのかなとちょっと想像します。収用委員会は独立した行政委員会ということで交渉相手ではないのかなと思いますけれども、現在空港部の中に窓口があるんだと思います。この間の臨時会でも、空港部の幹部の方が直接交渉に当たっているというような報告がありましたから。
 ただ今後、この窓口というものはこのままでいいのか。やっぱり法律的な要素を加える必要性があるのではないのかなと私は思うんですけれども、今後の交渉の進め方がどんなように変わっていくのか、今までどおりなのか、その辺をお尋ねいたします。

 それと、今3番委員からもありました完全運用の予定ということで、お答えはわかりました。
 逆に、暫定運用の期間、限度、やっぱりある程度の想定をしてさっきの知事答弁というものがあるんだと思うんですよ。そして、ある一定のところで、完全運用に向けたほかの道筋も検討していくというようなことでありますから、この暫定運用の限度はどのぐらいの期間を言うのか。難しいとは思いますけれども、ある程度考えていらっしゃるのではないのかなと私は思うんですが、その辺をお聞かせください。

 それと、公的利活用のスペースのところでお尋ねいたします。
 この中で、9ページには写真が載っています。これは車いすの人がいたり、障害者の方の利用の対策、ユニバーサルデザインとか、いろいろあるんでしょうけれども、何か代表的な取り組みがあるのか。
 あるいは、ここでのいろんな利用の中で、県のいろんなブースというか、何か展示もあると思いますが、ここでの障害者雇用というようなことは想定がされているのかお尋ねいたします。以上です。

○山田空港部理事(空港建設担当)
 地権者からの申し入れに対する謝罪の評価でございますけれども、まず書簡による謝罪については、謝罪の内容について三者協議でいろいろ詰めた結果、あの程度までできたというふうに考えておりまして、本人にしてみれば、まだ不満なところもあろうかと思います。
 それと、そのほかの項目、例えば記者会見とか、共有地権者への謝罪文の送付、そういうものについては、内容はともかくとしてかなりまだ不満は持っている状況です。例えば、やり方が突然だったとか、そんなこともおっしゃっているようでございます。
 そういった、内容でなく手段についていろいろまだ行き違いがあったような状況もございました。

 それと、12月9日の収用委員会への申し入れ書についてでございますけれども、これはうちのほうでとやかく言える問題ではございませんので、私どもの口からは答弁できないということでございます。
 それと、今後の協議の窓口でございますけれども、それは今現在いろいろ検討しているところでございまして、現在は県と地権者と中に入ってくれる仲介人ですかね、その三者でやっているんですけれども、今後についてはもう少しまた別の方法も考えなければいけないというふうに感じているところでございます。

○岩ア空港部長
 暫定運用の期間の想定でございますけれども、現在完全運用を実現すべく地権者の方にお願いをしているところでございますし、また先ほど申し上げましたとおり、協議状況を踏まえまして完全運用に向けて具体的に道筋をお示しすることも必要だと思っております。
 その具体的道筋を検討していく中で、当然完全運用はいつごろめどが立つのかということにつきましても検討していきたいと思っております。

 それから、先ほどの答弁で若干補足をさせていただきます。
 交渉の窓口の件でございますけれども、やはり設置管理者は県でございますので、県が当然主体的にこれまでも取り組んでまいりましたし、今後とも私どもが交渉の窓口としてあり続けるべきだというふうに考えてございます。
 収用委員会と地権者の関係で申し入れがあったというのは承知しておりますけれども、だからといって、収用委員会と地権者の方とのルートで交渉が始まるというふうにも認識はしてございません。
 私どもとしましては、収用委員会がどのような御判断をされるのかも見ながら、引き続き現在取り組んでいる枠組みで誠心誠意協議を続けていきたいというふうに思っております。

○白井経営管理室長
 公的スペースのユニバーサルデザインのお話でございます。
 県では公的利活用スペースに限らず、空港内をだれでも使いやすい空港にしようということで、昨年の7月に富士山静岡空港ユニバーサルデザイン導入研究会というものを設立いたしまして、高齢者の方、障害のある方、女性の方、そのような代表の皆さんにお入りになっていただいて、旅客ターミナルビル内の諸施設について研究してまいりました。
 特に障害のある方等につきましては、多目的トイレをすべて設置するとか、それから車いす利用に配慮したエレベーターとか、カウンターの整備等、空港旅客ターミナルビルの設置管理者であります富士山静岡空港株式会社でも当然ながら対応していただくような内容と、県が整備します公的利活用スペースでも対応すべき内容。さらには、ユニバーサルデザイン先進県ということで静岡県も標榜しておりますので、その点につきまして障害のある方たちの御希望をさらに聞いて、県では運営会社に対して補助金を出してユニバーサル対応の充実を図ったところでございます。
 具体的に申しますと、視覚障害者の方が携帯しますエコーカードという微弱無線装置、これが受信機の近くに行きますと反応していろいろと案内用の音声が流れるということで、このような視聴覚障害の方に配慮したような対応をさらに充実させるということになっております。
 それから、続きまして、県の情報発信スペース内での障害のある方の雇用ということでございます。情報発信スペース内では場内案内等に非常勤の案内の職員を配置する予定でございますけれども、空港内の各所を御案内して回るような業務等もありまして、現在のところ、障害のある方の雇用というものは考えていないということでございます。以上です。

○四本委員
 評価の部分ですけれども、やはり突然にというような、そんな評価もあったということですので、より綿密にコミュニケーションを重ねながら慎重に進めていっていただけたらなと思います。

 それと、窓口の件ですけれども、本当に大変難しい問題。しかし、これを解決しなければ進んでいかないんではないかなと思います。また住民監査請求もなんていうような報道も出ておりますから、これまた複雑になってくるのかなとちょっと思ってしまいますけども、とにかくこれを進めていってもらうことを要望いたします。

 障害者雇用ですけども、ユニバーサルデザン先進県であるからこそ、そういったところに障害を持った方々が、なんらかの形でかかわれる――雇用ということですね――なかなかそう簡単にはいかないとは思いますけども、今後の中で検討していただければなと要望いたしまして終わります。

○豊岡委員長
 ここでしばらく休憩をいたしたいと思います。
 再開は3時15分といたします。

( 休 憩 )

○豊岡委員長
 それでは、休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質問等を継続します。
 それでは、発言を願います。

○岩ア空港部長
 先ほどの3番委員の御質問の答弁の中で、若干補足をさせていただきます。
 例えば仮に暫定運用で開港しました後に完全運用に切りかえるまでどのような期間が必要かという御質問に対しまして、ILSの関係で電波法の関係の手続の問題点を中心に御説明をさせていただいたところでございます。
 ILS施設につきましては、グライドスロープという垂直航行をコントロールする施設につきまして、今回暫定運用では使わないという形になっております。それを再稼働させるために電波法の手続をどのように進めていったらいいのかというのが1つ検討課題になっているということでございまして、具体的に、例えばこれが半年かかるとか、5カ月かかるということは決まっているわけではございません。当然できるだけ速やかにできるよう、いろいろな課題を今検討中ということでございます。
 その上で、物理的な要因といたしましては、完全運用を行うに当たりましては、当然2,200メートルの灯火を撤去しますとともに、灯火が再度動くかどうかということをもう一度チェックをすることが必要になってくるかと思います。
 ただし、いずれにしましても、改めて完成検査申請を行って検査合格をいただくような手続というものは予定しておりませんで、完全運用に向けて速やかに転換できるものと考えております。具体的な手続等につきましては、さらに今後精査させていただきたいと考えてございます。

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